会議室内にテンペストの幹部たちが全員集まる。幹部だけではなく人間のミョルマイルやエレンたちも集まっている。
「それじゃあ結論だけ、僕とリムルは魔王になる」
その言葉を聞いて誰一人反対するものはいない。自分たちの主人が決めたのだ。それを反対するなど持っての他だと思っていたから。
「私は人間は信用できません。魔物です。強いものに従うのは納得できますがあれは完全な不意打ちでした」
「確かにオイラも人間は信用できないっす。けれどヨウムさんたちは同じ釜の飯を食べた仲間だから信用できるっすよ」
「人間だからと言って一括りにするべきではないのではないか?」
他にもいろんなことが飛び交う。リムルはそれを見て安堵する。
「あのなみんな俺は転生者だ」
リムルが一言そういうと全員の顔が引きしまる。
「簡単に言うとこの街を襲った異世界人と同じなんだよ。こっちに転生してシスタと出会いある友達にも会った。寂しかったよ。人間を襲わないってルールも元々が人間だったからだ。お前たちが人間に近い姿に進化したのも多分そのせいだと思う」
会議室は静かになる。リムルが話したことは想像を絶するものだったよ。そして口を開いたのはシスタだった。
「その話に補足するなら僕も転生者だ。リムルとほとんど同じタイミングでこの世界に来てリムルと過ごしてきた。その中で友達にもあったよ。けれど人間を信用するという点ではリムルとは逆の意見だった。けどお前たちやエレン、ヨウム、子どもたちに触れ合っていると信じてもいいかもしれないと思ったんだ。だからこそ向こうで長く過ごしすぎてこっちがこんなことになったんだと思う」
会議室はさらに静かになる。しかし直後
「いえ、悪いのは俺です」
「いや僕がもっとしっかり目を張っていれば」
「いや、わたしも」
「俺も」
会議室は一気に騒がしくなる。それを見てリムルとシスタは止めに入る。
「待て待てそれは俺たちが」
「そうだ。悪かったから」
「違いますわい。ワシらの甘え。リムル様やシスタ様がいつでも助けてくださると思っていたワシら自身の甘えです。違うのか皆のもの!」
ハクロウがそういうとそれに同調するように全員が立つ。
「お前ら嫌じゃないのか。人間が主なんて」
「そうだ。街を傷つけた奴らと同じ存在ってことだぞ」
「??リムル様やシスタ様はそのままっすよね?」
するとシュナとクマラがシスタとリムルを持ち上げる。
「わたくしたちが信じているのはリムル様とシスタ様です。前世がどうだと言われても関係ありません」
「そうでありんす。わっちもシスタ様もリムル様も信じております」
会議はそこで終わった。そこから話したのはこれから人間に対してどう接していくのか、という点だ。リムルが出した結論は触れ合ってから考えるというもので今回はシスタも反対しなかった。
リムルとシスタに連絡が入る。ソウエイからだ。
「街から西にそして南と北に分かれてテントを建てています」
「数はわかるか?」
「南が4万、北が2万です」
「了解だ。ソウエイたちは引き続き監視を頼む」
「御意」
その言葉を聞きシスタは決めた。多い方をやると。それでも気分が紛れるわけじゃないがまだマシだと思うから。
「リムル今回は僕が多い方をやる」
「わかった。ただし生存者はゼロ。そして位の高いやつは残しておいてくれ」
「了解」
「それじゃあ言うぞ」
「あぁ」
広場には戦闘員および魔法を使えるものが全員集まっている。非戦闘員にも今回は役割があるため伝達を出すことにしている。
「まず四ヶ所の布陣だ。東をベニマル。西にハクロウ、ゲルド、ゴブタ、リグルド、北にソウエイたち、南はガビルたちに任せる」
「今回は結界を張る。それにミュウラン、シュナ、そしてみんなの祈りを貸して欲しい」
シスタがそういい街のみんなは全員が納得する。
「クマラお前はついてきてくれ。手は出さないで欲しいが構わないか?」
「もちろんでありんす」
そこからシスタとリムル、そして戦闘員たちは街を出る。それぞれが己に言われたこと、決めたことを実行するために。
眼下に広がる人間たちを見て怒りが湧いてくるシスタ。こいつらが街で暴れてあんなことに。クマラはシスタの怒りを感じているが何も言わない。
「クマラ見ててくれ。最後にもしかしたら頼むかもしれない」
クマラは意味はわからないが了解はする。自分を助けてくれて、頼ってくれているのだ。断る選択肢なんて毛頭ないのである。
シスタもどうやって殺そうか悩んでいた。リムルから聞いた話だとリムルには
ルウェルにできるかどうか聞いたが少し厳しいらしい。見たことのある魔法を改良することならできるらしいが見てないものは聞いただけでは無理という。
森への被害がすごいことになりそうだけどヴェルザードの因子から手に入れた氷結魔法で辺り一帯凍らせる。ヴェルグリンドから手に入った火の方を使ってもいいけど流石にそっちは燃えすぎるからやめだ。
シスタは下に降りて刀を抜く。二本ともなかったからこれはクロベエから借りたものだ。片方には炎をもう片方には氷を纏わせる。そのまま右左といる人間を次々に切っていく。昔なら何かしら躊躇ったかもしれないけど今はなんの躊躇いもない。
「ヒィィィ」
「何者だ!?」
「おい、大人しく殺されていろ」
「殺されろと言って殺される奴がどこにいる!敵は1人だ。囲んで始末しろ。そして残りは周りの氷を破壊しろ」
隊長らしき奴が答えるが無駄だ。それまでに殺すから重力操作と加速の並列使用。1人では無理だがルウェルにサポートしてもらう。動いていくだけで首を飛ばしていく。
「おい、逃げるな!戦え」
「お前そろそろうるさいよ。死ね」
そういい首を飛ばす。そしてだんだん死体が増えていく。半分を切ったところで降伏するものが増えてくる。しかし許すわけがない。
《ユニークスキル
なんだそれ?正直興味ない。降伏しているものたちを切っていく。そのうちの1人を捕まえて質問をする。
「おい、この部隊の一番偉い奴はどこだ?」
「あ、あの天幕にいらっしゃいます。なにとぞ命だけは」
「ああ、助けてやるよ」
「ありがたく」
「そんなわけないだろ」
そう言い斬る。そこから氷を砕いているやつらも諦め始める。氷を砕いても砕いても先が見えないのだ。その上後ろでは悲鳴や恐怖が飛び交っているから降伏してくる。
《
そんなものはいらない。そう思い次々殺していく。少しずつ人数が減りもうだいぶ死体の山が増えた。
《告。
規定条件が満たされました。これより、個体名リムルテンペストの
世界の声が響く。リムルの方はうまくやったみたいだ。さてこっちもそろそろ終わらせるか。残りの全員を氷と炎で殺し天幕に入る。
すると女とその護衛がいる。
「お前がここの首謀者か?」
「妾はファルムス王国の王妃である。控えて話すが良い」
何言ってるんだこいつ。というかなんでこんなにも偉そうなんだよ。状況を理解してないのか?頭にきたので氷の方で腕を切り落とす。
「ぎゃぁぁぁぁああああ。痛い痛い痛い痛い」
「うるさい。それ以上うるさくするならこれだけじゃ終わらないぞ」
するとすごいスピードでうなずき始める。少しはだまったようだ。
「お前たちは自分が何をしたのかわかっているか?」
「妾はショウゴたちがあんな暴挙に出るとは思っておらんかったのじゃ。そちたちの国にこれほどのものがいるとも思っても見なかった。西方諸国最大級のファルムス王国が国交を結んでもよい」
なんで王族たちはこんなにも偉そうなんだよ。聞いててイライラさせられる。これほどの戦力差を見せられても未だに上からものを言われるのが腹立つ。
《ユニークスキル支配者を使用しますか?》
(使わない。こういう奴らは徹底的に屈服させるまでなんだよ)
《了》
ルウェルが少しショックそうに言ってくる。まぁスキルマニアのルウェルからすれば解析しても使ってみたいということだろう。
「おい、お前」
そこで言葉が途切れる。急激な眠気が来たからだ。おそらくこの世界に来てから最大級の眠気だ。
《告。
規定条件が満たされました。これより、個体名シスタテンペストの
世界の言葉が響く。やばいまだこいつらのことを決めてないのに。
「クマラ!」
「はい」
クマラを呼び寄せる。そして
「最重要任務だ。なんとしてもテンペストに僕を連れ帰ってくれ」
「承知しました。生き残りはどうされなされますか?」
「それはこっちに任せる」
横たわる大体40000ぐらいの死体。これを生贄に呼ぶ。
「出てこい悪魔!役に立て」
上級悪魔召喚を行う。そして出てきたのは三体だけだった。あれだけの死体があってたったの三体とは想定外だけど…
「おい、なぜ貴様がここにいる」
「ふふ、あなたこそ帰りなさい」
「2人とも邪魔だよ」
なんだか言い合いしているが眠気で頭に入ってこない。
「そこにいるやつと生き残りを連れ帰ってこい。クマラ顔つなぎを頼むぞ」
「うけたまわりやした」
「ふふ、これからもお支えしてもよろしいでしょうか?」
「貴様!我もだ」
「あー僕も僕も!」
「御託はいい。まずは役に立て。話はそこからだ」
「ふふ、たやすいことですわ」
そこからは知らない。何が起こったのか、何があったのかなどはシスタの知る由もなかった。
シスタにつけるといい究極能力があったら教えて欲しいです。何個かは考えているんですがいまいちしっくりこなくて
たくさん書いてくださると助かります
できれば能力なんかも書いてくださると助かります