三人称で書いてて途中で迷走してしまいました
もう少し書きながら練習します
アンケートに答えてくださった方ありがとうございます
イングラシア王国にある一つのケーキ屋に異様な雰囲気が漂っている。2体の竜種に一体のスライム。周りから見てみるとその光景は3人の美女がただ団欒しているだけに見えるが実際は違う。
スライムの方、シスタテンペストは内心汗が止まっていない。前に美女2人いるだけならよかったと思うほどに。
「それで今日はなにしにきたんですか?ヴェルザードさん、ヴェルグリンドさん」
「ふふ、さんはいらないわ。ヴェルザードで構わないわよ」
「姉さんと同じ意見ね。ヴェルグリンドでいいわ」
「なら、なにしにきたんだ?」
「そうね。そろそろ本題に入りましょうか」
「そういえば姉さんはなにしに来たのよ」
「この子シスタテンペストに興味があるのよ」
「あら、私と同じ理由なのね」
シスタは内心ドキドキしている。この2人の竜種見た目はとんでもないぐらいの美女なのだ。その2人から興味があると言われれば前世で男だったこともあり緊張してしまうのも無理はない。
そんなところでケーキが出てきた。初めてみるものに警戒して手を出さないが目の前でシスタが食べることで2人も食べ始める。すると目を開き食べ始めた。よっぽど美味しかったんだろうとシスタは笑いながらその光景を見る。2人はそんなことを気にもせず、食べ進める。
「よっぽど気に入ったみたいだな」
「ええ、人間もなかなかの物を作ります」
「これはギィも喜びそうね」
「ギィ?」
「ええ、魔王ギィクリムゾンよ。私と同じところで暮らしているわ」
「なるほどね。それじゃあお土産も買って行こうか」
「そうね、と言いたいところだけどあそこに行くまでに固まるわ」
「それなんだけど僕が持って行ったら影響ゼロだよ」
「!!!。どういうことかしら?」
「胃袋に入れる。そしたら変わらない鮮度でいけるから」
「なるほど。それならいけるかもしれないけれどもぐちゃぐちゃになったら意味ないわよ」
「わかってるそこら辺ことは任せて」
その言葉を聞きヴェルザードもヴェルグリンドも驚きの顔を隠せない。
けれどシスタにとってはそんなことは関係なく2人を連れて出て行く。そして帰りにお土産も忘れずに買って行く。
「それで次はどこに行くのかしら?」
「ヴェルグリンドはせっかちだなぁ。とはいえ行くところぐらい言っておくよ。服を買いに行く」
「私たちに服なんて不要だけれど」
「ええ、その通りね」
「2人とも好きな人がいるんだろ。ならオシャレしないとな」
シスタが放った何気ない一言に2人の竜種は顔を赤くする。2人とも好きな人がいるようでシスタが何気なく放った一言は2人の確信をついていたのだ。
3人は何気なしに歩いて行く。けれどその一歩一歩は周りの目を確実に集める。この世のものとは思えない美女が2人そしてその隣を歩く男か女かわからない性別の者も顔が整っているのだ。
歩くと周りからは嫉妬の目線が飛んできた。
3人は服を買いに中に入る。そこでも3人の存在感は飛び抜けており、入ると周りからの視線を集める。シスタは気にしているようだが2人は気にしはしない。
「2人ともどんな服にする?」
「そうね、どんなのがいいのかしら?」
「わたしもわからないわ」
「それならいろんな服を着てみよう」
シスタはそこから様々な服を2人に着せて行く。しかし途中で失敗したと思ってしまった。ヴェルザードもヴェルグリンドもどんな服を着せても似合ってしまう。素材が良いだけに服が負けてしまうこともあった。
「よしここからここまで全部ください」
「「!!」」
2人は驚いているがシスタは驚かない。元々かなりの量を買うつもりだったし、そのためのお金は持ってきている。
2人にはワンピースを着てもらい移動してもらう。ヴェルグリンドのチャイナ服よりはまだ目立たないと思うしまだこちらの方がマシだ。
3人はそのままいろんなところを周り時間がたったので帰ると言ってきた。
2人に言われてシスタは一度町を出る。少し歩いたところで2人は腕だけドラゴンの形態にして鱗を一枚ちぎった。そして2人ともそれをシスタに渡す。
「なにこれ?」
「今日のお礼です」
「ええ、受け取って」
受け取り意味がわからずどうしようかもシスタは悩んでいるとルウェルから受け取るように言われたのでシスタは受け取ることにした。
「それじゃあシスタはギィのところに行きましょうか」
「あぁ」
ヴェルグリンドは羽だけ出して飛んでいき、そのあとヴェルザードはドラゴン形態になる。
音速の数十倍というスピードで飛ぶ、生物がいるとしたら竜種である。その上に一体のスライムが乗っているなんてことは誰にも予想も出来ず自分の城に帰ると上級悪魔に止められる。しかし彼女の隣にいる以上そこに住む悪魔たちはなにもいえない。
彼女の隣に並んで歩いて進んでいくと2人は大きな扉の前に着く。
扉の前にはメイドの姿をした悪魔が2人控えていてヴェルザードがなにも言わないでも扉を開けた。
「ただいまギィ」
「あぁ」
シスタは本能が言っていることを理解した。この魔王はやばい。ミリムと同じ気配がする。この魔王相手に喧嘩を売る奴はいないと思う。
「お土産よ。シスタ」
「了解」
胃袋の中からケーキを出す。するとメイドの2人がテーブルと机を持ってきてくれたので胃袋に収納してあったケーキの箱を出す。
「なんだこれは?」
「ギィ食べてみてちょうだい。びっくりするから」
「仕方ない」
ギィと名乗る魔王はそれを食べて驚いていた。初めて食べたんだろう。この世界には甘い物を作れるものはなかなかいないし、これを作ったのも多分だが異世界人だ。
「ほう、なかなかの物だな」
「それじゃあ僕はこれで」
「まて!せっかくきたんだ。少しぐらい戦ってから行け」
「なぁ!?魔王相手になにをしろと」
「戦うのは俺じゃない。ミザリー!来い」
「はい」
きたのはさっきのメイドさんだ。この人が纏っているオーラもベニマルほどだけど多分本気じゃないと思う。
「さてやってもらおうか」
城の外に4人は出る。シスタは肩の双剣を抜きミザリーはなにも構えない。
そして魔法を放ってきたのでシスタはそれを切るつもりで刀を構えたが片方で切った瞬間刀が砕けた。
[魔法を切るには魔法纏気が必要です》
(解説よりやり方!)
《魔法を刀を纏わせる感覚です》
あーもうルウェルはなにを言ってるんだ!試しに砕けた刀の柄を黒炎を出して刀の形に制御する。これがなかなか難しい。
その間にも魔法は飛んできてそれを黒炎を形作った刀で切る。
《マスターその感じで刀に纏わせてください》
もう一つの刀に黒炎を纏わせる。これはあんまり時間が持ちそうにない。何せ刀自身が黒炎に耐え切れていない。
時間がないので突進気味に突っ込んでいく。魔法を斬りつつ近づいていき目の前まで迫ると罠魔法が発動した。
単純な拘束系魔法だが時間がない僕からすると鬱陶しい。
重力で無理矢理周りを重くし相手を落としてなんとか勝った。今回は殺し合いじゃないので殺す必要もない。
僕は自分が開けた大穴に入っていきミザリーを引き上げる。
「ハハハまさか勝つとな」
「ええ、驚いたわ」
「ミザリーには手加減するようには言っていたが勝つとは思ってなかったぞ!」
「はぁ……」
「お前俺の部下になれ」
「お断りします」
「ほうなぜだ」
ここでの答えに間違えると僕は多分死ぬな。
「僕自身が命令されるのは嫌いだから」
「ハハハ!なかなかに面白い奴だ。俺を前にしてそんなことを言えるとはな」
「ふふ、ギィったら意地悪な質問ね」
「困ったら頼ってくるといい。手をかせることなら貸すと約束しよう」
「どうも」
僕はそこからイングラシア王国に向けて飛んでいった。
その悪魔は妖艶に笑う。今の今まで見ていた戦いに興味が湧いたのだ。戦っていたのはかつて冥界に住んでいて、自分と同等と言われていた物だ。
その相手をしていたのは人間だろうか。映像だけでは分かりにくい。
だけれど興味が湧き配下に加わりたいと思うほどになってしまった。
「フフ、召喚していただけたら必ず」
そういい妖艶に笑って召喚の日を楽しみに待つことにしたのだ。
あーあつまんないの。
その悪魔はつまらなそうに他の悪魔を殺す。決して自分から喧嘩を売っているわけではないが売られた喧嘩は買ってしまうのが悪魔だ。
「こちらを」
配下の悪魔に見せられたのは一つの映像。そこに映っていたのはさっきまで行われていた映像だった。それはその悪魔にとって興味深く面白い物で目を惹かれていく。
「わぁ、すっごいねこの人?」
悪魔は無邪気に笑う。やりたいことは決まった。召喚される時必ずこの人のところに行こう。そしてこの人の配下になると悪魔は決めたのだった。
また別のところでも惨劇は起きていた。その悪魔は極めつけに力が強くあたりは転がる悪魔だらけだった。
「つまらん、何か面白いことはないのか」
その言葉に配下の悪魔たちは戦慄する。自分たちの主は力は大きいが俗に言う飽き性なのだ。その度に納めているが今回はそのネタがない。すると1人の悪魔が映像を出す。
「これなんていかがでしょうか?」
「ほう」
見せたのは一つの映像の中での戦いだった。その映像に主は興味津々のようでどんどんとその映像に釘付けになっていく。
「命令だ。これからこの方が召喚なされるときは我が自らいく。その時には我に知らせよ」
悪魔たちは一堂に返事をする。その言葉には今までの命令とは違う強い意志が篭っていたので誰も否定できずにいた。
またその悪魔も楽しそうに笑う。やっと楽しめそうなことができたのだ。これを機に楽しまなくてどうすると言う気持ちで召喚の日を待ち遠しく思う。