最強の半人が幻想入りしたらしい   作:怒鳴る怒

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どうもただの謎存在です。
内容ペラッペラです。はい。



では、本編どうぞ!


第三十六話 星の仮就職と建設業者

紅魔館に飛んだ有森は寝ている美鈴を有意義にスルーし、紅魔館に入る。

 

「あら、有森さん。」

と、完璧なメイドに会った。

 

「、おう、咲夜。…今回は少々手間をかけたらしいな。」

 

「いえ、日頃有森さんには色々お手伝い等していただいておりますので、この程度の事は。」

 

「はは…こっちとしてはフランの相手をしに来たついでなんだけどな。」

 

「それでもありがたいものはありがたいんですよ。星さんは図書館にいますよ。」

 

「おう、ありがとな。あと美鈴寝てんぞ。」

 

「…分かりました。ご報告ありがとうございます。」

そう言った瞬間消えた。どこからともなく「ギャアァァァァ…」と悲鳴が聞こえた気がするが、すぐに静かになったため、有森はとりあえずその事は頭の隅に追いやり、図書館に行く。すると、

 

「えーっと…これがここで…」

 

「…星、何やってんだ。」

 

「、あ、兄ちゃん。」

本を片っ端から棚に入れていた。本を飛ばして。言霊を使っているのだろうが、なぜこの量の本を?と思っていた。

 

「ああ、有森。…中々災難だったみたいね、怪我一つしてないみたいだけど。」

後ろからパチュリーの呆れるような声がした。

 

「いいや、一応一発もらった。まあ、もう治ったが。」

神様二人と勝負をして食らったダメージが一発、更にもう治ったとなれば、この男はいよいよどうなっているのだろう、と結構本気でパチュリーは思った。

 

「…で、星は何を?」

 

「ああ。あの子が何か手伝いたいって言うから本の整理を手伝ってもらってるのよ。…こう言っちゃ何だけど、こあより動けてるわね。」

思考の片隅に涙目の小悪魔が出てきたが、有森は頭から叩き出した。どこに行っても小悪魔不憫なり。

 

「つまりアルバイト…ねぇ。」

 

「ええ。…あら、何かしら、この本…こんな本見覚えがないのだけれど…」

 

「?ちょっと見せてください。」

星が手に取るのを有森は横から覗くと、

 

じゃきかいほうのしょ

 

「…なんじゃこりゃ」

読めなかった。というかこれ文字なのか、と有森がふと顔を上げると、

 

「…ふーん…」

ああ、そうだったな、と有森は苦笑する。星の能力、[言葉を操る程度の能力]は、文字にも適応される。つまり、どんな暗号であろうとも、どんな元の形のない古代文字や龍語であっても、見ればある程度は理解できるのだ。

 

「何の本なんだ?」

 

「いや…多分開けるべきでない本だと思う。」

 

「…そうか。」

が、言葉を操る事ができても思想を隠すことはできない。いや、極めればできるのだが、星はそこまで出来ない。有森は考えを読み、確かにな、と思った。

 

「確かにこれは開くべきじゃないな。多分違法魔導書だろう。」

この世には正当な魔導書と違法魔導書がある。正当な魔導書は、効果と代償の釣り合いがとれており、使用者の耐えられる力しか貸さない物なのだが、違法魔導書は言ってしまえば「力」を手にいれるために作られた禁書というやつだ。自分の魂と代償に圧倒的な力を手に入れるなんてのはよくあるやつだ。

 

「こいつは昇華させといた方が良いかもしんねえな。こっちに任せてもらってもいいか?」

と有森はパチュリーに聞くと、

 

「…本当に危険なものだったら早い目に処分しておきたいわね。ただ、物によっては処分した瞬間に呪われる、なんて物もあるから、気を付けなさいね?」

まあ、有森には呪いなど効かないのだが。

 

「ああ、わかった。…ま、ここでやるんだけどな。」

 

「え、ここで?」

何故?のような感じで星は聞いた。

 

「下手に運んで本そのものが暴走し始める可能性があるからだ。近くにあるものを手当たり次第に巻き込まれても面倒なだけだ。…ああ、結界は張るから安心してくれ。」

 

「…ならいいわ。部屋を貸そうかしら?一部屋余ってる部屋があるわ。」

 

「ああ、借りよう。」

そうして案内されたのは本当に使ってないのか、分からないほどほこり一つ溜まっていないような部屋だった。恐らくはあのメイドだろう。使わない部屋もちゃんと整理するとは。

 

「…ま、数分で終わるし、問題ねえだろ。」

有森はそう言って二重の結界を張る。

 

「……呪い…か。また変に星が暴走しないようにしないとな…。」

ふと思い出したように有森は呟くが、反応するものはいない。

そもそも、結界に阻まれ、聞こえることはない。しかし、一瞬だけ有森は過去を思い出していた。

黒い欠けたような角、赤い目、滲み出るような殺意、狂気。

ブンブンと頭を振り、有森は、

 

「ま、とっとと昇華させとくか。」

そう言って術式を広げていく。

 

まあ、その途中で失敗してしまい、本が暴走……なんて事にはならず、そのままただの本に戻った。

 

「よし。」

どうやらそんな面倒な呪いは掛かったりはしていなかったが、その本はある意味一種の呪い…()()を引き出すものだったらしい。その能力が消えても、内容は消えずに残っていた。

 

「…魔理沙にでもやってみるか…?」

まあ、冗談で。

そのまま部屋を出る。

 

キィ

「あら、もう終わったのね。」

 

「ああ。…この本の能力は消えたが、内容は消えてない。とりあえずここに置いとくか?」

 

「あー、そうね。もし問題が出てきたらどこかの泥棒魔法使いにでもあげるわ。」

まさかの有森と思考回路が同じパチュリー。

 

「ハハ…ところで、星はとりあえずしばらくここで働く訳か?」

 

「あー、そうだね。しばらく…というか、うん。」

どうやら内定は貰ったらしい。

 

「まあ、どうするかは星に任せるからな。俺が口出しするところじゃないだろ。それに、自分の好きなことを仕事にできるのはこの上無いことだからな。」

 

「うん!」

オーケー、と有森は頷き、図書館を出る。と、

 

「有森ーー!」

 

「うお」

砲弾(フラン)が飛んできた。どこから来たんだか。

 

「遊びに来たのー?」

 

「いや、星を迎えに来てたんだが、問題ないみたいでな。…ああ、俺がいないときとか、勉強で分からねえところがあれば星に聞いてもいいと思うぞ。あいつはあれでも結構頭いいからな。」

魔法陣の部類からしてみても、星はかなり強いのだという。

 

「へぇー、そうなんだ。あ、ついでに遊ぼうよ!」

 

「あー、悪いが、今日はやることがあってな。そろそろ自分の家ぐらい建てとくかと思ってな。」

 

「、だったら私も行っていい!?」

 

「…それは構わんが…そんなに面白いものでもないぞ?」

 

「どんなお家建てるのか気になるじゃん!」

 

「まあ…言っても普通の家だけどな。というかフランはそのまま外に出て問題ないのか?」

ふと有森が聞くと、フランはふふん、と胸を張り、

 

「咲夜がこれを買ってきてくれたの!こーりんどー?でだったかな?」

取り出したのは日焼け止めクリーム。外の世界のやつだ。

 

「結構強い日光でもこれを塗ってれば大丈夫だったから問題ないよ!」

 

「…吸血鬼が弱かったのは日光じゃなくて紫外線だったのかよ…」

そう言って有森は失笑しながら、飛ぶ。

 

「ほい、行くぞ。捕まってろよ。」

フランが手を取ったのを確認してから、有森は移動する。

とはいっても一瞬。ほぼ瞬間移動と同レベルの早さで博麗神社の裏の森だ。

 

「到着。とりあえずここの裏にでも建てる。…って訳で…金行、スラッシュ。」

とりあえず有森は刃を飛ばして木を切っていく。音は粒子操作でせき止めているため、騒音になることはない。

 

「おし、こんなもんか。」

と、大量の木材を前に有森は言った。

 

「すごい!あっという間に出来ちゃった。」

 

「こっからは…とりあえず()()()()に頼むか。[影夢]影の兵士。」

一応スペルカードにしたため、使う。影の兵士に建設はある程度頼み、有森は…

 

「?何するの?」

 

「とりあえずそこら辺の整地と切った木の再生だな。」

まずは坤を操り、地面を整地する。そして、ある程度整地すれば、切ったところの木を木行を操って再生させていく。

その間、影の兵士に思念を通じて指示は出し、建設は任せる。一方で有森は整地したところ以外の木を切ったところで木行を操り、元のように木を生やす。

 

そうこうする事わずか2時間…

 

 

「…っし、こんなもんか。」

若干山小屋のような家が完成した。

 

「すごい!あっという間にできちゃった!」

 

「じゃ、仕上げだな。」

そう言って有森は家の木材に触れ、霊力、妖力、神力を流し込んでいく。正確には、膜のようになるように包んでいく。

こうすることで腐食や倒壊に恐ろしく強くなるのだ。

 

「…よし、完成。」

こうして、一見ただの山小屋、実際は雨風どころか山火事や地震でもびくともしないような家が完成した。

 




あとがき
リュウ「マジで内容ペラッペラだな。」

有森「ああ。中身がない。」

赤穂「というか何気に前の更新から一月経ってるよね。」

主「いや、違うんだって!ここら辺から多分ネタ回が増えるから一回前提を消化させとこうと思ったらこうなっただけだから!」

星「まあ…二章そのものが最初からシリアスを入れる暴挙を成し遂げてますし、ネタは増えていいと思いますけど…」

有森「ま、ネタ回だからといって文が上手いかはさておき、な。」

主「一月経ったのに対しては、作品を大体回しながら書いてるから一作品ずつは遅くなるんだよ。」

リュウ「回すって言うのは更新が一番前の奴から書いていくやり方を勝手にそうやって呼んでるだけだよな。まあ、主の場合名前投稿は回して、匿名投稿は本当の不定期、って感じみたいだけど。」

有森「いや、最初は確かにそうだったが、今じゃほとんど回してもねえだろ。書こうと思ったのを書いてるだけで。」

主「…まあ、そうだね。」

赤穂「ああ。ま、部活動で忙しいのもあるのかもしれないな。」

主「それもある。」

星「まあ、言っても実世界メインですからね。」

有森「実世界て…まあ間違ってはないか。…さて、あとがきまで内容がペラペラだが、そろそろ〆るか。」

主「あー、そうだね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!」
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