ショタ転生!小人族に転生しちゃった日本人の話   作:アカヤシ

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第4話

レフィーヤ・ウィリディス、15歳。

 

魔力に秀でたエルフが暮らすウィーシェの森の出身。

元は『学区』と呼ばれる教育機関に在学していたが、エルネスティ・エチェバルリアと偶然の出会い。彼の口添えで【ロキ・ファミリア】に入団し、リヴェリア・リヨス・アールヴに弟子入りした。

 

『え?レフィーヤさんを勧誘した理由ですか?まあ、最近ちょっとリヴェリア様が更に鬱陶しくなっちゃったんで、もう一人弟子でもできれば分散できるかもと思って。手の掛かる子ができればソッチに割かなきゃいけないでしょ?え?辞めたい?まあ、別にいいですけど?オラリオ1の魔術師であり、エルフの王族ハイエルフであるリヴェリア様の弟子になっておきながら逃げ出したなんて広まったら末代までの恥を晒す事になりますよ?ハハハ、もう逃げられませんよ。というより逃がしません♪あ、もちろん才能があると思ったから勧誘したんですよ。だって末永くリヴェリア様に構ってもらわないといけませんしね♪』

 

あのふざけた兄弟子はリヴェリア様のお気に入り。

 

「リヴェリアお母さんお願いがあるの~♪この魔具に魔力を込めて欲しいの~♪」

 

「任せろ!命尽きる寸前まで注いでやるぞ!はあああああああああああああああ!!!奮えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!!!」

 

「え?ちょっとリヴェリア様!何かその魔具ブスブスいってますよ!煙吹いてます!吹いてます!何か焦げ臭い!火花飛び散ってます!」

 

「凄いですリヴェリアお母さん!メーターが振り切ってます!素晴らしい!ハイエルフは伊達ではありませんね!」

 

「ゼエゼエゼエゼエゼエゼエゼエゼエ、ハハハ・・・どうだ・・・お母さんは凄い、だろ、ゲホゲホ!!」

 

「あ、次コッチの魔具にお願いしていいですか?」

 

「兄弟子ーーーーーー!?」

 

どういうわけかリヴェリア様は兄弟子であるエルネスティを息子のように可愛がっている。兄弟子の方は面白がっているだけですけど。ほぼ同時期にファミリアに入団したはずのアイズさんより贔屓にしている。二人の間に何があったのかは知らないです、というより兄弟子の方には全く覚えがないそうでテキトーに話を合わせていたら現在のようになっていたらしい。

 

「エルネスティ・・・私の、膝の上に、座らないか?」

 

「はい?」

 

「エルネスティ・・・この前欲しがっていた本が偶々、本当に偶々!手に入ったからお前にやろう!」

 

「え?あれはン千万したはずですけど?」

 

「エルネスティ・・・ちょっと料理に挑戦してみたのだ。よかったら味見してくれないか?」

 

「その暗黒物質を食べろと?師匠って料理できませんでしたっけ?できたはずですよね?」

 

「エルネスティ!凄いぞ!こんな短期間でLv.2になるなんて!今日はお祝いをしないとな!『ファミリア皆でお祝いやあ~飲むでえ~!』ロキ・・・今家族で喜びを分かち合っているんだ・・・失せろ」

 

「え、あ、すすんません」

 

「エルネスティ、いや、エル!今日は重要な知らせがあるぞ!今日からお前は副団長補佐だ!常に私の側にいるんだぞ!」

 

「先日Lv.2に昇格したばかりの僕がですか?」

 

「エル、今日は一緒のベッドで寝よう」

 

「もう入ってますよね?ベッドinしてますよね?逃がさないとばかりに腕掴んでますよね?Lv.6の力で?」

 

「エル、今日は一緒にお風呂に入ろ、」

 

「フィィィィィィィィィィィィン!リヴェリアが精神病んでるううううううううううううう!!!イヤアアアアアアアア!脱がされるううううううううう!」

 

「ウチもエルとお風呂入る~~~『失せろロキ、家族団欒に入ってくるな、二度は言わん、疾く去ね』あ、はい、そっすね、失礼しま~す」

 

「ロキィィィィィィィィィ!!!」

 

それ以来、兄弟子はリヴェリア様には遠慮しなくなったらしい。

 

先日酒場での出来事。

 

遠征後の宴の場での突然の退団宣言。

 

【ロキ・ファミリア】のフィンに憧れ、その憧れのフィンをランクで抜いたから辞める。

 

嘘くせええええです!

 

レフィーヤがエルネスティの退団理由を聞いた感想である。

 

リヴェリア様は『フィンの一族の再興という目的にはフィンのランクを超えてしまったエルは邪魔にならないように退いたに違いない!』と団長を無理矢理ランクアップさせようとしたりしていたが、レフィーヤは退団理由を素直に受け止める事ができなかった。

 

あの兄弟子が~!人の為に道を譲る?ありえません!

 

更に主神ロキが各方面から兄弟子の改宗先の【ヘスティア・ファミリア】に圧力を掛けようと緊急神会を開こうと各神々に呼び掛けようとしたが(改宗が免れないならせめてロキが懇意にしているファミリアに改宗させ一年た後に再び【ロキ・ファミリア】に呼び戻すために)、【ロキ・ファミリア】と並ぶ同格のファミリア【フレイヤ・ファミリア】、複数の中級ファミリアの主神(男神)を引き連れ横槍を入れてきた。何か取引があったようでロキは泣く泣く引き下がるしかなかったようだ。

 

絶対怪しい!そもそも何故【フレイヤ・ファミリア】が動いたのか?何故最弱と言っても過言ではない聞いたこともない【ヘスティア・ファミリア】に入団したのか?しかも団員はたったの一人。しかもその団員は冒険者になって2週間の駆け出し中の駆け出し?聞けば酒場でベートさんが蔑んでいた冒険者のファミリア?

 

正直レフィーヤは思った、『偶然とは思えない』だ。

 

兄弟子、エルネスティは女神フレイヤと繋がっていたのでは?あの酒場に居合わせたのは偶然?その駆け出し冒険者の事を以前から知っていたのでは?最初から、Lv.7にランクアップできるようになった一ヶ月前から計画していたんじゃないか?

 

ありえる!あの兄弟子ならありえる!

 

けど女神フレイヤと兄弟子の仲はあまりよろしくないはず。かつて『流星事件』と呼ばれるエルネスティが起こした事件のせいで女神フレイヤが負傷。ブチ切れたオッタルを筆頭にフレイヤ・ファミリア団員が完全武装でファミリアの本拠地『黄昏の館』に攻めてきて戦争になりかけた事があった。

 

・・・私の思い違い?

 

・・・いや、会えばわかる!

 

・・・会いに行こう!

 

・・・兄弟子に!

 

「レフィーヤ、頼んだぞ。エルに必ずエルの耳に入るよう流すのだ」

 

けしてめんどくさいリヴェリア様から逃げるわけではありません!

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