最強の相棒として転生した件   作:麒麟@

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また書き方迷ってました


15話

 リムルに智慧之王が宿ったことを確認した者がいた。そしてその者は二人の間にできている魂の回廊と呼ばれるものから智慧之王の因子を強奪したのだ。世界の誰にもバレないように。

 

 

《確認しました。

 種族:粘性生物(スライム)から魔粘性生物(デモンスライム)への転生……成功しました。

 全ての身体能力が大幅に上昇しました。

 物質体より精神体への変換が自在に可能になりました。

 固有スキルは『分解吸収,無限再生』です。

 続けて、耐性の再獲得及び、新たな獲得を実行します……

 物理攻撃無効,自然影響無効,状態異常無効

 精神攻撃耐性,聖魔攻撃耐性

 再構築され、以上の耐性を獲得しました。

 尚、常用スキルとして、

『魔力感知』『熱源感知』『音波探知』『超嗅覚』『魔王覇気』

 が備わりました。

 以上で、進化を完了します 》

 

 

《続いて賢人が智慧之王との統合を開始。神智核(マナス)ルウェルに進化しました。また世界の言葉から隠蔽できるようになりました》

 

《さらにヴェルザード、ヴェルグリンドの因子から究極能力「時間之神(クロノス)」を獲得しました。重力操作に支配者を統合し「重力之王(グラビティノス)」を獲得しました。さらに個体名リムルテンペストとの魂の回廊により「暴食之王(ベルゼビュート)」の因子を獲得。これにより暴食之王ほどとはいかないまでも同じ能力が使えます。また使うことによって同じほどに成長します》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ベニマルたちの目の前で不思議なほどに変化していく主たち。突如ベニマルたちテンペストの住人すべてに急激な眠気が来る。それは誰もが争い用のない眠気。しかし侍大将であり、主の名を受けたベニマルは眠るまいと必死に抵抗する。

 

 

《告、後は任せて眠りなさい》

《もう大丈夫だから》

 

 

 その優しい声にベニマルは安堵を覚え周りの者たち同様に眠ってしまう。

 

 

《暴食者改め暴食之王よ。結界内の魔素をくらい尽くせ。一欠片も残さずに》

 

 

 その姿を見ていたミュウランは驚いている。自分が目指した完成形の魔法が今目の前で使われているのだ。目がどうやっても離せない。

 そして結界が割れた。そこから少しして音も立てずに6体の悪魔が膝まづいている。

 

 

「失礼ながら魔素が少々足りないご様子」

《告、その通りです。生命力を代用し発動します》

 

 

 その言葉を聞き4体の悪魔が慌てる。主の生命力を使わせることになるなんて思いもしなかったからだ。すると

 

 

「この者たちをお使いください。主の役に立つことこそ我らの喜びですので」

 

 

 そういう黒い髪の悪魔は自分の雑用を任せていた二体の悪魔を差し出す。それに納得したのか他の悪魔も何も言わない。

 主に使えたいのは最もだがここで死ぬわけにはいかないというのが三体の悪魔の共通認識だった。

 

 

《規定量の魔素量に達しました。反魂の秘術を行います》

《サポートをします》

 

 

 二人の悪魔を捕食しそして主の代行者。二人は対角になるように構えそして反魂の術を開始する。

 それは想像を絶する演算速度だ。進化前なら3.14という成功率。二人でも6.28だったが進化した今なら……

 

 テンペストの住人は次々と目を覚ましていく。そして幹部クラスが目を覚ますと次々とリムルとシスタの周りに集まる。祈りを捧げているのだ。その中にはシオンの姿もあった。

 

 そして時間が経つにつれて何故だかわからないがテンペストの住人たちは大丈夫という安心感が湧き少しずつ街はお祭りの準備移っていく。シオン、クマラはリムルの家の縁側で二人を抱えながら二人の目覚めを待つ。

 

 

「ここは?」

「お目覚めですかリムル様」

「ふぁーよく寝た」

「シスタ様もお目覚めでありんす」

 

 

 二人ともちゃんと自我を保っている。けれどそんなことよりもっと嬉しいことがあったのだ。

 

 

「リムル様、シスタ様我ら一名の欠落なく復活いたしました!」

 

 

 庭に死んだ奴らが全員が頭を下げてくる。それを見て二人は安心した。そして一人一人挨拶してくる。リムルもシスタもそれを聞きながら自分達が魔王になったのは間違いなんかじゃなかったと思っていた。

 

 

「リムル様、お目覚めになられましたか?」

「ベニマル、あぁもうバッチリだよ」

「合言葉は覚えておられますか? シオンの料理は?」

「ああ」

「私の料理がどうしましたか?」

 

 

 その瞬間リムルの体が震えた。いや震えていないのかもしれないがシスタの目からは確実に震えていた。

 

 

「えっと。確かベニマルくんが決めた合言葉は"シオンの料理はクソまずい"だったかな?」

「ベニマル様、いえ、ベニマル。私はリムル様の直轄なので敬語は不要でしょう。ふふ、遠慮など無用。満腹になるまで食べさせてあげましょう」

 

 

 その言葉を聞きベニマルは震えながらリムルに抱きつきながら震えている。そして結局リムルもベニマルに連れて行かれて行った。

 

 

「わっちたちも外に出ますか?」

「そうだな。どんな感じか見ておきたいし」

 

 

 街に出てみると何故かお祭りムードだ。いやお祭りモードになっていいいかもしれない。何せ自分たちの主が魔王になったのだ。こんな雰囲気になった方が良かったのかも。そんなことを考えながら街を回っていくシスタ。

 所々いい匂いもするしさっきリグルドから聞いた話だと獣王国(ユーラザニア)からの避難民も来るとか。そういえばそっちの件があることをすっかり忘れていた。というか今テンペスト厄介ごとに巻き込まれすぎな気がする。

 まずは西方教会の件、ミリムの件、ファルムス王国の件もあるし大変な気がする。一つ一つ当たっていては僕とリムルだけじゃ人数が足りない。まぁ僕一人で考えても仕方ないから考えないんだけど。

 時間は過ぎていき夜になり、いよいよ宴会の始まりだ。

 

 

「それではテンペスト復活祭(仮)を始める」

 

 

 そこから全員飲んだり食べたりの繰り返しだ。僕はリムルのところにいく。少しだけ話をするためだ。

 

 

「リムル」

「シスタ。どうした?」

「こんな時にあれだけどこれからどうするつもりだ?」

「なんのことだ?」

「これからだよ。テンペストは今問題の山積みだろ。僕とリムルが一つ一つ当たってもとてもじゃないけど間に合いそうにない」

「そうだよなぁ〜」

 

 

 二人して酒を飲みながら考える。酔うことはないんだけどこういう時は酒というのが相場だ。

 

 

「我が君魔王への進化おめでとうございます」

「誰だお前?」

 

 

 するとそう言ってたやつが少し揺らめく。ショックを受けているようだ。

 

 

「我が主。このものは貴方様に召喚された悪魔の一体です」

「ランガ殿!」

「うん、確かそういえば。あぁ、そっか長々と引き留め悪かったね。もう帰っていいよ」

 

 

 そういうと悪魔は泣きそうだ。少しだけ助けてやろう。

 

 

「おいリムル。こいつ泣きそうだぞ」

「あれ? 報酬が足りなかった?」

「いえ、そうではありません。先立って申していた通り配下の末席にでも加えていたいただければ」

 

 

 リムルのやつなんて者を呼び出してるんだ。この悪魔絶対上級悪魔どころじゃないだろ。前にギィのところで見たミザリーぐらいの強さはありそうだ。

 

 

「「「主様」」」

「ん、? 誰だ」

「この者たちもシスタ様が呼んだ悪魔たちでありんす」

「あれ? こんな奴らだったっけ?」

「わたくしたちも配下の末席に加えていただければ」

 

 

 こいつらもミザリーぐらいのインパクトがある。

 

 

「そういうばお前たち名前は?」

「名前など持っておりません」

 

 

 考えているとリムルの話し声が聞こえてくる。

 

 

「お前の名前はディアブロだ」

 

 

 あ、このやろう。悪魔といえばディアブロなのに候補を取られた。それにしても早く決めてやらないと可哀想だな。いつまでも膝ついてるし。

 

 

「それじゃあテスタロッサ、ウルティマ、カレラだ」

「「「はは! ありがとうございます」」」

 

 

 その三人は本当に喜んでいるみたいだ。というか魔素がほとんどないんだけどこれは死にそうだな。それに進化をその場で済ませて三人とも女になった。しかもかなり綺麗な女に。しかも全員服が軍服だ。リムルの方のやつは執事だがこういうのは性格が出るんだろう。それにしてもなんで魔素がかなりギリギリで残ったんだ? 本来なら倒れてもおかしくないと思うけど。

 

 

《人間からの魂の解析をしそれにて補填しました》

(ありゃルウェル。ずっと喋らないから消えたのかと)

《そんなわけがありません。それより手に入れたスキルの説明はどうされますか?》

(また明日にしてくれ。今回は少し楽しみたいから)

《了解しました》

 

 

 それにしてもルウェルのやつなんだか流暢に話すようになったな。まぁその点も踏まえて明日聞くことにしよう。

 

 

「それじゃあお前たち三人は僕の直轄に入ってもらう。これから頼むよ」

「お任せください」

「もちろんだよ」

「我にかかれば容易いことだ」

 

 

 この三人本当に頼りになりそうだ。このことはリムルにも伝えておこう。リムルに伝えると何も言わずに了承してくれた。

 

 

「そうか。その三人でいいのか?」

「構わないよ」

「そうか。それじゃあまた後でな」

「ああ」

 

 

 リムルはそういう。いつもなら隣にいるはずのシュナも今回はいない。けれど後ろに悪魔たちがいていろんなところに回って紹介しているから大変っちゃ大変だ。

 それに僕の進化を見て驚いているやつもいた。まぁ仕方ないといえば仕方ないんだけど。

 何せ身長が少し伸びて、髪の色はさらに白くなっている。何より目が赤よりも赤い色になっている。まぁそこまで怯えられなくて良かったけど。

 その日はいろんなところを周りいろんな意見を聞いた。人間に対しての意見や僕たちに対する意見。魔物は嘘をつけないらしいからみんな真実を語ってくれる。

 人間に関しては多種多様な意見があったが僕とリムルが異世界人という話でも誰一人としても構わないという意見だった。これを聞いて嬉しくなった。

 前世では誰一人として信用できなかったけどこの街の奴らは信用していいと思っている。いや、信用している。そう思える奴らばっかりだ。

 

 

「どうかしましたか? シスタ様」

「テスタロッサ。いや、信用って嬉しいなってさ」

「ふふ、わたくしにもわかるかもしれませんわ」

「テスタロッサも信用してるからね。もちろんウルティマもカレラも」

「お任せを」

「はーい」

「無論だ」

 

 

 そう言い街をさらに回っていく。そろそろ全体に挨拶も終わり家に帰る。

 そういえばテスタロッサ達にはまだ家もないしどうしよう。クマラは空き家を使ってもらっている。まぁ実際寝た頃にベッドに潜ってくるからあんまり関係ないんだけど。

 

 

(シスタ少しいいか?)

(リムル、どうした?)

(実は獣王国(ユーラザニア)でのことを聞いてもらおうと思ってな)

(了解。すぐに向かう)

 

「これから会議があるがどうする?」

「もちろん行かせていただきますわ」

「僕もいく!」

「我も行く」

「了解だ。だけどあんまり勝手なことをしないでくれよ」

 

 

 三人は了承していたが何かあったら止めればいいやぐらいの気持ちで三人を連れていく。クマラは家でお休み中だ。何せ体は成長してもまだ子どもなのだ。もう夜も遅いので眠たいんだろうと思い話す場所であるリムルの家につき中に入る。




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後究極能力についてですが今回はまだ出てない分と合わせて後少しだけです。後々のことはまた考えて聞きたいと思ってます
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