最強の半人が幻想入りしたらしい   作:怒鳴る怒

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どうもただの謎存在です。

いやー、こっちの投稿頻度落ちるとか言った割に早い気がする(気がするだけだよこの野郎)…何か聞こえた気がするけど多分幻聴。
そういえばですけど、この小説、もうすぐ一周年なんですねー。その時には一周年特別話を投稿しようかと思ってます。



では、本編どうぞ!


第三十八話 こんな虫取りがあってたまるか

「…で、永遠亭に来たのは良いが…何させる気だ?」

有森、リュウ、星、赤穂は永遠亭に来ていた。昨日妹紅に呼ばれたからだ。

 

「ああ、別に変なことじゃないわ。ちょっと虫を捕ってきてほしいのよ。」

そして、読んだ張本人…永琳の依頼は、すなわち虫取り。

 

「……何で私たちだけなんだ?」

 

「今回の明いてはちょっとばかし面倒な相手なのよ。それであなた達に頼んだわけ。ああ、安心して。そいつらがいるところまでは鈴仙に案内させるから。」

 

「俺達なら面倒かけても良いみたいな口ぶりだが?」

 

「……リストはこれに書いてるから。じゃ、頼んだわね。」

 

「おいこら永r「バタン」……はぁ…行くか?」

 

「行くしかないでしょ?」

苦笑しながら星が言う。まあ、永遠亭の入り口で虫取り網と虫かごを手渡された時点で、有森は「あー、霊夢の勘が当たったな…」と察していたのだが。

 

 

 

「大変ですね…師匠も師匠ですけど、これ、何に使うんですかね…?」

そのよくわからない虫たちが取れるスポットまで案内されていると、鈴仙が口を開いた。

 

「確かにね…何なんだろうね、この虫のリスト。」

 

「見たことない名前ばっかりですね…」

そこにはよく分からない写真の横によく分からない虫の名前が書かれていた。その名前は…

 

「ヒカリゼミ 1

 ヤリカマキリ 1

 トゲアゲハ 5

 ミノタウロス 5」

 

 

 

 

       ☆大★混☆乱★

 

 

 

「なあ鈴仙、これって虫取りのリストだよな?」

思わず有森が聞くが、

 

「師匠からはそうだと聞いてますけど…何か変なところがありますか?」

 

「いや、このままだと俺達、牛頭人身の怪物5体連れて帰ることになるんだが。」

色々突っ込みたいところはあるが、まずそこである。謎の虫(?)、ミノタウロス。

 

「あー、ミノタウロスですか…それ、師匠が勝手にそう言ってるだけで、カブトムシの仲間ですよ。」

 

「何で知ってんだ。」

 

「前までパシらされてましたので。」

聞かない方が良かった、と有森は思った。

 

「角の部分が斧みたいになってるんですよ。それに大きさが普通よりかなり大きいのでミノタウロスです。」

牛関係ねぇ。

 

「…あ、ここらへんですね。」

 

「というかこれ、竹林でこんな虫いんの?」

リュウがもっともな発言をするが、鈴仙は、

 

「はい。前にもここで取ってたので。」

 

「…その発言やめよう。すごく不憫になる。…さて、開始する?」

 

「とっととその12匹取って帰ったほうが早い気がするしね。まあ、高々虫だろう?…お、あれトゲアゲハ?だね。それ。」

と、赤穂が飛んでいた、棘だらけの蝶に網をかぶせた。と、捕まった蝶は暴れだし…

 

シャッ!

 

「はぁ!?」

網を切り開いて脱出した。

 

「そんなのありかよぉ…」

リュウが呟いた。

まさかの反逆に赤穂の網は使い物にならなくなった。

 

「それで予備を5本も持たされたわけか…」

そう呟いて予備の網と交換する赤穂。

 

「!ヤリカマキリだ。」

と、星が一本の竹に近づき、腕が鎌状ではなく槍状のカマキリに狙いを定め…

 

「やっ!」

思いっきり振った網は恐らく音速の壁を超え、枠でカマキリを叩き潰し、その直線上の竹が十数本、縦に切り倒された。

 

「…あ」

まあ、叩き潰したと言っても潰れずに、カマキリは目を回しているだけのようだが。

 

「ワーホシチャンスゴイナーカマキリモスゴイナー」

で、リュウは目が死んできている。

 

「つか季節感死んでるよなここ…蝶と蝉とカブトムシが一緒にいるって…あ、ミノタウロス。」

で、有森はもはやミノタウロス(カブトムシ)を素手で、それも同じところにいた二匹取り、籠に放り込んだ。

 

「…なあ、鈴仙。俺がおかしいのか?それともあいつらがおかしいのか?」

 

「…えーと、私を例に取るなら、ミノタウロスを1匹捕まえるのに一日かかりました。と言うか、今回の虫たち、普通じゃ網では捕まえられないようなやつなので…」

つまり、向こうがおかしい。これが真理である。

 

こうしてあれよあれよと捕まっていき、一時間経った頃には残るは、未だだれも見てすらないヒカリゼミだけとなった。

 

「…というかヒカリゼミって誰も見てすらないんだが…?」

 

「何言ってるんですか?そこらへんにいっぱいいますよ?」

 

「……?どこですか?」

星がキョロキョロするが、周りに蝉らしきものはいない。

 

「…あ、ヒカリゼミっていうのは、周りと自分の光の波長を操って見えないみたいにできるんですよ。まあ…透明になってるって言えば分かりますかね?」

 

「…どうやって見つけろと…いや、絶対見えないことはないが…」

有森の能力は、自分に直接作用する能力は無効化されるが、自分にかけた能力で周りから干渉されないようにする能力にはどうしょうもない。

 

「そうなると…私には見えるのかね。」

と、赤穂は少し目を閉じ、カッ、と開く。鈴仙の[波長を操る程度の能力]を使用したのだ。

 

「…うん、なんとか見えるね…じゃあ、そっちに()を貸すよ。」

と、赤穂は少し目を赤く光らせ、星、リュウの目とリンクさせる。有森はやっぱり無理だった。

 

「…おお、見える。…結構いたんだなぁ…」

 

「…よし、じゃあ俺も少しばかり能力を派生させるかな。」

有森の能力は力の入れ方で変質させることができる。そこで…

 

「『視覚変異不干渉』」

有森は視覚情報の変化のみに対してめっぽう強い形にし、参加した。

 

「よし、やるか…ね!」

赤穂はヒカリゼミに対して思いっきり網を振った…が、

 

「赤穂、後ろだ。」

 

「はぁ!?」

いつの間にか後ろにいた。

 

「えいっ!」

 

「そいっ!」

 

「おりゃっ!」

星、赤穂、リュウが網を振り回すものの、一匹たりとも掠りもしない。と、

 

「ふんっ!」

ブォン!

と、空圧で直線上、数十メートル程の竹が折れたりしたが、有森が網を振ると、確かに一匹、虫取り網の中に入った。が、

 

「…はっ?」

ヒカリゼミが何故か輝き始め、目にも留まらぬ(本当に誰にも見えなかった)速さで暴れだし、網を突き破った。

 

「えぇ……」

で、そのスピードのまま有森に突っ込んで…

 

「うおっ、パーティカルコントロール 壁!」

とっさに粒子の壁を作ったが、

 

バギィン

 

破られた。その反動でよろめいていたが、確かに粒子の壁が破られたのだ。今の所、これを破ったのは勇義と赤穂しかいなかったにもかかわらず、その中に蝉が入ってきやがった。

 

「うっそぉ…」

 

「こりゃあ下手に出し惜しみできないね…第二、仙。」

で、赤穂が妖力の上に霊力を纏い、強化した。

 

「[複製]実相天生!」

で、赤穂がまさかの夢想天生のコピーを使い始めた。

 

「はっ?」

 

「[氷域]ブリザードフィールド!」

続いてリュウが移動速度を下げる空間を作り上げる。

 

「…………」

 

「[星土]スターレインオーバー!」

そして星が下から上に飛び上がっていく土の雨を降らせた。

 

さて、問題です。今現在、行われているのは何でしょうか。

 

A.虫取りという名の人外達VS蝉の戦いです。

 

その通り。

 

「いよいよカオスだな…」

まあしかし、ヒカリゼミもヒカリゼミで、これだけ猛攻を食らっているにも関わらず、涼しい顔をして躱している。本当にあれは何なのだろうか。

 

「はぁ…はぁ…全く追いつけん…」

 

「どうなってるんだい…」

 

「流石に…疲れてきた…言霊も効かないし…」

 

「…はぁ…」

と、有森がため息をついた時、いきなりヒカリゼミが… 

 

「ピピュピピピュピピピュピュピピ」

鳴いた。

 

「…はっ?」

 

「鳴き声ですよ、ヒカリゼミの。」

 

「いや、それは分かる。…どんな鳴き声だよ…」

何となく防犯ブザーを思い出す音である。

 

「…なんで今鳴き出したのかは知らねえが、まあ、見えないほど速くても鳴いてれば位置がある程度分かるからな…」

そう言うと有森は背中の直刃刀に手をかけ…

 

「ピピュピピピピピュピピュピピピピピュピュピピ」

 

「…今。」

神速。

一瞬そこらへんが白く光り、ヒカリゼミの羽だけが切り落とされた。

 

「ピ!?ピ、ピピュピピピュピュ」

地面を暴れながら何やら弁明しているようだが、生憎有森は星のようにこんな言葉を理解する事はできない。

そのままカゴの中に放り込んだらどうなるか分からないため、不死鳥の加護を内側に、二重に作用させて完全封印した。

 

 

 

「ああ、ありがとうね。…あなた達でも相当大変だったみたいね。」

永遠亭に戻ると、永琳が待っていた。モブうさぎから帰って来ていることを聞いたのだという。

 

「そりゃあな…ああ、ヒカリゼミに関してはカゴに入れるとどうなるか分からんから結界に閉じ込めといたが。」

 

「ええ、それでも良いわ。」

 

「…なあ、そいつら何に使うんだ?」

 

「、薬に使ったり、研究材料にしたり、ね。全部分からないことだらけの虫だもの。ああ、あなた達の一番苦労したヒカリゼミは蝉退みたいなやつにするわ。」

 

何となく、あの防犯ブザーのような鳴き声が聞こえた気がしたが、おそらく有森の気のせいだろう。二重に張られたほぼ完全結界(不死鳥の加護)内からそんな声が聞こえるわけがない。そうとも。




《余談》
よう、有森だ。
今回もネタ回って主が言ってたが、何やらメッセージボックスに「よく分からない虫とかを有森達と戦わせてみてほしい」っていうメッセージが入ってきてたらしい。戦ってたか…?俺がやったのといえば蝉の羽切り落としたぐらいだぞ。
まあ、そのメッセージの送り主は名前を出して欲しくなかったらしいから匿名でやったらしいが、主いわくリクエストがあればメッセージから送ってくれると助かる、だそうだ。ネタが枯渇してきてるらしい。早いな。
じゃあ、そろそろ〆るか。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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