夏と刀と無限の空   作:吉良/飛鳥

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此れがラストだ、気合は充分か!?By一夏     えぇ、勿論よ一夏!By刀奈     私達の力、見せてあげましょうByヴィシュヌ


Episode63『此れがラストバトルだ、気合入れるぜ!!』

城の敵をぶちのめして、一夏達は最上部にある女王の間の前までやって来た――普通ならば、城の兵隊全員を相手にすると言う事をして来たので、其れなりにダメージを負っているモノなのだが、一夏チームは全くの無傷であり、HPは満タン状態なのだ。

一夏が全スキル解放のクソチートモードに加えて、嫁ズも記憶を取り戻して本来の力を発揮出来るようになったので、城の兵隊とは言え雑魚相手に苦戦する事なんぞないのである。

 

 

「この先に、恐らく女王様と、女王様が雇った暗殺者が居ると見て良いと思う……特にカヅさんと千冬姉は格段に強い筈だ。皆、覚悟は出来てるよな?」

 

「其れは勿論よ一夏。現実世界に戻る為にも、最強の敵に挑むとしましょうか!」

 

「メインイベントは此処から、だろう?」

 

「行きましょう一夏、現実世界に戻る為にも。」

 

「如何に強いとは言え、本物でなくデータであるのならば動きに何らかの法則性があるかも知れん……其処を突けば、勝てない相手では無いだろう。」

 

「私達は何時でも行けるよ、一夏!」

 

「覚悟は出来てるか、なんてのは聞くだけ野暮だったか。OK、其れじゃあ準備は良いか?Let's Rock!!」

 

 

一夏は嫁ズの答えを聞くと、女王の間の扉を……開けずに蹴り砕いた!

確かにこっちの方が、『殴り込み感』はあるし、ゲームの演出的にも合っているのだろうが、金属製の扉を蹴り開ける事は出来ても蹴り砕く事は、プロの格闘家だとしても不可能だろう。相撲の関取衆が十人束になってぶちかましを喰らわせたとしても砕くのは無理である……稼津斗や千冬だったら出来るかも知れないが。

 

そんな感じで豪快かつ強引に女王の間に突入した一夏達の前に現れたのは、女王と二人の暗殺者……ではなく、明らかに城の兵隊ではないガラの悪そうなチンピラ風の一団だった。

年齢や性別はバラバラだが、所謂『堅気』の人間でない事だけは明らかな雰囲気を醸し出している。

 

 

「なんだお前等?女王は何処に居る?」

 

「言うと思うか?生憎と俺達は、仕事が終わるまでは雇い主に無事で居て貰わないと生活に影響が出るんでなぁ……お前さん達に恨みはないんだが、此処で始末させて貰うぜ、白雪姫とそのお仲間さん達よぉ!!」

 

「成程、貴方達はお母様が雇った傭兵集団と言う訳ね。」

 

 

その一団の正体は、女王が白雪姫一行を抹殺する為に雇った傭兵集団だった。

一夏達が城を襲撃して来た事を知った女王が、暗殺者二人を自分の護衛に付けて女王の間から姿を消し、代わりに此の傭兵集団を配置していたのだ。……何れ此の場所に辿り着くであろう白雪姫を殺す為に。

 

 

「あのさ、悪い事言わないから大人しく女王の居場所を言った方が良いぜ?人数ではアンタ達の方が多いけど、俺達六人で城の兵隊全部倒しちゃってるんだよね。

 お互い、面倒な事はしないに限るし、アンタ達だって報酬以上の痛い思いはしたくないだろ?」

 

「一夏の言う通りね……お母様の居場所は何処か言ってくれると助かるんだけど?」

 

「強気だねぇ?そう言うのは嫌いじゃねぇが、そんなセリフは自分が有利な状況の時に言うもんだぜ。」

 

 

一夏と刀奈が女王の居場所を聞くも、傭兵団の男の一人が手を上げると、砕かれた扉の向こうからも傭兵団のメンバーと思しき集団が入って来る――物陰に身を潜めており、一夏達が女王の間に入ったのを確認して出て来たのだ。

要するに、最初から挟み撃ちにして逃げられない状況にする心算だったのだろう。

 

 

「言うだけ無駄、でしたね?」

 

「ま、期待しちゃいなかったし、此れでアッサリと言ってくれたらゲーム的に興醒めだしな……だが、こうなった以上遠慮は要らないな?皆、本気出して良いぞ!!」

 

 

一夏がそう言って構えると同時に、傭兵団のメンバーの頭上にHPゲージが表示され、戦闘に入った事を告げる――追加の傭兵団メンバーを呼んだ男のHPゲージは他のキャラよりも長く、ゲージ二本分の黄色なので、この男が此の場でのボスと言う事なのだろう。

女王の間が、戦闘開始前とは明らかに広くなっているのだが、ムービーと戦闘でフィールドの広さが異なっていると言う事はゲームではよくある事なので、其処は突っ込み不要と言うモノだろうね。

 

取り敢えず、女王の間で此れまでの城内での戦闘とは比べ物にならないスケールの大乱闘の幕開けだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏と刀と無限の空 Episode63

『此れがラストバトルだ、気合入れるぜ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手は傭兵と言う事で、城の兵隊とは違い、全員が剣か弓矢またはボウガン装備ではなく、棍棒や鉄パイプ、鉤爪付きグローブ、トンファーと多種多様だ……鉄製ヨーヨー、ダーツ、釘バットと言う突っ込みどころしかないモノを装備している奴が居るのは束の趣味だろうか?

と言うか、ダーツなんぞ致命傷を与える事は出来ない凶器なのだが……設定上は『毒ダーツ』になっているのかも知れない。其れは其れでヤバすぎる代物な気がするのだが、ゲームの世界なら毒で即死と言う事もないだろうから、其処は安心して良いのかも知れない。

 

だが、そんな多種多様な武器や凶器で武装している傭兵集団も、一夏達の敵ではない。

 

 

「オラ!せいや!おうぉぉぉりゃ!シャア!」

 

 

一夏は複数の敵を巻き込む事の出来る、ミドルキック→横蹴り→回し蹴り→ローリングソバットのコンボを叩き込んで、一気に五人を倒せば、刀奈も複数の敵を巻き込む事の出来る槍の攻撃で敵にダメージを与え、ロランはレイピアで確実に一人ずつ倒して行き、ヴィシュヌは一夏とは異なる蹴りのコンボで敵を蹴散らし、グリフィンはブラジリアン柔術の豪快な投げで、敵其の物を凶器として使い、クラリッサはショットガンをヌンチャクの様に振り回す曲撃ち『ファイヤーワークス』で複数の敵にダメージを与える。

 

武器や凶器を持った敵を倒すと、その凶器を拾えるようになるのだが、一夏は敵が落とした釘バットを拾うと、凶器攻撃で更に敵を『フルボッコのお手本』と言わんばかりにボッコボコに殴り倒して行く!

『凶器なんぞ使わないで、朧を展開すれば良いのでは?』と思うかも知れないが、一夏は朧を展開して戦うより、無手の体術や凶器で戦う方が楽しかったのか、朧を展開せずに戦っているのだ。

そして、釘バットを拾った一夏は、HPが満タンの敵に近付くと『凶器EXスキル』を発動し、敵を釘バットで殴って殴って、トドメにジャンプから渾身の一撃を脳天に叩き込んで一撃KO!散々釘バットで殴られた挙げ句に、脳天をぶっ叩かれたら、其れは一撃でKOされるだろう。と言うか、現実世界だったら普通に人生にピリオド確定の攻撃だろう。下手すりゃ、モザイク必須のスプラッタだ。

更に一夏は、これまたまだ無傷の敵をホールドし、バルコニーまで押し込んで行くと、バルコニーに出た所でEXスキルを使い、掴んでいた敵を担ぎ上げ、そしてその場で回転すると抱え上げた敵をバルコニーの外にポイ捨てゴメン!バルコニーの真下に居る方はご注意ください!!

これぞ、戦闘場所が『高所』、『川、池、海の付近』だけで使える、雑魚敵限定の即死EXスキルだ。

高所から投げられた場合は其のままだが、川に投げ入れた場合は直後に投げ入れられた敵に向かって高速で流木が突っ込んで行き、池の場合はワニが襲い掛かり、海の場合はサメが襲って来る……池と海の場合が可成りのスプラッターな展開になりそうである。

 

 

「一夏、此れを使え。」

 

「コイツはトンファーか……サンキュー、クラリッサ!」

 

 

此処でクラリッサがトンファーを投げて寄越し、一夏は其れをキャッチするとトンファーを使ったコンボで敵を倒して行く――トンファーは、単体への集中攻撃だけでなく、複数の相手への範囲攻撃も出来る優秀な武器なのだ。

だがしかし、幾ら雑魚を倒しても、雑魚は次から次へと湧いて来る……此のままでは埒が明かないだろう。

 

 

「此れは、ボスを倒さないとダメなパターンか……なら、行くぞグリフィン!!」

 

「OK、一夏!」

 

 

『雑魚を一掃してからボスを集中攻撃する事は出来ない』と判断した一夏は、ボスにターゲットを絞ると、グリフィンとの『合体EXスキル』を発動!

一夏がボスを垂直落下式DDTで持ち上げると、グリフィンが一夏に大外刈りを掛け、大外刈りを掛けられた一夏はその勢いでボスの脳天を床に突き刺してHPゲージ全体の三分の一を削り取る!

垂直落下式DDTは、単体でも充分な超必殺技なのだが、技を掛けた側にパートナーが大外刈り……厳密に言えばSTOを掛ける事で落下速度がより速くなり、技の破壊力が上がるのだ。プロレス界の破壊王と暴走王が編み出し、余りの危険さ故に一度きりで封印されたツープラトンは伊達ではないのである。

 

そして、ダウンしたボスに、一夏はダウン攻撃のエルボードロップを叩き込むと、更に追撃の逆エビ固めを極めてダメージを与えながらEXゲージを溜めて行く。

 

 

「此れでトドメだ!クラリッサ!!」

 

「Jawohl!」

 

 

ボスが起き上がった所に、追撃のクラリッサとの『合体EXスキル』を叩き込む!

同じEXスキルは、使うたびに与えるダメージが減るのだが、『合体EXスキル』の場合は、パートナーが異なれば与えるダメージは減らないのだ……『合体EXスキル』はパートナーごとに演出が異なるので、同じ技扱いではないと言う事なのだろう。

クラリッサとの合体EXスキルは、一夏が敵を一本背負いで投げた後、強引に敵を立ち上がらせて横蹴りで蹴り飛ばし、蹴り飛ばされた敵をクラリッサがホールドして持ち上げ、其処に一夏が飛び蹴りを叩き込むと同時にクラリッサが持ち上げた敵をジャーマンスープレックスで床に叩き付ける!

一夏の飛び蹴りで顎を打ち抜かれ、クラリッサのジャーマンスープレックで後頭部を強打したボスは、HPがゼロになって戦闘は終了……なのだが、戦闘後のムービーになったのか、ボスも雑魚もまだ健在と言った感じだ。

 

 

「此処は私達に任せて先に行け!」

 

「此処は私とクラリッサが喰い止めるから、一夏達は先に行って!大丈夫、この程度の雑魚に負ける気はないからさ!」

 

「グリフィン、クラリッサ……分かった、死ぬなよ!」

 

「後でまた、絶対にね!」

 

 

此処でグリフィンとクラリッサが、敵を喰い止めて味方を先に進ませる役目に!

如何やら、最終決戦ではラスボスとの戦闘までに仲間が離脱していくシステムであるみたいだ……そうであるのならば、一夏には如何する事も出来ないので、此の場はグリフィンとクラリッサに任せて、先に進む事に。

そしてムービーが終わると、一夏達は城のエントランスへ移動していた。

 

 

「女王は暗殺者を護衛に付けて逃げたって事みたいだが、城の外に出た可能性はないか?」

 

「其れは無いわ。

 もしもお母様が城の外に出たのなら、其れは城の外で戦っている本音達が教えてくれるでしょうからね……其れが無い限り、お母様は未だ城内に居る筈よ。」

 

「城内に居るとしたら、一体何処に居るんだい?……と言うか、記憶が戻っても『お母様』なのかい刀奈?」

 

「白雪姫としての記憶は残っているからね。『スコール先生』って呼ぶのも、なんか違う気がするし。其れは兎も角、お母様と暗殺者は、地下に行ったと思うわ。

 城の地下は、宝物庫から行く事が出来るの。もしも地下に逃げたのだとしたら、宝物庫の扉は内側から施錠されて開ける事は出来ないでしょうけれど……それで逃げ切れると思ったら大間違いよ。」

 

「って事は、宝物庫以外から地下に行くルートがあるのか刀奈?」

 

「えぇ、其れはお母様も知らないルートだけど、キッチンの床下収納庫から地下に降りる事が出来るようになっているのよ。」

 

 

其処で、刀奈から『女王と暗殺者二名は地下に行った』と言う事を聞いた一夏達は、宝物庫とは異なる地下への入り口があるキッチンにやって来たのだが、キッチンには傭兵団のメンバーと思われる一団が居た。

適当に酒を煽り、骨付き肉を貪る姿は、粗暴な傭兵と言った感じだ――無視して進みたい所だが、傭兵が居る以上は戦闘は避けられない!

 

 

「なんだぁ、お前等は?」

 

「見れば分かんだろ、城への侵入者だよ……女王様探してんだけどさ、悪いけど通してくれない?」

 

「うふふ、大人しく道を開けた方が身の為よ?痛い思いをしたいと言うのならば、別に抵抗しても良いけれど♪」

 

「馬鹿が、この人数相手に四人で勝てると思ってんのか?テメェ等、やっちまえ!」

 

 

なので、即戦闘開始!

が、女王の間での経験から、一夏は雑魚を無視してボスだけを狙い、乱闘で壊れた冷凍庫から飛び出した『冷凍マグロ』を手にし、『凶器EXスキル』を発動!冷凍マグロでボディブローをかまし、更に顎をカチ上げた所に全力全壊の一本足打法を喰らわせてホームラン!大谷翔平もビックリの特大ホームランなのだが、其れで終わる一夏ではなく、雑魚にコンボを叩き込んでEXゲージをマックスまで溜めると、先ずはロランとの『合体スキル』を発動!

 

 

「行くぞロラン!ガッデメファッキン、オラー!!」

 

「ふ、ナイスパスだ一夏!」

 

 

先ずは、一夏が豪快な喧嘩キックでボスを蹴り飛ばすと、蹴り飛ばされたボスにロランがストーン・コールドスタナーを叩き込み、トドメは一夏のギロチンドロップとロランのニ-ドロップ!一夏のギロチンドロップは首に、ロランのニ-ドロップは……野郎の急所にジャストミート!此れは痛い!現実だったら、此の一撃で失神昇天逝ってらっしゃいであろう!

 

 

「まだだ!ヴィシュヌ!!」

 

「はい、一気に行きましょう一夏!」

 

 

だがボスのHPはまだ残っているので、更に追撃にヴィシュヌとの『合体EXスキル』を発動!

一夏とヴィシュヌで、ボスを挟み撃ちにすると、蹴りと拳のコンボを叩き込み、トドメに一夏はジャンピングアッパーを、ヴィシュヌがサマーソルトキックを喰らわせてターンエンド!

一夏のアッパーで顎を打ち抜かれた上に、ヴィシュヌのサマーソルトキックが後頭部に炸裂したとなったら戦闘不能になるのは免れない。顎や後頭部への一撃ってモノは、其れだけで超必殺技なのだが、其れをほぼ同時に喰らったとなれば、そりゃ一撃で戦闘不能にもなるってモノだろう。

実際に、此れを喰らったボスのHPはゼロになった訳だからな。

 

 

「ぐ……クソッタレ、だがこの先までは行かせんぞ!!」

 

 

ボスを倒すとムービーとなり、先程と同様に、此れより先に進ませないようにと、新たな敵が現われる。それはもう、『増殖するG』の如くうじゃうじゃと。果たして女王が雇った傭兵集団は、総勢何名居るのか若干気になるが、相当な大所帯なのは間違いないだろう。

 

 

「矢張りこうなってしまうのか……一夏、刀奈、此処は私とヴィシュヌに任せて先に行くんだ。なに、心配しなくても私達はこんな所でやられはしないさ。」

 

「だから行って下さい。

 特に刀奈、此の世界のベースは『白雪姫』なのですから、白雪姫である貴女が決着を付けるべきでしょう?」

 

「ロラン、ヴィシュヌ……そうね。此処は任せるわ!行くわよ一夏!」

 

「了解!二人とも、また後でな!」

 

 

今度は、ロランとヴィシュヌが此の場に残って敵を喰い止める役目になって離脱――ヴィシュヌの言うように、『白雪姫』の世界がベースになっているので、最終決戦には、主人公と白雪姫の二人で挑む仕様なのだろう。

尤も、この手のゲームの場合、最終決戦前に離脱した仲間が、後で合流すると言うのも割とお決まりのパターンであったりはするのだが。

 

一夏と刀奈が床下収納庫に入ると、場面が地下へと変わる。今居るのは、床下収納庫の隠し階段から降りて来た場所だ。

地下と言う事で暗かったのだが、刀奈が壁にあるスイッチを押すと照明が点いて地下を明るく照らす……『白雪姫なら照明は松明かランプじゃないのか?』とか言うのは、もう突っ込み不要だ。御伽噺の世界でありながら、スマホはあるわ、ショットガンを使うわ、凶器として金属バットや釘バットがあるわ、回復アイテムにポテチがあるわと何でもありの世界なのだから。

 

 

「しかし、まさかキッチンの床下収納庫から地下に降りる事が出来るとはな……まぁ、この地下は城が敵に襲われた時とか、城が火事になった時とかの脱出ルートになってるとしたら、入り口が一つだけの筈はない訳だけどさ。」

 

「城の一階にある全ての部屋には地下へと続く隠し通路があるわ。但し、お母様はあの性格だから、宝物庫以外の隠し通路には興味がなくて、調べてもいないみたいだけどね。……でも、今それがお母様を追い詰める事になってる。

 宝物庫以外からの地下へのルートを知らないお母様は、地下に居れば安全だと思ってる筈だから、そんなお母様の前に私達が姿を見せたら、一体どんな反応をするか楽しみで仕方ないわ♪」

 

「間違いなくビックリするだろうが……此れが外に通じる隠し通路だとしたら、女王が外に出ちまってる可能性ってないか?」

 

「其れは大丈夫よ一夏。

 城を追放される前に、地下に忍び込んで外への出口に鉄板張って溶接した上に、更にセメントで固めちゃったから♪お母様と戦う時に、絶対に逃げられないように準備はしておいたのよ♪」

 

「流石にその辺は抜かりが無いな。」

 

 

そう言う設定なのだろうが、地下から女王が逃げる事は出来なくなっているようだ……鉄板を溶接して出口を塞ぐだけでなく、更にその上からセメントを塗って固めるとは相当に厳重な封印であると言えるだろう。

やっとの思いでセメントを剥がしたと思ったら、今度は分厚い鉄板が現れたと言うのは、絶望のシチュエーションかも知れないな。

 

 

「って事は、今度こそ女王と、そして千冬姉とカヅさんとの対決になる訳だが……女王一人なら、俺達二人でも勝てるだろうが、其処に千冬姉とカヅさんが加わったら可成りキツイよな?」

 

「……其処は、『クリア出来ないゲームは存在しない』と言うモノを信じましょう。」

 

「束さんだとガチでクリア出来ないゲームを作りそうで怖いぜ……でもまぁ、本物なら兎も角、ゲームキャラなら攻略法はあるかも知れないからな。……其れに、考えてみれば、俺は現実の千冬姉と時間切れ引き分けになってるんだ、再現されたデータだったら負ける気はしないぜ!」

 

 

最終決戦には、間違いなく稼津斗と千冬も参戦してくる事を考えると、クリア難易度は一気に跳ね上がるのだが、弱音を吐いても始まらないので、一夏も刀奈も気持ちを切り替えて気合を入れ直して地下道を進んで行く――その道中で、複数の回復アイテムを拾う事が出来たと言うのが、最終決戦の難易度の高さを示していた訳であるが。

 

そして、地下道を進み――

 

 

「年貢の納め時よお母様。」

 

「白雪……!お前、どうやって此処まで!宝物庫の扉は内側から鍵を掛けた筈だ!!」

 

「残念だけれど、地下への入り口は宝物庫だけじゃなく、一階の部屋全てに存在していたのよ。お母様は宝物庫にしか興味がなかったみたいだけれど、他の部屋もチェックしておくべきだったわね?

 尤も、全てチェックして居たとしても、全部の隠し扉を内側から鍵を掛ける事は難しかったでしょうけれど。」

 

 

遂に、女王の居る場所に到達した。

その場所は可成りの広さがあるのだが、此れは『城外への脱出』の際に、城外に運び出すべき物を集めておくためのスペースが必要だったからだろう……ゲーム的には、狭い通路だと戦闘がやり辛いからだろうがな。

 

 

「く……でも、私は簡単にはやられないわ!お前達、白雪達を殺しなさい!白雪を仕留めたら報酬は倍を払うわ!」

 

「倍額の報酬と言うのも魅力だが、私から逃げおおせた男とまたこうして戦う事が出来ると言う事には神に感謝せねばなるまい……あの時は仕留め損ねたが、今回は逃がさんぞ貴様。今度こそ、我が剣の錆にしてくれる。」

 

「報酬などには興味はないが、強者と死合えると言うのならば是非もない……滅殺!!」

 

 

此処で、千冬と稼津斗が前に出て来て、一夏と刀奈と対峙する。

稼津斗は無手で千冬はこの前とは異なる二刀流……千冬も今回は本気モードと言う事なのだろう。

 

其れに対し、一夏は無手で構えて、刀奈は槍を構える。

 

 

「一夏、何か作戦は?」

 

「ない。取り敢えず思い切り暴れる、其れだけだ!」

 

「あは、其れは最高ね♪」

 

 

そして戦闘開始!

稼津斗と千冬のHPゲージは七色のホログラムに輝いている……HPゲージがマックス値である八本である事を示しているのだ。ラスボスの女王前に、HPがマックス値の中ボスが二体と言うのは可成りの無理ゲーであると言えるだろう。

尚、この時点では女王のHPゲージは表示されていないので、先ずは稼津斗と千冬を倒す必要があると言う事だろう。

 

 

「なんだ此れ、HPが減らないだって!?」

 

「攻撃は確実に当たっているのに……まさか、バグ!?」

 

 

こうしてゲーム中最強の敵との戦いが始まったのだが、一夏も刀奈も、稼津斗と千冬に攻撃を当てているのに、二人のHPがマッタク減らないと言う異常事態が発生していた――もしも此れがバグであったら可成りヤバいだろう。

外部からのアクセスが不可能になっている状況では、デバックでバグを取り除く事が出来ないので、此れではクリア不可能で、一夏達も電脳世界からの帰還が出来なくなってしまう訳だからね。

もしもバグだとしたら、完全に詰みなのだが……

 

 

「一夏、刀奈、待たせたね!」

 

「此処からは私達も一緒に戦います!」

 

「やっぱり最後は、皆一緒にだよね♪」

 

「最終決戦には仲間が駆け付けるモノだろう?」

 

 

此処でムービーとなり、一夏と刀奈が、稼津斗と千冬から間合いを取った所で、刀奈以外の一夏の嫁ズが装甲車で突撃をかまして来た!

『装甲車何処から持ってきた?』、『てか装甲車で地下通路を通れるのか?』とかは言ってはいけない!ゲームの演出ならば、多少の理不尽には目を瞑るべきなのだからね……てか、ゲームに一々突っ込みを入れてたら、突っ込みが過労死するから!

『そもそも装甲車で地下への入り口通れるのか?』と言う疑問に関しては、宝物庫からならば可能である。宝物庫にある地下への入り口はとても大きく、装甲車一台ならば楽々通れる程の大きさがあると言う設定なのだ。

 

 

「此れはまた、派手な登場で。」

 

「でも、こう言う派手なの好きでしょ?一夏も、刀奈も。」

 

「そりゃ、まぁ……」

 

「否定はしないわ。」

 

 

ロラン達が合流し、再び仲間が全員揃ったところで仕切り直しとなった訳だが、今度は攻撃を当てると稼津斗も千冬もHPが減少するようになった――先程の無敵状態とも言うべきモノは、主人公と白雪姫のピンチの演出であり、その窮地に仲間達が駆け付けると言う、ありがちだが激熱な展開の為のモノだった訳だ。

此れで数の上では有利になったが、再現したデータとは言え相手は仮にも『世界最強』と、其れをも上回る『世界最強の彼氏』であるので一筋縄では行かず、此れまでのボスキャラならば、残りHPが半分になるか、残りのHPゲージが一本になってから追加される強化状態の一つである『スーパーアーマー』状態が最初から解放されており、EXスキル以外の攻撃では、仰け反りもダウンもしなくなっているのだ。

 

つまり、稼津斗と千冬は一夏のEXスキル以外では攻撃を中断される事がなく、逆に一夏達の攻撃は二人の攻撃によって中断されてしまうと言う、可成り不利な戦いになっている上に、稼津斗と千冬の攻撃は何れも威力が高く、連続で喰らってしまうと、一夏でもHPゲージがレッドゾーンの一歩手前まで削られ、嫁ズは即死級のダメージを受けてしまうレベルなのだ。

 

 

「(オイオイオイ、幾ら何でも此れは酷いだろ束さん……こんなの、回復アイテムが幾つあっても足りないっての!……何か、何かないか?

  確か、街に入る前に怪しげな露店で……此れだ、主人公専用アイテムの各種『秘薬』!此処はコイツに頼ってみるか!)」

 

 

此方は一撃で大ダメージを受けるのに、相手のHPは中々削れず、このままではジリ貧になると思った一夏は、スマホを操作して、街に入る前に購入していた『主人公専用アイテム』の『秘薬』なるアイテムを使用する……スマホ操作中は、全員の動きが止まると言うのは中々にシュールな光景である。

まず一夏が使用したのは、『十五秒間、強力な雷を発生させる』事が出来るようになる、『魔神トールの秘薬』だ。

そして、其れを使用した一夏が印を結ぶと、直後に千冬に雷が落ちて、その一撃でHPゲージが一本吹っ飛んだ!最終盤で買えるアイテムだけに、中々にぶっ壊れた性能であるみたいだ。

 

 

「これ、トンデモねぇチートアイテムか?十五秒だと三発が限界だけど、其れでもHPゲージを最大三つ吹っ飛ばせるのは強過ぎるだろ……ま、此れ使わなきゃ勝てないレベルのチートボスだけどな相手は。」

 

 

一夏は更に二発の雷を千冬に喰らわせてHPゲージを合計三本削ると、続いて『三十秒間攻撃力が上昇し、敵のスーパーアーマー無視』の効果がある『魔神ダンテの秘薬』を使って自己強化!

此れで一夏の攻撃は、三十秒間だけ稼津斗と千冬のスーパーアーマーを貫通するようになり、通常攻撃でも怯ませる事が出来るようになったので、通常は掴む事が出来ないスーパーアーマーの稼津斗をホールドすると、千冬を攻撃中の刀奈の近くまで押し込むと、此処で『合体EXスキル』を発動!

一夏が稼津斗に鋭いエルボーを叩き込んで吹き飛ばすと、刀奈は千冬を双掌打で吹き飛ばして稼津斗にぶつけ、ぶつかった二人に一夏の飛び蹴りと刀奈のジャンピングニーパットがサンドイッチで炸裂して稼津斗と千冬をダウンさせ、ダウンさせた所に追撃のエルボードロップを叩き込んでHPゲージを大きく削り取る!

補足しておくと、『合体EXスキル』は敵の数によって演出が変わるモノで、『敵が一人』、『敵が二人』、『敵が三人以上』で夫々演出が異なり、敵の数が多い程与えるダメージが大きくなると言う仕様だ。

『魔神トールの秘薬』の攻撃でHPゲージが残り五本になっていた千冬は、今の攻撃で残りHPゲージが四本となり、半分を削った事になる。

EXスキルを喰らった事でダウン状態になった稼津斗と千冬に対し、一夏はバトルフィールドにあった甲冑を手に取ると、ダウンした敵への『凶器EXスキル』を発動し、甲冑を放り投げると、其れをジャンピング踵落としで叩きつけて大ダメージを与える。

更に、ダウンした稼津斗と千冬がダウンから復帰するまで嫁ズが容赦なく攻撃を加えた事で、千冬のHPゲージは残り三本に!

 

 

「千冬姉、このまま一気に押し切らせて貰うぜ!」

 

 

一夏は更に、『三十秒間エネルギー弾を連射可能』になる『魔神ベジータの秘薬』を使用し、エネルギー弾を高速連射!!……確かに此れはベジータだ。ベジータの気弾連射は負けフラグと言われてるが、其れでもこの攻撃が強力である事は間違いない。

エネルギー弾一発のダメージは小さいのだが、其れでも凄まじい連射が出来るので総ダメージは相当なモノになるだろう……三十秒間、エネルギー弾を超絶連射した結果、稼津斗と千冬のHPはゴリゴリと削られ、稼津斗の残りHPゲージは残り六本、千冬のHPゲージは残り一本半まで削られた。

 

 

「まだだ……オォォォォォォ!!」

 

 

此処で千冬がオーラを纏った強化状態になり、攻撃力がアップし、回復アイテムでは回復出来ない『致命傷ダメージ』を与えて来る状態に!

こうなったら、可成り危険な状態なのだが、一夏は続いて『三十秒間周囲を巻き込む爆発攻撃が使用可能(敵スーパーアーマー無視)』になる『魔神イフリートの秘薬』を使い、爆発攻撃を連発して千冬と稼津斗にダメージを与えつつも近寄らせない。

 

 

「此れで終いだ、千冬姉!!」

 

 

此の攻撃で、残りHPゲージが一本を切った千冬に対し、一夏は『EXスキル』を発動し、首相撲での膝蹴りを叩き込んでから顎を蹴り上げ、ジャンプして首をホールドすると、其処からスイング式のリバースDDTを喰らわせて千冬のHPを削り取る!

厄介な敵ではあったが、秘薬とEXスキルを駆使すれば倒す事はそれ程難しくは無かった様だ。

残るは稼津斗だが、此処で一夏は『三十秒間強力なビームが使用可能』になる、『魔神パンドラの秘薬』を使用して、ビーム攻撃で稼津斗のHPを削って行く……ビームを放つ際に、一夏が『かめはめ波』と言っていたのは仕方あるまい。かめはめ波は全男子の憧れだ。子供の頃に、かめはめ波の真似をした事のない男子なんてモノは存在しないと言っても過言ではあるまい。

此の攻撃で稼津斗のHPもゴリゴリと削って行く……『秘薬』は、本来ならばゲームがつまらなくなるクソチートアイテムなのかも知れないが、現実世界に帰還する為にはゲームをクリアする事が大前提なので、一夏は迷わずに使用しているのだ。

一夏は二つ目の『魔神ダンテの秘薬」を使用して、稼津斗のスーパーアーマーを貫通出来るようになると、更に『HPとEXゲージを全回復』する『特大カルビ串焼き』を使ってEXゲージを全回復させてからブーストを開放!

ブースト状態は、EXゲージが徐々に減っていく代わりに、一夏の攻撃力が上昇してスーパーアーマーになり、ブースト状態の間はEXスキルが使い放題になると言う強化状態だ。

なので、一夏は稼津斗をホールドするとEXスキルを発動してエルボーパッドからのストーンコールドスタナーを叩き込んでダウンさせると、追撃に『敵ダウンEXスキル』を発動して逆エビ固めで締め上げてダメージを与える。

勿論、一夏が攻撃している最中も、刀奈達が攻撃を加えてHPを削り取って行く。

 

 

「ヌゥゥゥゥン……滅殺!!」

 

 

この猛攻で稼津斗のHPゲージは残り一本になり、オーラを纏った強化状態に!

纏ったオーラは千冬と同じ禍々しい紫色だが、稼津斗の場合はオーラを纏っただけでなく、肌が黒くなり、髪と目が赤く変化する……まるでストリートファイターシリーズの豪鬼のようだ。

 

 

「中々に楽しめた……だが、此れで終いだ!お前達を黄泉に送る技、瞬獄殺!」

 

「誰が喰らうかってんだ!可成り厄介な相手だったけど、本物のカヅさんには遠く及ばないぜ!」

 

 

此処で稼津斗が起死回生の一撃を放って来たが、一夏はカウンターの『合体EXスキル』を発動したのだが、ブースト状態の『合体EXスキル』は、特定のパートナーとだけでなく、パートナー全員との連続攻撃になってダメージが大幅にアップすると言うモノであり、一夏は此の攻撃で決める心算なのだろう。

先ずは一夏が喧嘩キックで蹴り飛ばすと、蹴り飛ばされた稼津斗をクラリッサが手刀で斬り付け、其処にロランが肘打ちを叩き込むと、更にヴィシュヌがしなやかな蹴りを叩き込み、グリフィンがスリーパーホールドで締め上げた所に刀奈がアッパーカットを叩き込んで宙に浮かせ、浮かんだ稼津斗を一夏が捕まえて、其のまま渾身のキン肉ドライバーを叩き込んでKO!!如何に強い相手であっても、其れを再現したデータであるのならば付け入る事は出来たと言う事なのだろう。

 

稼津斗と千冬を倒した所で、ムービーとなり、女王との戦いとなって、白雪姫が女王と戦うと言ったのだが、其れは一夏が『例えどんなロクデナシでも、お前の母親である事は間違いない……母親殺しをさせる事は出来ねぇよ』と言って、一夏と女王の一騎打ちに!

女王のHPゲージは、五本である紫だったのだが、一夏は各種秘薬を使用してHPを的確に削り、トドメはホールドしてから『掴みEXスキル』を発動し、ハンマースローで壁に叩きつけたところに助走を付けての渾身のドロップキックを叩き込んで女王のHPをゼロにして見事に勝利!!

 

そして、其れと同時に――

 

 

『解析完了。AIアップデート完了。』

 

 

そんなアナウンスがされ、そして周囲が白く輝き、一夏達の意識はホワイトアウトして行った――

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「いっくん、戻って来たんだね!」

 

「一夏!」

 

「一夏君!!」

 

「兄さん!」

 

「……吏さん?其れに、簪と鷹月さんと円夏?……そっか、戻って来たんだ。」

 

 

そして、一夏の意識が浮上すると、現実世界に戻って来ていて、電脳ダイブマシンが停止していた。――心配そうに自分に抱き付いて来た円夏の頭を撫でてやったら、円夏は安心したらしく、安堵の笑みを浮かべている。矢張り相当に心配していたのだろう。

……一夏に『そろそろ離れろ』と言われるまで抱き付いていたと言う所に、円夏のブラコンっぷりが確りと発揮されてはいたが。

 

ISシミュレーターのテストルームでは、一夏の嫁ズも無事に目を覚まし、その場に一夏が現れると、全員が一夏とハグをしてからキスもしていた……ハグとキスは、恋人同士が最も愛を確かめる事が出来る行為なので此れ位は普通だと言えるだろう。

ま、何にしてもこうして無事に電脳空間から帰還出来たので、今回のMissionは無事に成功したと言って良いだろう。

 

 

「皆お疲れ様。今回は、私のミスでトンデモない事になっちゃってゴメンね?

 お詫びと言ってはなんだけど、今日は皆に晩御飯御馳走するよ!バイキング形式の食べ放題のレストランになるけど、好きなもの好きなだけ食べて良いから♪」

 

 

普通ならば此れで終わりなのだが、其れでは気が済まない束が、此のメンバーを更識ワールドカンパニーの敷地内にある食べ放題のレストランに連れて行って、今回の件でのお詫びとお礼をしてくれて、一夏達はバイキング形式のディナーを楽しんだ。

が、電脳空間の仮想現実で動くと動いた分だけ現実世界の身体もエネルギーを消費するらしく、一夏と嫁ズは、全員が焼き肉を五人前、天婦羅を六人前、寿司を四人前と言うメニューをペロリと平らげたのだった。グリフィンは此処に更にワンポンドステーキ三枚が追加されていたが。

そんでもって夕食後は敷地内にあるスーパー銭湯でゆっくりと疲れを癒し、今夜はこれまた敷地内にあるホテルに泊まる事になったのだが……

 

 

「「「「「私にします?私にします?其れとも、ワ・タ・シ?」」」」」

 

「……其れじゃ全員で。」

 

 

一夏と嫁ズは同じ部屋になり、一夏が一度ロビーに飲み物を買いに行って、そして戻って来て扉を開けたら、其処には裸エプロンの嫁ズが存在していた。

一夏は一瞬呆気にとられるも、静かに扉を閉めて鍵を掛けると『五人揃うと何か凄いモノがあるな』とか考えながら買って来た飲み物を一気に飲み干すと、其処からは嫁ズとトコトン愛し合った。

自分から誘う事はないが、誘われたら断らないのが一夏なので、嫁ズ五人全員から誘われたら当然全員の相手をするのは至極当然の事なのだ……結果として五人を相手にして、そして全員を満足させた訳だが、其れであってもマダマダ余裕っぽかった一夏は、相当な絶倫である事は間違いないだろうね。

事件を無事に解決した後は、嫁ズとラブラブハッピーエンドってのも、アリと言えばアリだろう……尤も、此れをゲームに入れたらR-18指定になってしまうから絶対に入れる事は出来ないけれどね。

 

取り敢えず今夜は、嫁ズと大いに愛を育んだ上でゆっくりと休んで下さい!お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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