その日、アズールレーンの世界へ入ってしまいました!? 作:ohagi57
「…」
目が覚めた
何も無い空間
「やっぱり、『極限集中』使うとこうなっちゃうのは生前と同じ…か」
極限集中
俺が虐められていた時手に入れた技
全神経を一点に集中する事で発動する事が出来る
極限集中の間は回りが少し遅く見えたり太刀筋が早く見えたりとゲームみたいな技を体に宿している
しかし、代償は大きい
ゲーム大会の時に俺は倒れたと思う
この力の代償は全神経をフル稼働させる為何かしらが脳に起きるか自分でストップをかけると、フル稼働させた肉体は強制的に休みに入る
例えるなら、パソコンで言う強制シャットダウンって訳だ
「…ここも何も変わっていないのか」
何故か分からないが、この極限集中を使って眠りについた後必ずこの何も無い空間に入る…
昔の俺はこの景色を『心の中の景色』と命名した
我ながら厨二病みたいな名前をつけたもんだ
「…ん?」
しかし、1つ違う点があった
「あれは、焔?」
そう、焔
俺の赤い刀が地に突き刺さっていた
「なんで、焔が…」
とりあえず引き抜こう
両手で刀を握り一気に引き抜く
「ふん!!」
焔は地面から離れ自分の手に握られる
その時
「熱っ!?」
焔が突然燃え始めた
「な、何で…」
「お主、気がついたか?」
「誰だ!!」
何処と無く女性の声が聞こえる
「ここにおるじゃろう」
「いや、何処!?」
「下を見ろ下を!」
言われた通り下を見る
「…刀しかないぞ!」
「その刀が我じゃ!」
嘘だろ!?
「主、我の名を言うてみ」
「…焔?」
「うむ、ちゃんと覚えているようじゃの」
焔であっているのか…
実際この刀の命名者は摩耶の筈なんだがな…
「して、主よ」
「何だ…?」
「何故、この空間に我が居るのかわからんのじゃろう?」
「わからん、と言うか刀の喋る感覚ってこんな感じなのね」
「おっと、我の姿を見せてなかったか失敬」
焔がより燃え上がり…
「どうじゃ?これが我が姿、見惚れたか?」
…小さな子が出てきた
「いや、子供かい」
「なぬ!!子供じゃないわァ!!立派な大人ぞ!?」
「その見た目で言うのか?」
「…何故小さいのじゃ?」
「知らんわ!!」
焔?
赤髪で頭に耳が生えている
よく見る狐の擬人化みたいな感じ
見た目はすっごい幼い
なお、鞘に『刀の焔』がしまわれていた
「んで、何故この空間に居るんだ?」
「良くぞ聞いてくれた!」
ふん!と胸を張る焔…その姿は完全に子供だった
「む、今失礼な事を考え思ったな!」
「い、いや何も考えてない…」
「体と技は一心同体!主の考えなぞ聞こえとるわ!」
「マジか!?」
や、やべぇ…変な事考えないようにしよう
「んで、何故ここに?」
「主は、コードGに助けられた身だろう?」
「知っているんだな」
「モチのロンじゃ!」
何だ、その返しは…
「それで?コードGがどうしたんだ?」
「我もコードGに近い存在なのじゃ」
「近い存在?」
というと?
「『コードG』とは実際には存在しなかった船、主に分かるように言うなら『開発艦』と言えば良いか?」
「…なるほど、分かる」
いや、待てよ
コードGが開発艦に近いのは分かるが…開発艦はそれ相応の経験値と時間とキューブ等などがかかるはず…
「まぁ、その考えに行き着くのは当たり前じゃの」
「…心読めるんだったな」
「主の心だけじゃ」
「読まれるのは嫌だが…疑問にすぐ答えられるのはいいと思う」
「んー、褒められるのも良い物だな!」
狐の耳がピコピコ動いている…
やっぱり子供じゃん
「子供じゃない!」
「はいはい…まぁ、さっきの話をまとめると、コードGに似ている焔も開発艦に近い存在って事だろ。じゃあ、何故ここに?」
「…その理由は主がこの世界に来る前の事にある」
「俺が死ぬ前か…」
「我は、この世界のセイレーンと戦っておったのじゃ」
「ほう」
「コードGと共にとはいかなかったが私はアズールレーンの基地の防衛をしていた」
「なるほど、なら皆焔の事を知っている」
「誰も我を知らぬ」
それは…おかしくないか?
アズールレーンの基地の防衛をしていたなら誰かしらは知っているはずでは?
「そもそも言うが我はアズールレーン所属ではない」
「なら、何故基地を守ったんだ?」
「…実を言うなら我も『極限集中』の技を持っておる」
「…」
「そして、コードGから聞いたのじゃ我と同じ技を持つものを、コードGの大切な者を」
「なら、同じ技を持つものと同じ空間に行けるってことか?」
「ご名答じゃ」
こいつも極限集中持ちなのか…
「なら、焔、アズールレーンに入らないのか?」
「残念ながら我は沈んでおる」
「…セイレーンにか」
「そうじゃ、戦いといえどいつかは散りゆく命、我ながら良い最後だった」
「…後悔はないのか?」
「あるといえばあるが、今のなっては気にはならん」
「ただ、お主に質問があるのじゃ」
「質問?」
「主は、仲間を守る為に戦場に出る方か?」
仲間を守る為…
「それは…当たり前だ。だが、この体じゃ戦場に出ても足を引っ張ってしまう」
「かかっ!!やっぱり予想通りじゃ!」
急に笑いだした
「我ならその願いは叶えられるぞ」
「何ッ!?」
「ただ…主、分かっておるのか?戦場は簡単な場所ではない、簡単に命は消える」
「それは、人を守って死んだ人に話しているって事を理解しているのか?死ぬ覚悟くらい何時でも出来てる」
元は、自ら捨てた命
今となれば守る人は沢山いる
しかし、自分の命ひとつで助かるなら軽い物
そう思っている
「なら、我の力を継いで欲しい」
「焔の力…?」
「そうじゃ」
力は継いでいるんじゃないのか?
極限集中も焔の刀も…
「それではまだ不完全じゃ」
「まだあるのか?」
「コードGとは別の能力がある」
「へー…てかコードGから貰っている能力知ってるんだな」
「我は主の事をなんでも知っておる」
「…えぇ」
ちょっと…いや、だいぶ引くんだが…
「ちょ、ちょっと引かんでくれ!」
「実際になんでも知っているって言われた気持ちってこんななんだな」
アニメや漫画関係の恋愛話でよくありがちななんでも分かるってちょっと怖いね
恋人とかなら分かるけど…
「まぁ、いいや、んでその不完全なんだろ?今の能力じゃ」
「そうじゃ、我がお願いしたいのは主に我の『艤装』を使ってもらいたい」
「艤装って言うと…」
あれか、綾波で言うなら大剣と回りについた主砲とか魚雷とかか…
「ただ、待ってくれ、俺の記憶が正しければ艤装を使えるのは艦船だけの筈だが?」
「ご名答じゃ、じゃが主は『ほぼ人間』じゃろう?」
「いや…完全に人げ…」
言いきる前に1つ思い出す…
確かコードGのキューブが俺の心臓と合体してるだとか言ってたな
だから『ほぼ人間』…ね
「主の体は少しばかり艦船に変わっておる、だから我の艤装を使えるのじゃ」
「なるほどね…理解はしたが、その艤装は何処にあるんだ?」
「それは、主が目を覚ました時にすまほ?とやらを見れば分かるぞ」
「そうか…焔ありがとう」
「例には及ばぬ!」
…今気づいたんだが俺の心を読める人は焔とコードGか
なんか、今後心読める奴増えていきそう
「ではな、主よ。またいつか…」
「あぁ、じゃあな」
そう言って焔は消えていき視界が白く染っていく…
目覚める時だ…
「…んん」
目を覚ます
外を見ると少し暗くなっていた
「ここは?」
「あっ、指揮官!目が覚めたんですね!」
「ヴェスタル…?」
ヴェスタルが居るとなれば…病院か?
「ここは、学園の保健室です」
「学園…」
「実際は、指揮官を艦船病院に連れていこうとしたんですが…少々遠くてとりあえず様子見で保健室に連れてきました」
「そうか、心配かけたな」
「そうですよ!何人の艦船が指揮官を心配したと思ってるんですか!!」
「す、すまん…」
ヴェスタルが声を張る
こればっかりは少し罪悪感が…
「はぁ…反省してくれたならそれでいいです、それより」
ずいっとこちらに顔を近づけてくる
「倒れた理由を説明してください」
「は…はい」
俺はヴェスタルの放つ圧に負けた
「指揮官の技?」
「そう技、疲労とかそんなんじゃない」
「他の技とかはありますか?」
「もうない、これだけ」
「なら良いですけど…でも、エンタープライズさんから聞きました!指揮官レーション貰っていたんですね!」
「ギクッ!?」
エンタープライズ!?何故言ってしまったんだ!?
「エンタープライズさんにも言いましたが、これからはちゃんと栄養のある物を食べてください!」
「は、はい…」
「ちゃんと栄養を取らないと大変な事になるんですよ!例えば…
約10分後
指揮官!分かりましたね!」
「はい…」
明日からちゃんとした物を食べよう…
絶対にヴェスタルを怒らせちゃいかん
その時
「…ん?」
携帯から着信音が鳴る
ロックを解除し中身を見ると…
(これは…座標?)
何やら座標の数値がメッセージにて来ていた
これか、この場所に焔が…
ん?ちょっと待て他にも着信が来ているな…
赤城『指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様指揮官様』
シリアス『誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様誇り高きご主人様』
エンタープライズ『なぁ、指揮官何時目が覚めるんだ?私は何時までも指揮官と一緒だぞ…』
ローン『ねぇ、指揮官?待たされる人の気持ちは考えた事ありますか?ずっと待っていると…私おかしくなりそうです』
「」
俺は静かにスマホを置いた
いや、一応目覚めた事を艦船通信で…
指揮官『目覚めました、心配をかけて申し訳ありません(´-﹏-`;)』
…なんで顔文字つけて送ったんだろう
おぉ…凄いコメントついた来すぎて読めん
「そういえばヴェスタル」
「はい、どうしました?」
「俺が倒れてから何日たってる?」
「指揮官が倒れてからは1日たっています」
「ありがと…と言うかゲーム大会の結果ってどうなったの?」
そうだ、俺が倒れたから1番がどの陣営か分からん
「指揮官?艦船通信もう一度開けます?」
「ん、あぁ…」
ヴェスタルに言われた通りもう一度見る
「これは…何?」
「各陣営の代表者でくじ引きをしてきますね」
「今?」
「そうですよ」
ポチッと押してみる
長門、エリザベス、エンタープライズ、ビスマルク、ロシアが1つの箱を囲んで座っている
くじ引きって聞いてなかったら単なる儀式だぞ
「…勝敗がつかなくなったからこうなったのか」
「ある意味これが1番平等ですけどね」
じゃあ、ゲーム大会いらないじゃん…
『では!各陣営の代表者!一斉にくじを引くにゃ!』
「おっ、始まるのか」
「どの陣営になるんでしょうね」
「ヴェスタルも気になるのか?」
「はい、少し気になります」
指揮官『ヴェスタルと結果を見ています』
赤城『指揮官様?他の女と居るのですか?』
指揮官『今、丁度目覚めたからしょうがない。また後で赤城に会いに行くから待ってて』
赤城『はい♡』
なんてチャットで会話を繰り広げていると
全員がクジに手を握った…!
勝者は…!
指揮官の技とオリジナルな艦船を出してみました!
なお、この『焔』と言う艦船は実際のアズールレーンには居ないのでご注意を!
プラスですが今回からアンケートを実施してみます!
内容は『次の話、お泊まり会でどの陣営に泊まるか』です!
各陣営のボタンがありますのでここがいい!と言う所に投票を!
とりあえず期間は2020年12月17日までとなります
※初めてアンケート機能を使うのでミスがあったら申し訳ありません…
誤字脱字、語彙力の低さが目立ってしまう可能性がありますが温かい目で見守ってください
次の個人編ピックアップ(見たい艦船に入れてください
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重桜 天城
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鉄血 ローン
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ユニオン ブレマートン
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ロイヤル シェフィールド
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北方連合 ソビエツカヤ・ロシア