最強の半人が幻想入りしたらしい   作:謎の通行人 δ

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どうも謎存在です。
今回はハロウィンということで特別話です!
今、某ウイルスのおかげであんまりこういうのできない時期ですが、楽しみましょう!(何をだよ。)


では、本編どうぞ!


(特別)第二十話 HAPPENING HALLOWEEN!!

有森「ハロウィン仮装大会?」

 

リュウ「ああ、やるらしいぜ。」

えーとな…え?誰が?

 

有森「誰がやるんだよ…」

 

リュウ「結構やるやつ多いらしいぞ。紅魔館のやつらとか全員出るしな。ちなみに主催は紫さんと文屋らしい。」

あいつらか。というか紅魔館のやつらってレミリアとフランは仮装しなくても十分妖怪じゃねえか。

 

有森「で、何で急にその話を?」

 

リュウ「出てみろよ。」

………………………………は?

 

有森「今なんつった。」

 

リュウ「いや、だから出てみろよって言ったんだよ。」

いや、何でだよ。

 

有森「おい、いい年したやつが仮装して何が面白いんだ。」

 

リュウ「レミリアとかは500歳だぞ。」

 

有森「それ、言い出したら俺3000歳超えてるぞ。というか、そうじゃなくて、というかあいつらは例外だろ。見た目が子供だしな。」

 

リュウ「……それ、本人に聞かれないといいな。」

確かに…聞かれたらすぐに処されるな。

 

有森「それに、出たいならお前が出れば良いじゃねえか。何で俺を巻き込む。」

 

霊夢「ん?あんた達何かするの?」

おっと、飛び入り参加者だ。こいつは絶対聞いたら行くって言うだろうな。

 

リュウ「ああ、それが、<かくかくしかじか>なんだ。」

 

霊夢「何それ!面白そうじゃない!」

ほら見ろ…いや、どちらかと言うとお前は退治する方のやつだろ。巫女が妖怪の姿しに行くって…。

 

有森「というかそれ、何するんだよ。」

 

リュウ「内容としては、仮装して集合場所に集まる→幻想郷内でその格好でお菓子を貰いに行く→制限時間は二時間→もらった数の多い人が優勝→景品もあるらしいが、それが何かは知らん、こんな感じ。あ、それと、お菓子を貰える家はカボチャのランタンをつけなきゃいけないらしい。」

 

有森「何でそんなに内容知ってんだよ。」

 

リュウ「あー……いやー…それが、紫さんに人を集めてきてくれって頼まれてさ。」

…それでかよ。お前は宣伝用パシりか。

 

有森「それなら俺はここで菓子配りでもするかな。出たいなら出てこい。」

 

霊夢「やったー!」

はあー…といってもな…ここにはお菓子なんか無いしなぁ…いや、あるはあるが、せんべいだとな………作るか。お菓子が無ければ作ればいい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

霊夢「あんた、カボチャのランタンなんか作れるの?」

 

有森「大体でいいならな。」

カボチャ丸々一個なんか買ったこと無かったな。他にも参加者がこれ買わないといけないとなると、これは八百屋が儲かるな。

 

ーーーーーーーーー十分後ーーーーーーーーーー

有森「出来た。」

 

霊夢「早っ。」

 

リュウ「上手っ。」

後はお菓子だな。くりぬいたカボチャ使うか。

 

~~~~~~~~午後9時30分~~~~~~~~

 

文「えー、皆さんお集まりいただきありがとうございます!あと三十分ほどお待ちください!」

 

有森「…これでいいものか……」

 

リュウ「いいんじゃね?」

何を心配してるかって?それは…

 

有森「お前ら衣装がないからって俺の魔力使うなよ…」

そう。こいつらは俺の魔力で衣装を準備したのだ。それ、俺の操作次第で自由に操れるんだぞ。

 

霊夢「良いじゃない!それにしてもこの衣装、ずいぶんと本格的ね…」

そりゃイメージ通りになるからそうなる。

 

フラン「あ!有森ー!」

 

有森「お、フランか。」

フランとレミリアだ。服はあまり変わらず、色をカボチャ色にしていた。まあ、人里に行くってこともあるから、これぐらいがちょうどなのかもな。

 

有森「さて、俺は帰って準備するかな。」

 

フラン「あれー、有森は出ないの?」

 

有森「ああ、俺はお菓子を配る方だからな。じゃ。」

さて、準備するかな。

まあ、準備といってもランタン置いたりとかお菓子の袋詰めとかだけどな。何作ったかって?カボチャのタルト。出来は…まあ、ボチボチと言ったところか。

 

~~~~~~~~~30分後~~~~~~~~~~

 

…何で俺こんなことやってんだろ。いや、参加する分には別に構わんのだが、ハロウィンとか、そういうイベントほとんどしなかったからな…。こっちに来てそういうの増えたよなぁ。お、そろそろ来出すかな?

 

妖精「トリック オア トリート!」

 

~~~~~~~~さらに30分後~~~~~~~~

えーとな、どうなってんだ?目の前で弾幕勝負している妖精が5、6体いる。何でだよ。ルールにまた変なの突っ込んだのか?あいつら(紫と文)。

全く…ここ壊れられると俺は良いが、霊夢は確実に困るからな。だが、ルール上仕方ないなら防御壁張っとくぐらいで良いか。

 

有森「不死鳥の加護…っと。」

 

~~~~~~~またさらに30分後~~~~~~~

さっきの弾幕勝負の中に霊夢とフランが乱入。おいこら!フランはまあ、分かるとして霊夢!お前は何で入ってきた!ここお前の家だろ!結界解除してやろうか?お?

 

霊夢「[霊符]夢想封印!」

 

フラン「[禁弾]カタディオプトリック!」

あーもうスペカ使い出すのはほんとに良くないな。どっちももうほとんど体力残ってないようにも見えるが?

 

霊夢「はぁ、はぁ、ふー……」

 

フラン「はぁ、はぁ、えーい![禁忌]レーヴァテイーン!」

……はぁー…あんまり首を突っ込みたくないが、これはマジでまずい。遊びどころじゃ無くなるぞ、これそのうち。一回強制ストップだ。

 

有森「[焔符]メギドフレア。[粒符]パーティカルコントロール 縛」

 

霊夢「!?」

 

フラン「!!」

 

有森「お前らは何やってんだよ。」

 

霊夢「ちょっと…これ解きなさいよ!」

 

有森「質問に答えろ。何でこうなってるんだよ。」

 

フラン「文が言ってたの。」

どうやら、あの捏造記者が弾幕勝負をして勝ったら相手のお菓子の半分貰って良い、とか言うルールを出したらしい。それで、なかなか集まらないやつは所かしこで弾幕勝負を繰り広げているらしい。

 

有森「あのやろうか…」

今は俺のやることがあるから良いが、これが終わったらちゃんとやってやらねえといけないな。

 

有森「とりあえず、ここではやるな。というかやるなら、周りの人に被害の出ない所でやってくれ。」

 

霊夢「今のところ出てないじゃないの。それより早くこれ解きなさい!」

今のところて…

 

有森「今のところと言うかここは俺が結界張ってるから弾幕が当たってないだけだ。張ってなかったらもうすでにほとんど全壊状態だぞ。」

 

霊夢「う…」

そろそろ縛も解除してやるとするかな。

 

有森「はぁ…アンロック。」

 

霊夢「ふう、やっと動けるわ。お菓子ちょーだい。」

 

有森「ちゃんと言え。」

 

霊夢「えー…」

えー、って…これそういうイベントだよ。

 

フラン「トリック オア トリート!」

フランはちゃんと意味わかってるな。

 

有森「はい。」

 

フラン「わーい!」

ふぅ…ん?

 

???「助けてー!」

 

???「ぎゃーっ!」

 

有森「何だ?」

 

霊夢「どうしたの?」

ん?こいつには聞こえてないのか?もしかして、テレパシー?

 

有森『リュウか?』

 

リュウ「有森!よく気がついたな。まあいい!またやつが出てきた!すぐに来てくれ、人里だ!」

やつ?誰だ?まあ、行ってみるか。

 

霊夢「ちょ、どこ行くのよ!」

 

有森「人里だ。何かあったらしい。」

 

霊夢「なら、私も行くわ。人里なら、そこの人間が何か大変なことに巻き込まれることもあるから。」

ふうん…こいつ、やるときはやるやつらしいな。

 

ーーーーーーーーー人里ーーーーーーーーーー

妖精達「ぎゃーっ!」

 

天子「ほら!あんた達!悪魔やら鬼やらの姿してるじゃない!早くやってきなさいよ!」

 

リュウ「こいつはヤバい…有森、早く!」

 

ヒュウオ

有森「悪い、待たせた。」

 

リュウ「有森!早いな。と、とりあえずあいつをなんとかしてくれ!」

 

霊夢「何が…って変態じゃないの…」

あいつかよ…懲りないな。またやってやろうか。

 

天子「!!あのときの!」

ほう、覚えてたか。

 

天子「ほら!撃ってきなさい!前よりも激しく!」

こいつ…あれでダメだったのか。まあ、殺しはしなかったからこいつの判定は死ぬor快感みたいになってるのか?

 

有森「遊んでやりたいところだが、あいにく俺にもやることがあるんでね。≪こいつら≫で遊んでやるよ。」

前は使わなかった。が、今夜はハロウィンだ。ピッタリな技を使ってやるよ。だが、あれは呪文が英語だから噛まねえようにしないとな。それと…まあ、姿形が死神みたいになるのもまあ致し方ない。

 

有森「An evil nightmare by Evil soldiers of shadow…wake up.」

…言えた。意味?知るか。言っておくが、これは名前じゃなくて呪文。何かの漫画でこんな感じの技があったからやってみたら案外出来た、ってやつだ。それと、俺は厨二病じゃないからな。効果としては、地面に出せる広範囲の影に俺が倒した…とは言っても殺してはない。とあるネイズで一部分だけ魂を刈り取ったモンスターやら何やらの魂を封印してるんだが、それを影として召喚、操作して戦わせる技だ。影の兵士は俺の魔力で何回でも再生できるし、本体より何10倍も強くなってる。ターゲットも絞れるから周りに影響も与えない。

 

霊夢「!!!?」

 

リュウ「ハァ!?」

あ、これはリュウにも言ってなかったか。あ、ちなみに、封印してるやつは大体800体ぐらいだ。龍から一級精鋭魔族までさまざまなやつがいるが、最大収容数は俺の最大魔力量による。最近測ってないから分からんがな。さて、

 

有森「行くか!」

ちなみに、ハロウィンってことでモンスター達を幼児化させてある。まあ、もちろん見た目だけで、強さは変わってないけどな。

 

天子「あぁ!良さそう!早く来て!」

…嫌な予感がしてきた。まあいい、もちろん俺もやるしな。

 

影の兵士「ゴアアァァー!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ヤベぇ、やりすぎで見えねえ。視界がもうほぼ真っ暗なんだが。

周りの家には被害は出ねえし、そもそも妖怪とかとターゲットにされてるやつ位しかこいつらは見えねえけど、これはヤバい。そして、その衝撃音と咆哮の合間に聞こえる断末魔。あ、オワタかな、あいつ。

 

霊夢「ちょ、これどうなってるのよ!こんなことしたら民家とかお店とかにも影響出るでしょ!」

 

有森「安心しろ。こいつらに触れたり触れられたり出来るのはターゲット指定されてるやつと管理者、つまり今でいう俺だけだ。周りに被害が出るどころか普通の人には見えてすらないと思うぞ。」

ああ、そろそろ俺も行くかな。影の兵士もいるから、影系統の攻撃で行くか。…さっき言ったネイズをすぐ使うことになるとは。

 

有森「直刃刀ネイズ化、闇龍狂終!」

…これが普通のネイズの中で1、2番を争うほど強いやつ、別名「死神の鎌」。確かに鎌の形をしていて、真っ黒だ。が、それだけじゃない。魂を刈り取ることができる。まあ、ちょっとでも抵抗力が少なかったら自分も吸いとられていくけどな。

 

霊夢「ヤッバ…」

 

リュウ「あんなの見たことないぞ…」

そりゃそうだ。

 

有森「[闇牙]暗牙烈衝!」

真っ黒な斬撃を高速で撃っていく。影の兵士には効かないから、直接届く。

 

天子「ぎゃゃぁぁああ!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

天子「(Ω\ζ°)チーン」

こんなもんで良いか。泡吹いて倒れてるし、顔真っ青だし。ただ、この死神状態は3、4時間位しないと解けないからしょうがないか。

 

霊夢「すご…あの変態をここまでするって…」

 

リュウ「まあ、存在そのものがチートみたいになってるもんな。さすがだわ。こりゃ。これで天子も多分トラウマだな。」

 

霊夢「そっちの方が私としてもありがたいんだけど…」

さて、天界まで送りますか。

 

有森「よいしょ、と。[転送]空間移動。」

 

────────────

──────

───

 

有森「これでよし、だな。」

処理完了。奴のその後は衣玖に任せる。

 

フラン「!!有森ー!」

あれ、フラン?

 

フラン「やっぱりだ!有森も参加してたんじゃん!」

あ、これのことか。

 

有森「ああ、残念ながらこれは違うんだが…というかよく俺だって分かったな。後ろからじゃ誰かわかんねえだろ。」

すると、にっこり笑って、

 

フラン「何かそんな感じがしたの!」

…感じってそんな分かる物なのか?

 

フラン「そんなことより、行こうよ!」

いや、行きたいのはやまやまなんだが、俺は配る側なんだってば!

 

その後、なんとか説得できた。

 

ーーーーーーーーー博麗神社ーーーーーーーーー

霊夢「はぁー…なんかどっと疲れた気がするわ…ん?あ、あ、あれ?」

 

有森「あー…やられたな。」

目の前には完全倒壊した博麗神社と数体の妖精達。

 

妖精1「あ、あれー…さっきまで神社近くに撃っても全然大丈夫だったんだけどなー…」

 

妖精2「け、結構弱めの…だ、弾幕にしたはずなんだ…けどなー…」

 

霊夢「…………!(ゴゴゴゴゴゴ…)」

 

有森「俺が離れたから防御壁が消えたんだな。だからいい加減にしとけっつったのに。」

 

霊夢「あ~ん~た~ら~!」

 

妖精達「ぎゃー!逃げろー!」

…地形修正ぐらいは出来るんだけどな。まあ、もう追いかけてったから今のうちに直しとくか。

 

ちなみに、そのあとも続いて優勝したのは霊夢だったらしい。どうせその辺の妖怪でも片っ端からぶっ飛ばしまくったんだろうが。

 

その後俺はあの文屋を絞めることになって、リュウはひたすらに霊夢を絞めようとして紫に止められ、妖精から博麗神社への襲撃が続いたりと大変なことになった。




~あとがき~
有森「最近ずいぶんと怠けてるな。主。」

主「いやー…あべこべ東方の方に身を寄せすぎててね…」

リュウ「あーね、あのあべこべ要素少ないやつか。」

主「そうゆう事言うなよ…結構頑張ってるんだって。」

有森「しかも何でか俺がちょっと出てるって聞いたが?」

主「設定上有森と向こうの主人公は友人っていう設定だからね。(このあとがきル―ム内でも)」

リュウ「そうなのか。というか最近のここの会話向こうの話しかしてないじゃん。」

主「書くことがないからしょうがない…」

有森「そういや、ハロウィンとか正規でするのかな?最近。」

リュウ「さあ?渋谷で大騒ぎするニュースはよく聞くけど、ああいうのは元とは大分違ってるからね。」

主「あ、主は東京とは無縁の四国内に居るのでよくわかりません。」

有森「さらっと個人情報漏らすなよ…ま、それぐらいなら大丈夫かもな。」

リュウ「なんなら名前までネットに晒す?」

主「やめれ。」

リュウ「冗談だよ。じゃ、そろそろ〆るか。」

主「ん、最後までお読みいただきありがとうございました!」

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