最強の半人が幻想入りしたらしい   作:怒鳴る怒

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どうもただの謎存在です。

別世界異変後の宴会回です。
ちょっと上手くは書けないっすね。



では、本編どうぞ!


第三十一話 宴会、そしてこれから歩む世界

「お前が新しく来た鬼かぁ!よし!飲め飲め!」

 

「いや…私お酒飲めないんですけど…」

外の世界で未成年だったこともあり、お酒を飲んだことがなかった星は…

 

「なにぃ!酒の飲めない鬼は鬼じゃないだろ!な!勇義!」

 

「ああ、本当に鬼か?」

 

「そういえば角とか無いですね。」

 

「人化の術使ってるので…一応鬼ですよ。」

 

「じゃあ飲め!」

 

「そんなことあります?」

鬼の四天王二人+鬼子母神に絡まれていた。

 

「それとあなたも、新入りでしょう?」

 

「え、私もかい?」

訂正、赤穂もである。

 

「お前以外誰がいるんだい。」

 

「…まあ、そうか。」

 

「飲め飲め!鬼の酒が飲めんとは言わさんぞ?」

 

「いや、言おうと思えば言えるけど…」

 

「もうこれアルハラじゃ…」

星が呟いた。

 

「まあ…私は大丈夫だろうけど…そっちは大丈夫なのかい?」

人間の頃の能力を引き継いでいるため、酒豪の能力もあり、赤穂は大丈夫だ、といっているが、問題は星だった。

 

「…分かりませんね…飲んだことないので。」

 

「まあ…頑張りなよ…辛っ!なにこの酒!?」

 

「ああ、それ超辛口だからね。気ぃつけな。」

 

「今言うか…」

しかしそれにしても、本当に彼女(赤穂)は平行世界を消滅させていた存在なのだろうか、と星は考えていた。今はそんな面影はなく、普通の女の子、もしくは苦労人の女の子である。見た目は星と変わらないぐらいの十四、五歳程度(星は実年齢500歳越え)であり、こう見てみると普通の女の子みたいである。

 

「チーン…」

ちなみにリュウは相変わらず早々にノックダウンしていた。

 

「あいつらもあいつらで大変みたいだな…」

有森は調理担当員である。が、大体は察せる。

各場所で色々事件が起こっていることも察している。まあ、止める気はさらさら無いし、止ようとしたところで止まらないのも分かっているため、そのまま放置である。

 

「まあ…星と赤穂がこの幻想郷に馴染めるかは別だが…まあ大丈夫だろう。ああ見えてあいつら適応力高いみたいだしな。……さて、この料理作り終わったら外行くか。」

もしこれ以上大変なことになると、また色々と面倒だからである。

 

 

 

 

 

そして有森が外に出て十分後…

 

「うわぁ…、魔理沙荒れたなぁ…」

リュウ。お前が言えた口じゃない。リュウはさっきまで酔いつぶれていたのであるが、今は落ち着いている。

 

「私はぁ~!まだぁ~!酔ってないじぇ~!」

 

「魔理沙、毎回の事だけど飲みすぎよ…」

魔理沙は向こうで酒瓶を片手にフラフラしてアリスにちょっかいをかけ、うざがられている。

 

「…魔理沙さん結構大変なことになってる気がするんだけど…」

 

「今さら思ったのか?」

 

「…前からなの?」

 

「ああ。少なくとも俺が参加した最初の宴会のときから。」

当然のごとく返す有森。

 

「いや…それよりお前ら何してんだ?」

 

「いやまずお前は?」

おうむ返しで質問するリュウ。

 

「そのうち被害が拡散するだろ。大きめの事件が起こらないように監視。というか俺だけでやってたのに何でお前らが来たんだ。」

 

「私は夜風に当たりに…萃香さんと勇義さんのペースが早すぎたから。…赤穂さんはまだ絡まれてるけど。」

少し星の顔が赤い。

向こうでは赤穂が下心から近付いてきた天狗を五人まとめて吹き飛ばしていた。

 

「俺は…潰れてたところを星ちゃんに助けられたな。それで一回落ち着きに。」

有森の予想通りだった。だから何故鬼のペースに合わせるのか。そのうち強くなるかも知らないが、それまでが大変である。

…と思ったが、恐らく強くもならない。もう既に数十回宴会で潰れているが、強くなる気配がいっこうにない。

 

「はぁ…ところで…だいぶ大変なことになってるよなぁ…」

魔理沙が飲みすぎで暴れだした頃、色々大変なことになっていた。

 

「うおぉぉ最こ「[神槍]スピア・ザ・グングニル!」ガッ」

 

「幼女の破壊力半端無「[想起]恐怖催眠術!」グァッ」

 

「最高のツーシ「[神罰]スターオブダビデ!」「[想起]戸隠山投げ!」ゴホォァッ」

一つ目、フランとこいしに目を向けた子供好き(決して綺麗な意味ではない)天狗達がレミリアとさとりにふるぼっこにされる事件。

あ、当の本人達は気づいてない。気付く前に修羅によって殺られている。

 

 

 

 

「妖夢ーおかわりー!」

 

「またですかぁ!?さっきおかわりしましたよね!?って、机の上の料理が全部無くなってる……ああぁぁ!もう!」

二つ目、ピンクの悪魔(幽々子)の腹が膨れなくて、妖夢が発狂寸前になる事件。

軽く本気で永琳に幽々子の腹を調べてみてもらいたい、と有森は思っている。もしかしたら宇宙にでも繋がっているかもしれない。

 

 

 

 

「[氷符]アイシクルフォール!」

 

「わぁあー!」

三つ目、チルノがスペカを撃ちまくって片っ端から宴会の参加者を凍らせていく事件。

結構本当に事件。

 

 

 

 

主にこの三つ。

 

「…十分カオスになってんな…」

 

「何とか出来るの?」

 

「出来ると思ってんのか?」

リュウと星に聞かれるも、残念ながら流石の有森でも収拾がつかない。まあ、これ以上カオスにしないように監視しているのだが。

 

「何気に多分ロリコン連中が一番の問題なんだよな…」

 

「私があの中に放り込まれたら兄ちゃんどうする?」

唐突に星が聞いた。

 

「さあ?その時になってみないと分からんが、最悪消し飛ばすかも。」

さらっととんでもないことを言うこいつ。

 

「お前が一番やべえよ…」

 

「流石に冗談だ。というか星ならあの程度、返り討ちに出来るだろ。天狗から見れば鬼は上司に値するし。それに星は幼女じゃねえだろ。」

 

「まあね…というか私鬼じゃなくて鬼神なんだけど…」

 

「尚更だ。」

鬼神は鬼の上位互換だ。尚更効果抜群だろう。まあ単純な力でも倒せるだろうけど。

等々有森が思っていたとき、ふっ、と天狗の内から一人が消えた。と思ったらこっちに来ていた。

 

「あの、俺と友達の段階をすっ飛ばして付き合って「失せろ」ぎゃあぁぁぁ…」

横から神速で有森にぶん殴られていた。が、こういうときは不死身と化す天狗達である。さっきは一人だったにも関わらず、三十人に増えて戻ってきた。

 

「…あの人たちから聞こえる()()がやられたい願望と下心しか聴こえてこないんだけど…良いかな?久しぶりに暴れてみても。」

 

「好きにしな。」

有森が言うと、星は宝石のようなものを出し、それを透明な膜で覆ったようなものを作り出し、それに乗って天狗共の所に飛んでいった。

ヒュー

 

「あれ何なんだ?」

 

「ある意味力の制御装置。」

 

「?」

リュウが首をかしげた。

 

「あっ!向こうから来てくれt…」

 

「さて、と。どうしよっかな?」

月に照らされた二本の銅色の欠けているような角と青い髪は天狗達を黙らせるにはピッタリだった。顔は笑っているが言葉そのものが体を押さえつけるような威圧がある。

 

「あ、いやー…そのぉー…」

 

「[流星]スターダスト・ブレイカー」

大量の光が空から一人約二、三発ずつ、運が良ければ五発ほど降ってくる。このあと、そこにいた天狗は全員強制的に山に返されたとか。

恐らく一発で天狗が落ちた数はこれが一番多かっただろう。

 

「レミリアさんですよね?一度話をしてみたかったんですよ。」

 

「あら、奇遇ね。私もよ、古明地さとり。有森の妹が邪魔を消してくれたみたいだから一回色々お話しましょう?」

 

「そうですね……あのロリコンどもが起きた時、トラウマを植え付けた方が良かった気もしますが…まあ、地底の住人が口を出すところではないでしょうから、ここにいるやつらだけにしておきましょう。」

 

「ええ。そうね。」

二人も二人で話し始めた。

 

二人の妹?何も知らずに笑いながらジュースを飲んでます。

 

「うわー…凄い…星ちゃんってこんな強いんだ…」

 

「そりゃあ神獣族の内の鬼神族だしな。」

 

「あ、やっぱり鬼神って言ってたってことは神獣族なんだ。…ってことは能力持ち?」

 

「ああ。あいつの能力は、こっちの言い方にすれば《言葉を操る程度の能力》だな。あ、それと操る自然物は星と土だな。」

 

「言葉を…操る…?何語でも喋れるとか?」

リュウは首を少し傾げて聞いた。まあ、言葉を操る程度の能力なんか言われてもピンと来ないだろう。

 

「それもあるな。詳しく言えば、それも含む。まあ、言葉を武器とすることもできる。」

 

「言葉を武器に…?」

 

「ああ。あいつはああ見えても言霊使いの達人なんだ。」

有森は星を見ながら言った。星はこいしとフランと一緒に笑いながら話している。

 

「言霊って?」

 

「じゃあ体験してみろ。」

 

「は?」

 

「『動くな』」

有森が放った。リュウは、その声が妙に体に響いた気がした。その時、

 

「っつ…!」

急に体が動かせなくなった。金縛りと近いようだが、少し違う。

有森がまた放った。

 

「『両手を上げろ』」

すると、リュウの意思とは別に両手が上がった。

 

「うえっ!?ど、どうなって…!?」

すると、不意に体の自由が効くようになった。

 

「今のが言霊だ。言葉そのものに妖、霊力を籠めることで相手の動きを制限できる。ま、要求する事が大きくなればなるほど必要な力が大きくなるから乱用出来ないんだけどな。平行世界異変の時、赤穂がナイフを俺に向かって投げたとき、散れ、って声と同時にナイフが崩れただろ?あれがそうだ。」

 

「やべえな…星ちゃん可愛い顔してめっちゃ強いじゃん…」

 

「ロリコンか?」

すっ、と有森が聞いた。もしここでふざけでもYESを選択すれば首と胴体がさよならバイバイ…で済めば良い方になるだろう。

 

「まさか。でも実際可愛いだろ。まあ、幻想郷の住人は全員が可愛くてめちゃ強いんだけど。」

 

「まあ…強すぎるのも有りでな。つーか原作と違うことが何件か起こってるみたいじゃねえか。起こるはずじゃなかった物も。ま、そもそも俺達が入ってきたことが一番のイレギュラーか。」

実際、地底の結界が無くなったり(というか原作で結界なんて無かった気がする)、名無しの悪霊(赤穂)が平行世界を消そうとしたりと、本来は無かったことが起こっている。

 

「まあ…でも、最悪の状況にはならなくて良かったじゃないか。特に平行世界異変。」

 

「最悪の状況…か…リュウ。」

 

「ん?」

有森がやけに真剣な顔で、視線は宴会場の方を向いて聞いてきた。

 

「お前の言う「最悪の状況」ってのはどういう状況を指してる?」

 

「ん?そりゃあこの時間軸の破壊とか幻想郷の消滅とか?」

 

「……そうか。」

ふっ、と影がかかった気がした。

 

「?どうしたよ?何か変だぞ?」

 

「いや……別に。」

リュウから見れば、有森は何かに迷っている気がした。が、何せ髪で表情が読めないため、どうとも言えなく、閉口するしかなかった。

 

「何かあるならちゃんと言えよ。」

 

「いや、何でもない。ただ……そのうち大変なことが起こりそうな予感がする。」

有森は少しうつむき加減で言った。

 

「はぁ…お前の予感は結構当たるから怖いんだよな…」

 

「まあ、そりゃどうも。」

 

「ああ。」

その時、リュウには有森の頬に一筋、水が流れていた気がした。

 

「おい、有森?」

 

「ん?何だ?」

が、有森が顔を上げ、目でリュウの方を見たときにはそれは無かった。

 

「お前…泣いてたか?」

 

「…はっ?」

これはただの見間違いだったのか、もしくは有森に何かあったのか…

 

「………気のせい…か…?」

 

「さあ?何がかは知らんが。あ、まともな男天狗もいるんだな。」

 

「え、マジで?」

まあ、それより今は部屋の隅辺りの席で四、五人集まって酒を飲んでいる比較的正常な男天狗のほうが気になったリュウだった。

 

「(…見られてたのか。ったく……まあでも、またこんな日常が見れるとはな…)」

ふと見ると赤穂は更に鬼二人に絡まれている。一瞬こっちを向き、助けを求められた有森だったが、ま、最初位は荒波に揉まれてみるのがいいか、と思い、視線をそらして空を見る。

 

 

その日は満月だった。

有森は空を見上げ、ふ、と笑って目を伏せた。

 

前を向けば明るくて騒がしい日常がある。

いつまでも続くであろう喧騒に少し、思いを寄せた。




《あとがき》

主「お疲れー。別世界異変終わったよー。」

有森「お疲れー。じゃねえよ。どんだけ苦労したと思ってんだ。」

リュウ「(チーン)」

星「リュウさーん?大丈夫ですかー?」

リュウ「…………」チーン

赤穂「…うん、大丈夫じゃないね。」

星「大丈夫じゃないの…?」

有森「あれの後また酒飲みに絡まれてたからなぁ…」

赤穂「それっ、」(密と疎を操る程度の能力使用。すなわち酒気を散らせた。)

リュウ「うう…」ピロリン♪

有森「主の復活音と同じだな。」

主「まあ、ともあれ、ここまで読んでいただいて本当に感謝だね。」

有森「まあな。まさか続くとは思わなかったしなぁ。オリキャラが四人に増えるとも思わなかった。」

リュウ「まあでも、ここまで続いたのも読んでくださった方々のお陰だよね。」

主「そうだね。じゃあ、それも含めて、」

全員「「「ありがとうございました!」」」

有森「…最終回みたいになってるが、まだ続くだろ。」

主「まあね。一区切りってことで。次はちゃんとコラボ話出すし。」

赤穂「あ、覚えてたんだな。」

主「いや流石に覚えてるわ!」

星「でもなんだかんだ言ってそれなりに早く出せてますからね…」

リュウ「本当だよ。二話前に言ってたちゃちゃっと出す、は何とか守られたか。多分コラボは書き終えてないんだろうけど。」

主「…頑張ろう。あ、それと報告ー。」

有森「うん?」

主「また欲求に負けて匿名投稿作品書き始めたのと、パソコンが何か死ぬほど重くなってるから投稿頻度また落ちまーす。」

リュウ「………またか。」

有森「匿名投稿何本目だお前。」

主「えーと、…何本目だろう…」

リュウ「…また投稿頻度落ちるのか…(確認中)本名投稿合わせて主に投稿してんの6本あるじゃねえか。」

赤穂「…多くないかい?」

星「多いと思います…。」

主「創作意欲はどうにもならんのです。」

有森&リュウ「抑えろ、駄文ばっかり増やしやがって。」

主「そんな言わなくても…モウオウチカエリュ…あ、家ここだった。」

赤穂「そりゃ書いてるのは家か。パソコンが重いのは使ってるのが光回線じゃなくてADSLだからだろう?」

主「うん。ただ一応ほら、まだ学生な訳じゃん。親の許可がいるわけよ、買うのも。だから最近スマホでしか書けてないんよねぇ…」

リュウ「でも確かADSLってもうすぐ使えなくなるんじゃなかった?」

主「え"、そうなの?」

有森「ああ。確かそうだったと思う。じゃああとがき長くなったし、そろそろ〆るか。」

星「はーい。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!」
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