最強の相棒として転生した件   作:麒麟@

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14話

 シスタが消えた後に取り残された悪魔が三体。その三体は原初の悪魔とも言われて本来であれば上級悪魔召喚などで呼び寄せることのできない化け物揃いだ。

 

 

「黄、紫は帰ってよろしくてよ」

「何をいう白め。貴様が帰るといい」

「君たち2人とも帰りなよ」

 

 

 その言い争いを見て隙だと思った王妃は僅かな護衛と抜け出そうとする。しかし三体の悪魔がそんなミスをするわけもない。

 

 

「おや、どこへいくのだ?」

「ここから離れたらわかってるよね?」

「ふふ、ここで喧嘩をしても構わないのだけれど主のいうことを聞きましょう。それでいいかしら?」

「ああ」

「わかったよ」

 

 

 そこから三人は協力する。しかし本来であれば一体でも十分に足りるものを三体もいるのだ。過剰戦力というもの。

 王妃の護衛も頑張って足掻こうとしているが全く歯が立たない。

 

 

「この化け物め!死ね!」

「こんなもので我が倒せるとでも?ある意味屈辱だな」

 

 

 そういい目の前の人間をボコボコにしばいていく。殺してもいいのだがそれは自分の判断でやっていいものとは限らない。これからはあの人にお仕えするのだから。そう思い黄色の悪魔は戦闘を終了する。

 

 同じく紫の悪魔も同様だった。護衛の2人が攻撃するがそれを攻撃とも思っておらず全て片手で防がれる。それを見た護衛は怯えてもう何もできない。

 

 白も同じような状況だったがやり方が違う。2人が突っ込んできたところをかわすそぶりもなく構えそのまま瞬間的に後ろに回り、2人の首に爪を立てる。

 

 

「ふふふ、まだやられるのかしら?」

「まいった」

「命だけは」

「それは主に決めてもらいましょう」

 

 

 そうして戦いとも呼べぬままに6人の捕虜と王妃は連行されていく。しかしその間も三体の悪魔による口喧嘩は収まらなかったが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 テンペストには歓声が上がっている。しかし一部には歓声を上げるものはいない。なぜなら自分たちの主たちから命令を受けていたからだ。

 

 

「もし俺たちが理性のない化物になっていたら戦えるものを指揮してすぐさま処理してくれ」

「頼んだぞ。ベニマル」

 

 

 そう言われて自分はなんて貧乏くじをひかされたと思うベニマル。心の中では主たちが何事もなく目を覚ましてくれるのを待つばかりである。

 

 

「クマラ、ランガ戻るのですね」

「シュナ様」

「シュナ殿」

「グルーシス様2人についていってもらえませんか?」

「俺か?何かあったときのためにゴブタの方がいいんじゃ」

「シュナ殿がいうのだ。間違いあるまい」

 

 

 そういいランガ、クマラ、グルーシスは結界の外に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結界の外にて主たちの命令通りに悪魔たちを待つ三人。先にきたのはリムルが召喚した悪魔だ。そのオーラはただの悪魔が放つには強すぎる。そして少し前に祝福によりランガ、クマラは眠ってしまっている。それにより起きているのはグルーシスただ一人。

 

 

「クフフフ、そう警戒しないでください。後ろの二人は雑用なのでお気になさらず」

「あ、あぁ悪魔のことは聞いているよ。それでそっちのでかいのが担いでる人間は?」

「ああ、この方のおかげで召喚されたので丁寧に扱ってあげたのです」

 

 

 丁寧という言葉を聞きグルーシスは一瞬考えてしまう。その人間はとても丁寧に扱われたものとは思えなかったからだ。体の至るところから血が出て、顔は腫れ上がっている。

 

 

「捕虜なら被膜結界を張っておいてやれよ。今中の魔素濃度は異常だ。人間には毒だ」

「そこまでしたら甘すぎませんか?」

「ふふ、少しよろしいかしら?」

 

 

 その言葉にその場にいた全員が振り向く。そしてグルーシスは全身の悪寒が止まらない。今例えここで全力で戦ったとしても5分も持たないまま殺されてしまうだろうと思う。

 

 

「それであんたは?」

「ふふ、主に召喚された名もない悪魔ですわ」

「そういうことだ。ところでこいつらはどうする?」

「そろそろ邪魔なんだけど」

 

 

 そういい三人は担いでいた人間を投げる。三人が担いできた人間はそれなりの強さを持っているが三人にとってはとるに足らない相手なんだろう。

 それを見てグルーシスは背中に冷たい汗が流れたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《告、魔王への進化(ハーヴェストフェスティバル)が開始されました。身体組成が再構成され、新たな種族へ進化します 》

 

 まず初めに起こったのはリムルの進化であった。そこからリムルの大賢者は及び進化は続いていく

 

 

《確認しました。

 種族:粘性生物(スライム)から魔粘性精神体(デモンスライム)への転生……成功しました。

 全ての身体能力が大幅に上昇しました。

 物質体より精神体への変換が自在に可能になりました。

 固有スキルは『分解吸収,無限再生』です。

 続けて、耐性の再獲得及び、新たな獲得を実行します……

 物理攻撃無効,自然影響無効,状態異常無効

 精神攻撃耐性,聖魔攻撃耐性

 再構築され、以上の耐性を獲得しました。

 尚、常用スキルとして、

『魔力感知』『熱源感知』『音波探知』『超嗅覚』『魔王覇気』

 が備わりました。

 以上で、進化を完了します 》

 

 

 それだけでは終わらず大賢者はさらなる進化を求める。

 

 

《以前より申請を受けていたスキルの進化を行います。

 ユニークスキル「大賢者(エイチアルモノ)」の進化を行います。

 失敗しました。

 再度行います。

 失敗しました。

 再度行います。

 失敗しました》

 

 

 それは永遠に続くかのように思われた進化の試み。しかし

 

 

《変質者を生贄に大賢者の進化を申請。成功しました。ユニークスキル「大賢者」は究極能力(アルティメットスキル)智慧之王(ラファエル)」に進化しました》

 

 

 それはほんの偶然の出来事。しかしこの世における最強のスキルの一つ。それがリムルの手に渡ったことは事実である。そして智慧之王は主の願いを叶えるためにさらに進化を遂げていく。

 

 

《心無者を生贄に暴食者を進化。「暴食之王(ベルゼビュート)」に進化しました》

 

 

 リムルの知らない間に次々と進化が行われていく。それは主の願いを叶えるために。

 そしてそれはリムルだけでは終わらない。系譜の魔物たちにも贈られるのだ。祝福として送られる。

 そしてそれはまた智慧之王によって最適化されていく。

 

 この日真なる魔王が2体もできたことは世界を震撼させることになった。

 

 

 

 

 

 

 そしてリムルの大賢者が智慧之王に進化することを密かに狙っていたものがいたことを誰も知る由がない。




まだまだスキルの案募集してます
次の話で書く予定ですのでお願いします
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