ずいぶん遅くなってしまいました
まおりゅうが配信されてそっちに行っていましたがまたぼちぼち投稿していきたいと思います
投稿してない間にも評価をくださった方本当にありがとうございます
ウルティマが出て行ってからシスタはふと思い出したのだ。ヴェルザードと出かけるのを忘れていたのだ。そう思った瞬間にそれはきたのだ。
(シスタまだかしら?)
(悪い悪い。今から行くよ)
シスタは速攻で転移魔法を使う。聖霊魔法を受けてから何個か使える魔法の種類が増えたがそれ以降は変わらないらしい。これはルウェルに聞いたものだ。シスタ自身これ以上は増えないだろうと思っていたから納得した。
おそらくだが正しい順番に受けて回復していくのだと思っている。
だからこそギィの剣戟を受けても回復しなかったのだ。
ギィは剣にも魔素をこめている。もちろんあの世界はなしでも硬いのだが魔素を込めるとそれ以上に硬くなる。
なんて考え事をしてると目の前にヴェルザードが飛んできた。ただ前と違うのはドラゴンの状態ではなく人間の姿でこっちに向かってきていたのだ。
「それでどこに行く?」
「とりあえず東の帝国かしら」
「ちょっ!いや待て待て。確か僕が得た情報だと東の帝国とギィは確か」
「ええ、けど今の私には
「いやヴェルザードの方が強いだろ」
「何か言ったかしら?」
「いえ何も!」
シスタはそれ以上はいえなかった。まぁ実際ヴェルザードの方が強いのだがまぁ僕も多分それなりにできるはずだからよっぽどの奴が来ない限り負けないと思う。
そうして東の帝国に着く。少し歩きながら散策している時にさっきの僕の予想は軽く覆されることになったのだ。
東の帝国それはこの世界において最大級の街であり軍事国家なのだ。
それを治めているのは皇帝ルドラ。ここまでなら調べたらすぐにわかる。ただヴェルグリンドの存在や近衛兵士の存在は調べられていない。これはテスタロッサ達が調べてくれたおかげだ。
「ここでなにを?」
「そうね。まずはお茶でもしましょうか。その間にまってる人も来るでしょうから」
そういうヴェルザードに従いシスタはカフェに入る。ここに来る前に前にファルムスから得た星金貨を持ってきているためにお金はいくらでも構わないのだ。
席につきコーヒーとケーキを頼む。東の帝国にもあるとは想定外だったが頼むことにした。
ヴェルザードは紅茶とチョコレートケーキを頼む。
「それで待ち人って?」
「そろそろ来るわよ」
そういうヴェルザードに呼応するように店の扉が開かれる。そこにはチャイナ服で扇子を構えた人物が立っていた。いや人物とは言わないだろうか。ただその見た目に店の男だけならず女までも目を奪われていた。
「あらこんなところで何をしているかしら?姉さん」
「待ってたわよヴェルグリンド。いえ、ここではグリンドの方がいいかしら?」
「!!それよりなんのようなの?シスタまで連れて」
「あなた言っていたものは持ってきたのかしら?」
「ええ、持ってきたわよ。それより」
「そう、なら出してちょうだい」
ヴェルザードの言葉にヴェルグリンドは空間から袋を出す。それに応じてヴェルザードも袋を出す。そしてその袋をシスタの前に押し出す。
「これをあげるわ。本当はあげる人物を探していたのだけれど」
「全く姉さんにも困ったものね。まぁ困っていたのは事実だしシスタなら構わないわ」
「??なにこれ」
シスタは袋の中身を見る。その中身は以前シスタが貰ったことがあるウロコ、そして爪なんかなのだ。それを見たシスタは驚く。あの時も思ったが竜種には基本的に攻撃は効かない。しかし自身で剥がした鱗や爪なんかは多少なり痛みがあるようなのだ。
「こんなに、というかこれなんで僕に?」
「ふふ、シスタ見るたびにいつも違う刀使ってるもの」
「全く姉さんの提案でシスタだから聞いたのよ」
「これで新しい刀を作ってちょうだい。ただ一つだけ条件。これは鍛治職人に打たせるんじゃなくてシスタ自身が打つこと。それが条件よ」
「??それには何か理由があるのか」
「ええ、私たちの鱗や爪は基本的に
「なるほどそういうことか。ただこんなものをもらえるほど僕は何もしてないぞ」
「構わないわ。シスタがいつかわたしや姉さんを助けてくれる気がするもの」
その言葉にシスタは意味不明というふうに首を傾げる。この最強姉妹に何ができるのかと。
「まぁもらうよ。ありがとう。お礼というわけじゃないけど全部僕が持たせてもらうよ」
「そうならお願いするわね」
「ならご随伴に預かろうかしら」
そこから二人は端から端のケーキを頼む。それを見たシスタも苦笑いなのだ。結局二人は全部食べてから店を出ることになった。
僕もスライムの時とは違い腹に限界があるのだ。そこまで食べることはできない。
2つでやめて後はコーヒーを楽しむだけにして店を出たのだった。
そこから二人に付き合い服やらアクセサリーを買うことになった。二人ともの思い人はなかなか振り向いてくれないらしい。
それどころか何も買ってくれないとか。まぁギィはわからなくもない。あの北の最果ての地で暮らしていて買うものなのないのだ。手作りなんかするタイプには見えないし、ギィが街に来たとなれば街は阿鼻叫喚なのだ。
もっともヴェルグリンドの思い人の方はよく知らないためになんともいえない。
「今日はありがとうシスタ。また会いましょう」
「ええまたね。わたしもそろそろ帰るわ」
「ああまたな」
二人とも飛び立つ寸前にシスタに近づきほっぺたにキスして飛び立ったのだ。それを見ていた周りからは黄色い声や妬みが上がったのだがそれ以上に白い顔を赤くするほど恥ずかしかったのがシスタでそこから逃げるように飛んだのだった。
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