最強の相棒として転生した件   作:麒麟@

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エル1号さん評価ありがとうございます


初めての色は黄色!ここから赤にできるように頑張りたいです


10話

 空を飛ぶ人間が1人。いや人間と言っていいのかはわからないが飛翔体がすごいスピードで飛んでいく。

 

 はぁ、イングラシアまで遠い。ヴェルザードも無茶苦茶なところに連れていくしやれやれ。

 

 

《スキル停止を獲得しました。スキル加速を獲得しました》

(ん?なにそれ?)

(ヴェルザード、ヴェルグリンドの因子から獲得した物です)

(んーよくわからん)

 

 

 試しに加速を使ってみると使いきれない。そのまま制御できずにイングラシアの前の草原に落ちた。

 

 

《マスターまだまだですね》

(やかましいわ!これ難しいんだからな)

 

 

 ルウェルが少しむかついたのでしばらく無視することにした。何か言っているがわからないので無視することにした。

 

 そのまま教師寮まで戻り部屋に入るとリムルが部屋にいた。少し疲れた様子をしていて何かあったんだろうかと不安になってくる。

 

 

「シスタ今日はどこに行ってたんだよ」

「急な来客だよ。校長から聞いてるだろ」

「まぁそれはいいんだけど明日アリスからすごい責められるぞ」

「なんで?」

「精霊の住処の話をしていて明日行く予定なんだよ。その準備があったんだけど特にアリスがシスタを気にしてたよ。明日は来るのか?とかなんでいないのか?とかな」

「マジか」

 

 

 そんな話を聞いていると部屋の扉がなる。もうかなり夜も遅いのにこんな時間に誰だと思いドアを開けてみるとクロエとアリスだった。

 

 

「どうしたこんな時間に?」

「ねぇ先生。わたし達明日も大丈夫だよね?」

 

 

 リムルが相手をしているのを聞いて納得した。この子達は不安なのだ。だからこそ毎日毎日を楽しく過ごそうとしている。たとえその結果が上の人間んに対してきつい結果になったとしても。

 

 

「そっか。ちょっと食堂に行こうか」

「シスタ?どうする気だ?」

「ほらアリスもクロエも」

 

 

 4人で食堂に向かう。そしてホットのココアを作る。こういう時に甘いのは落ち着くんだ。

 

 

「リムル明日はいやその前にお前らの分もあるぞ。良太、剣也、ゲイル」

「バレてた!」

 

 

 みんな美味しそうに飲んでくれる。小さい時に召喚されたからこういうのも知らないのかもしれない。可能ならたくさん教えてあげたい。けれど僕とリムルはこいつらを助けたら帰らないといけない。帰りを待ってる奴らがいるんだから。

 

 

「それでシスタ明日は遠征だからな」

「はいはい。みんなもその用意でな」

「今日はシスタがいなかったんじゃない」

「そうだよ!それなのにえらっそうに」

「あれ?これ僕が攻められてる?」

「「「「「「あはははは」」」」」」

 

 

 みんな笑う。こんなのでみんなが幸せになるなら僕はいつでも受け皿になるよ。アリスたちを部屋に送り僕は最後に外に出て新しいスキルの実験だ。なにがあるかわからないから試しておいて損はない。

 空を飛び加速を使う。これ使えるとかなり楽になるはず。結局何度か使ってみたがうまく使えない。そのうちになんだかやばいところにきたみたいだ。

 

 

(ルウェルここどこ?)

《傀儡国ジスターヴです》

(ん?周りからすごい圧を感じるんだけど)

《ここは魔王クレイマンの領地ですから》

 

 

 やばいここから逃げようとすると目の前から小さな狐がやってきた。いや狐と言っていいのかもわからない。僕が知っている狐は尾が一本なのにこの狐九本もある。

 

 

「どこだ!探せ」

「こっちじゃないのか?」

 

 

 よくみてみるとこの狐ところとごろに怪我をしている。慌てて完全回復薬を出してかけようとするとその狐は怒りながら睨んでくる。

 

 

「大丈夫だ。その怪我を治してやる」

「ガルルルル」

「ん?」

 

 

 狐ってこんな泣き声だったかな?そして少し考えたのか落ち着いて目の前で座る。完全回復薬をかけて傷は治る。すると僕に安心したのか頬ずりしてくる。

 

 

「名前をつけてやる。そうだな九本の尾だからクマラだ」

 

 

 すると目の前の狐はどんどん形を変えていき狐の耳がついた人の姿になった。体つきも変わり女の体型だ。

 そこに邪魔をするようにさっき叫んでいた奴らが目の前にやってくる。

 

 

「おいキサマここら辺に尾が九本の狐がやってこなかったか?」

「なんでそれを探している?」

 

 

 後ろに隠れているクマラに手で制しまだ待てという合図を送る。怖がりながらもさっきの仕返しをしたいみたいだ。

 

 

「キサマには関係ない。いたのかいなかったのか答えろ」

「ならはっきり答えてやる。クマラ!」

「了解でありんす。ありがたき幸せ」

 

 

 するとクマラが目の前に行きそこにいた奴らを蹂躙し始める。その時間はすぐにたち、10人ほどいた奴らは5分ともたないまま全員が死んだ。

 

 

「強すぎない?」

「ありがとうございます。えっと」

「シスタ、シスタテンペストだ。これからは大丈夫そうだな」

 

 

 その場を立ち去ろうとするとクマラが掴んでくる。いや進めないんだけど。

 

 

「わちしも連れて行って下さい」

「う、ん?あれ故郷には帰らないの?」

「故郷にて売り飛ばされた身ゆえ」

「なるほどね。それなら僕たちの国に来るか?」

「いかせていただきやす」

「じゃあ行こうか」

 

 

 クマラを抱き抱えて空を飛ぶ。今回は加速は無しだ。加速をしてもいいんだけどテンペストにうまくつける自信がない。

 そのまましばらく飛んでいくとクマラも景色を見る余裕が出てきたみたいでテンペスト付近になりなんとかテンペストに着く。2人で飛行って難しいと感じた時である。

 

 テンペストはもう夜も遅いため家に向かう。しかし遅いなんてことはなく向かう途中いろんな奴が挨拶してくる。後ろにいるクマラに疑問を感じながらも僕と一緒だからなにも言ってこないんだろう。家につき中に入るとリビングの机にふせてシュナが寝ていた。

 

 部屋に戻り布団をかけて紙に内容を書きクマラには今日はここで寝るようにいう。紙に書いたのはクマラのことだ。まだ帰ってこれないためシュナが面倒を見て欲しいと書きイングラシアに戻る。

 

 結局イングラシアに戻ってからはスキルの練習はしなかった。また朝になりみんなに責められるかもしれないからだ。部屋に戻りルウェルに起こすように言ってから寝る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自由学園の校門前。シスタやリムルをはじめとした7人、そしてランガには緊張が走っている。これから向かうのは精霊の住処だ。

 リムルたちは空を飛ぶ準備をする。けれどリムルはふと思う。自分は跳べるが子どもたちは飛べない。

 

 

「先生僕たち飛べないんですけど」

 

 

 ゲイルがそう質問する。それに同調するかのように他の生徒も無理とかできないという。それにはリムルも同じ意見だ。

 しかしシスタは違う。リムルよりも魔素の扱いにたけ、シスタが使う重力操作においては自分だけにとどまらない。周りの生徒たちを浮かせていく。

 

 

「ビビるなよ。無駄に動かれるとキツいからさ」

 

 

 その言葉に生徒たちは了解して体を委ねる。リムルまで及ぼさなかったのはリムルは空を飛べるからだ。

 

 そのまま飛んでいき、あっという間に7人はウルグレイシア共和国、精霊の住処の前についたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 精霊の住処。聞いていた以上になんか漫画に出てきそうな場所だった。扉を開けて中に入ると暗い。目の前に火の魔法を出して灯りがわりにして進んでいく。それでも子どもたちには恐怖を感じるようで服の裾を掴んできている。

 

 

「進みにくいんだけど」

「なによ!ちょっとぐらい掴ませてくれてもいいじゃいい」

「先生ごめんなさい。僕もちょっと怖くて」

 

 

 アリスに良太がそう言う。怖いのはわかったけどなんで掴んでてそんなにも偉そうなんだろう。ふとそう思うがそれ以上言うとさらに追撃が来そうなのでやめておく。

 進んでいくと広場に出る。なかなか広いがなんだか声が聞こえてきてでかい機械兵が来た。

 

 

「勝てるかな勝てるかな」

「どうするシスタ」

「僕がいくよ。この妖精にも腹立ってるし」

「了解だ。子どもたちは任せておけ」

「ああ」

 

 

 そういい機械兵がパンチを出してくる。でかい図体の割になかなか早い。けどミリムなんかと比べると話にならないスピードなので躱せる。そして手に入れた加速と重力を合わせて使う。するとその機械兵はすぐにブラックホールに飲み込まれていく。

 

 

「うそだ!そんな」

「早く出てこい。隠れてる場所はわかってるから出てこないと燃やすぞ」

「はいでます。でまーす」

 

 

 急いで前に飛んでくる。それは黄色い球が飛んできてそれは妖精の形になる。

 

 

「聞いて慄け。我は偉大なりゅ!」

「あ、かんだ」

「噛んだな」

「それで誰?」

「我は偉大なる十大魔王の1人迷宮妖精のラミリスなり」

 

 

 こうして僕たちの目の前に現れた魔王を名乗る妖精と会うことになったのだ。

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