リムルの家に入る四人。最後だったらしくすでに空いている席に座る。シスタの隣にリムルが座る形になる。その後ろに三人の悪魔。
「遅くなって悪かった。それじゃあ聞かせてくれ」
「「「まずリムル様、シスタ様魔王への進化おめでとうございます」」」
「ああ、ありがとう」
「それで話してくれるか?」
リムルがそういう。シスタは正直内容は大体予想ついているためあんまり聞かない。
「ここからは黒豹牙フォビオが話させていただく」
そこからフォビオは話していく。その内容ミリムが
「それにしてもよくミリムの攻撃を喰らってよく無事だったな」
「転移先での回復薬感謝します」
「さて、話をまとめるとミリムの宣戦布告から強襲。そして魔王フレイの手助けか」
そこが一番わからない。あのミリムが他人に喧嘩の手助けをさせるとは到底思えないから。それが二人の共通の認識である。何せ二人ともミリムにボコボコにされた記憶があるからだ。
その時にも誰もミリムの方にはつかせてくれなかった。
「らしくねぇといえばフレイがフォビオを見逃したのもらしくねぇ。
「なるほどね、シオン地図を持ってきてくれ」
リムルがそういいシオンは地図を取りに行く。その間ミュウランがやってきて話を進める。そのタイミングでちょうどシオンが戻ってきて地図を開く。
「ええ、その通りです。クレイマンは魔王ミリムに接触をしていました。ここからは私の想像になりますがミリムの想定外の宣戦布告で焦っているように思えました」
「お待ちください!クレイマンのことですか?あのものが獣王国の滅亡を図ったと?」
そこから話は進んでいく。三人でクレイマンのところに行こうとするが勝てるわけもない。とりあえず一度休憩を挟むことにしてシスタとリムル、それに四人の悪魔は出ていく。
「何かお悩みですか?」
「一度にできることの量を超えている。まずはカリオンの件、ミリムのことは心配でもあるし、ファルムス王国の後始末、それに西方教会の件もあるしな」
「では私が一方面持ちましょう。ご命令を」
「シスタ様我らも何かできることは?」
「そうだな。明日の会議で話す。そこに参加するといい」
「「「はは!」」」
そうして終わりかけになると二人のスキルに話が出てくる。
《
(ん?ルウェルさん自慢?)
《違います》
《演算能力の飛躍によりまもなく無限牢獄の解析が終わります。これを解放すれば西方諸国への牽制ができるでしょう》
リムルと顔を見合わせるシスタ。そうかそろそろ2年になるのか。あの暴風竜ヴェルドラに会えるのだ。二人でいろんなことを経験した。そして今やっと会える時が来たのだ。
この時の二人は早く明日にならないか待ち遠しかった。
その日世界は激震した。封印して消滅したはずの暴風竜ヴェルドラの復活が確認されたのだ。
朝起きてシスタとリムルはまず幹部達を全員集める。話があるからだ。
「さて、僕たち二人は名実ともに魔王になることにした」
「もうなってますよね?」
「いやなったはなったんだけどさ他の魔王にまだ言ってないだろ」
「理由を聞いても?」
「喧嘩を売りたい魔王がいるんだよ」
「魔王クレイマン。やつはミリムを使い友好国である獣王国を滅ぼした」
「だから僕たちはクレイマンを叩く。異論のあるやつはいるか?」
全員納得してくれる。そしてリムルはディアブロを連れてどこかへいく。僕も悪魔達に一言言っておこう。さもないとついてきそうだから。
「テスタロッサ、ウルティマ、カレラはクマラに街を案内してもらえ。クマラ頼んだぞ」
「了解でありんす」
三人の悪魔達がついて行ったことを確認してからリムルのところに向かう。一人では解除できないからだ。あの時リムルと僕で捕食したから一人ではできないのだ。
「さてリムル行こっか」
「ああ」
二人で飛んでいきヴェルドラとあった洞窟に向かう。そこにいくとガビルが来た。
「さっきの会議の内容を聞いてたな?」
「は、思念伝達により受け取っていました」
「それなんだけどガビルもこれからは幹部だ。生産部門を任せたい」
「や」
「やったーガビル様昇進だー」
「お前達落ち着け」
「これから洞窟には誰も近づけないように」
「は!」
やれやれこういうところは来た時から変わらないな。リムルと二人して苦笑いをする。そして洞窟の最奥にいき二人でスライムになり並ぶ。
「智慧之王」
「ルウェル」
「「無限牢獄の解除だ!」」
二人がそういうと体の中から何ががでくる。
「クハハハ、クァハハハハハハ。俺様復活!逆らうものは皆殺しだぁー」
懐かしい威圧感だ。今まであったやつでここまでの威圧感を放っているのはギィくらいだと思うシスタ。シスタ自身はヴェルザードやヴェルグリンドは魔素を完全に押さえ込んでいたからそこまでの威圧感はなかった。
またリムルは久しぶりの威圧感だと思っている。ここまでの威圧感を放つ奴と会うのはなかったからだ。
「よう!よく復活したな」
「久しぶり」
「お前達冷たくないか?我に久々に会えたんだぞ」
二人共が思った。やっぱりこのおっさんめんどくさいと。
「それにしても随分と早かったな。もっとかかると思っていたぞ。名付けて魔素を持っていっていただろう。だからかかると思っていたのだ」
「実は僕とリムルは魔王になって能力が進化したんだよ。それで解析が終わったんだ」
「そういうことだな。それで」
「なるほど真なる魔王が二体か。それで」
「驚いていないんだな」
「いやいや我驚いてるよ。それよりお土産はないのか?」
「お土産?」
「例えばシュークリムル」
「あ、そういえば
リムルがそういう。確かにそれは気になると思うシスタ。なにせ系譜の魔物全てに
「おお!我の「
「気づくのおっそ!」
「シスタよ辛辣だぞ」
指をモジモジするヴェルドラ。そんな竜を見て相変わらずだと思う二人。こんな日々が欲しかったのだと感じるシスタ。シスタ自身こっちの世界に来てからは前回のファルムスの件を除き楽しいことばかりだからだ。
リムルもそれは同様であった。こっちに来てからも楽しいことばかりでこんな日々が続けばいいのにと思っていたほどだ。
「さて、そろそろここを出るか。ずっとここで話していてもいいけどな」
「それよりも街ではお前の魔素抑えておいてくれよ。弱い魔物もいるんだ。ヴェルドラの魔素だけで毒になる」
「シスタ、リムルよ。お前達は本当に王になったのだな」
「ああ」
「まぁな」
ヴェルドラはそんなことを言っている。ヴェルドラにとっては二人はかけがえのない友達であり親友である。だからこそ間違ったことを言っていると感じていたら止めるし、自分ができることはする。そして二人が困っていたら全力で助けたいと思っているのだ。
だからこそ王となった二人の意見を聞くことにした。なにせ封印前は暴れすぎたせいで姉達からもよく怒られていたのだ。
もっともヴェルドラは知るよしもなかった。シスタがその二人の姉とすでに出会っていて仲良くなっていることを。
「それで我の体はどうするのだ?」
「それならなんとかなると思う」
リムルがそういい分身体を出す。これにヴェルドラを入れるのだ。するといつまでもこの世界にいれるようになる。
「おお!進化して強化分身になってるな」
「お、わかる」
「クァハハハーいい依代だ。しかしシスタは何もしてくれないのか?我に何かしてくれないのか?」
「はぁしょうがない」
そういいシスタは自分の分身体を出す。そしてリムルの分身体と自身の分身体を捕食しそれを融合させていく。
「これでどうだ?リムルと僕の分身体の融合だけど」
「ほほう、見た目に変化はそれほどないが中の魔素が少し変化しているな。クァハハハハハハー実にいい。良い依代だ。ありがたく頂戴しよう」
そういいヴェルドラが入る。その姿は段々と変わっていき男の姿になる。それはまるでリムルやシスタを男の姿にしたような感じだ。
「クハハハ俺様完全復活!逆らうものは皆殺しだぁ」
「あれそのセリフ?」
「感謝するぞリムル、シスタよ。さすがは我が盟友だ」
ヴェルドラはそういい二人と肩を組む。そして笑っている。
「さて、それじゃあそろそろ魔素を抑える訓練するか」
「クァハハハ簡単なのだ」
そこからヴェルドラは魔素を抑える訓練を始める。これは今まで破壊の限りを尽くしてきていたヴェルドラにとってはなかなか難しいものみたいですぐにとはいかないみたいだ。その間にシスタとリムルは自分のスキルの進化具合を確かめる。
《マスター昨日確認しなかったスキルのことについて話してもいいですか?》
(ああ、忘れてた。頼むよ)
《まず初めにヴェルザードとヴェルグリンドの因子を統合し究極能力「時間之神」を獲得しました。さらに支配者と重力操作を統合し「重力之王」を獲得しました。さらに配下の魔物の系譜からの食物連鎖により究極能力「
(ふむふむ、ルウェルさんややりすぎだね。究極能力4つって何!?多くない!?)
《そんなことはありません。それでスキルの説明はどうされますか?》
(軽くしてくれ。わかりやすくな!)
《まず「時間之神」ですが簡単に言うと停止と加速です。しかし世界そのものを止めることもできますが対象を絞り停止や加速することができます。まだ他にもありますが今はこんなところでしょうか?》
(うん、その感じで頼むよ)
《次に「重力之王」は単純に操れる重力の範囲が広くなりました。かけられる重力も強くなり、念じるだけでブラックホールを作ることもできます。「誓約之王」は空間支配、防御結界、無限牢獄、断熱空間です。最後に「暴風之王」ですが暴風竜召喚、暴風竜解放、暴風系魔法です》
(ふむふむ、ところで暴風竜解放ってなんだ?)
《簡単に言えばヴェルドラが死んでもマスターが生きている限り復活できるということです》
ルウェルさん簡単に説明してくれたのはいいんだけどちょっとバカにされてる感も否めない。まぁ僕がそうしてくれって言ったんだけど……
ここで一つの疑問が浮かんだ。
(あれ?ルウェルは究極能力じゃないの?)
《いいえ、神智格のルウェルです)
(あらそう、よくわかんないや)
もうこれ以上聞いていると頭が痛くなってきそうなのでもうやめておくことにした。目の前のヴェルドラもそろそろできそうだから。
さて、みんなにヴェルドラをなんて紹介しようかな?と悩むことになるリムルと僕であった。
それにしても低評価つける人ほどなんの小説も投稿してないのはなんなんでしょねー!
昔からずっと疑問でした
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