その日、アズールレーンの世界へ入ってしまいました!? 作:ohagi57
「それでは!ゲーム大会開始にゃ!」
はい、唐突に始まりましたゲーム大会
今は個人戦の戦いを見ています
各陣営も張り切っていますね
素晴らしいと思いますね、はい
え?何か口調がおかしくないか?ですって?
その理由は1時間前の出来事…
「指揮官のゲームの実力は知っているから個人戦では出せられないにゃ」
「だよなぁ…という事は団体戦は出れるんだよな?」
「そうにゃ!」
良かった…ん?
あれ、団体戦なのに俺一人じゃん
「ちょっと待ってくれ、団体戦は俺1人?」
「1人にゃ」
「仲間は?」
「いないにゃ」
マジか…
あ、そう言えばゲーム大会の優勝賞品結局分からないんだよな…
「なぁ、明石ゲーム大会で優勝すると何が貰えるんだ?」
「それは、個人戦にゃ?団体戦にゃ?」
「2つあるのか…じゃあ、個人戦は?」
「指揮官が優勝者の部屋に1泊するにゃ」
「何でだよ…」
割とヘビーだな
てか、それは罰ゲームじゃないのか?
自分の部屋に男を入れるなんて…
「ちなみにこれは艦船通信のアンケート結果でこれになったにゃ」
「何で、皆これなんだよ…んじゃ、団体戦は?」
「勝った陣営に2泊3日にゃ」
「何で俺が泊まる系が多いの!?」
本当に誰得だよ…
「でも、指揮官2個目は指揮官がみんなに言ったんだにゃ」
「え、いつ…」
心当たりがある
北方連合訪問その2の時のLIVEの最後だ
『ご褒美に1位になった陣営にお泊まりしに行こうかな?なんて…』
そうだな、言ってたな
「あーうん、心当たりあるな」
「そうにゃ、指揮官自分の発言に気をつけるにゃ」
「善処しよう…」
と、まぁ自分の言葉に後悔したのはいい
だが、ここまで地獄絵図になるとは思わないじゃん
加賀と赤城が本気でぶつかり合って
ウォースパイトがエリザベスと互角に戦ったり
エンタープライズとその後輩のエセックスが潰しあって…
その他諸々
いやぁ…怖いね
「明石、ちょっと外の空気吸ってくる」
「わかったにゃ」
「…はぁ」
桟橋に腰掛ける
夕日が綺麗だな
そんな、綺麗な夕日に向かってため息をする俺もあれだが…
「…」
自分の右腕の脈を確認する
やっぱり鼓動は感じる
ずっとこれは夢なんじゃないかって思ってきた
痛い思いもちょっとはしたが…
「指揮官、何をしている」
「…摩耶か」
高雄方重巡洋艦三番艦摩耶
姉は、愛宕、高雄
妹は鳥海
性格は高雄に似ている
用がない状態で近づくと斬られると言われているが斬るところを見たことが無い
「どうした、ゲーム大会に出ていたんじゃないのか?」
「ぼくは初戦敗退した…愛宕姉さんに負けて」
「そうか…」
「悔しい…!」
と、俺の隣に座り呟く
「人にも向き不向きがあるんだ、気にしない方がいい」
「でも…」
「いいんだ、摩耶だって戦場に行けば己を発揮するだろう?それと同じだ」
「…初めて会った頃から思ったけど、指揮官って変なやつ」
「ぬっ!?」
そんなにストレートに言われるとちょっと…
まあ、正直者は摩耶の良いところかもな
「用がないなら近づいたら斬るって言ってたのに、遠慮なく来る」
「1人も孤独を作らせたくないんでな」
「でも、指揮官は1人で問題を抱える。さっき何を考えてたの?」
「…見てたのか」
「俺、本当は今経験してるのは夢じゃないかって思ってるんだ」
「夢…?」
「そう、俺は電車に轢かれて死んだ筈なんだ…でも、今はこうして艦船達と共に生きている。分かっているんだが、どうしても夢じゃないかって」
「…指揮官」
突然、摩耶が抱き締めてきた
「ま、摩耶!?」
「指揮官、温かいか?」
「そりゃ、人肌を感じてるし…」
「なら、夢じゃない」
「えっ?」
「ぼくの温もりを感じているなら夢じゃない。ぼくも最初指揮官がこちらの世界に来た時夢だと思ったよ。でも、愛宕姉さんがぼくを抱きしめてくれたんだ。それで『お姉さんの温もりを感じる?感じるならこれは夢じゃないわ』ってだからぼくが指揮官に教える番」
「摩耶…ありがとう」
正直者で真っ直ぐで…それにて優しい
愛宕、高雄にとったら誇らしい妹
鳥海にとったらかっこいい姉かな?
「あら、摩耶ちゃん大胆ね」
「ッ!?」
「グハァ!?」
摩耶に突き飛ばされる
「あ、愛宕姉さんいつからここに!?」
「うーんと、『ぼくの温もりを』…」
「ちょ、ちょっと止めて…恥ずかしい!」
「いてて…」
もうちょっと加減を知ってくれ摩耶…
「指揮官、大丈夫か?」
「指揮官、大丈夫ですか?」
「あ、あぁありがとう高雄、鳥海」
高雄型重巡洋艦四番艦鳥海
朗らかで親しみやすい性格をしている
どちらかと言うと愛宕に近い
なお、摩耶とは違い対空は強化されなかったとか
「というか、何でみんなここにいるの?」
「拙者は、天城どのと戦い負けた…」
「私は、そもそもゲーム大会に出場してません。ゲームはあまり得意ではありませんしね…」
「お姉さんは、摩耶ちゃんに勝ったから次はユニオンのロングアイランドちゃんね。正直勝てるかどうか分からないけど…」
「姉さんに負けた…」
「お、おう…」
暗いな…元気だせー
「そういえば、指揮官。私、指揮官の『赤い刀』見てみたいです!」
「あぁ、あれか」
「指揮官も刀を持っているのか?」
「持っている…と言うよりかは『出せる』かな?愛宕と高雄は見た事あるしね」
「えぇ、指揮官の刀は普通のとちょっと違うもの」
「まさに妖刀だ」
「妖刀…ねぇ」
まぁ、鳥海が見たいって言うなら見せるか
右手に力を込めて…
「ほい」
刀を展開する
「わぁ…本当に刃が真っ赤ですね」
「指揮官が刀を持っているなんて知らなかった…」
と、摩耶と鳥海は興味を示している
「指揮官、刀に名前をつけないのか?」
「名前?」
「あぁ、拙者はつけてはいないが、そんな特別な刀ならせめて名前は必要ではないか?」
「あぁ、村正とか雷切とか?」
「そうだ」
名前って言われてもな…
ずっと『赤い刀』って言ってたし
「うーん…」
「赤い刀だったらシンプルに『紅刀』では?」
「『赤刀【愛】』はどうかしら♡」
「それは刀の名前なのか…?」
悩んでいると
「…焔」
「ん?」
摩耶がボソッと呟いた
「ぼくの意見だが…『焔』はどうだろう。赤いオーラを感じるから」
「焔…いいな!」
よし、決定
この赤い刀を『焔』と名づける
「摩耶ありがとな」
「別に、大したことはしていない」
「摩耶ちゃんも素直じゃないわね」
「何故、拙者を見る!?」
「え、だって高雄姉さんも指揮官に…」
「やめろ鳥海!」
「仲良いな…」
高雄型の皆と話したしそろそろ会場に戻るか
帰ってからおよそ20分
遂に個人戦の決勝が始まろうとしている…!
「さぁ!個人戦も遂に最終決戦にゃ!」
「お、おう明石も盛り上がってて何より」
「まず、ここまで優勝候補である『綾波』を倒して指揮官に対する愛だけで上へ登り詰めた、『重桜のやべーやつ』赤城にゃ!」
「指揮官さまー、赤城が勝つ所を見ていてくださいね」
へぇ、綾波に勝ったのか
すると
「ん?」
裾を引っ張っている人がいる
「…」
「お、綾波」
綾波が裾を引っ張っていた
「赤城に負けちゃったのです」
「おう、ナイスファイトだったぞ」
「でも、あまり悔しくないのです…?」
「そっか、綾波俺の隣で決勝みるか?」
「分かったのです」
と、言って俺の隣のイス…
ではなく俺の膝の上に座った
「綾波?」
「指揮官、綾波はここから見たいです」
「まぁ、良いが…」
「続いて、優勝候補綾波に続く優勝候補『ロングアイランド』にゃ!」
「幽霊さん、本気出しちゃうの!」
ほう、ロングアイランドは決勝まで行けたのか
「以上と言いたいところですけどにゃ…」
「ん?」
会場がざわめく…
「こんな、普通の戦いは面白くないにゃ!」
「いや、普通でいいだろ」
明石が司会席から立ち上がる
「なら、『3人目』の実力者を入れるにゃ!」
「だから何で!?」
会場はブーイングではなく歓声が上がっている…
「3人目は…優勝候補の『ロングアイランド』と『綾波』を完膚なきまでに叩きのめしたこの人!我らが指揮官にゃ!!」
「いや、個人戦出れないって言ったろ!?」
「リップサービスにゃ」
「てめぇ…」
この猫…
まぁ、いいけど
「し、指揮官さまが相手ですの!?」
「どうやらそうらしい…」
「指揮官が相手…リベンジなのー!」
「おう、かかってこい」
「なお、この戦いで勝った人には『指揮官のお泊まり券』と『1日指揮官の妹になれる券』が貰えるにゃ!」
「後半知らん!?」
何それ!?
「ちょ、ちょっと待て!明石、前半は聞いたが後半のは何!?」
「読んで字のごとくにゃ」
「詳しくは?」
「妹になった人の自由にゃ!」
「てめぇ!!」
とんでもない券作りやがって…
それに、要らないと思う…
「うふふふふふふふふ…指揮官さまの妹…♡」
「指揮官の妹に、なれる…」
「あっ、死んだわこれ」
勝たないと何されるか分からねぇ!
「なら、仕方ねぇ…綾波行ってくる」
「い、行ってらっしゃいです」
「赤城、ロングアイランド、俺のマジを見せてやる!」
「それではゲームスタートにゃ!」
3…2…1…
START!!
『Gameset!』
「「え?」」
開始から50秒決着
「け、決着にゃ!」
会場が静寂に包まれる
「…つ、疲れたぁ!」
一気に脱力する
「し、指揮官さま…強すぎます…」
「指揮官何者なのー!?」
「自分でも分からん…」
ゲームをめっちゃやったことがあるくらい
「し、指揮官ご褒美の券は…」
「あっ」
そうじゃん、俺が勝ったら虚しいだけじゃん!?
「じゃあ、赤城とロングアイランドにあげて」
「い、いいんですか!?」
「いいのー!?」
「…まぁ、うんしょうがない」
正直やりすぎた…
「あぁ、でも2人共日付はずらしてくれよ?俺は1人だからな」
「わかりました♡」
「わかったのー」
これにてゲーム大会個人戦終幕!
(指揮官はゲーム強いです)
はい、ゲーム大会が始まりましたね!
今の所ゲーム大会編は3話の予定です
残りの2話もお楽しみに!
あと、裏話ですが…この作品の主人公『朧月心』はなんと私のリア友が元ネタとなっております!
誤字脱字、語彙力の低さが目立っている可能性がありますが暖かい目で見守ってください。
次の個人編ピックアップ(見たい艦船に入れてください
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重桜 天城
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鉄血 ローン
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ユニオン ブレマートン
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ロイヤル シェフィールド
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北方連合 ソビエツカヤ・ロシア