あの日の出来事のほとんどをキャロルは燃やしてしまっています。そのため、あの日なにがあったのか覚えていません。覚えているのは、ボロボロになっていたキャロルがパヴァリア光明結社に保護されたこと。パパの残した書物と共に。そして、覚えていない強敵との戦いで命を落としたキャロルのかけがえのない
「見ろ、エルフナイン。ようやく完成の目処がついた」
パヴァリア光明結社に保護されてから100年近く、こうして研究室に篭りずっとある研究だけを続けてきたキャロル。
「
「まぁお前を作ったときから確信はあったがな」
キャロルはどこかでヒントを得たのか、思い出と魂をコピーする方法を編み出し、体を交換しながら100年もの月日を生きてきました。ボクも最初はキャロルの予備媒体として作られたのですが、研究に行き詰まったキャロルが助手として起動させたのです。そして長年続けていた研究が進展したようです。
「これでようやく『オレ』の目的が達成出来る」
キャロルの喜ぶ顔を見ているとボクも嬉しくなります。
あの日以来、自分のことをオレと呼び出したことには驚きました。本人も何故かわかっていないようですが。
結果として研究は成功。キャロルの中に眠る記憶をコピーさせ、4体のオートスコアラーは起動しました。そしてパヴァリア光明結社を離脱。当然簡単にはいかないと思っていましたが、幹部である3人が何故かボクたちに協力してくれたためあっさりと離脱出来てしまいました。
「これであの日の借りは返した」
「許せなんて言うつもりはないけどね」
「どうせ燃やして覚えていないワケダ。それでも今回だけは見逃すワケダ」
3人の言葉の意味はボクたちにはわかりません。キャロルが燃やした記憶と関係ありそうですが。
「お前たちがなにを企んでいるか知らん。が、オレたちは目的のため行かせてもらう」
「チフォージュ・シャトー完成のために」
世界を識るための装置。そう聞かされたボクたちはチフォージュ・シャトーの制作に全力を尽くしました。パヴァリア光明結社離脱から200年過ぎた頃でしょうか。ボクはキャロルの真の目的に気付いてしまったのです。
「キャロルはどうしてこんなことを……? キャロルの暴走はボクが止めないと」
キャロルが集めた聖遺物の中からダインスレイフの欠片を見つけ、ボクはチフォージュ・シャトーを抜け出しまさした。コレを正しく使え、キャロルの暴走を止めてくれる存在の元へと。
次回最終話
そろそろこの物語も佳境になってきました。三部はF.I.Sでの話になります。そこでヒロインは誰だと読みたいですか?時系列はヒロインで変わる予定
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月読調一択に決まってる
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マリア姉さんに春が訪れてもいいじゃない
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囚われ中の393
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デース
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あえてのフィーネ