インフィニット・ストラトス2~人と機械の紡ぐ心~   作:サウス零

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長期戦になりそうなので前後編にしました。


EP06 出撃・俺達の旅路(ロシア・前編)

簪との再会を果たした翌日。

 

士音、百合、ロボまるはロシアに向かう為、最後の準備確認を行っていた。

 

今いるのは支社地下には飛行ビークル『メイルギア・バハムートチェイサー』と『メイルギア・グリフィードガルーダ』が格納されている。

 

この二機の飛行ビークルは士音と百合が今までの世界に渡り歩くのに欠かせない移動手段でもあるのだが、

 

『メイル』と冠しており、シオンと合体する事により人型形態に可変する超画期的なマシンである。

 

「そっか、簪が私達の事を…ね」

 

「びっくりだよ。ほかの人も、もしかしたら記憶が戻ったりしないのかな?」

 

「難しいだろうな、あの時ペアを組んだISのバックアップデータが残っていたのはコジロウのだけだったからな」

 

話は無論、簪との再会時のやり取りである。

 

早速、コジロウとのペアを組んで訓練を行いたかったが、現状の打鉄弐式は未完成状態。

 

パーツ組み立てに稼働テストと、どんなに早くても『キャノンボール・ファスト』の当日には間に合わない。

 

簪自身も完成には間に合わないと熟知していたので慌てて如何にかすることはなかった。

 

そこで、士音はこう提案する…

 

「うちの会社からロボポンを派遣しよう、簪が指示して機体を組み上げるんだ」

 

「でも、そうすると派遣料とか……私、そんなにお金が…」

 

「代金はいらない…代わりに見せてくれ、君の勝利を…」

 

「私の勝利?」

 

「そう、あのタテナッシー・トロピカルキャッホーにギャフンと言わせるチャンスなんだぜ♪」

 

「お姉ちゃんに……」

 

「『私はもうお姉ちゃんのおもちゃじゃない!』って言葉をバカ姉貴に叩き込んで『守られるだけ妹』から卒業するんだ……なっ♪」

 

「……うん!」

 

学園に配置している『チーム・ナース』や『オヤカタ隊』と一部のメンバーを招集し、派遣準備を行った。

 

それ以後はコジロウと簪に引き継ぎ、士音は今に至る。

 

準備を整え、出発の時になったが、十蔵が支社の会議室に来ていると連絡を受けて移動した。

 

「士音君、百合さん、ロボまるくん。おはようございます」

 

「おはようございます、学園長」

 

待っていたのは、十蔵と『ナース』とは別個体の『ナース』の二名だ。

 

因みにこのナースは『ハナヨ』と名乗っている。

 

「なんとか当日に間に合いました。こちらをどうぞ」

 

「ロボまるさんは私からデータを転送します、手を拝借しますね」

 

十蔵から士音と百合には携帯端末を、ロボまるにはナース・ハナヨから特殊なデータが転送された。

 

「こちらの端末には日本政府およびIS学園からの身分証明パスポートがデータとして入っています」

 

渡された端末の電源を入れると立体映像が浮かび上がり、士音達の顔写真と学園証明判子が表示された。

 

「これがあれば各国に行ってもトラブルが防げるはずです、どうかよろしくお願いいたします」

 

「ありがたく使わせていただきます」

 

握手を交わし、いよいよ出発の時が迫った。

 

「士音、百合、ロボまる。準備はよいな?」

 

そこへスポロ博士とFR社の『ナース』が現れる。

 

「スポロ博士、移動方法はどうやってするのですか?」

 

「ワシに任せろって言ってたけど格納庫にはメイルギア以外何もなかったよな?」

 

「メイルギアだけでは、往復時間がかかるし、エネルギーも補給しなきゃならんから効率的じゃないぞい」

 

「じゃあ、どうやって行くんだよ?」

 

「これを見るがよい!!!」

 

そう言ってスポロ博士はリモコンのスイッチが押され、支社に揺れると屋上のドームが開いて超大型電磁加速砲が現れた。

 

「こんなこともあろうかと、作っておいたのがこれじゃい!!」

 

「こ、これって、まさか!!?」

 

ロボまるにはものすごく見覚えのある建築物に震えが止まらなかった。

 

「これが『スポロ式高速移動システムmkⅢ・改』じゃ!!」

 

「なんなんだよ!?あのバカでかいレールガンは!!?」

 

「バカでかいだけじゃないぞい、百合の技術提供で世界各国に配置したポータルポイントにあっという間につけるぞい!移動時間も1分以下じゃ!!」

 

「やっほーい、さすがは博士♪世界一周したかいあったわ~♪」

 

「かっかっかっ、もっと褒めるのじゃ♪」

 

「ナースさん……」

 

「ええ…社長、今月の追加支出合計よ」

 

ナースがピラリと見せた家計簿に大きく『支出300万』の文字があった

 

「ぎゃぁぁぁ!!今年の予算が!!!」

 

「やっぱり、こうなるのね…」

 

なお、先ほどの300万は百合が密かに積み立てていた資金の為、FR社の今年の支出合計に影響はなかった……

 

「ちまちまと予算枠にあった別資金はこいつの事だったのかよ…」

 

「おっほっほっ、これが元女神の底力よ♪」

 

「お前の担当枠、そっちじゃないだろ…」

 

もう自分の妹がいろいろとわからなくなった兄なのであった…

 

 

《高速移動システム展開、発進シークエンスを開始》

 

 

士音はバハムート・チェイサーに、百合とロボまるはグリフィード・ガルーダに乗り込み、

 

高速移動システムのシークエンスに基づいた準備が進行する。

 

格納庫に配置されたバハムートとグリフィードがクレーンアームに持ち上げられ、超大型電磁加速砲の弾倉部に装填。

 

電磁力のチャージと同時にバハムートとグリフィードを二体同時に透明なカプセルの様なモノに包み込まれるとそこには大きな飛行体が形成された。

 

《電磁エネルギーチャージ完了、電機子への通電まであと90秒》

 

バハムートとグリフィードのそれぞれのモニターにはカウントダウンの数字が表示されていた。

 

「これ、本当に大丈夫かのかな……?このまま飛ばされて落ちるだけじゃないよね?」

 

「大丈夫よ、シュミレーションで安全性はより完璧に仕上げてもらったから♪……実践テストはこれが初めてだけど…」

 

「ユリさん!?いまトンデモ発言しましたよね!!?」

 

「心配するなって、万が一爆発しようとバハムートとグリフィードはそう簡単に壊れねーよ、それに何か面白くなってきたし」

 

「そうそう、こういう時はあれだよね? 『だれだれ、マルマルいきま~す!』って♪」

 

「それだ!!」

 

「なんで、そんなにハイテンションなの!?この兄妹は!!?」

 

遠足前夜の小学生如くなウキウキ状態の月彩兄妹にロボまるはまだ動いてもいないのに大回転した気分になった。

 

《通電50秒前、ポータルゲート展開、着地点はロシア・ポイント01に設定、ゲート展開します》

 

学園の大気圏ギリギリの上空に大きな光輪が現れ、光輪の内側が別の上空を映しだした。

 

その先にはロシアの大地が見えた……。

 

《カウントダウン、10・9・8・7・6・5・4・3・2・1》

 

「月彩士音、バハムートチェイサー…」

 

ヘルメットのバイザーを展開して、操縦桿を握りしめる士音。

 

「月彩百合、グリフィードガルーダ…」

 

百合も同じようにヘルメットのバイザーを展開、後ろにいるロボまるへ何か言いたげに視線を送る。

 

「ああもう!……プラス・ロボまる!!!」

 

内容に気付いたロボまるは半分自棄気味に叫んだ。

 

 

 

《ゼロ!!》

 

 

 

 

「「「いきまぁぁぁぁぁす!!!」」」

 

 

 

三人を乗せた飛行体が空を貫き、上空にある光輪の内側へと抜け、ゆっくりと消えていった……

 

 

 

 

 

 

 

「よし、成功じゃ……」

 

「ところで博士、一つ疑問があるのだけど…」

 

「なんじゃ?」

 

「行きはこれでいいけど、帰りはどうするの?」

 

 

 

「………帰りはな」

 

 

 

「「「………」」」

 

 

 

「実は……」

 

 

 

「「「………」」」

 

 

 

 

「わしも知らない!!」

 

 

 

「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」」」

 

「どういうことだそれは!!何をかんがえておるのだスポロ!!」

 

「だって、百合が『博士はこっちだけお願い』って電磁加速砲しかつくらせてくれなかったのじゃ!!!」

 

「では、あのポータルゲートと呼ばれたものは一体…?」

 

「わしだって、知りたいわい!!だからシステムに『改』がついたんじゃい……」

 

「それは関係ないと思いますけど…」

 

(……まさか、あの子達が?)

 

 

スポロ博士が把握してない内容に十蔵とナース・ハナヨは呆れる。

 

ただ一人、ナースはとある人物たちを思い浮かべるのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わたし、ロシアの大地にたぁ………さむぅぅぅぅぅうぅ!!!

 

 

 

その頃、あっという間にロシアの大地に着地した士音達はメイルギアのステルスシステムを使って施設に向かっていた。

 

百合が叫んでいるとおり、9月のロシアの気温は日本の11月同等の気温なので普通に寒い。

 

持ち込んでいた冬服に着替え、携帯カイロを手に持っている。

 

ロボまるは無論、寒冷地用装備を内蔵させているためそのままでも問題ない。

 

幸い、天気は快晴だったのでレーダーにマーキングされたIS施設に到着は1時間も掛けることはなかった。

 

近くに着地してメイルギアを隠し、後は徒歩で道なりを進んでいく…

 

 

「ところで将にい、あのカプセルちゃんと持っているわよね?」

 

「ああ、ちゃんとこのリュックに入れてあるぜ」

 

 

百合がいうカプセルとは先ほどメイルギアを包み込んだ大きなカプセル。

 

ロシア到着後、メイルギアから離れ手持ちサイズに伸縮して今は士音が持っているのがそれである。

 

 

「帰る時にそれを使うからね、それ失くしたら、自力で日本に帰る羽目になるから気を付けてよ」

 

「お、おおっ…」

 

 

詳細が分からない以上、百合の言葉に従い士音は丁寧にリュックへとカプセルを入れるのであった。

 

しばらく歩き進み、施設の入口ゲートに辿り着くと警備員に身分証明のパスを見せると担当の人間がやってきて施設内へと案内される。

 

彼女の名は「エカテリーナ・アルバトヴァ」といい、この施設にあるISの管理を任されている女性だ。

 

握手を交わしたとき、士音は思わず……

 

 

「えっ!エリーチカさん?」

 

「………いえ、エカテリーナです」

 

「どうしたらそんな間違いするのよ…」

 

 

『エリーチカ』と唐突に呼んでしまい、エカテリーナはキョトン顔で、百合は呆れ顔になる。

 

カツカツと音を立てるかないかな静かな通路を歩いていく中、彼女からこんな話題が振られた。

 

 

「しかし驚きね、あのレスキュー隊がIS学園の新しい警備隊なんて…」

 

「そんなに驚きますか?」

 

 

百合が隣で話を受けつつ、後ろには士音とロボまるが続く。

 

 

「当然よ、あなた達の活躍は世界でもすごく反響しているのよ、動画サイトとかね」

 

「そう…ですか、あのこんな事を聞いて何ですが……エカテリーナさんは…」

 

「あら、私が『女尊男卑』だと思っているの?それは心外ね~?」

 

「す、すみません…」

 

「確かに今の世の中を見ればそう見られても仕方ないわね……」

 

士音の問いに拗ねた表情で見返すエカテリーナだが、すぐに笑みを浮かべ…

 

「でも、私は『女尊男卑』精神なんて持ち合わせてないつもりよ。この施設には男女関係なく各分野のエキスパートが集まって、ISの研究を積み重ねているわ」

 

「ははは…ホントすみません」

 

「判ればよろしいってね…♪、その前に先にあなた達に逢ってほしい子がいるの……その子、ロボまるくんに似ているの」

 

「似ているって……」

 

「見た目は雪だるまそのものなのに、喜怒哀楽の感情がしっかりしているの。ロボまるくんを見て確信したわ」

 

「雪だるま……まさか!?」

 

エリーチカ…じゃなくて、エカテリーナさぁぁぁぁん!!」

 

士音達が向かう進行先から大砲を頭に着けた雪だるまが跳ねながらやってくる。

 

「ユキダンさん!?」

 

「えっ!?ロボまるくん!!」

 

そう、雪だるまの名は『ユキダン』

 

ロボまると同じロボポンで、過去の世界で共に戦った仲間であった。

 

「でも、あの時は全てのロボポンを解放したはずなのに…」

 

「あ~、それについてはちょっと理由がありまして…」

 

「再会の挨拶は後になさい、ユキダンあなた慌てて私を呼んでいたけど何があったの?」

 

「わあっ!そうでした『クーリェさん』が部屋に戻っていないんです!!」

 

「……またなのね」

 

「はい…昼食の後に『ぷーちゃん』がいない事に気付いて探してくると……」

 

「あの子ったら……はぁ~」

 

ユキダンからの説明を聞いて頭を抱えつつ、ため息をつくエカテリーナ。

 

「俺達も探すのを手伝いますよ、ここに来た目的にその子も関わっていますので」

 

「ありがとう、お願いするわ。この写真に写っているのがクーリェよ」

 

エカテリーナが差し出した写真には大きなクマのぬいぐるみを持った少女『クーリェ・ルククシェフカ』が写っている

 

それを確認した士音は『士音・ロボまる』『百合・ユキダン』『エカテリーナ』と三つでに分かれ捜索を開始した。

 

捜索を開始して数分後…

 

士音とロボまるは施設内の食堂室前を歩いていると、足元に何かが当たった感覚を覚え足元を見ると…

 

「クマのぬいぐるみ?」

 

「もしかして、クーリェさんの?」

 

拾ったのは写真に写っていたクーリェが持つぬいぐるみだと気づき、辺りを見渡す士音とロボまる。

 

「こっちかな……?あっちかな……?」

 

一人の少女が足元を見ながら何かを探している。

 

「あっ、シオンあの子がクーリェさんじゃない?」

 

「ああ、おーい、こっちこっち!」

 

「あ。」

 

士音はクーリェに声をかけて手に持っていたクマのぬいぐるみを頭の上に掲げてアピールするが、クーリェはこわばった顔になり…

 

「クーのプーちゃんかえしてー!」

 

「えっ?PU-さん!?」

 

「絶対違うと思う…」

 

「かえしてー!プーちゃん、かえしてー!!」

 

バタバタと士音の元に駆けつけるクーリェだが、そのまま士音に駄々っ子パンチを叩くの止めない。

 

「あた!?ちょ!?そんなに!?叩かないでくれ!?」

 

「かえしてー!かえしてー!かえしてぇぇぇーーー!!」

 

すると、クーリェに光が集まり背中から黒い大型アームが現れる。

 

まさかのIS部分展開だった…

 

「うそぉぉぉぉん!!!」

 

「クーのプーちゃん、かえしてぇぇぇーーー!!!!」

「危ない!!」

 

ガシンッ!!

 

クーリェの振り込んだ大型アームをロボまるが間一髪キャッチする。

 

「くっ!!ぐぬぬぬ…」

 

「返す、返すから、落ち着くんだぁぁぁぁぁ!!」

 

「かえしてー!かえしてー!かえしてぇぇぇーーー!!」

 

「どうするの?クーリェさん混乱してるよ!!」

 

「ダメだ。初対面の俺達じゃ止められない!」

 

と、そこへ……

 

「見つけたわ、クーリェ!!強制解除!」

 

エカテリーナとユキダンと百合が合流。

 

エカテリーナが取り出したリモコンのボタンを押すと、クーリェの背中にあった大型アームが解除されるのだった。

 

 

 

 

「プーちゃん~…♪」

 

士音が慌ててクマのぬいぐるみを差し出すと嬉しそうに抱きしめるクーリェ。

 

「ごめんなさいね、あの子にとってとても大切なモノだったの。あなた達が奪うんじゃないかと思い込んじゃったみたい…」

 

「いえ、見つかって何よりです、はい……」

 

エカテリーナの謝罪を受け、ほっと溜息をつく士音とロボまる。

 

「クーリェ、こっちには一人で来ちゃダメでしょ、『ユキダンと一緒にいること』って言ったじゃない」

 

「うっ……ごめんなさい、でもプーちゃんが、いなくなったか…ら」

 

「そんな時はユキダンに私を呼ぶように教えたでしょ……」

 

エカテリーナの強い声にクーリェは俯いて涙目になっていた。

 

「それと謝るのなら、私じゃなくこのお兄さん達によ、お兄さん達がプーちゃんを見つけてくれたのだから」

 

そのまま『ほら、ごめんなさいとありがとうを言わないとね』とそっとクーリェの肩を掴み、士音とロボまるの前に歩ませる。

 

「あ、あの……ごめん、なさ、い……プーちゃんを見つけて、くれて、あり、がとう…」

 

「はい、よく出来ました♪」

 

とクーリェの頭を優しく撫でて褒めるエカテリーナ、クーリェも撫でられて嬉しそうに笑っていた。

 

「エカテリーナさん、この子がロシアの?」

 

「ええ…クーリェ、ご挨拶なさい」

 

挨拶を促され、しばらく士音を見つめつつ…

 

「あ、あの、あの…。えっと……んっ!」

 

不意にクマのぬいぐるみこと『プーちゃん』を差し出されてしまい、困惑する士音とロボまると百合。

 

「クーリェ・ルククシェフカ……。こっちは熊のプーちゃん……。なかよくしてね」

 

その後ろからユキダンが入り込み……

 

「あ、あと、こっちは友達の……ユーちゃん……」

 

「初めまして、雪だるま型ロボポンのユキダンです、よろしくおねがいします!」

 

「ああ、俺は月彩士音、隣から相棒のロボまるに妹の百合だ」

 

「よろしくおねがいします、クーリェさん、プーちゃん」

 

「よろしくね♪クーちゃんにプーちゃんとユーくん!」

 

「あまりその呼び方は慣れないのでユキダンでお願いします」

 

「了解、了解」

 

「しおん、ゆり、ろぼまる……うん、なかよしのあくしゅして」

 

クーリェから差し出された白くて小さな手は新たな絆を生むプレリュードとなった……

 

 

NEXT…




NEXT…


クーリェとの出会いにより、新たなロボポン『ユキダン』が社員に加えるとする士音。

だが、ユキダンはクーリェから離れられない理由があった。

そこへ落下した隕石に異変が起きる…

次回「EP07 覚醒・俺達の旅路(ロシア・後編)」

「逃げなさい、クーリェ!!」

「う、うううううう~! 起きて、スヴェンヴィト――――!!!」
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