最強の相棒として転生した件   作:麒麟@

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なんだか途中で書き方がパニックになりました


12話

 空を飛んでテンペストに帰るシスタ。加速を使っているがまだうまくいかない。

 すると身体中から力が抜けてそのまま落下して行った。

 周りを見てみると人一人居ない。

 

 

「あなたに今帰られると厄介なんだよ」

「お前確か今野真矢」

「知ってるんだ。なら自己紹介いらないね。あ、けど一応名乗っておこうかな。西方聖教会の騎士団団長補佐今野真矢。よろしくね。そしてさようなら」

 

 

 目の前に現れたのは長い髪に大きな目、日本人には珍しい青い瞳そしてミリムより大きい胸。

 うん、すっごい美人さんだなぁと思うシスタ。これでこの殺気がなければもっと良かったんだけど。

 

 

「ごめんね、君を殺さなくちゃいけないんだ」

《広範囲結界に閉じ込められました。結界外への空間干渉系の能力は封じられました》

 

 

 ルウェルがそう言ってくる。それ以上にヤバいことが聞き取れた。

 

 

《また広範囲結界に囚われましたので結界内部での能力使用を封じられました。魔素操作系の能力は全て制限を受けます》

 

 

 これはやばい。黒炎で刀を作ることもできない。流石にこの状況で勝てる気はしないが話し合いでなんとかなるかもしれないと思い話を仕掛ける。

 

 

「誰かと勘違いしてるんじゃないでしょうか?」

「あれ?確か魔物の国の主はシスタにリムルと聞いているんだけどなぁ。密告を受けてきたんだけどなぁ」

 

 

 言葉はふざけた口調だが本気でやばい気配だ。これは僕一人じゃ無理だ。ここは逃げるしかない。けれどなかなか逃してくれそうにない。

 

 

「さてそろそろ始めてもいいのかな?」

「できれば始めないで欲しいんだけど」

「それは無理。あなたがシズさんの仇だから」

「待て。僕も日本人だぞ」

「信じられるわけがないよ。それじゃあ始めるね」

 

 

 そこから腰の刀を抜く。それは敵が持っていても綺麗と思える刀だった。しかしいきなり襲ってきた剣撃は綺麗なんかじゃなかった。なんとか直撃はかわせたけど腕が切られる。

 

 

「へぇ、すごいね。かわせるんだ」

「だから話を聞けっての」

 

 

 魔素関係は使えない。そう思っていたのは悪い事で使い慣れている重力は使えた。しかし飛ぶなんてことは無理だった。

 四肢に使うぐらいしかできない。剣撃を受けながら手に加速を使ってパンチの速度を上げる。それでもかすりもしない。

 

 

「へぇ、なかなかやるなぁ。君、けどここで終わりだよ」

「それはどうかな?」

「ふぅん。やせ我慢も結構。切られた手が生えてきてないでしょ。それに傷も回復してない。次終わりにするよ」

 

 

 そういい突っ込んでくる。これはまじでやばい。ここで死んだな。そう思い目を瞑る。

 

 

「あら、この子は殺させませんわよ」

「姉さんまで来てたのね」

 

 

 刀が目の前で止まっている。そして止めた先を見てみるとヴェルザードとヴェルグリンドが来ていた。

 

 

「あら、どちら様かしら?」

「そうね。ヴェルグリンド少しだけ本気を見せるわよ」

「ええそうね」

 

 

 その言葉で二人とも竜形態(ドラゴンモード)になる。

 

 

「なぁ!?竜種ヴェルザード、ヴェルグリンドがなんでここに」

「ふふ、さてどうしてかしら?ここで引くなら殺さないでおいてあげるわ。ただ殺すというならまず私たちが相手よ」

「姉さんのいう通りね。さてどうするのかしら?」

「やれやれこれじゃあ勝てないな。ここは引かせてもらうよ」

 

 

 そういいそこから消えていく。周囲の結界も消え少しずつ魔素を扱える。体も元通りになっていく。

 

 

「なんで二人がここに?」

「ギィに聞いたのよ」

「飛行中にたまたま見えたからよ」

「まぁいいや、ありがとう助かったよ」

「ふふ、またお茶でもしましょう」

「ええ、楽しみにしているわ」

 

 

 そういい二人は飛んでいく。僕も加速を使いテンペストに向けて飛んでいく。なんだか襲われてからというもの胸騒ぎが止まらない。

 テンペスト付近で魔素の流れがおかしくなり落下した。そのまま走ってテンペストに急ぐ。

 

 

「シスタ様!」

「なんだこの騒ぎは」

 

 

 着くとシュナが来てくれる。そして街を見ながら歩いていくと家が壊れていたり道路が壊れていたりしていてなにがあったのかわからない。そして町の中央に着く。

 

 

「人間にやられた。奴らは結界を使ってきてそうじゃなければこんなことには」

「は?」

 

 

 目の前に見たのはたくさんの死んだ仲間たちだった。それは想定外で次に思い浮かんだのはそいつらを皆殺しにすることだけだった。

 

 

「私が大魔法を使用しなければこんなことにならなかったでしょう」

「お前がこれの発端か」

 

 

 その殺気を感じたのかベニマルが間に入り込んでくる。

 

 

「どけ」

「待ってくれ。せめてリムル様が帰ってくるまで」

 

 

 ベニマルの言っていることはわかる。しかし頭で納得できないのも事実。すぐに街を出ていく。とりあえずこいつの処分は後回しでも構わない。しかし人間は殺す。そう決めたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 街は騒然となっている。今までキレたことのないシスタがキレたのだ。誰しもが驚きあるものは驚き、あるものは当然だ思わんばかりだった。シスタが出て行って少しした後にリムルが帰ってくる。

 リムルも同様に怒ってはいるがシスタほどではない。

 

 

「そういえばシスタはどうした?」

「シスタ様なら一人で人間の軍に向かって行かれた」

「な!?ベニマル、ソウエイ、ランガ止めろ!」

 

 

 3人はその命令を受けてすぐに飛び出す。リムルも町の奴らに指示を出しすぐに後を追いかける。今のシスタなら人間を皆殺しにしかねないと思っていた。

 

 そして誰も気付いていなかったのだ。リムルが飛んでいった後に誰にも気づかれないようにこの場を抜け出した者がいることに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リムルは追いかけながら考える。なぜにシスタがあそこまでキレているのか?いや理由はわかる。町のみんなが殺されたからだ。しかしシスタが今までキレたところを見たことがないのだ。

 それにシスタのことを何も知らない。なぜあそこまで悪魔召喚にこだわるのかの理由すら知らないのだ。それに昔からシスタは人間と仲良くするのにそこまで積極的ではなかった。

 けれどエレン達や剣也たちと触れ合うことで少し変わっていたんだと思っている。けれど帰ってきてこんな時間があってはなんともいえないのが現状である。

 

 

《告個体名シスタテンペストがいました》

(了解。大賢者位置を頼む)

 

 

 大賢者からの位置を聞きそこに降りていく。するとシスタは感情を失くしたかのような戦い方をしてベニマルたちを追い詰める。

 ベニマルやソウエイが抑えてランガが遠くから攻撃しているがシスタはあまりに気にしていない感じだ。

 

 

「シスタ待て!」

「なんだ?まだ邪魔するのか?リムル」

「話を聞け。とりあえず街に帰るぞ。人間の処分は後だ」

「ふざけるな!ここで逃したらどうする気だ」

「その話少し待って欲しいです」

 

 

 そう言って出てきたやつはリムルは知らない。しかし隣にいる奴らをリムルは知っている。もちろんシスタも。隣にいたのはエレンたちだ。

 

 

「何しにきたクマラ」

「シスタ様を止めにきやした」

「えっと誰?」

「リムル様、こいつはシスタ様が拾ってきたやつだそうです」

 

 

 シスタは不思議に思う。なぜクマラがここにいるのか。そしてなぜ今この場にエレンたちがいるのか。

 またリムルも一つの疑問が湧いていた。シスタのやつこんな情報をもらっていないと。

 

 

「シスタさん、リムルさん話を聞いて欲しいの。あるのよ死者を蘇生させる方法が」

「わっちがこのものらを連れてきたのもそれを聞いたからでありんす」

「だからシスタ一度街に帰って話を聞こう」

「わかったよ。けど話の内容次第だからな」

 

 

 そこで空間移動を使い目の前まで飛んでいく。魔素が乱れて転移しにくかったがそこは強引にシスタが通す。

 

 街に帰りシスタ、リムル、そしてエレンたちは会議室に戻る。

 

 

「それじゃあ話します」

 

 

 魔法を使い隠れていた耳を出す。その隠れていた耳はエルフのものに近くその場には混乱が溢れた。

 

 そこから話始めるエレン。話の内容はかつて竜種と交わった子どもの話だ。そしてその子どもに託した子竜が殺され、こどもは魔王となった。そして死んだ小竜は混沌竜(カオスドラゴン)となりその魔王に封印された。

 その話での大事なのは魔王になると大事にしていた竜が生き返ったということだ。

 

 シスタはその話を聞き冷静になる。可能性があるかもしれないということに安堵する。

 

 

《リムルとの共同で行うことでかのうせいが3.14から6.28に上がります》

 

 

 ルウェルからの指示を聞きリムルの方を向く。するとリムルも同様に僕の方を向いたのでおそらく同じことを言われたんだろう。

 ひとまずやることは決まった。ミュウランと名乗る魔人の処分だ。

 

 リムルと行き、ついてきたのはベニマルだけだ。

 

 

「さて話してもらおうか」

「私は魔王クレイマンの配下五本指のミュウランです」

「続けろ」

 

 

 この話においてシスタは黙っておく。リムルが話を進めていき話を聞くことになっている。

 

 

「話はわかった。ミュウランあなたには死んでもらう」

「ま、待ってくれリムルの旦那、シスタの旦那も止めてくれよ」

「無駄だヨウム。あれは本気だ」

 

 

 そういいリムルは手のひらを突き出す。その間にグルーシスと名乗る魔人が間に入るがベニマルが止める。

 ヨウムは動かない。ミュウランは覚悟を決めたようにヨウムに口付けをしてこう言う。

 

 

「大好きだったわヨウム。今度は悪い女に騙されないようにね」

「いい覚悟だ」

「さて僕がやるよ。恨みもあるし」

「待ってくれ旦那!俺もあんたに尽くす。なんでもするからミュウランだけは!」

 

 

 ヨウムはそういうがリムルが糸で壁に貼り付ける。そしてリムルは諦めたように後ろに下がりシスタが前に出て手のひらに魔素を集めていく。

 そしてそれを心臓に刺す。するとミュウランは倒れていき、それをシスタが支えた。

 

 

「あれ?わたし今」

「死んだんじゃないかな。3秒ほど」

「なんだシスタ冷静だったのか」

「うるさい。わかってたよ」

「旦那あの、えっと」

 

 

 リムルは糸を外しヨウムを下ろす。グルーシスも攻撃をやめてベニマルは肩を竦める。

 

 

「そんなに慌てるなよ。彼女に笑われるぞ」

「あはは、ヨウムは驚いて仕方ないんじゃないのかな」

 

 

 そしてそこから事情を話す。ミュウランの心臓には盗聴器が仕掛けてあったこと。そしてなぜ助けたのかと聞かれる。

 まぁ当然のことだとシスタとリムルは思った。この街にこれだけの被害を出すことになった張本人の1人なのだから。

 

 

「別に特に意味はなかった。これから考えていることに関してヨウムの協力が不可欠なんだよ」

「そういうこと。それにはあんたの協力があった方がいいってことだよ」

 

 

 そう説明した。そして三人をここにおいていき幹部たちに思念伝達を送る。会議室に集まるようにと。




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