最強の半人が幻想入りしたらしい   作:怒鳴る怒

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どうもただの謎存在です。
戦闘シーンって難しいですね……




では本編、どうぞ。


第十三話 紅魔館でピンチ!?フラン、暴走!

霊夢「昨日は散々だったわね…」

 

有森「ああ、悪かった。ちょっと守谷神社行ってすぐに永遠亭に行ったからな。」

 

リュウ「まあ、しょうがなかったと言えばしょうがなかったんじゃないか?」

まあ…そうか。

 

霊夢「体の方は大丈夫なの?」

こいつ、人のことを心配することはできるんだな。かなり意外。

 

有森「ああ、問題ない。回復能力は高いからな。とりあえず俺は紅魔館でもいってくるわ。」

 

リュウ「じゃあ俺は寺子屋にでも行ってくるかな。」

 

霊夢「そう、行ってらっしゃい。」

おう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

有森「…お前どうやって飛んでんの。」

リュウは飛んでいた。いや、走っていた、の方が正しいか。空中を走っていた。

 

リュウ「ああ、昨日お前がある程度教えてくれたじゃん、こういう氷のやつの使い方。それを応用して足場に氷の塊を作ってその上歩いてんだよ。」

よく足がついていくな。確かに足は速い方のやつだったけど。

 

リュウ「何か生物判定?みたいなのが妖怪に分類されてるのか、色々できるようになったんだよね。」

 

有森「それだったら普通に飛べないのか。」

 

リュウ「あ……………その手があったか。」

バカなのか。成績は良い方なんだけどな。

 

有森「じゃあここで分かれるんだな、じゃ。」

 

リュウ「おう!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

有森「……………いない。」

美鈴がいない。いつもは寝てるか頭にナイフが刺さってるかの二択だったのだが、今日は三択目、いない、だ。なにやってんだよ門番だろ。

 

有森「入っても良いよな…?」

 

キィー

 

………なにかがおかしい。あまりに静かすぎる。それに妖精メイドも見当たらない。

……………………

有森「…第一感覚専攻第三感、聴覚。」

じっと耳を澄ます。すると、微かに音がした。声のようだ。

???「……ナ……エ………ン……………ト………」

ダメだ。ほとんど聞こえない。ただ、位置的には声は図書館かららしい。あそこならパチュリーが防音魔法をかけてたから声が聞こえにくいのも分かる。

 

スー…

 

何か足音たてたらダメかな~とか思って浮いて来た。

図書館の扉を開けようとした瞬間!

ドゴオン!!

 

有森「!?」

咲夜が扉を壊して飛んできた。はぁ!?

 

有森「お、おい、大丈夫か!」

返事がない。一応脈をとってみる。

 

有森「気絶してるだけか。しかし何が……。……………!?」

なかに入ってみると大惨事だった。本棚は倒れて本は散乱してるし、パチュリーは倒れてうわ言いってるし。何でこうなった。

すると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

フラン「ミンナコワレチャエ!」

フランだ。近くにレミリアと美鈴もいるがもうボロボロだ。だからいなかったのか。

 

有森「フラン!」

フランがすっとこっちを向く。

 

フラン「ウモリダ!ネエネエイッショニアソボ?カクレンボニスル?ソレトモダンマクゴッコ?」

 

レミリア「う…有森…?…!は、早く逃げなさい!今、フランは暴走状態なの!」

 

美鈴「は、早く!私たちだけで大丈夫ですから!」

いやいや、

 

有森「そんなボロボロの状態で言われても説得力の欠片も無いぞ?」

 

フラン「アソンデクレナイノ?アソボウヨ!」

 

有森「ああ、そうだな。ただ、ここでやるとまたぶっ壊れるから外でやろうぜ。」

 

レミリア「ちょっと!早く逃げろと…」

 

有森「問題ねえよ。フランは遊びたいだけなんだから、付き合ってやろうじゃねえか」

 

フラン「ヤッタ!ハヤクイコウイコウ!」

 

有森「ああ、行こうか。」

そう言って図書館から出る。回復は小悪魔に任せよう。もし帰ってきても終わってなかったら手伝うとするか。まずはフランを元に戻すのが先決だな。フランの目の中に光が宿ってなかったしな。

 

フラン「サア、ハジメマショ!」

 

有森「ああ、だがちょっと待っててくれ。」

おそらくかなり激しいバトルになるだろう。結界を紅魔館と周囲にはっておかなくてはな。

 

有森「これで良し、と。お待たせ、始めようか。」

 

フラン「ヨーシ、ウモリハチャント…タノシマセテネ?」

…ちょっと待て。フランはレミリア達相手に戦ってたよな?だが、今フランは有森はって言ってたよな?レミリア達相手に楽しめなかったてのか…やばいな。

 

フラン「フォーオブアカインド」

!?フランが分裂した。

 

フラン「[禁弾]カタディオプトリック」

   「[禁弾]過去を刻む時計」

   「[禁忌]カゴメカゴメ」

   「[禁忌]恋の迷路」

 

有森「はあ!?」

四人同時にスペカはダメだろおい!一人でもきついってのによ!

 

有森「しょうがない…『バーンアップ』、超加速!」

何とか避けれたな。

とはいえ…

 

フラン「アハハハハ!ヨケタヨケター!」

何なんだ…この妙な違和感…何かが違う……

 

有森「うーん…がはっ!?」

 

フラン「ヨソミシテルトコワレチャウヨ?」

ぐ…背中にレーヴァテインを食らったか…瞬間的に反応出来て良かった…しかし…かなりのピンチだ。でもそれより………やっぱりこの違和感…何だろうか…

 

フラン「キュットシテー」

……まずい。

 

フラン「ドカーン!」

がっ…!

ヤバかったな…もう殺しにかかってる。危ないとかそこらじゃない。

 

フラン「アハハハハハ!ソレソレー!」

くっそ…やっぱり強い…。

 

フラン「ウーン…ウモリハハンゲキシナイノ?オモシロクナクナッテキチャッタ。」

ちっ…しょうがないか…

 

有森「いいや、もちろんやるさ。[炎符]インフェルノゴースト!」

威力は絞ってるとはいえバーンアップ状態だ。気を付けないと…

 

フラン「フフフフフ!モットアソビマショ!」

 

有森「ちっ…[火塊]焦包魂![焔符]火焔楼!」

数で動きを止められれば…!

 

フラン「モットモットアソボウ![禁弾]スターボウブレイク!」

ドオン…

ぐ…もろに当たった…ガードはしたが、やっぱりきつい…

そのとき、フランの目から涙が流れていた。

 

フラン「アレ…ナニモナイノニ…カナシクナイノニ…ナンデ…」

!?…もしかしたらフラン、人為的に心を凍らされてるんじゃないか?だが、完全に凍りきってるわけじゃないらしい。少しの感情が残ってるってところだろう。自分のなかで二つの感情が対立することほど苦しいことはあるまい。

 

有森「フラン…今助けてやる!麒麟!」

凍った心を戻せるのは感情の司神である麒麟だけだ。

 

フラン「サア、モットアソビマショ?」

涙を流しながらも言ってくる。

 

有森「残念だが、これで終わりだ。」

 

フラン「エ?」

麒麟族特有のスキル!

 

有森「水面の鏡の如く澄みきる心、荒ぶりし心情を鎮め平穏と化せ。『明鏡止水』」

何か厨二病みたいになるが、俺は今開いている右目にある程度の能力を封印している。これもそのうちの一つだ。

 

フラン「エ………………あ………」

 

ヒュー…

 

ポス。

かなりの疲労だったんだろう。四人が一人に戻ってそのまま眠っちまった。はあ、

 

有森「空間移動」

フランをおんぶしたままフランの部屋に直行する。あそこにもベッドがあったはずだし、何よりあそこがフランにとっても一番安心できるところではないだろうか。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

キィー

 

あれ、まだ回復が終わってないのか。

 

小悪魔「有森さん!大丈夫でしたか!?」

 

有森「ああ、今フランは部屋で寝てる。とりあえず回復、手伝おう。」

 

小悪魔「え、良いですよ、お疲れでしょうし。」

問題ない。体力はもう回復した。麒麟状態を誰にも見られてなかったからタイムループを使う必要がなくなったのもあるしな。

 

有森「ヒール」

これはかなりの広範囲に対して使う回復技だ。

 

レミリア「う…。…!有森、大丈夫だったの!?」

 

有森「ああ、問題ない。ところでだが、フランは何でああなったんだ?」

 

レミリア「えーと…確か、フランがここで勉強してたとき…」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

どうやら、フランは俺が来なかった間ここで勉強していたらしい。だが、今日も勉強していたとき、一部の壁を貫通して「何か」が飛んで入ってきたらしい。運悪くフランはそれに当たってしまい、その直後にああなってしまったらしい。それが原因なのは確実だな。ただ、それがなんなのかがわからない限り…どうにもならねえからな。だが、それが心を凍らせる力を持っているとすれば、それをできる扱えるやつはかなりの相手となる。何なんだろうか…

 

カチャ…

 

レミリア「フラン!」

 

咲夜「妹様!」

 

有森「フラン、目が覚めたか。」

 

フラン「……………い………ごめんなさい…私のせいで…」

 

レミリア「フラン……!」

レミリア、ちょっとキレてないか?飛びかかるなよ?

 

有森「待った。「え?」フランはやりたくてやったんじゃないんだ。」

 

フラン「有森…」

 

有森「おそらく、さっきレミリアに聞いた話からすると、その飛んできた『何か』がフランの心そのものを凍らせたみたいだ。ただの事故なのか、目的があってなのか……そこは分からんが。」

また変にこれがでかいことにならなければ良いんだが…

 

有森「それに、フラン。」

ずっとフランはうつむいてる。泣きそうになってるみたいだ。良い子なんだよな。

 

有森「よく謝れたな。悪いことをしたら謝る、簡単なことに見えてもそれをできるやつは少ない。」

 

フラン「で…でも…怪我、させちゃった…」

 

有森「大丈夫だよ。怪我はしても死んではねえ。怪我なんかそのうち治る。」

 

フラン「う…うぅ…」

 

有森「それと泣きたいときは泣けば良い。変に我慢なんかする必要はない。」

 

フラン「う……うう………うわああぁぁん!」

自分の意思とは別に体が動くし、それで他の人を傷つけたんだ。そりゃ怖かったし辛かったよな。でもそれにも耐えたんだ。やっぱりフランは強い。俺はフランが泣き止むまで頭を撫でていた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

レミリア「今回は本当にごめんなさい。」

 

有森「もう良いんだよ。怪我も治ったし、フランも戻ったしな。」

 

フラン「でも…また同じようなことがあったら……私…」

俺は目線を合わせて言う。

 

有森「フラン。もう起きたことはしょうがない。でも、そのあとが大事だって言うだろ。一つ間違ったら二つ良いことをする。二つ間違ったら四つ良いことをする。そういうことの積み重ねで人は成長できるんだ。だから、過去を見ずに未来を見ろ。自分のできることをやってみろ。」

これは、俺が母に言われた言葉だ。母は何か間違ったら人のためになることをして、自分なりに頑張ってみろ、って言ってくれた。もう姿も顔も覚えてないのに、それだけはずっと覚えている。

 

フラン「……うん…!私、頑張る!」

ふう、少し元気になってくれたみたいだ。良かった良かった。

 

有森「じゃ、俺はそろそろ。晩飯も作らなきゃなんねえし。」

 

レミリア「なら…」

ん?なんだ?

 

レミリア「今日はうちに、あのリュウという人と博麗の巫女、三人で来ない?迷惑もかけてしまったし、せめて晩ごはん位でも…」

そうか。それは…まあ俺にとっても助かるっちゃあ助かるな。

 

有森「そうか。なら、お言葉に甘えさせてもらおうかな。二人にはこっちから言っておく。」

さて、帰るか。…………ん?何であいつリュウのこと知ってんだ?…まあ良いか。




~あとがき~
リュウ「良いなー。有森良いなー。俺もフランちゃんにギューってされたい!」

有森「骨盤が砕け散っても良いなら頼んでみれば?」

主「そうなると残酷な描写のタグつけなくちゃいけなくなるけどね。」

リュウ「…やめておく。それよりアリスたんの登場はいつになるんだ?」

主「…いつにしよう…。ほとんど先も見ずに作ってるから予定がないんだよね。まあ次はリュウの寺子屋編にする予定だから…少なくとも次の次。」

有森「出たとしてもお前、気持ち悪い言動、行動は慎めよ?」

リュウ「………それは難しい。」

有森「おい。」

主「うーん…でも寺子屋編もあんまり内容決めてないからなー…」

有森「決めてないのに予定言ったのか。」

主「まあ予定だからね。無問題(モーマンタイ)だろ。」

有森、リュウ「そうとも限らねえよ。」

主「………はい。ですね。じゃ、そろそろ〆るか。最後まで読んでいただきありがとうございました。」
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