ショタ転生!小人族に転生しちゃった日本人の話   作:アカヤシ

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第1話

ダンまちの世界ですよ~

 

『遠征』の後に盛大な酒宴を開くのが、【ロキ・ファミリア】の習慣である。眷属の労を労うという名目のもと、無類の酒好きである『ロキ』が率先して準備を進め、団員もこの日ばかりは大いに羽目を外す。

遠征の後処理が一段落する頃にはすっかり日も暮れ、東の空は夜の蒼みがかかり始めていた。遠征に参加しなかった居残り組の一部の団員に本拠地(ホーム)の留守を任せ、彼等に羨ましそうに見送られながら今作の主人公と遠征に参加した団員達は西のメインストリートへ向かった。巨大なメインストリート沿いには酒場や宿屋など多くの店が並んでいる。ロキが予約を入れた酒場に到着。

 

「ミア母ちゃーん、来たでー!」

 

酒場の女将の名を呼ぶとすぐにウエイトレス姿の店員がロキ・ファミリアを出迎える。

この西のメインストリートの中でも最も大きな酒場『豊穣の女主人』は、ロキお気に入りの店だ。店員が全て女性であるのとそのウエイトレスの制服が彼女の琴線に触れたのだと、団員は既に悟っている。

 

「お席は店内と、こちらのテラスの方になります。ご了承下さい」

 

「ああ、わかった。ありがとう」

 

酒場にはカフェテラスが存在した。

恐らくはロキ・ファミリア一行が店に入りきらないための処置だろう、礼儀正しいエルフの店員に団長のフィンが了承し、酒場へ半数をテラスへ座らせる。主人公はテラスに座ろうとするが『副団長補佐』でファミリアの中核を担う彼には許されず店内に座らされる。

酒場は満員だった。

 

「よっしゃあ、ダンジョン遠征みんなご苦労さん!今日は宴や!飲めぇ!!!」

 

立ち上がったロキが音頭を取り、次には一斉にジョッキがぶつけられる。団員達が盛り上がる中、主人公はちびりと一口飲んでジョッキを下ろし食べ物に手をつける。彼は酒があまり好きではないためである。

運ばれてくる料理と酒はどれも美味なものばかり、団員達の伸ばす手も自ずと早くなるが、主人公だけは一口食べると十分とばかりに箸をテーブルに置いた。

 

『日本の料理の方が断然旨いな・・・不味くはないけど正直馬鹿食いするほどでもないな』

 

「団長~、つぎます♥️!ど~ぞ」

 

「ああ、ありがとう、ティオネ。だけどさっきから、僕は尋常じゃないペースでお酒を飲まされている気がするんだけどね。酔い潰した後、僕をどうするつもりだい?」

 

「ホームへと運んでベッドイン、2秒で服を脱がし、2秒で連結、3秒で昇天させて既成事実を作ります(真顔)『ふふ、他意なんてありません。さっ、もう一杯』♥️」

 

「本当にぶれねえな、この女・・・」

 

「うおーっ、ガレスー!?うちと飲み比べで勝負やー!」

 

「ふんっ、いいじゃろう、返り討ちにしてまたロキのヘソクリをむしりとってやるわい!」

 

「すみませんそれだけは勘弁して!そ・の・か・わ・り!勝った方はリヴェリアのやんわらかおっぱいをパッフパフできる権利付きやァッ!」

 

「じっ、自分もやるっす!?」

 

「俺もおおおお!」

 

「俺もだ!!」

 

「私もっ!」

 

「ヒック。じゃあ、僕も」

 

「団長ーっ!?揉みたいなら私のおっぱいをどうぞ!」

 

「リ、リヴェリア様・・・」

 

「言わせておけ・・・」

 

酔ってたかが外れているのか、普段は一歩遠慮している後輩の団員達に気持ちよくなりましょうとばかりに、親睦とばかりに、杯を突き出され、アイズは思わず微苦笑してしまう。ちなみに主人公に絡もうする者は皆無。それはロキ・ファミリア全員が知っているから。

 

彼(主人公)を怒らせたらどうなるかを・・・

 

「そうだ、アイズ!お前のあの話を聞かせてやれよ!」

 

ややあって、ロキを中心に遠征の話題で盛り上がっていた時だ。アイズの斜向かい、どこか陶然としている狼人のベートが何かの話を催促してきた。

 

「あれだって、帰る途中で何匹か逃がしたミノタウロス!最後の一匹、お前が5階層で始末しただろ!?そんでほれ、あん時いたトマト野郎の!」

 

「ミノタウロスって17階層で襲いかかってきて返り討ちにしたら、すぐ集団で逃げ出していった?」

 

「それそれ!奇跡みてぇにどんどん上層に上がっていきやがってよっ、俺達が泡食って追いかけていったやつ!こっちは帰りの途中で疲れていたってのによ~」

 

アマゾネスのティオナの確認に、ベートはジョッキを卓に叩きつけながら頷く。

 

「抱腹もんだったぜ、兎みたいに壁際へ追い込まれちまってよぉ!可哀想なくらい震えあがっちまって、顔をひきつらせてやんの!」

 

「ふむぅ、それで、その冒険者どうしたん?助かったん?」

 

「アイズが間一髪ってところでミノを細切れにしてやったんだよ、なっ?それでそいつ、あのくっせー牛の血を全身に浴びて・・・真っ赤なトマトになっちまったんだよ!くくくっ、ひーっ、腹痛えぇ・・・」

 

「うわぁ・・・」

 

ティオナが顔をしかめながら呻いた。

 

「アイズ、あれ狙ったんだよな?そうだよな?頼むからそう言ってくれ・・・」

 

目に涙を溜めているベートに、アイズは喉から絞り出すように否定の言葉を出す。聞き耳を立てている他の客達の忍び笑いが聞こえてくる。

 

「それにだぜ?そのトマト野郎、叫びながらどっか行っちまってっ・・・ぶくくっ!うちのお姫様、助けた相手に逃げられてやんのおっ!」

 

「アハハハハハハッ!そりゃ傑作やぁー!冒険者怖がらせてまうアイズたんマジ萌えー!!」

 

「ふ、ふふっ・・・ごめんなさい、アイズっ、流石に我慢できない・・・!」

 

どっと周囲が笑いの声に包まれる。

ロキ・ファミリアの誰もが堪えきれず笑声を上げた。

 

「しかしまぁ、久々にあんな情けねえヤツを目にしちまって、胸糞悪くなったな。野郎のくせに泣くわ泣くわ」

 

「・・・あらぁ~」

 

「ほんとざまぁねえよな。ったく、泣き喚くくらいだったら最初から冒険者になんかなるんじゃねぇっての。ドン引きだぜ、なぁアイズ?ああいうヤツがいるから俺達の品位がさがるっていうかよ、勘弁して欲しいぜ」

 

バリ、バリバリバリバリバリバリッ!

 

突然店内に響く破砕音。音の出所は主人公の手元から。ジョッキを握りしめジョッキの破片が手に刺さり出血していても握る力を緩めずむしろ力が増していっていた。

 

店内の雰囲気が絶対零度の如く下がっていく。

 

「『エル』君?もしかして怒ってる?」

 

「・・・・・」

 

主人公『エルネスティ』は無言、ロキ・ファミリアの団員は全員酔いが完全に覚めたどころかどんどん顔を青ざめていく。

 

「今、笑った人は装備を整えてダンジョンへ行きなさい。そうですね・・・51階層でカドモスの泉から泉水を採取してきて下さい」

 

「「「「えっ!今から!?」」」」

 

「あの、エルネスティさん?さすがに今からは、それに皆さんお酒を飲まれてしまいましたし、」

 

「黙りなさい足手まとい、誰が口答えしろと言いましたか?レフィーヤさん、あなたはたしか遠征中に防衛線を突破した来たフォモールの攻撃からアイズさんに助けられてましたよね?Lv.3のくせに?青ざめて詠唱を中断して立ち尽くしてたくせにその兎君?を笑う資格があるんですか?ラウルさん、あなたは51階層で未知のモンスターに襲われた時、絶叫してましたよね?Lv.4のくせに、あれですか?あなたは警報装置かなんかですか?ウーウー叫ぶのが仕事ですか?ベートさん、最近貴方への苦情が多く寄せられているんですよ。まあ多くは妬みや逆恨みですけど冒険者としての最低限の品位は守っているようですがロキ・ファミリアの品位は間違いなく一番あなたが落としてますからね?Lv.5の分際でよくそこまで偉そうにできますね?あなたごときが冒険者の品位を心配する必要はありませんよ。なんなら道のゴミ拾いでもしてなさい。あなたがダンジョンに潜るよりよっぽど冒険者の品位はあがりますよ?聞いてます?聞こえています?兎君の彼は聞くにソロで潜っていたんでしょ?しかも駆け出しで初期装備で頑張ってる。君達が彼を笑う権利があるとは思えませんね!」

 

「エルネスティ、そこまでにしておけ。それに私の補佐ではあるが団員を勝手に動かす権限はお前には与えていない」

 

「・・・そうですね、たしかに、もう『このファミリアを去る』僕にそんな権限はありませんよね。ロキ、あの約束を覚えていますよね。遠征後にロキ・ファミリアを脱退するという約束を」

 

【ロキ・ファミリア】の団員全員が驚愕する。

 

なんせ脱退すると言っているのはロキ・ファミリアの副団長補佐、【銀凰】の称号を持つ者。16歳の若さでLv.6に到達した小人族の少年。フィンと並び金銀ショタコンビとして人気がある冒険者である。

 

幼げな少女のような可愛らしい顔に染み一つない透き通るかの白魚のような肌、手足が細く身体は小さい。艶のある煌めく銀髪が女性達(ショタコン共)に人気を博し主神命令で10歳の時に売り出されたロキ監修写真集は、ギルドから脱いでないのに発禁を受けて販売停止になり、今やその写真集は魔導書と同じくらいの値段で裏取引されるほどロキ・ファミリアの顔とも言える人気の団員なのだ。

 

そしてオラリオで唯一の飛空能力を持つ冒険者である。

 

「実は僕はLv.7にランクアップできるんですよ。今回の遠征の1ヶ月前から。突然ですけど僕は【勇者】フィンに憧れていました」

 

小人族はヒューマンや他の亜人と比べ、外見も相まって種族としての潜在能力は最も劣っていると言われている。事実、遥か昔日から現代にかけて、小人族が世界に轟かせた武勇伝は圧倒的に少ない。そして神時代の到来により、小人族の最初で最後の栄光であり誇りだった女神フィアナの信仰が一気に廃れた。心の拠り所を失った小人族は、止めを刺されたように加速度的に落ちぶれ今日にまで至っている。主人公もまた幼い頃、小人族だからというだけで心無い言葉を投げつけられていた。

 

腐りかけている小人族の状況を憂うフィンは、一族の復興に己を身を捧げることを決断した。同族を奮起させるほどの名声と栄光を世界へ発信するために迷宮都市の門

をくぐり、そしてフィンの勇名と偉業は世界中の小人族に伝わり誇りになっている。主人公も【勇者】に憧れて迷宮都市にやって来て冒険者となった。

 

「しかし、【勇者】フィン・ディムナ。もう貴方の輝きでは僕を導けないし、僕には道標はもう必要なくなりました。これからは【銀鳳】の名の如く自由に大空へと羽ばたいていこうと思います。ロキとの約束、この遠征でフィン・ディムナがLv.7にランクアップ可能になった場合はファミリアに残るという条件は達成できてなさそうですし・・・」

 

エルネスティ・エチェバルリアは話を終えると先ほど酒場を静かに出て行った少年の後を追った。

 

この物語はナイツ&マジックのエルネスティ・エチェバルリアの体で小人族に転生した魔法ファンタジー&ロボット大好き社畜日本人が大手会社【ロキ・ファミリア】を辞めて【ヘスティア・ファミリア】に転職してダンジョンをのんびりスローペースで攻略していく物語である!!!

 

キッツい!ロキ・ファミリアって仕事キツイ!ああ~辞めたい~新入社員の頃が懐かしいな~気楽にダンジョン探索してた時期が懐かしいな~え?ランクアップ可能?ファミリア内でLv.トップになっちゃうじゃん!仕事増えるかもじゃん・・・そうだ転職しよう!

 

 

 

 

エルネスティ・エチェバルリア

 

 

【所属】 ロキ・ファミリア

 

 

【種族】小人族 【称号】銀鳳

 

 

【到達階層】58階層 【武器】銃剣

 

 

【ステイタス】

 

力E 耐久E 器用S 敏捷S 魔力SS

 

魔導SSS 鍛冶A 神秘A 幸運S 空戦A

 

 

【魔法】

 

・【身体強化(フィジカルブースト)】

・【徹甲炎槍(ビアンシングランス)】

・【空気弾丸(エアバレット)】

・【外装・斑鳩(アウタースキン・イカルガ)】

外装・斑鳩装着時

【徹甲炎槍】→【轟炎の槍(ファルコネット)】

【空気弾丸】→【魔導噴流推進器(マギウスジェットスラスタ)】

【執月之手(ラーフィスト)】

 

 

【スキル】

 

・【魔獣番(フレメヴィーラ)】

魔物種(体内に魔石を有する種限定)に対し、攻撃力超域強化。

・【魔法演算機構(マギウスエンジン)】

全呪文無詠唱化。

威力減退無効。

最大効果発揮。

・【皇之心臓(ベヘモス・ハート)】

魔法出力を超域強化。

・【女王之冠(クイーンズコロネット】

周囲の魔力を吸収し自身の魔力を回復する。

・【玩具箱(トイボックス)】

収納魔法。

・【趣味の化身】

早熟する。

懸想が続く限り持続。

懸想の丈により効果向上。

道具製作時成功率上昇。

眠り・疲労に対する高耐性。

不眠時間の継続力強化。

 

 

【武器】二丁銃装剣(ツインソードカノン)

・不壊属性

・エルネスティ・エチェバルリアの自作

・一丁の銃剣に四つの最高位の魔宝石を埋め込んだ武器。

 

 

Lv.2→【魔法男娘】見た目だけ(笑)

 

Lv.3→【狂人】何があった(驚)

 

Lv.4→【鬼神】怒らせるな(怖)

 

Lv.5→【鬼神】だから怒らせるなって(震)

 

Lv.6→【銀鳳】誰か自重という言葉を教えて上げて(呆)

 

 

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