最強の半人が幻想入りしたらしい   作:怒鳴る怒

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どうもただの謎存在です。

やっと…やっと別世界異変終息です。
私情により、かなり更新が遅れました。ここからまた頑張ります。
相変わらずぐだぐだ&文章の繋がりがおかしい所がありますが、気にしたら負けです。では、



本編どうぞ!


第二十九話 決着之時 理想郷

「っ…はぁ…はぁ…」

赤穂は思わず膝をついた。 

腕を杖にして何とか体勢を取ろうとするが、息は依然上がったままだ。

 

「…これが…」

静かに一言、有森が言った。

 

「これが…お前の過去…らしい。」

 

「はぁっ…はぁっ…」

どんどん苦しくなってくる。視界も少しずつ黒く…いや、暗くなっていく。意識が朦朧とし、上下どころか前後左右も分からなくなり、頭痛と吐き気が襲ってくる。あの時と同じ感覚が甦ってくる。目を強く閉じ、耳を塞ぎ、うずくまって何か叫ぼうとするのを抑えていた。その時、

 

急に楽になった。

 

「…………」

有森が何も言わずに赤穂の頭に手を翳していた。

 

「………俺が…お前の苦しみを分かることは出来ない。お前の過去を見たからといって辛さを、苦しみを、分かることは出来ない。その上、能力を使ってもお前一人救えなかった貧弱者だ。…だが、ここは違う。幻想郷は、どんな者も受け入れてくれる。…さて、お前は…まだ続けるのか?」

 

「…………」

 

「……別に今でも俺を殺す事が今一番したい事ならそうしろ。また相手はしてやる。ただし、絶対に死なせないからな。人間は確かに醜い。私欲にまみれて動く人形みたいなものだ。だが、そんな奴らの中にもお前の理解者になれる者は絶対いる。現に、お前に寄り添ってくれた人もいただろ?…世の中、お前が思ってるより豊かだぞ。」

 

「でも、もう取り返しが効かないところまでいってしまった。何をやろうと、もう……」

絞り出すような声で赤穂は言った。

 

「だから力を貸すって言ってんだよ。」

 

「え?」

一瞬、意味がわからなかった。

 

「…俺を使え。お前がもし今やるべき事に気付いたなら…気づいているなら、やることは…分かってるな?」

 

「………………何で…」

必死に堪えていた。

 

「………何でそんな…」

目が揺れている。

 

「………今になって会ったんだろうね……」

もし…

 

「もしも、あの時…」

もしかすると、

 

「君に会えてたら変われてたのかな…?」

 

「…さあね。それはどうとも言えない。そんなことまで分かるほどここが良い訳じゃない。」

有森は自分の頭を人差し指で突きながら言った。

 

「…………私は…いや、やっぱり言いたくないな。」

 

「…ならそれも一つの答えだ。…というかそういえば、お前、肉体はどうするつもりだ。魂に憑依してる場合、肉体はどこかに無いといけないはずだが。」

 

「…それが…肉体はもう無い。だからこの肉体を離れれば勝手に消えるし、ここにあったとしてもそもそも戻ることすら叶わなかったろうね。…」

 

「何でまた?」

 

「もう既に私の魂がこの《博麗霊夢》の魂に寄生し始めてたから。…つまりこの器から離れられない。身魂分離されても博麗霊夢の魂に私の魂がくっついた状態で分離される。で、そのまままた戻ることになる。つまり、どうにせよこの肉体から離れられない。…でも、もし奇跡的に私と博麗霊夢が分離されたら…生きて罪滅ぼしを…するかな。ま、叶わぬ願いってやつとして。」

すると有森は少し笑って首を振り、言った。

 

「ずいぶんと舐められたなぁ…そこまで言われるともうやるしかないな。」

 

「何を?」

 

「身魂分離した後に魂の分離をして、その後に俺が人体錬成すれば良いだろ。」

 

「…そんなこと、机上の空論なんじゃ?言うは軽しするは難し。実際には不可能だと思うけど。」

 

「普通ならな。だが、生憎もう()()()まともじゃないしな。」

 

「おっと、そっちも?」

 

「さあ?どうだろうか。あ、それと、お前は人間だったときに持っていた《能力》にお前の邪気が混ざって今のになったらしいんだが…ま、一つのプレゼントだ。」

そう言うと有森は直刃刀を赤穂に持たせ、自分の心臓を突いた。

 

「ぐふっ…」

 

「は、はぁ!?お前何してっ…!」

 

「…へへ、安心しな。俺は特殊な術で死なないんだ。だが実際に死なない訳じゃない。一回死んだ後、魂を器にして復活するんだ。今、俺の力を0.1%だけお前にコピーさせた。普通の力をお前にやると体が持つか分からんから0.1%だ。あ、残念ながらこの術はコピーしきれてないから普通にお前死ぬからな?」

力をコピーさせた。能力を一時的に極端なレベルまで落とし、何とか0.1%のみコピーさせたのだ。

有森の場合、能力が効かないのも視野に入れ、能力のレベルを落としてコピーさせた。

 

「いや、待て。私の能力は()()能力だよ?」

 

「ああ、それは対象の相手が死んだ奴だから奪うもコピーも同じだっただけだろ。実際は人間だったときと変わらず()()()()()能力だ。」

 

「ふぅん…よく分かったね。私すら気づかなかったのに。」

 

「さあ?何でだろうな?…っと、そろそろ話は終わりだな。向こうの方の準備が終わったみたいだ。」

 

「ああ。出来るもんならやってみな。」

赤穂の表情はどこか憑き物が落ちたような表情だった。

 

「ああ、それと、最後に二つ。」

 

「ん?」

 

「お前、やっぱり根は人の事、憎みきれてないだろ。そうじゃなきゃ、こうやって俺と話をするなんて事、できないはずだ。」

 

「…そう…だね。途中から薄々感づいてたけどね。…やっぱり私の心の中じゃ、どこかで人間を憎みきれてなかったんだろうな、って。」

 

「それと、二つ目。…お前が見ていたもう一つの目標。…それがここだ。」

 

「…ふ…やっぱり見られたかぁ…あれ…。にしても、もう()()()()のか…それを今壊してた…。半分存在意義を失ったなぁ…」

 

「じゃあもう一個位作ればいいんじゃないか?」

 

「…ま、考えておこう。」

 

 

──────────────

 

───────

 

───

 

 

「出てきた!ふぅっ!身魂分離魔法陣作動…!」

赤穂が亜空間から出た瞬間、星が三重の魔法陣に妖力を込めると、魔法陣が回転し始め、光った。

 

「(…さて、期待してるよ。君に期待するのは今日で二回目のようだけど。ま、どうせ成功するんだろうけど…頼むよ。ここの運命をも救ってくれ。)」

赤穂は緩く力を抜き、目を閉じて光に対して受け入れる姿勢をとった。

 

「(!?抵抗してない…?)」

 

キイイィィィィン

 

パアァァン

 

「分かれた!って、魂が二つ…くっついてる…!」

霊夢が言った通り、別世界霊夢の体から赤い光と紫の光が混じって出てきた。

 

「任せろ。直刃刀ネイズ化、闇龍・狂終…」

有森は直刃刀に妖力を込め、構えた。

 

「(誤差は許されない…完全に二つ、博麗霊夢の魂と赤穂の魂、一つの融合しかけの魂から二つ刈り取る…少しでもミスをすれば二つとも消滅だ…集中しろ…元は奪う、殺す能力が大元の狂終だが、今は…)」

 

「救え…!……はぁぁぁあ!」

有森は二つの光が混ざった魂の真ん中に下から上に鎌を振り上げた。そして…

 

「…メモリー…よし、人体錬成…!」

さっきの記憶内から抜き取った赤穂の身体情報を使い、彼女の体を作った。

 

「! !霊夢!」

魂が元に戻った別世界霊夢を別世界魔理沙が受け止めた。

 

「魔…理沙…」

 

「よし、後はこいつを…ってあれ?きつn…」

霊夢が気絶している赤穂にスペルカードを使おうとした時、赤穂の異変に気づいた。

 

「有森、こいつ、狐だったの?」

赤穂の状態がどう見ても妖狐の類いだったからだ。

 

「あー…その説明は後でやるが、まず一つ。悪いが…そいつの退治は辞めてもらいたい。」

 

「…は?」

別世界魔理沙の目付きが鋭くなる。

 

「何言ってるんだ?こいつはこの世界を…いや、平行世界を消してきた奴だぞ。それを許せと?お前の強さは認めるが、頭の方がイカれてたみたいだな。」

 

「…理由…知りたいか?」

 

「そりゃあ、ここにいる奴全員知りたいだろうよ。」

リュウも訳が分からない、といった様子だった。

 

「…じゃあ、見せよう。…だが、俺はもう見たくないからお前らだけに見せる。終わったら呼んでくれ。…先に言っとくが、胸糞悪くなるぞ。」

そう言うと有森は皆に背を向けた。有森は十数秒の間にすべての記憶に目を通していた。正直言って気分が悪くなっていた。

 

「これ…」

 

「なるほどな…」

 

「これは…ひどいわね…視ててイライラするわ。」

 

「…俺この立場でキレずにいられる自信ないな…」

それぞれが感想を言った後、

 

「…終わったわ。」

 

「…まあ、そういう事だ。ここであったことを無しにする訳じゃない。それはこいつ…赤穂から言われてる。…まあ、こいつのする事を見てから処遇を決めてもらいたいんだが。」

 

「あんなの見せられたら断れないでしょ。」

霊夢が口をとがらせて言う。

 

「…まあ、そうか。」

 

「…うぅ…」

その時、赤穂が目覚めた。

 

「…ふぅ…やっぱり成功したのか。流石だなぁ。……さてと、やらないとね。約束もしちゃったわけだし。」

そう言うと赤穂は手を合わせ、少しずつ広げていった。同時にこの手と手の間から風が吹く。しかし、さっきのあんな暴れる風ではなく、どこか優しさと決意の混じった様な風だった。

 

「(うっ…思ったより妖力の消費が激しい…早いこと終わらせないと…)」

 

「リフレクト…タイムライン…パラレルワールド…。」

赤穂が手を広げると、青白い線が幾つも幾つも分岐している空間が広がった。

 

「これは…」

 

「あいつ、やるなぁ…0.1%しかコピーさせてないのに。ここまでやるとは…」

有森も満足そうに少し口角を上げた。

 

「リペア…」

すると、一つ、途中で途切れてしまっている線を見つけた。すると、その線がどんどん短くなっていき、ついに消えた。そして、全く同じ場所に新しい線が周りとは別格のスピードで通っていった。

 

「なるほどな…一度途切れさせた世界軸を全く同じ運命を辿らせて元と同じにするわけか…どうするのか興味があったが、考えたなぁ。」

 

「正直…壊した平行世界がまだ10いってなかったことで…助かってるよ…」

そうして、途中から来た線は他と同じ所に並び、速度も他と同じになった。

 

「さて、この世界はどうするか…」

その時、

 

「ぐ…」

赤穂が胸を押さえて苦しみ始めた。でも、

 

「く…まだ…」

何とかして立ち、作業を続けた。

新しい軸を作り、この世界軸と少しずつ近づけていった。そして、

 

「よ、よし…」

少しだけ世界軸を擦らせた。すると、

 

「お?」

別世界魔理沙、霊夢が光りだした。

 

「っ…これからここの…世界にっ、残っている人の…いないパラレルワールドに送る…その後に…記憶を…改ざんさせる。それで…軸をこの軸と同じ所に…通らせる。そうすれば…戻る…はずだから…。」

 

「…あら?私は?」

別世界紫が言った。

 

「…あんたには…こっちから元の…世界にっ…戻す…役割がある…だろう?それに…その力があれば…戻れるはずだ。」

 

「…なるほど。」

別世界紫は納得したように首を縦に数回振った。

 

「じゃ……じゃあ…」

 

パァァァァ

 

別世界霊夢と別世界魔理沙が消えたと同時に赤穂が地面に手をついた。しかし、死力を尽くし、

 

「っぐ…まだ…最後…っ!」

別世界の記憶、歴史を変えたのと同時に赤穂はバタリと倒れ、気を失った。

 

「! !大丈夫か!?」

 

「そうだったわ!霊体にとって妖力や霊力は無くなれば死に相当する物…あんなに乱用したら…」

 

「安心しろ。死んでない。というかこれで死ぬわけがない。」

 

「何故、そのようなことが言い切れますか?」

 

「こいつに俺の能力の0.1%をコピーさせたんだ。その中に、《不命死の術》も含まれてる。これは使う者の妖、霊力によって耐性が変わってくる。俺の場合、妖力低下、暴走によっての死因がでかくなりそうだからそっちの方にほとんど振ってるんだ。つまり、0.1%とは言えども、こいつの生命線はこの消費量位じゃ切れないってわけだ。ま、不死の観点からすれば普通に死ぬことはあるんだが。」

 

「はぁ…なら早く言えよ…めっちゃ焦ったじゃねえか…」

リュウが脱力した後、有森は全員に向かって言った。

 

「もちろん、普通の状態じゃあこんな量使ったら一発アウトだ。それにこいつには不命死の術はコピー出来ない、と言ってある。下手な事が出来ないようにな。…ま、言えば死ぬ覚悟でやってたってことだ。

……許せとは言わない。この世で…幻想郷で罪償いをさせてやってほしい。」

そして、頭を下げた。

 

「…ほんとに…あんたがそこまで他人に感情移入するなんてね。…ま、私は止めないわ。ただ、何か問題起こしたら即刻成仏してもらうけどね。」

霊夢がため息をつきながら言った。

 

「ま、幻想郷の多分重鎮レベルの奴が頭下げるほどのことならしょうがないな。正直、私もさっきの見て反抗する気は失せたけどな。…まあ、でも地味に一番説得がめんどくさそうなのは紫だよなぁ。」

魔理沙も笑いながら言った。

そうである。紫は今は冬眠中であるが、起きたときに並行世界を消して回っていた存在がいたらどんな反応をするか。「はぁ?何考えてるのかしら…?賢者の私の許可も通さずにこんな奴を…」とかなんとか賢者モード全開で言われそうである。どう丸め込むべきか悩むことになりそうである。

 

 

そして、その後、赤穂が起き、事情を説明してから別世界紫にスキマを開けてもらい、帰ることにした。平行世界間の結界が少しずつでも戻っていっているため、早めに帰らないといけなくなっていた。

 

「はぁ…他の連中は帰ってくる人数が減らないように、とか思ってるんだろうけど、まさか1人増えるとはおもってないでしょうね…」

 

「…二人だ。」

有森は星を親指で指差した。

 

「そうだったわ。まだ彼女の事聞いてなかったわね。」

 

「…後々話す。やらなきゃいけないことができた。」

 

「やらなきゃいけないことって?」

 

「…俺が消した記憶を戻す。」

 

「「「…はっ?」」」

まだ帰っていない霊夢、魔理沙、妖夢、赤穂が一斉に声を出した。星だけは、なるほどね、といった感じで有森を見ていた。

 

「どう言うこと?何か忘れてるのか?」

 

「…多分な。それがどれぐらい重要なものなのか、そもそもどんな記憶なのか分からない。だが、自分の術は自身の能力を受けないから戻せるはずだ。」

 

「…ロストメモリアルの修復…ね。」

星が口を開いた。

 

「お前は何か知ってるのか?」

 

「うん。全部知ってる。でもあんまり言いたくない。個人的に。」

 

「そうかい。何があったんだか…君も訳あり?」

 

「知らん。というかまだ戻してないんだから分かるわけが無いだろ…」

 

「まあ、後で十分聞かせてもらおうかな。」

 

「はぁ…まずはとっとと帰るぞ。」

 

「あら、帰らせてもらう側なのに偉そうね。」

別世界紫がじと目で有森を見るが、あまり気にしないようにして、

 

「…なら俺は自力で帰るが?」

 

「出来るのかしら?」

 

「問題なく。」

ブウゥン

 

「!?」

有森の足元に魔法陣が二重に出来た。

 

「もう…何で第二重(だいふたみ)魔法陣が一瞬で描けるのかなぁ…」

星はため息混じりに言った。

 

「それってすごいのか?」

魔理沙が聞いた。

 

「あれ、魔理沙さん魔法使いですよね?」

 

「ああ。だが()()()魔法使いだぜ!」

バン!と胸を張って魔理沙は言った。

 

「普通じゃない魔法使いって何ですか…」

 

「こいつは捨虫の術と捨食の術を使ってない人間の魔法使いだから()()()()()使()()って言われてるだけよ。」

星が??状態になってる時、霊夢が口を挟んだ。が、星は、

 

「…え?しゃちゅ…?」

 

「ん?」

周りと反応がおかしかった。

 

「…ここでは俺達と魔法使いの成り方とか魔法の使い方が俺達と違うからそりゃそうなる。」

有森が一言で解説した。

 

「えっ、そうなの!?」

 

「ああ。半人の中では後天的な魔法使いなんかそういなかったぞ。捨虫の術とか捨食の術なんて言うものは聞いたことすらなかった。」

 

「へえ…そうなのか…で、その…だいふたみ?魔法陣ってどんなんなんだぜ?」

 

「あ、そうでしたね。えーと、並の魔法使いじゃ普通は張れないんですよ。二重に魔法陣が発生するんですけど、二つの魔力伝導も考えながら作らないと魔法陣が破裂したり、消えたり、一枚になったり、変質したりするのでかなり難しいんです。私でも数十秒位はかかります。ちなみに、身魂分離の魔法陣は第三重(だいさんみ)魔法陣で、魔術を最上まで極めた者でも数時間かけて張るような物なんです。最上は第四重魔法陣で、…私じゃ多分張れません…」

 

「まあ、第四重なんか使うこと無いけどな。行っても第三重辺りで十分だろ。」

 

「第三重魔法陣も十分高度な魔法陣なんだけどなぁ…」

 

「つくづくぶっ飛んでるわね…そんなものを十分やそこらで張ろうとしてたのね…」

 

「まぁな。」

 

「もう半分以上生き物卒業してますしね…」

 

「でも、あんたもそんなぶっ飛んだものを数十分で張ったんだけどね。」

色々あったところで元の世界に戻ってきた。

 

「ふぁー…なんかどっと疲れた気がするな…」

 

「まあね…向こうじゃ時間わかんなかったけどもうこんな時間なのね…」

時計を見ると七時だった。

 

「宴会、するのか?」

 

「そうね。新人さんもいるわけだし、今日やっちゃいましょうか。」

 

「…今日?」

 

「ええ。何か問題ある?」

 

「……準備しないとな…」

霊夢がこういうやつなのは分かっていることであるため、有森は、あえてもう何も言わなかった。

 

「だったら早く帰ってフランたちも呼ばないとね…咲夜、一度帰るわよ。」

 

「はい。では、また。」

二人が消えた。まあ、時間を止めて移動したため一瞬だったのだが、有森からすれば長く一人で置いておかれた感じになった。

 

「では、私も幽々子様を呼んできますね。」

妖夢も一度白玉楼に帰っていった。

 

「神奈子様と諏訪子様にも報告してきますね!」

早苗も妖怪の山もとい、守谷神社へと飛んでいった。

 

「さて、リュウ、有森、 魔理沙も、手伝いなさい。」

 

「俺色々と疲れたんだが…」

ぐで~っとなっているリュウに霊夢が脳天チョップ(お祓い棒)をかました。

 

「うぐあっ!ちょ、俺妖怪になってるからそれ効くんだって!」

 

「じゃあ働きなさい。」

 

「うげえー…」

もうブラック企業並の扱いである。

 

「じゃあ、俺は…十分位待っててくれ。」

 

「ん?…ああ、記憶の復元ね。」

 

「ああ、説明もするんだったら早いこと済ます。待っててくれ。」

そういうと有森は博麗神社の後ろの森に入っていった。

 

その数分後、森の中から光の柱が立ったが、それに気づいたのは赤穂のみで、他は霊夢に働かされてそれどころじゃなかったり、そもそも心配する必要がないと思ったりしていた。

 

 

 

 

 

『全ての平行世界を壊したら、人外も人も、平等に生きれるような…理想郷でも作ろうかな…』

 

『…でも、もう壊す必要はなくなった。次は…いや、邪な事を考えるのはよそう。

 

 

…まずはここを楽しむのも良いかもしれない。』

 

 

 

《あとがき》

 

主「別次元異変終わったぁ!」

 

リュウ「お疲れー。」

 

有森「つーか何で前のやつからこんな空いた?」

 

赤穂「確かに。」

 

有森&リュウ「何かまた増えとる…」

 

主「いや、実世界の方でちょっと色々あってね。」

 

星「実世界って言い方…何があったんですか?」

 

主「いや、個人のプライバシーに関係することだから言わない。」

 

有森「まあ、それは別に良いんだが…」

 

リュウ「それより、この間(と言っても結構前)部屋で発狂してたのは何かあったのか?」

 

主「そうそう!まさかのコラボの依頼が来たんだよ!」

 

有森「なるほど。妄想の話はそこら辺にしとけ。」

 

主「妄想じゃ無ぁい…」

 

リュウ「…本当に?」

 

主「本当に。」

 

星「……でもそういうのって相手の方のキャラクターとかの特徴とかも考えて書かないといけないからもっと難しいんじゃ…」

 

主「頑張らないと。多分この章を全部書き終わったら出すと思う。後二話出したら。」

 

赤穂「どれ位後になるんだか。今回一月空いてたよ?」

 

主「いや、だから実世界で色々あったんだって。ちゃちゃっと出すから問題ない!はず!」

 

星「はず!って…ところで、この章ってことは章作るんですか?」

 

主「うーん、どうしようかなぁ。」

 

リュウ「まあ、無くても良いんじゃないか?別に作りたけりゃ作れば良いし。」

 

主「そうだね…その時になったら考えよう。うん。じゃ、そろそろ〆るか。」

 

リュウ「そうだな。最後まで読んでいただきありがとうございました!」

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