宴会から1週間ほどたった日に僕はリムルから呼ばれていた。特に用事もなかったのでいくことにして待ち合わせ場所向かう。
「悪いなシスタ。急に来てもらって」
「構わないよ。それで用事ってなんだよ」
「実はシズさんの未練の話だ」
「それか。確かに今が一番いいタイミングかもな」
「だからだよ。俺はいく。シスタはどうする?
「僕もいくよ。なんだかいかないといけないような気がするんだ」
「了解だ。みんなには伝えてからだけどな」
「わかってる。それからだな」
そこから僕たちは準備を始めて次の日には出発だ。全員には事情をある程度話しながら僕たちは出発をすることにした。
ちなみにシズさんの仮面はリムるのを借りて僕は似たやつに複製しておいた。
ちなみに賢人さんがやってくれたので僕は特に何もしていない。
《否私はマスターのスキルですからマスターの力です》
(なんかやだよな。対等にいきたいから名前つけようか。ルウェルなんてどうだ?)
《!!ありがとうございます。進化してみます》
おお、急に流暢に話すようになった。それに進化ってなんだよ。僕はまだ許可してないのに勝手にやり出した。
《だめでした。進化に必要な養分が足りませんでした》
(??養分?)
《
(それならまだいいや。魔王になんてなろうと思ってないし)
《了解しました》
ランガが恐ろしいスピードで行くからあっという間にイングラシア王国についた。ちなみにギルドカードは前に作ってるからすぐに入れた。
中に入って身分証明はリムルとの間を開けてなるべくバレないようにして中で合流した。それにしても中にはガラス製のものが多くウィンドウショッピングもできるほどだった。正直学園の方をリムルに任せて僕はこっちでいろんなものを見ておきたいがリムルから却下と言われたから僕もギルドに行くことになった。
「
「あ、はい」
リムルは緊張してるからか口調おかしいけどこいつ嫌な感じがする。まだ何かはわからないけど危害を加えようとしているわけじゃなさそうだ。今のところはだけど。けれど嫌な感じある無し関係なくしたらこの人も美人なんだよな。エレンもそうだったけどこの世界基準高すぎない?そう思いついていくと応接室のようなところに通されリムルと僕は待つことに数分
「僕が
「俺はリムルテンペスト」
「僕はシスタテンペストだ」
「俺は食った相手の姿になれるんだよ」
その瞬間目の前の男は一瞬で詰め寄ってきた。そしてリムルが受け止めて僕は刀を首に当てた。
「僕は悪いスライムじゃないよ」
「!!」
「引けよ。このまま首切り落とすぞ」
「シスタ口が悪いぞ。それで俺たちが悪い奴じゃないって信用してくれたか?」
「シズ先生の未練ですか」
「あぁそのためにここまできたんだ」
「そして坂口日向ともう1人あれは誰だ?」
「もしかしてくれた
そうその名前を知りたかったんだ。坂口日向も敵対した目に見えたがもう1人の方はもっとやばかった。あれは昔の僕をみているようだった。周りの全てを敵だと思っている目だ。
話を聞くと昔日向より早くシズさんを越してそのまま出ていったらしい。というか日向といいその真矢というやつといい強い奴多過ぎない?さっき見せた優樹もすごいスピードで寄ってきてたし異世界人と言われる奴はこんなやつばっかりなんだろうか?
「ありがとうございますししょー」
「はっはは!」
何が何だか。人が考え事してる間に話をどんどん進めていくのをやめてくれませんかね。話についていけないと思っていたが周りを見たらなんとなく話がわかった。周りには恐ろしく漫画が積んでありそれをみている優樹が叫んでいるのだから。
そこからの話はトントン拍子で進んでいき僕たち2人は教師をすることになった。
全く厄介な2人がきたな。この件は日向と真矢に伝えておこう。
「ユウキさまこちらのものは?」
「あぁそれは運んでおいて。また後でみるから」
そういうとその女は運んでくれた。とりあえず今打てる手は打っておこう。あの2人は本能がいっている。今すぐにでも消しておけと。
僕は思念伝達で2人に事情を話し僕は思念を切った。
はぁ、部屋を分けてくれたのはいいけど朝起きて普通に行かないといけないんだよな。朝起きれるかが問題なんだよなぁ。教師にしろ、仕事をするにしろ。
《わたしが起こします》
(あ、けんじ、違う違うルウェル頼むわ)
《かしこまりました。マスター》
よし、これで朝の心配はなくなった。跡は現実的な問題なんだよな。余命が短いと知らされている子どもが取る行動は大きく分けて二つ。
一つ目が素直になり、人生を諦めるやつ。こっちはまだ楽だ。楽しみを教えてその間に僕たちが最大限助ける方法を考えたらいい。
もう一つは諦めて無茶苦茶元気になるやつだ。こっちは鼻っ柱へし折っていうことを聞かせるしかない。それでも聞かないなら多少強引な方法に出るけど。
結局眠れず次の日になりリムルと一緒に教室に向かった。
リムルは仮面をしているけど僕はしていない。別の教師が来たらすぐにつけるようにしているがそれ以外はつけない。
シズさんの教え子というからつけなくても何となくわかるだろう。
「おはようござい!!」
入った瞬間に炎が飛んできた。危ないな。しかもこれ元気が有り余ってる方だろ。最悪かもしれないな。
リムルの方を見てみると僕と同様に驚きを隠せていない。
元気すぎるがとりあえず教師と言えば出欠確認だな。もともと名簿には5人だけだったから見たらわかるけどこういうのは形から入らないとな。
「三崎 剣也くんー」
「…………」
「関口 良太くんー」
「………………」
「ゲイル・ギブスンくんー」
「…………」
「アリス・ロンドさんー」
「…………」
「クロエ・オベールさんー」
「…………」
リムルが呼ぶが清々しいぐらいまでの全員無視。リムルは少し頭にきたのかランガを呼び出した。するとビビってしまい恐ろしいスピードで返事を返してくれた。
「おい卑怯だぞ!こんなでっかい犬で脅すなんて」
「我はランガよろしくな小僧」
すっかりビビっちゃってる。さっきまでの威勢はどこに行ったのやら。
「ならテストをしよう」
「テストって何をするんだ?」
「実践だよ。お前らが勝ったら二度と授業も受けなくてもいい。ただ僕たちが勝ったらいうことを聞いてもらうからな」
僕たちは中庭に移動してテストを開始する。割り当てを決めて僕が剣也、クロエ、ゲイルを相手にすることになった。
そしてリムルがアリスと良太を相手することになった。
「よしそれじゃあ時間は10分だ。その間に僕たちに一撃を与えれたら合格ということにしよう」
「へ、シズ先生以外には負けたことないんだ。なめるなよ」
剣也はそういいながら剣に魔力を送り炎を纏わせる。というか何で剣也はこんなにも炎をにこだわるんだろう。これだけ魔素があるなら他の属性でもいいと思うし、事実剣也は他の属性も使えそうな気がする。
剣で切り掛かってくるがハクロウの地獄の訓練のスピードに比べたら避けていく。反撃してもいいけどそれで擦りでもしたら大事だからそのまま避け続けて10分たった。
「そこまで」
良太の声で剣也も攻撃をやめて悔しそうにしている。そうそう悔しがれもっとな。そうしたらもっとお前は強くなれるんだよ。なんてことを考えたりもした。
次はクロエオベールか。何だかこの子には既視感があるんだよな。どこかで会ってるってことになるのかな?こっちの世界じゃなくても向こうの世界って可能性もある。
そして本を掲げる。あの本で殴ってくるのかな。痛みはなくても精神的に泣きそうだ。
「流れる水流よ我が敵を捕らえよ。ウォータージェイル」
そう詠唱すると僕の周りに水の塊ができてその中で刃が回り始めた。なかなかにいい魔法だ。優秀で拘束力もある。
「降参するなら解除するけどしないなら死んじゃうよ」
なんて恐ろしい子。けど僕には通用しない。暴風妖魔王から得たスキルで重力操作がある。
自分の周りの重力を操って水を強制的に落として抜けた。そのまま抜けてもよかったんだけどこっちのほうがインパクトあると思ったからだ。
「え?」
「よくできてる魔法だった。これからも勉強する様に」
泣きそうだったから頭を撫でてやった。すると泣き止んでくれたので助かった。
次の相手はゲイルか。確か一番年上なんだよな。だったら何かしてきそうだな。
「行きます」
「いつでもどうぞ」
すると大きな光の球を放ち飛んでくる。それを僕は刀で打ち返そうとしたがルウェルからそれは無理との警告が来たのでそれを食べた。
「何ですかそれ!ずるい」
「はっはは、大人はズルしてナンボなのだよ。よく覚えておくといい」
そして僕の出番の3人は終わった。後はリムルの番だ。僕は木にもたれかかりみることにした。