最強の半人が幻想入りしたらしい   作:怒鳴る怒

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どうもただの謎存在です。

ここから第2章です。
かーーなり独自設定が目立ちますのでご了承ください。



では、本編どうぞ!


二章
第三十三話 有森焔、家を建てる。


「…家建てようかな。」

唐突に有森が言った。

 

「どうした急に。」

 

「いや、いつまでもここにいる訳にはいかねえよなー、と思ってな。」

 

「あー、」

もう既に幻想郷に来てから半年以上経っている。ずっとお世話になりっぱなし、と言う訳にも行かないらしく、先程の家を建てようかな、に繋がるらしい。

 

「…としても、問題は多いんだよなぁ…」

 

「例えば?」

 

「例えばな…」

まずは場所である。どこに建てるのか、建てられる場所がそもそもあるのかどうかも怪しい。

次にどうやって建てるのか。正確には、材料である。建てるのは有森一人でも出来るが、その家作りの材料をどうするか、色々悩む。

そして、地味に有森が一番気にしているのは、有森が博麗神社を出た後のここ(博麗神社内)での生活である。家事はまあ、二人とも出来るとして、三食をどうするか。リュウだけには食品を触らせてはいけないため、必然的に霊夢が作ることになるが、奴は料理出来るのだろうか。以前は紫が外から買ってきた物を食べていたらしいが、流石に二人分の食費を紫一人に負担させるのも気が引ける。

等々あるわけだ。

 

「って感じだな。主にはこの三つ。」

 

「材料と土地の話は分かるとして、最後はもう俺らの母親かよ。」

リュウが苦笑いする。

 

「性別から違うし、仮に女だとしても曾祖母でも全く足りないぞ。」

 

「はは、そういやそうだった。」

 

「さて、霊夢ー!」

 

「なーにー!?」

有森が呼ぶと、霊夢が叫んで返答する。

 

「お前、料理出来るかー!?」

 

「何で急にー!?」

 

「というかこっち来い!叫びながら会話させんな!」

流石に有森もこっち来い、って言った。まあ流石に。

 

「あいあーい!」

 

───────────────────

────────────

──────

霊夢到着

 

「で、何?」

 

「いや、お前料理できんのかな、と思って。」

 

「んー…お味噌汁位なら。」

 

「後は?」

 

「…ご飯炊いたり…とか。」

それは料理か?と思うが、いやまあ料理…としよう、と有森は一応納得する。

 

「他は?」

 

「………………」

沈黙。どうやら霊夢はそれ以外の料理ができないらしい。

 

「…うん、出来てねえな。よし、霊夢。今度特訓だ。」

 

「えぇ?」

霊夢はいかにもめんどくさそうに返事をする。

 

「えぇ?じゃない。一人で飯ぐらい作れるようになれ。」

 

「リュウは?」

話を逸らせようとリュウにターゲットを向けさせようとするが…

 

「こいつは《食べ物を産業廃棄物に変える程度の能力》持ちだ。食品には触らせられん。何回やっても人を死に至らしめる物しか出来上がらんからな。」

外れたは外れた。リュウはターゲットとしては外れたのだが、同時にダメージが入った。

 

「…もう何も言わねぇ…」

 

「…ふうん。で、何で急に?」

 

「まあ色々あってだ。ま、一つ言うと、霊夢の年頃の奴が料理の一つや二つ出来なくてどうする、って訳だ。」

一応嘘は言ってない。実際、霊夢は14、5歳程だろうが、その歳になって味噌汁とご飯を炊くしか出来ないとなれば、それはそれで苦労する。そういう考えもまあ…5厘位はあるかもしれない。

 

「えー…その位出来なくても生きては……いけないわね。」

 

「まあ、人間は食わなけりゃ生きれないからな。大妖怪はともかく、まあ…リュウも大妖怪じゃないから、人を食わせる訳にいかねえから何かを食わなきゃ生きれないし。」

 

「残念ながら元人間なんで。」

 

「…まあ、それもそうかしらね。分かったわ。」

有森はオーケー、と言って、ふと辺りを見回してから質問する。

 

「…そういや、赤穂と星どこ行った。」

 

「赤穂は流石に神社には住む気にはなれなかったみたい。多分、そこら辺にいるわよ。星は…どっかにいるでしょ。魔理沙と一緒に室内にいると思うわよ。」

 

「、呼んだ?」

霊夢が言った瞬間出てきた。

 

「赤穂は…まあ、そうだよな。星、お前は何でそうなった。」

別に室内にも聞こえるような声量で言っていないのに星は出てきた。

 

「まぁ…そんな気がしたから?」

 

「…そうか。…まあともかく、これで三つ目は解消できるな。」

 

「三つ目?」

 

「いや、こっちの話だ。」

 

「そう。…じゃ、なんか用があったらまた呼んでね~。」

手をヒラヒラさせながら部屋に戻っていく霊夢。

 

「…さて、次は土地か…」

 

「妖怪の山とか良いんじゃね?」

 

「妖怪の山か…良いn…あ、」

良いな、と言いかけて有森は口を閉じた。

 

「うん?」

 

「いや、やっぱり妖怪の山は無しだな。」

 

「?何でだよ?」

妖怪の山は結構場所としては良いとリュウは思っている。材料は周りに大量にあるし、許可も取れば好きなところに建てられる。有森なら妖怪に襲われるような事はなかろう。寝ないし。それに、河童の力も借りることができる。かなり良いと思うのだが有森は…

 

「まぁ、色々あるわけだ。」

 

「ふうん…?」

何があるのか微妙だが、リュウは一応返事を返しておく。

 

「材料は…まあそこら辺から木でも切って来りゃあ後は妖力で固めれば良いだろ。最終発泡スチロールとか段ボールでもいけるからな。」

 

「段ボールの家とか秒殺でぶっ壊れそうなんだが。」

まあ、段ボールは結構丈夫とも言うし、暖かいとも言うが、流石にそれは…

 

「まあ、物の例えだしな。…まぁ流石にやらないし、やれないと思うけど。そんな量の段ボールどこから持ってくるんだよって話になるし。さて…本当の問題はどこに建てるかなんだよな…」

 

「人里は…無理あるな。建てる余地がない。」

 

「…ここの裏の林辺り…もうここでいいか。あんまり変わんねえが。」

 

「そうだな。他にあるとすれば…冥界とか天界とか彼岸とか?」

 

「論外だな。冥界に彼岸って…殺したいのか?お?」

 

「まさか。残ってるのの例えを出しただけだって。」

 

「…さて、じゃあとっととやるか…ん?」

建設の準備のため、博麗神社の裏の林に入り込もうとしたその時、有森が空を見た。

 

「、どうした?」

 

「…………」

無言で背中に手を回し、直刃刀の柄を持つ有森。

 

「お、おい?」

リュウが話しかけるも、有森はリュウの方向に手のひらを向け、そのまま目を閉じて聴覚と感覚を研ぎ澄ましていく。そして、グッ、と握る力を強めたその瞬間、

 

キィィィィイン!

ヒュゥッ!

 

ドオォォン…

何かが二つ、高速で降ってきて、有森にぶつかる寸前で、有森が直刃刀を神速で振るい、そのうち一つを切り裂いて真っ二つにした。そのまま有森を避けるように地面に落ちた。また、その後に降ってきたもう一つの黒い物も同様に切り裂こうとして直刃刀を振るうも、ガキン!と鳴って尚向かってこようとする。それが輪のようなものだと理解し、有森は強引にその輪のようなものを横に弾いて、飛んできた方向に返していった。

 

「な、何だ!?これ……!!…お、オンバシラか…?」

真っ二つに裂いた物を視て、リュウが更に頭にハテナマークを量産する。リュウからすればよく分からないことが起こり続けているのだ。

急に何かが降ってきたら有森が真っ二つに斬るし、斬られたものはオンバシラみたいだったりと…

 

「…ちっ、来やがったか…」

そこまで考えたところで有森が何やら呟いた。

 

「?」

有森がカチャッ、と直刃刀を構え、臨戦態勢をとる。

その前にいたのは…

 

「随分とまあ、手荒な挨拶じゃねえか。八坂神奈子、それと、洩矢諏訪子。」

 

守谷の二柱…オンバシラを装備した八坂神奈子と、鉄輪を持った洩矢諏訪子がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




~あとがき~
主「はい、ってことで第2章開始~!」

リュウ「イエーイ!」

有森「…おう。」

主「あ、そうだ、聞いて聞いて!この間何で投稿頻度が遅いのか考えてたのよ。」

赤穂「ほう。」

主「で、一個出てきたのが、一話一話の文字数が結構多くなってんだよね。大体一話に5000文字以上使ってたのよ。最初2000文字ちょっと位だったのに。ってことで、今回から一話大体3000文字前後でやっていこうと思うよ。まあ、重要なところとかクライマックスとかは長くなるけど。」

星「なるほど…確かに、途中8000文字越えてるのもありますもんね。」

リュウ「それでどれぐらい早くなりそうなんだ?」

主「………どうだろ。分かんない。未だやっぱりパソコン執筆できてないし…」

有森「まあ、やってみりゃ分かるだろ。」

主「でも、小分けにした方が何となく同じ分量書いても効率良くなりそうな気がする。」

赤穂「がんばれー。さて、じゃあ、そろそろ〆るか。」

リュウ「ほい。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!」
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