高山は、グランシャリオに勤務する札沼に聞き込みをした。
「ああ、この女性は知ってるわよ。」
「本当か、札沼。」
「ええ、この客は夜にフランス料理のAセットを注文していたわよ。」
「その客の身元は分かるか。」
札沼は高山にグランシャリオの名簿を見せてもらい、身元を確認してもらった。
「この人だわ、。」
「で、名前は?。」
「水沢 麻沙美さん、31歳、北海道の札幌在住だって。」
「札幌か。」
「ええ、間違いないわ。」
「それから、怪しい人は見ませんでしたか?。」
「そこまでは。」
「ありがとう、札沼。」
と、高山は南主任に報告した。
「主任、被害者の身元が判明しました。」
「わかったのか。」
「水沢麻沙美、31歳、札幌在住です。」
「どうしてわかったのか、高山。」
「同級生である、札沼に確認してもらいました。」
「なるほど。」
「札沼の話だと、グランシャリオで夕食を予約していたと判明しました。」
「そうか、夜にはフランス料理と御膳料理が食べられるのか。」
「はい、北斗星のグランシャリオは大人気なんです。」
「ほう。」
と、高杉班長は言った。
「もし犯人は、郡山で下車して新幹線に乗ったって事も。」
「そうか、郡山で東北新幹線に乗り換えたって事も考えられるよ。」
「という事は、郡山で乗るとしたら「やまびこ100号」だと午前7時00分に発車する、上野へ着くのは8時24分。」
「そうか、「北斗星2号」は郡山に着くのは6時31分、「やまびこ100号」に乗るのは可能です。」
「もし、高山の推理通りなら犯行は可能だ。」
「ええ。」
そこへ、1人の鉄道公安隊員がやって来た。
「高杉公安班長、博多発の「あさかぜ4号」で男性の死体が発見されました。」
「ええっ。」
そして9時25分、第2の事件が起きた。
「活動が活発したな。」
「現場へ向かうわよ。」
「ああ。」
品川運転所には、公安隊が現場保存していた。
「ご苦労様です。」
「公安特捜班の高杉です。」
「捜査主任の南です。」
と、案内する。
「どうぞ。」
第2の事件は博多発の寝台特急「あさかぜ4号」の個室デュエットで起きた。
「南主任、「北斗星2号」の事件の手口と似ていますね。」
「ああ、凶器はナイフか。」
「それで、被害者は。」
「先ほど、被害者の男性は死亡が確認されました。」
「で、被害者の身元は?。」
「被害者の名刺がありました、福岡在住の今泉哲夫です。」
「なるほど、昨日の夕方に博多から乗ったって事か。」
「それで、不審人物は見なかったか?。」
高山は、森村車掌長に聞いた。
「うーむ、さーてねー、そこまでは見なかったけどな。」
「そうですか、どうも。」
「北斗星」と「あさかぜ」の殺人は、謎に包まれていった。
この事件で、高山は推理をして見る事にした。
そして、犯人はどんなトリックを使ったのだ?
高山は、この事件の謎を解くのだ