その日、アズールレーンの世界へ入ってしまいました!? 作:ohagi57
約束の時間が来た
まずアナウンスを使いあの5人を呼び出す
「長門、ビスマルク、エンタープライズ、クイーン・エリザベス、ソビエツカヤ・ロシア至急執務室に来てくれ」
よし…
ふと艦船通信をみたら俺が何故あの5人を呼び出したのかを疑問に思っている子が多いようだ
まぁいずれ分かるようになるって投稿しておくか…
「失礼する」
「よし、皆来たな…じゃあそこのソファーに腰をかけてくれ」
全員同時に執務室に来た
「それはそうと指揮官、何故この5人を集めたのだ」
ビスマルクが問う
「…いずれ他の皆にも報告するがセイレーンの出現予兆を確認した」
「何っ!?」
ロシアが声を荒げる
「ちょっと待ちなさい、どうして下僕が予兆を確認できるの?」
「それは俺も分からん…だが予兆だけは分かったんだ信じてくれ」
「…まぁそういうことにしておくわ」
「しかし、今更セイレーン相手に各陣営のリーダーを集めるわけがない…指揮官は別の理由があり我々を呼び出したのではないのか?」
「ご名答だエンタープライズ、各陣営のリーダー格の皆を呼んだのは…不自然な予兆があったんだ」
そこからは焔が話した事を全て伝えた
普通にとは違うセイレーン、不可解な出現位置、行動方法、各陣営の動き等…
「なるほど…これが主の作戦か、よくできている」
「ありがとう、長門」
「だが指揮官がついてくるのは何故だ?今なら無線もある、そちらではダメなのか?」
「ダメだ…今回は俺も作戦に参加させてもらう」
「よほどの理由があるのだな」
「あぁ…」
そこからより深く話し合いをし納得してもらった
「では防衛は11:30から警戒網をはり索敵を頼む、攻撃は11:20に港に集合それで頼む」
「了解!」
そういって5人は執務室から出て行った
『主よ、いいのか?我の艤装を見せても』
出ていったと同時に焔が話しかける
「仕方ないさ、今回は実践訓練とあくまで俺が何処まで成長できたかの確認…そして、この目でちゃんと確認したい」
『…艦船を守る事は?』
「あ、そっか心読まれてるんだな」
『そこら辺主の優しさが出ていて安心したのじゃ』
「優しくは無いが…まぁいいや」
まだ時間は…あるな一時間くらい
艤装の確認をしておこう、海辺近くで展開して軽く動いておこう
「ふぅ…展開!」
前と同じように装着できた
静かに慎重に海の上に足をつける
普通通り海の上に浮いた
「よし、次は移動だ」
海を蹴り進んでいく
進む感覚はローラースケートの様な感じで進んでいる
ブレーキも似たような物だ
「焔」
『なんじゃ?』
「一応聞いておきたい、前回の戦いで気になった事があった…焔の弾は着弾すると燃え上がるのか?」
『それはその通りじゃ、焔の名のごとく着弾すると燃え上がる…じゃが海の上では燃えない』
「そりゃ、消火されるからか…次だ、斬撃は飛ばせられるのか?」
『炎を纏えば飛ばせられる…しかし、砲撃とは違い速度はかなり早いが照準のようなものが無い』
「感覚か全てか…」
『少しずつ慣れていくしかないだろう』
刀の焔を展開し、炎を纏う
「ふん!!」
前方に向けて一閃
斬撃は海の上を走っていき最後は爆発して散っていった
なるほど確かに当てるのは難しそうだな
「…指揮官様?」
「ッ!?」
すぐさま後ろを振り向く
「た、大鳳何故ここに?」
少し申し訳なさそうにこちらを見ていたのは大鳳
「指揮官様に…挨拶をしようと思いまして…それで探していて…」
「見てしまったと?」
「はい…」
まぁ、バレる時間が早まっただけだ
気にする事はない
「すまんな、皆にこの姿の事を説明しなくて…大丈夫だこのくらいで大鳳の事を嫌ったりはしない」
「よ、良かった…」
「これに関する説明は重桜と鉄血の皆が揃ったら説明するよ」
ペタリと海に座る大鳳
「今回はこの姿で皆と戦う…長門から聞いていると思うが今回はあわよくば撃破あるいは撃退だ、それの手伝いを俺にさせてくれ」
「はい、指揮官様の命令なら…」
「…あとさ、近くないか?」
そう、近いんだ
さっき座ったと思ったらしれっと俺と腕を組んでいる
「別にいいではありませんか♡」
「…良くない!」
俺の右腕に柔らかい感触が二つ…
だ、ダメだ戦闘前に変な気分になったら終わる!!
落ち着け…俺!!
「大鳳とりあえず離れてくれ」
「ダメ…ですか?」
「ん”ん”!?そんな顔をしてもだ!」
大鳳の上目遣いとか破壊力ありすぎで死にそう
結局一時間くらい練習…ではなく大鳳とくっつきながら過ごした
あの柔らかい感触はさっさと忘れよう!
忘れようッ!!
「と言う訳でこの姿で皆と作戦を共にするよろしく頼む」
この後皆揃ったのでこの艤装の経歴(焔のことは言わず)と作戦内容を確認した
「指揮官よろしく頼むぞ!」
「あぁ、ん?」
無線に1つ着信
「瑞鶴…?」
瑞鶴から連絡が来た
「もしもし?」
『指揮官!偵察機を出していたらセイレーンの船を確認したよ!』
「もう来たのか…防衛班は無理せず敵を撃破してくれ!」
『了解!』
無線は切られた…
「予定より早いが攻撃班も人型セイレーン出現地に移動する、長門、ビスマルクを旗船として行動する…俺も一応入るがほぼの指示は旗船の命令を聞いてくれ」
「了解!」
「では、行くぞ!」
重桜部隊、鉄血部隊で出現地に移動する
「…」
皆はいつもこんな感じで出撃しているのか…
今は平和ではあるが近づけば何が起こるか分からない
いつ死ぬかも分からない、こんな状態で戦っているのか
慣れていなければ恐怖に支配されそうだな
「グラーフ、偵察機を北西に飛ばせれるか?」
「あぁ行けるぞ」
「なら頼む」
グラーフは一つ偵察機を飛ばした
次の瞬間
「ッ!?全員止まれ!」
グラーフが声を荒らる
「どうした!?」
「上を見ろ!」
「上?」
それは…不可解な景色だった
快晴だった空は一気に黒い雲が立ち込め雨が降り始める
4隻ほどの船が黒い雲を掻き分け空から降ってくる
そして…赤い雷と共に俺らの目標も姿を現した
「あれか…!」
予定した時間より早めに姿を現したセイレーン
しかし出現地点は正確だった
場所は確定で分かるが時間が不明か…
「私達もあの様なセイレーンは見たことは無いわ」
「やっぱりか俺も見た事がない…」
ピュリファイヤーやテスターの様なサメやタコ?みたいな艤装とは違い、鉄血寄りな龍のような艤装を身にまとっている、セイレーンの見た目は中学生くらいか…?
色もだ、装甲の色は白と紫
焔の言う旧式セイレーンの人型で間違いないだろう
「どうするビスマルク?」
「鉄血部隊、周りにいる船の撃破を最優先とし重桜そして指揮官はその間に目標の撃破…とさせて欲しいわ」
「長門は?」
「ビスマルクと同じ考えだ」
「分かった、では鉄血部隊は船の撃破、重桜は人型セイレーンの撃破あるいは撃退とする!」
未だこのセイレーンの能力が分かっていない…
快晴だった空も一瞬で悪天候にされてしまい視界も悪い
この状態で何処まで戦えるのか…分からない
だが逃げる訳にもいかない!
「長門、三笠、先制砲撃は行けるか?」
「いつでもいけるぞ!」
「余も準備はできている」
「大鳳も大丈夫か?」
「お任せ下さい」
「前衛部隊!敵を撃破するぞ!!」
「ソロモンの悪夢…見せてやるぜ!!」
江風、夕立、時雨と共に魚雷、砲撃の一斉射撃
綺麗に人型セイレーンに全弾着弾
爆風がセイレーンを包み込む
「やったか!?」
「長門、三笠、大鳳!一応警戒しておいてくれ!」
「分かった!」
「江風、夕立、時雨まだ油断はするな!」
「分かっている!」
「…穿て」
「…っは!?」
次の瞬間俺の身体は吹き飛んでいた
何だ?何をくらったんだ!?
海に転がる
「うぅ…!」
「指揮官!!」
「俺はいい!主力艦隊一斉射撃開始!」
最高火力の砲撃音と同時に巨大な砲弾がセイレーン目掛けて押し寄せる
しかし…
「…遅い」
「何だと!?」
全て躱された…!?
「…なるほど、能力ではなく純粋な身体能力であのスピードを出せる訳か!」
少しずつ理解出来てきた!
「指揮官!魚雷いつでも打てるぜ!」
「よし、もう一度頼む!時雨、江風も続いてくれ!砲撃、魚雷を浴びせたあと1度離れてくれ」
「分かったわ!」
「任せろ」
「大鳳!3人が離れた瞬間爆撃機で頼むぞ!」
「わかりましたわ!」
俺も攻撃に参加するため立ち上がろうとするがズキンと痛みが走り崩れ落ちる
「な、何…!?」
左足を見ると膝から血が大量に出ていた
俺が吹き飛んだ理由は左足に着弾しその反動で吹き飛んだのか…!しかも一撃で!?
クッソ…痛てぇ!!
『主よ!?大丈夫か!?』
「あぁ大丈夫だ、まだ戦える!」
『無茶はするな!!』
「無茶なんて…してねぇぇ!!」
無理やり立ち上がり刀を構える
「海の藻屑となれ!」
「くらいなさい!」
「沈め!」
3人の魚雷、砲撃はまたセイレーンに着弾する
「幸せそうに逝っちゃって、ふふふ…」
3人が離れた瞬間、大鳳の爆撃機がダメ押しで入る
ここまで打撃を与えたなら…!
しかし
「…」
「…マジかよ!?」
爆撃の煙が晴れたが人型セイレーンはほぼ無傷だ
なら…
「うぉぉぉぉぉ!!」
左足の痛みに耐えながら突撃する
無謀だが…多少のダメージも与えるならこれくらいしないとなぁ!!
「指揮官!?無茶はするな!!」
「これでも喰らえ!!」
三笠の警告に耳を傾けずに突撃し両手で刀を全力で振り下ろす
ガキンと鉄と鉄が重くぶつかり合う音が鳴る
「ほぉ…」
「お前も…刀持ってるのかよ!!」
どうやら旧式セイレーンも刀を持っていたようだ
「貴様は…そうか、紛い物か」
「紛い物だと…?」
「死者は静かに新たな生を持てば良かったものを…」
「悪いがこれが俺の新しい人生でね!」
「…艦船や人を守る事か?」
「そうだ!」
「なるほど…」
鍔迫り合いは俺が負けてしまいバランスを崩す
「くっ…!」
「敵ながら素晴らしい根性を持っている、これはこのまま戦っていたら部が悪いのは私か」
「お前の目的は何だ!!」
「目的…?」
「そうだ、アズールレーン海域に船を送り込むと言う事は何か目的があるのだろう!?」
「私の目的は…『復讐』だ」
「復讐だと?」
「そうだ、復讐だ…ある日から私は人間が憎い、それも絶滅させてやりたいくらいな」
「…」
「あぁ、細かくは話さない…しかし貴様を殺すのは惜しいな、まぁ守ると言うならばあの艦船も守れるだろう?」
「何…?」
旧式セイレーンは主砲を俺ではなく別の方向に向ける
向いている方向は…
「大鳳!?」
「さぁ、守れるのだろう?その決意を見せてくれ」
コイツ!!
刀をしまい全力で大鳳に向かって走る
セイレーンの砲撃もほぼ同時だった
間に合うのか…?いや!間に合わせる!!
足の痛みに耐えろ!死ぬ気で走れ!
艦船1人守れなくて何が指揮官だ!!
艦船1人守れなくて何がプレイヤーだ!!
「大鳳ォォォォ!!」
「えっ?」
大鳳を思いっきり突き飛ばす
「ウ”ッ!?」
アイツの砲撃は俺の右腕と横っ腹に着弾した
だが、間に合った
大鳳は守れたんだ
倒れこむと塩水の冷たさを感じた
「ゴホッゴホッ…」
口から血が出てくる
腕もかなり出血しているせいか視界が揺らぐ
「よく守ったな…だがお前には死んでもらう」
上半身だけ起こすとアイツは大鳳ではなく俺に主砲を向けている
あぁ、これが俺の二回目の死か?
また守れて死ぬのか…悔いは、無いな
死を受け入れる
これも仕方が無い
消えていく意識の中少しの後悔もなく静かにセイレーンの主砲を見つめた
「我の射程内のみ真理あり!」
その声と同時にセイレーンに別の方向から砲撃が飛んでくる
「ビス…マルク?」
「大鳳!!指揮官を連れて下がれ!」
俺の体が浮いた
「指揮官様!!」
「大…鳳、怪我無い?」
「私は大丈夫です…指揮官様はどうして」
「俺…は、皆が大切なんだ…家族のように思っている、命を懸けて守るのは当たり前だ…」
「指揮官様…!!」
「泣かないでくれ、まだ…生きてる」
瞼が重い
「鉄血部隊!指揮官を守りつつアズールレーンに撤退するぞ!」
「重桜部隊!撤退せよ!」
何も聞こえなくなってきた
「ーーしてーさい!!しきーーさま!!」
視界が暗くなってきた
ダメだ…もう眠い
指揮官が意識を失ってしまいました…今後の展開や艦船達の反応に期待してください!
また、個人話のアンケートを実施します
各陣営から1人ずつこちらで抽選しアンケートで1番投票数が多かった艦船の個人話を書いていきます(ヴィシア、サディア帝国、東煌、アイリスは作者の都合上ありませんごめんなさい)
今回は二人です
誤字脱字、語彙力の低さが目立っている可能性がありますが暖かい目で見守ってください
次の個人編ピックアップ(見たい艦船に入れてください
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重桜 天城
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鉄血 ローン
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ユニオン ブレマートン
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ロイヤル シェフィールド
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北方連合 ソビエツカヤ・ロシア