陽天と夜天が交わる時   作:ゴールド@モーさん好き

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遅くなってすいませんでしたァ!今回は前回の説明の続きと司書達とのちょっとした絡みです!
今回も短めですが楽しんで頂けたら幸いです!


2話

「人体改造? そんな感じは無いって言うかそもそもとして何時?」

「ボク等と契約した時だよ、あの時に〝マイスターのリンカーコアに対して新たにリンカーコアを融合させた〟んだよ」

「そう言ったってそんな簡単にリンカーコアを変質させることなんて‪──‬ッ?!」

 

 そう言いながら僕はシュートバレットを手のひらに発現させ、違和感に気づいた。

 

「余裕が……ある?」

 

 魔法とはリンカーコアという1つの器から、魔力を流し出して発動させる。そして魔法毎には魔力総量の上限があり、僕のリンカーコアではかなりギリギリの魔力量しか取り出す事が出来ず負担もそこそこ感じれた。けれど現状そんな事はなく、余裕を感じれる。

 

「けどなんでこんな事になったの?」

「コレも闇の書に対抗する手段の1つです、本来は我らのみで止めるべき所なのですが出力の関係上どうしても負けてしまいます。ですので少しでも主を戦えるようにしようと考えた結果リンカーコアの融合という事になりました」

「なるほど……一応聞くけど融合による悪影響ってある?」

「それに関してはご安心してください。融合と言っても〝最新の融合騎のようなユニゾン型〟ではなく、〝従来型の融合騎であるコネクト型〟をベースにリンカーコアの補強を行っただけですので悪影響は0に等しいです」

 

 僕の質問に癒し手であるカムシンが答えてくれた、悪影響が無い事は分かったけど新たな謎が出てきてしまった。

 

「コネクト式? ソレはなんですか」

「融合騎の融合方法の1種です、ユニゾンはご存知との事でしたがそもそもとしてユニゾンは試作段階のシステムで、元々融合騎とはコネクトを行うデバイスでした。ユニゾンが2つのリンカーコアを1つにしてパワーアップするのに対して、コネクトは2つのリンカーコアを繋げる道を作って接続しパワーアップを図ります。こちらはユニゾンと比べて出力は下がりますが人をある程度なら選びません。更にユニゾン同様融合の際に起こる事故もありますが、ユニゾンと違って確率も低く事故が起きても即座に接続を解除できます」

「そんなに便利ならなんでそのことに対しての記述が残ってても可笑しくはなさそうなんだけどな……」

「恐らくですが戦が激化していく内に誰もが安全性ではなく破壊力を求めていった結果融合騎=(イコール)ユニゾン型という印象が強まっていき、コネクト型に対する記述も少なくなったんだと思います」

「なるほど……っとまた話が逸れちゃった、君達のコレからについてだけど戸籍関連は僕の方で何とかするとして、住まいも僕の家でいいかな?」

「我らは主に従います、何でしたら野宿でも構いません」

「流石にソレは僕の良心が許さないよ……とりあえず僕は一旦仕事に戻るからこの司書長室で定時まで待ってて貰えるかな? お腹が空いたらあるものを勝手に食べていいし、暇になったら本棚にある物を読んでてもいいから」

「分かりました」

「りょうかーい」

「行ってらっしゃいませ主様」

「了解しました、我が主」

 

 僕は新たな仲間? 家族? に見送られて仕事に戻ったけど存外悪い気はしなかった。

 

 

 

 ♢

 

 

 

「あ、司書長もう大丈夫なんですか?!」

 

 僕が無限書庫に戻ると司書達が心配そうにしながら話しかけてきた。

 

「いやまぁ大丈夫かな?」

「本当ですか? やっぱり念の為シャマル先生の所に行きませんか? さっきの人達の事もありますし……」

「本当に体は大丈夫、なんなら〝開拓前〟よりも調子が良いくらいさ」

「ですが……いえ、分かりました。すみません出過ぎたことを言ってしまって……」

「いや、君達が僕の事を本気で心配してくれてるのは分かってるからいいさ。とりあえず彼等の事は僕に1回任せて君達はいつも通りにしていてくれ」

「了解しました……さぁお前らもそんな顔してないで仕事に戻るぞ! 司書長が居なかった時間分俺らだって集中出来てなかったんだ! こんなんじゃ納期間に合わねぇぞ!」

「やれやれ、1番狼狽えていたハッシュに言われたかねぇなぁ」

「俺はちゃんと脳と心を切り離して行動してたんでこのまま行けば納期よゆーですーっだ!」

「うっそぉ?! じゃあ俺の手伝ってくれ! 納期明日の朝イチ何だ!」

「はぁぁぁ?! ふざけんなよザック!」

「頼む!」

「はいはいザック落ち着いて、ハッシュはそのまま通常業務をやって時間が出来たらザックの手伝いしてあげて。それ迄は僕がサポートするから気張るんだよザック」

「「了解しました」」

 

(そうだ、今はとにかく仕事に集中しよう。あんなややこしい案件を仕事と並行して考えてもしょうがないからね。しっかりと時間をとってじっくり考えよう)

 

「司書長、本当にお身体は大丈夫なんですか?」

「うん大丈夫だよサレン、何なら今から開拓チームと合流したって平気さ」

「御冗談を、開拓によって負傷した者は最低1ヶ月開拓チームへの参加を禁ずる……このルールを作ったのは他でもない、司書長貴方でしょうに」

「いや、でも……ほら! みて! 僕本当にもう大丈夫だよ!」

「………………」

「ちょっと司書長?! 俺の手伝ってくれる話無くなってませんか?!」

「ははは大丈夫だよ安心してワスレテナイワスレテナイ」

「言葉に気持ちが籠ってない?!」

「おいザック! てめぇは司書長に話しかける前に手を動かせ!」

 

(あぁ、本当に落ち着くなぁ……………………胃が痛いのはきっと気のせい、そう! きっと気のせいなんだ)

 

 ‪──‬結局仕事に集中出来なかった。

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