ブラックで重い幻想郷   作:のびえもん

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崩壊した理想郷⑪

博麗神社

 

 

幽々子

「・・・・・さて、排除といきましょうか」

 

空気が変わった

 

霊夢

「・・・・っ」

 

のびる

「・・・・先手必勝ってわけじゃないけど!」

 

ドラゴンロッドを出現させ、攻める

 

美鈴

「そんな体で突撃しても!」

 

幽々子

「そんな突撃、避けてくださいって言ってるようなものねぇ」

 

のびるの突きは避けられ、右横から攻撃が入る

 

幽々子

「・・・・っっ!?」

 

・・・・・はずだった

 

のびる

「誰も2本作れない、なんて言いましたっけ?」

 

もう1つドラゴンロッドを出し、それを当てようとする

 

幽々子

「・・・・まぁびっくりしたけど、止められないとは言ってないものねぇ〜」

 

その突きを片手で止め、がら空きになった腹部に蹴りを放つ

 

のびる

「っぐあ・・・・っ!!」

 

上に浮かされる

 

幽々子

「・・・・っと、そっちの相手もしないと、可哀想よねぇ〜?」

 

落ちてきたのびるを蹴り飛ばし、霊夢たちの方へと向かう

 

 

橙早苗

「ここは・・・・?」

 

 

 

 

霊夢

「・・・・少し、厄介ね」

 

幽々子

「あら、博麗の巫女ともあろう霊夢が厄介と言うなんてねぇ〜」

 

周りの物を破壊しながら近づく幽々子

 

美鈴

『・・・・早く助けに行かないと・・・・っ!あんな攻撃を受けた後じゃ・・・・死ぬかもしれない!』

 

のびるを助けようとする美鈴だが、中々隙を見せない幽々子

 

周りを破壊しながら近づいているので、飛ばされた方向へと行くのが難しくなっていた

 

早苗

「避けるので精一杯・・・・っ!」

 

破壊の能力が厄介なのと、殺されれば操られるということもあり中々攻められない3人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のびる

「・・・・がふっ」

 

木にぶつかり、口から大量の血が出る

 

橙早苗

「・・・・大丈夫ですか・・・・?」

 

のびる

「・・・・・あれ、貴方は早苗さんにおぶられていた筈では・・・・?」

 

橙早苗

「・・・・気づいたらここに寝かせられていたんです」

 

のびる

「そ、そうですか・・・・『多分シリアルしてた時だろうなぁ・・・・』」

 

気づかなかったなぁ、と思ったのびるだった

 

橙早苗

「・・・・とりあえずじっとしていてくださいね。応急処置くらいはしますから・・・・」

 

早苗さんの手がぼんやりと光り出す

 

のびる

「え、あ・・・・ありがとう、ございます」

 

橙早苗

「・・・・いえ、お礼を言うのはこっちの方です。気絶してた私を助けてくれてありがとうございました・・・・」

 

のびる

「別に・・・・普通の事をしたまでというか、助けたのは早苗さんというか・・・・」

 

橙早苗

「・・・・とにかく、ありがとうございました」

 

のびる

「いえ・・・・」

 

と、話をしていると手の光が収まる

 

橙早苗

「応急処置、終わりました」

 

のびる

「あ・・・・ありがとうございます。これで助けに行けます」

 

橙早苗

「応急処置ですから、少しでも休んでないとダメですよ・・・・!」

 

起き上がろうとするのびるを橙早苗が手で遮る

 

のびる

「・・・・いや、でも、ピンチみたいだし、行かなきゃ・・・・っ」

 

橙早苗

「どうしてそこまで・・・・!貴方は見たところそんなに強くないのに・・・・!」

 

のびる

「・・・・さぁ、何時からかそんな癖がついちゃっただけだよ」

 

少し笑いながら言うのびる

 

橙早苗

「・・・・貴方は死に急いでいるんですか?」

 

のびる

「・・・・え?」

 

唐突な質問で驚く

 

橙早苗

「だってそうじゃないですか・・・・こんなボロボロなのに、行こうとするなんて・・・・!死にに行っているようにしか見えない・・・・っ!!」

 

のびる

「はは・・・・傍から見ればそうかもしれないね」

 

ゆっくり、立ち上がる

 

のびる

「でも、僕は死に急いでるわけじゃないよ?」

 

橙早苗

「だったら・・・・そんな体で行くのを止めたらどうですか・・・・?」

 

のびる

「・・・・それは、ちょっと無理かもしれない・・・・」

 

橙早苗

「そんなボロボロで、血も吐いてっ!少し治ったと思ったらまた行こうとするっ!!」

 

橙早苗

「いくら出会って数分だって、そんなの見過ごせるわけないじゃないですか!!」

 

のびる

「・・・・優しい人なんだね」

 

橙早苗

「・・・・貴方に言われたくないです」

 

のびる

「・・・・・はは、遠回しに優しい人って言われちゃったよ」

 

のびる

「とりあえず、行かなきゃ・・・・こんなところでだべってる場合じゃなかった」

 

そう言って駆け出すのびる

 

橙早苗

「・・・・・っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、凶たちは

 

 

「おーい、白魔理沙ー起きろー!」

 

ペチペチと白魔理沙の顔を叩く凶

 

白魔理沙

「・・・・ん」

 

魔理沙

「お、起きたみたいだぞ」

 

白魔理沙

「・・・・・私の、顔・・・・?」

 

白魔理沙

「・・・・・・って、私ぃ!?」

 

魔理沙

「驚いてら」

 

「そりゃー驚かねぇわけねぇわな」

 

レミリア

「・・・・もしかしてもう1人の私もいたりして」

 

フラン

「お姉様って結構弱いからもう殺られてたりしてー」

 

レミリア

「フラン・・・・?実の姉に向かってそれはないでしょう・・・・?」

 

フラン

「いやでも私より弱いじゃない」

 

レミリア

「・・・・凶に負けたくせに」

 

フラン

「手加減してただけだもん」

 

レミリア

「っ〜〜〜〜!!!」

 

「はいはい落ちつk「レミ、リア・・・・!?」・・・・どうした、白魔理沙」

 

白魔理沙

「どうしたって・・・!お前らそんな奴と一緒に行動してるって事はまさか・・・・アイツらの仲間か!」

 

何と勘違いしたのか、急いで離れる白魔理沙

 

「ちょ、白魔理沙、落ち着けよ!」

 

白魔理沙

「煩い!黙れ幻想郷を滅ぼした奴らがぁ!」

 

凶に向けてマジックミサイルを飛ばす白魔理沙

 

魔理沙

「・・・・ありゃー少し落ち着かせないといけないようだな」

 

「・・・・気乗りしねぇが仕方ねぇか」

 

「・・・・行くぜ魔理沙!」

 

魔理沙

「おう!」

 

錯乱した白魔理沙を止めるため、向かっていった




描写が上手く出来ているのか不安

後は毎度の事ながら予告が半分予告してない

読者の皆さんすみません


あとそれと、リメイクの話ですが、活動報告でどんな感じのリメイクの案があるのか書くので、その中から選んで貰えると嬉しいです

では次回、白魔理沙を止める!のと、凶の元にボスが・・・・?幽々子を倒せるのか・・・・?

見てください!

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