最強の半人が幻想入りしたらしい 作:怒鳴る怒
遅れました。私情により、更新頻度がアホみたいに下がります。
あと、あとがきの茶番(?)ですが、考えるのが結構大変なので余談と名前を変えて軽くします。
あの状態で続けてほしかった!という方はお知らせください。検討します。
では、本編どうぞ!
「…さて、」
家を建て終わり、咲夜が迎えに来たためフランを帰し、とりあえず霊夢に料理を教えることとした有森。
「…は、良いんだが…」
霊夢の横にエプロン(いつものではない。料理用)姿の魔理沙とリュウもいた。
「何でこうなった…いや、まだ魔理沙は良いとしてリュウ。お前何で来た。」
「いや、魔理沙に呼ばれたから…」
「…まあ良いか。ちゃんと見てりゃそれなりにはなるだろ。とりあえず……」
まず有森は台を出し、その上に材料を出す。何もないところから。
「とりあえずどんなものが作れるか一回作ってもらう。んで改善点等あれば言っていく訳だが…リュウ。とりあえずお前には言っておく。食べ物を作れ。」
「…ああ。」
「じゃ、そこにあるのは好きに使っていい。じゃ、一回開始!」
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「…んで、出来たからと呼ばれたわけだが…」
まず魔理沙。普通に上手い。上手いは上手いのだが、圧倒的キノコ率。二つ作ったのはいいが、片方はもう何だ、ただのキノコ載せられてるようにしか見えん。
次に霊夢。…中の上。まあ、霊夢が料理を作れるようにするためにやり始めたわけだが、まあ普通に料理は出来ている。これなら問題はあるまい。…で、問題児。
リュウ。誰が新生物を作り出せと言った。何なんだその茶色い泥々した触手みたいなのを生やした顔のある何かは。いったい何をどうすればそんなものが出来るんだ。料理は食材を加工する手段であって決して新生物を作り出す工程ではないぞ、と必死に頭の中が停止するのから助け、とりあえず霊夢と魔理沙に言う。
「あー、まあ、霊夢は問題なく料理出来るみたいだな。見た目も問題ないし、自分で食ったか?」
「ええ。まあ、こんなもんよね。」
「それで十分だ。…にしてもこれが米と味噌汁しか調理してこなかった奴の料理とは思えんな。」
次に魔理沙。
「魔理沙。…特に悪い点はないが…なぜこんなにキノコが多い?」
「お?料理といえばキノコだろ!それに、このキノコ、ただのキノコと侮るなかれ!」
あのただのキノコを焼いたようにしか見えない物の傘の部分を取ると、中から何かが出てきた。
「キノコを器にしたシチューだぜ!器ごと食えるから良いだろ!」
「…ほー、よく考えたな。これは分からなかった。そのアイデアはいいと思うぞ。…というか何気にこの中で一番料理上手いかもな。」
…で、
「…リュウ、何だぜ?それ…」
「…何か。」
「オロロローン…」
「なんか言ってんぞこれ。料理って喋るものだったか?」
「いや……」
すると、また皿から逃げようとするダークマター。
「何か魂宿ってね?」
「ヤッバ…」
「……うん、冗談抜きで魂宿ってんぞ。お前何使ったんだ。」
有森が視ると、確かに魂の反応があった。つまりは、これは料理ではなくれっきとした生き物ということになる。正確には幽霊に近いらしい。
「こんな生き物あってたまるかよ…」
「…とりあえず、成仏させとくか。」
と、有森が手をかざし、腕を横に振ると、ボコボコなっている何かは急に動きを止め、器に張り付いて動かなくなった。
「…一応成仏はした…が、」
「これ多分とれないな。かちこちになってるぜ。」
さらに張り付いたまま固まり、茶色い厚めの皿みたいになっている。
「まあ、皿は俺の妖力と魔力から作ってるからそのうち勝手に消えるだろうけど…お前、いったい何を作ったつもりだったんだ?」
「…野菜炒め。」
「野菜炒めはまず液体じゃねえし、最終野菜と肉を炒めりゃ形はなるだろ。」
というか普通の料理は魂が産み出されることはない。
「リュウって料理できないって聞いてたけど…予想以上ね…」
若干戦慄しながら霊夢が言う。
「……まあ、とりあえず霊夢が料理できるのは分かったからよしとするか。霊夢、悪いがこいつの飯は作ってやってくれ。それ以外の家事はある程度押し付けると良い。」
「あー、ね。家建てたんだってね。」
「…あ?俺言ったか?」
「勘よ。」
「勘か。」
魔理沙が言うには、霊夢の勘の的中率は98%以上だという。
以前有森はそこの2%どうした、と聞いたが、普通なら100%だが、体調が悪いと的中率が5%ほど下がるから、平均して98%なのだと言う。体調を崩しても的中率95%を叩き出すこの巫女はただ者ではない。
と、
「あら?魔理沙、私の料理食べた?」
霊夢の肉じゃがが減っていた。
「あ?いや、食べてないぜ?というか、お前の方が食ったんじゃないのか?私のが減ってるぜ?」
が、魔理沙のシチューと炒め物も減っていた。
「私もよ。…リュウのには手は付けられてないみたいね。」
リュウの野菜炒め(?)はまったく減っていなかった。そもそも食べれるのかから不明。
「……若干心に来るんですけど。」
「……ああ、約一名お客さんか。」
ふと有森が振り返って言った。
「え?」
「あ?」
「うん?」
三人が同時に見回すが、そこにあるのは料理三つと料理のはずのものが一つ、机、調理器具、地霊殿の主の妹しかいない。
「えへへー、見つかっちゃうかー。」
と、その声と同時に全員が違和感に気付いた。少女…古明地こいしが急に出てきた…正確にはそこにいるのが当たり前、という概念が消されたからだ。
「そりゃあな。また勝手に出てきたりしたわけじゃ…」
「してるよ!地上をフラフラしてたら美味しそうな匂いがしてたから来ちゃった!」
おいおい…と有森はため息をつき、
「……絶対さとりとか燐とか空とか心配してるだろ…」
と言うと、
「…どうだろ。」
「どうだろ。って…」
こいしが唇を尖らせる。
「確かにお姉ちゃんとお燐は心配してくれそうだけど…最近お空が冷たいんだよねー。この間お空のプリン食べちゃったからかなー?」
食い味の方が張っている気がするこの少女。
それも無意識か。
「…謝っとけよ。」
「ごめんなさいはもう言ったよ。…ところでだけど、これ何?」
と、リュウ作の皿に張り付いた野菜炒め(オロローン)を指差すこいし。
「…本人いわく野菜炒め…だったものだ。」
まあ、元々野菜炒めでも無かったのだが。
「お?何か面白そうなことやってるな。」
と、二人目。
「あら、妹紅。あんたがここに来るなんて珍しいわね。」
「ああ、永林から四人に伝えろって言われたんだが…二人いないみたいだな…」
周りを見渡す妹紅。探しているのは…
「星なら紅魔館だぞ。赤穂は…多分その辺にいると思う。用事なら俺から言っておこうか。」
「ああ、助かる。といっても、明日永遠亭に有森、リュウ、赤穂、星の四人で、動きやすい服装で来いって話だけどな。」
「?何でその四人なの?」
「ただの人間にはちょっと相手できない、らしい。」
「ちょっと待って俺は元ただの人間。何なら妖怪より人間寄り。」
リュウが言うが、
「お前は例外だとよ。」
例外らしい。
まあ、伝えるだけなら、と有森は承諾し、妹紅は帰っていった。
「明日何かあんのか?」
「…さあね。ただ、私の勘が言うには、あの永林のことだから多分ろくなことにならないと思うわ。」
…まあ、その勘はバッチリ当たってしまうのだが、その話は次話で…
余談
主「どうも、終わりは見えているのにその終わりに繋げるのに時間がかかりすぎる、主です。」
ちなみに、いつもはこうやってナレーションしてます。
ただ…一応主人公が有森なのでちょっと視点が有森寄りなんですよねぇ…
そこがちょっと悩みです。
さて、今回ですが、リュウの料理下手を誇張したネタ話です。次もネタ話です。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!