最近本気で有森の能力が欲しいと思い始めてます。え?何に使うかって?
……………………
じゃ、じゃあ本編どうぞ。
リュウ「早苗さんじゃないか!」
霊夢「あら、早苗。」
早苗「はい!早苗です!えーと、あなたが有森さんですか?」
リュウの方を見て言ってるけど…いやチガウ。
リュウ「いや、俺は凪沙リュウ。それであっちが有森。」
有森「おい、何勝手に俺の紹介まで終わらしてんだよ。それで何で名字だけなんだよ…俺が有森焔だ。」
本気でなめてんのか。
早苗「じゃあ、よろしくお願いします!では、守谷神社に行きますか。」
おお、話の先が読めねえな…
リュウ「そうだな!二柱にも会ってみたいし。」
まあ、そうだな。行かないと話が進まねえしな。(メタ発言)
~少年二人と少女二人移動中~
リュウ「ついたー!」
いやー…霊夢には振り回されてばっかだな。最初の予想が当たってたな。あんまり当たってほしくなかったんだが…
早苗「神奈子様ー!諏訪子様ー!ただいま帰りました!」
神奈子「お帰り。お、そちらがこの間言っていた外来人の方々だね?なぜ博麗の巫女もいるのかはまあ別に良いとしようか。」
諏訪子「さて、君達がどんな人間なのか、楽しみでしょうがないよ。」
何か単純に聞くと軽く怖いんですけど。
それと、ここ来たことある気がする……あぁ、あの捏造記者の時だ。ここ、帰りにちらっと見えてたな。
リュウ「それにしても、博麗神社よりきれいだな、新しい。」
霊夢「悪かったわね、ボロボロで。」
有森「まあ、よく言えば年期が入った、とかいう言い方はあるな。」
神奈子「そうだろう。少なくとも博麗神社よりかは新しいからね。」
霊夢「何を~!」
こういう光景、外でも俺とはほとんど関わりの無かったやり取りだ。まあ、羨ましいと言えば羨ましい。だが、俺は俺で一人に馴れてたりも……
有森「がっ!」
不意に心臓が絞られるような痛みを感じた。同時に、頭の中に、テレビ画面の砂嵐のようなものに隠れながら、真っ赤に染まって行き、高温を放ち出す星が映った。それと同時に体からも湯気のようなものが出始める。
早苗「だっ!大丈夫ですか!?」
リュウ「おい!有森!しっかりし…熱っ!」
俺の腕にさわったリュウが凄く熱そうにしている。だが、そっちを気にできるほど余裕はない。
有森「がぁぁぁあああああ!」
まずい…もう体が持たない。こうなりゃショックだ。左手は痺れて使えないから、右手でエネルギーを収縮させ、俺のからだの前で爆発させる。
ドオオォォォォン……
衝撃で普通に倒れた。もう立つ体力も残ってない。「発作」…思ったより体力持っていかれるからな。
リュウ「おい!しっかり…しろ!」
ん?リュウ、俺に触れてるのか?…こいつ、手が氷で包まれてる…。なるほど、これがお前の能力か。ふ、やりやがったな……………
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有森「……う…」
どこだ?ここ、真っ白だ。………ん?あれは…鈴?何でこんなところに鈴が?
とりあえず近づいてみる。
有森「うん?何か光り出した。」
そう思っていると、文字が空間に出てきた。
「覚えてないの?」
有森「覚えてないって…何がだ?」
「やっぱり…あの時記憶を消してたしね。」
あの時?何の時だろう。と言うかこの鈴は何なんだろう。
「さて、と。今はみんな呼んでるよ?行ってらっしゃい。」
不意に目の前が真っ暗になった。
それが目を閉じているから、と気づくまで2、3秒かかった。目を開けると光が入ってくる。
有森「ここは……永遠亭か。」
リュウ「よく分かったな。」
有森「リュウか。悪いな、迷惑かけた。」
リュウ「それは別に良いんだが、お前、まだアレ治ってなかったのか。」
有森「フフ、治るわけないだろ。まあ、死なないように自分に不命死の術はかけてるが、根本的な解決にはなってない。あの病気は治ることは治るが、治療法は薬だけだ。薬の効果も効かない俺には意味がない。だが、俺の体質上病気にはかからねえと思ってたんだけどなぁ。」
不命死の術とは、自らの力と身体的な何かを使って寿命を無くす術のことだ。俺の場合、力の90パーセントと右目を犠牲にして使った。使ったのは大体10年前ぐらいだ。まあ実年齢が3540歳の俺にとってはついこの間だ。
リュウ「さてと。あいつらにはどう説明する気だ?」
そうだ。リュウは知っているからいいが、下手な迷惑やら心配やらはかけたくないからな。
有森「まあ、適当に…魔力の暴走だとでも言っとくか。前にパチュリーの魔力を貰ってたからな。あれがフラグってことにしとくか。」
一部は合ってるしな。俺のかかっている「妖力病」。例えると、体の中にある魔力や妖力を貯めておく箱がどんどん脆くなっていく病気だ。最終的には身体中の妖力、魔力が暴走して体が四散、死に至る。
だが、その前に…
リュウ「その『原因』、まだ分かんねえのか?」
有森「ああ…」
これになった原因が記憶にない。これにかかるには、超莫大な量の妖力、魔力を放出するか、吸収するしかない。だが、そんな記憶は俺の中にはない。
さて、この話は終わりだ。
有森「それよりお前、能力使えてたな。」
リュウ「え?」
有森「うん?」
リュウ「…ごめん、無我夢中で全く覚えてない…」
有森「見たところ氷系統みたいだったぞ。」
リュウ「こうやったら出るかな?おりゃっ。」
手のひらにぐっと力を入れる。すると、
パキパキパキ…
リュウ「おお!出来た出来た!」
それ、そんな簡単に使えるのか。
リュウ「とりあえずはこれの修行だな。付き合ってくんない?」
有森「ああ、別に良いが…俺、教えるのは壊滅的だぞ?」
リュウ「大丈夫大丈夫!俺ほら、理解能力高いからさ。問題ないって。」
有森「……それ、軽く煽ってんのか?」
とりあえず修行か。自己防衛出来てもらうととても助かるからな。
~あとがき~
リュウ「最近主がサボりぎみになってきてるってよ。」
有森「はぁ、まあ、そんなにお気に入りユーザーも居ねえから迷惑に思うような人はそういないと思ってるんだがな。」
主「おいこら。軽く煽んな。」
リュウ、有森「「事実じゃねえか。」」
主「ハモらせんな。」
有森「いや、言わせてんのはお前だろ。」
主「…おっしゃる通りでございます…」
リュウ「つーか、ほとんど妖力病の話だったじゃん。俺の能力紹介かと思ったのによ。」
主「それはほんとごめ。初心者だからユルシテ。リュウの能力紹介はまた気が向いたらやっとくから。」
リュウ「気が向いたら……?ピキピキ」
主「あ……よ、読んで頂きありがとうございましたぁ!」ピューン
リュウ「待てゴラァ!」