最強の相棒として転生した件   作:麒麟@

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26話

 クマラが連れていかれて数日間の間はシスタとリムルも建設の手伝いだ。

 言い出しっぺがサボるわけにいかないと2人が言い出したのだ。最初は断られたのだがやると言った2人は次々に仕事を終わらせていく。

 スキルとシスタの指示によるものだ。シスタは大まかな作業表を見てすぐに訂正したのだ。それにより大幅な作業の軽減が図れたのだ。

 内容は簡単なもので資材関連は全てシスタが運ぶというものだ。

 転移門を作るのにも魔素がいる。だからこそシスタの出した案は重力制御により資材を持ち一気に転移するものだ。これにより一度に大量の資材を運べ、転移者を作る魔素を節約できるのだ。

 もっともシスタ自身の魔素の消費は少しあるが本人はあまりに気にしない程度のものだったのだ。

 

 

「シスタ様少しお休みください」

「いや構わないけど……」

「我らが気にするのです」

「なら少しだけ休ませてもらおうかな」

 

 

 そういい執務室に戻るとマヤが椅子に座り仕事をしてくれていた。何故そんなことをしているのか気になり聞いてみる。クマラの件はどうなったのかと

 

 

「あーもうちょっとかな。けどびっくりすると思うよ」

「へぇ、マヤがそういうなんてな。ところでなんでこんなところに?」

「あー今は休憩中。それで仕事でもしてたら評価上がるかなーって」

「それって言っていいのか?」

「うん、どうせバレるし」

「はいはいありがと」

「軽いなー。まぁいいけど」

 

 

 シスタは口は悪いし軽いけど誰よりもみんなのことを心配してるのがわかってるマヤだからこそそれ以上は何も言わない。そしてその中に自分自身が入っていることもわかってうれしくなったマヤはどんどん仕事を終わらせていく。

 最も終わりせている仕事はマヤが手をつけても問題のないものばかりだからシスタにとっても何も心配することはなかったのだ。

 

 少しすると執務室に1人のハイオークがやってくる。

 

 

「シスタ様こちらは一段落しましたので後はお任せください」

「けどなぁ」

「ならいいんじゃない。仕事もあるし」

「そうです。シスタ様は仕事をしておいてください」

「わかったよ。それじゃああとは頼むよ」

「は!お任せを」

 

 

 ハイオークはホッとしたように出ていく。実際シスタがいるとそっちにも気を使うということもあるんだろう。

 シスタもそれがわかっていたからそれ以上は何も言わなかったのだ。

 

 

 

「それでこれからどうするの?」

「マヤも特訓を手伝ってくれ」

「それだけの力がありながら特訓するの?」

「それだけの力?」

「だって剣技もこのテンペストで多分一番でしょ。それに究極能力(アルティメットスキル)まで持ってるんだから」

 

 

 マヤに入っていないはずの究極能力(アルティメットスキル)のことまで知っている。人間の世界では基本的にはユニークが最高だと思われていることが多い。人間の中で究極能力(アルティメットスキル)を持っている奴なんて片手で数えるほどしかいないと思うシスタ。

 

 

「お前なんで究極能力(アルティメットスキル)のことを知ってるんだ?」

「あれ?言ってなかったっけ?わたし勇者の卵が宿ってて既に究極能力(アルティメットスキル)に目覚めてるよ」

「は、はぁー??なんだそりゃ!っていうか前の戦いの時究極能力使ってなかっただろ!」

「わたしの究極能力は使いたくないんだよ。勇者の卵って言うけど勇者らしくないしね。究極能力は特に……ね」

 

 

 マヤは俯きそう答える。シスタも空気を感じたのかそれ以上は何も聞かない。少しするといつものマヤに戻ってまた元気になる。

 この件に関しては誰にも言わない方が良さそうだと思うシスタなのであった。また機会があれば教えてもらおうと思ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悪魔三人衆は意味現在進行形で修行中である。マヤに勝てるように。そして主の役に立てるように。

 

 

「まだまだいけますわね」

「うん、まだまだ強くなれるよボクたち」

「我もまだまだいけるぞ」

 

 

 3人はそう言いながら互いに組み手のように戦う。それぞれに得意な魔法や戦い方があり、それらを使って戦うことにより相手の技術ややり方を吸収していくのだ。それでも自分に合う合わないがあるからまだまだ時間がかかると3人は思っていた。

 

 

「よっ!頑張ってるな」

 

 

 現れたのはリムルだった。3人は少し残念な気持ちにもなる。本来であれば見られたくもない光景。しかし主に教えを乞いたいと言う気持ちがあった3人は来た人にショックを受けたのだ。

 

 

「悪いなシスタじゃなくて」

「いえ、そのようなことは思っておりません」

「ボクもそんなことないよ」

「我は不満だな!」

「ははは、それぐらい生意気なぐらいがいいさ。ところでディアブロ入れないのか?」

 

 

 リムルが何気なく放った一言に3人の顔が一気に歪む。

 実は3人とも一度ディアブロに挑んでいるのだ。主に対する生意気な態度を粛清しようとして戦いを挑み結果は惨敗。

 3人で挑んだら結果は違ったのかもしれないが一人一人挑んだのだ。それ以降テスタロッサはともかくウルティマとカレラはなんとなくディアブロに苦手意識を抱いているのだ。

 

 

「ディアブロはなんでもシオン殿から秘書の仕事を教わっているようですわ」

 

 

 テスタロッサがそう答えるリムルは頭を悩ませる。

 ディアブロはリムルが思う中でもテンペストで1、2を争う強さだと思っている。だからこそ自由にさせていたがまさか秘書の仕事を覚えるとは思わなかったのだ。それもシオンから教えてもらうとは想定外だ。

 シュナならまだしもシオンはいろんなところが残念なのだ。

 

 

「リムル様そろそろボクたち始めるから危ないよ?」

「あ、あぁ邪魔したな」

 

 

 ウルティマの言葉を聞きリムルが帰ろうとする。しかし足を止めて振り向きあることを言い放つ。

 

 

「クロベエのところに行って武器を作って貰えばいいんじゃないのか?」

「我らの最大の武器は魔法だぞ?武器だと?」

「何もそっちを極めるとはいってない。ただシスタもシスタのところに来たマヤも魔法と剣を両立させて使ってるぞ」

 

 

 その言葉を言いリムルは帰った。あとはあの悪魔次第だと思い、判断は委ねたのだ。

 そして3人の悪魔は少し考える。けれど答えは決まっていたのだ。主の役に立てるなら武器を作ると言うものだ。

 ウルティマに限って言えばそれを気にシスタに教えてもらえるということを考えていたのだ。

 

 

「あら、ウル何を笑っているのかしら?」

「うぇ!??何もないよ〜」

「何か怪しいな。教えたまえ」

「ええ、教えなさい」

 

 

 ウルティマは2人に迫られる。ここで逃げてもダメだと思い正直に話すことにした。

 

 

「いや、武器作ったらシスタ様が教えてくれるかなーって思って」

 

 

 それは2人に衝撃を与える言葉だった。2人ともその言葉に納得し急いでクロベエのところに向かうのだった。

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