《未来融合-フューチャー・フュージョン》という単語が......
「あ、そういえば今禁止どうなってんだろ」と思ってみたらもう......唖然としましたねえ、はい。昔は大変お世話になっていただけに。正直このデッキダメじゃんって思った瞬間でした。
まあグダ話はそこまでにしてそろそろ本編に行きます。
PHASE-01:入学、そして新たな出会いと波乱の幕開け
桜咲く4月のこの時期、ここ日本においてこの時期は学校は入学式、会社は入社式と新しい年度が開ける時期と言える。また季節は春、暖かく穏やかな日差しと風を肌に感じ気持ちを新たに毎日を過ごせる時期でもある。
しかしここIS学園1年1組の教室には春という季節から連想できないような異様な緊迫感と特定の生徒へその他大勢の生徒から寄せられる好奇心の眼差しで充満していた。
「えー……ぜ、全員揃ってますね。それじゃあ。SHRをはじめますよー……」
「............」
1組の副担任である山田真耶が声をかけるがほぼ全員何の反応を示さない。わずかに反応を示す生徒もほんのわずかに顔を真耶に向ける程度といった有様である。
「えっとぉ、そ、それでは皆さん、一年間よろしくお願いしますねー……」
「……」
何とか真耶が挨拶を続けるもののしかし、相も変わらず虚しく教室に響き渡り霧散するだけであった。
「じゃ、じゃあ自己紹介をお願いします。えっと、出席番号順で」
ここで生徒の自己紹介に入ったことでやっと生徒からリアクションが入る。ちなみにこうも生徒が真耶の言葉に反応しないのは別に入学早々昨今問題となっている生徒による教師いじめが起きているわけではない。
原因はこの教室にいる特定の生徒――このIS学園で二人だけの男子にほぼ全員の意識と視線が集中しているからである。
その男子の一人、織斑一夏は周囲から浴びせられる視線の嵐ともう一人を除いて99%の生徒が女子というこの状況に早くも精神的に疲労していた。
(こ、これはキツい! キツすぎる!)
そこで一夏は窓側の席に座る幼なじみの篠ノ之箒へ目を向けるが、途端に箒は目を逸らしてしまう。
八方ふさがりな状況に一夏は思わず溜め息を吐く。
(はあ……どうしてこんなことに……)
ちなみに一夏がIS学園に入学するまでの経緯だが、受験会場で道に迷い、偶々入った場所にあったISに触ったらISが反応したというなんとも偶然かつ間抜けなこと極まりないものであった。
(まあ、俺の他にも男がいてくれて良かった……一人でここにいられる自信がない……)
一夏が今度は壁際に目を向けると、そこにはもう一人の男子でこことは異なる世界――C.E.からやってきた男、シン・アスカが座っていた。国際IS委員会で開発中の男でも扱えるパワードスーツのテストパイロットで、偶然研究用と解析用に持ち込まれていたISに触れたらISが反応し、二人目となったISを使える男――それが今のシンの肩書きである。なのでシンは国際IS委員会所属のIS操縦者ということになっている。ちなみにデスティニーは国際IS委員会で開発中のビーム兵器搭載型試作ISという扱いになっている。
そのシンは今一夏同様周りから来る視線の嵐にいささか居心地悪そうにしていた。
(……誰かどうにかしてくれ、この居心地の悪さ……)
そうしている内にシンの番になっていた。
「つぎはアスカ君、自己紹介お願いします!」
「っ! 分かりました。」
真耶に言われ、席を立つシン。途端に周りからの視線が一斉にシンに向けられた。思わず後ずさりしそうになる足をこらえる。
(と、とりあえず自己紹介だ……)
軽く咳払いで相槌を打ちシンは自己紹介を始める。
「えー、シン・アスカです。一年間宜しくお願いします」
まずは軽く名前をいってみるが周りからの反応が全くない。何か不味いこと言ったかと一瞬シンは慌てるが、ただ全員他にはないかと待っているだけだと気づき、自己紹介を続ける。
「あー、年は16で皆より1つ上だけどあまり気にしないで下さい。俺あんま気にしないんで。あとアスカって呼ばれるのあんま慣れてないから俺のことはシンって呼んで下さい」
実力主義で年齢での上下関係がないザフトに所属していたシンはあまり同世代に敬語で話されるのに慣れていない。そのまま自己紹介を終わらそうとするが未だ周囲からの『他にないか』視線が続いている。
(いや、これ以上何話せばいいんだよ!)
シンは思わずそう言いたくなったが、言っても代わりに今度はブーイングが飛んでくることだろう。どうしようかと考えたシンはふと思いついたものを口にする。
「あー、皆から何か質問ある? 2つ位なら答えられるけど……」
『……
ハイハイハイハイ!!!!』
「うお!?」
途端に先程まであれほど静かだった教室が質問の声で埋め尽くされる。思わずシンと一夏は耳を塞ぐ。
「好きな女の子っていますか!?」
「女性のタイプは!?」
「趣味は何かありますか!?」
「Sですか!? Mですか!? アブノーマルなほうですか!?」
「ちょ!? 皆落ち着け!! てか最後の何だよ!?」
「み、皆さん落ち着いてくださーい!!」
……最後の質問はともかくシンに向けて一気に大量の質問が飛んできた。一瞬驚いてしまうもシンは一旦周りが落ち着いてから丁寧に答えていった。
「えーと、趣味は読書とツーリングと……そんぐらいです。好きな女の子とか彼女は、まあいません。タイプとかも特にありません。あとSでもMでもアブノーマルじゃないから。至ってノーマルだから」
最後に、以上です! と言って半ば強引に自己紹介を終わらせる。正直これ以上この空気に耐えられそうにない。その後は比較的スムーズに進み、このクラスでもう一人の男子――織斑一夏の番がきた。
「えーと、次は…織斑君ですね。織斑君、宜しくお願いします」
「……」
真耶がちょうど目の前に座る一夏に言うが、何故か一夏は反応しない。そのせいか先程よりも視線がずっと集まりだしている。
(何か考え事か?)
何の反応も示さない一夏を見てシンはふと思った。実際は先程から『何故こうなった?』と頭の中で無限ループして聞いていなかっただけであるが。
「織斑君。織斑一夏君!」
「はっ、はい!?」
ついには真耶は身を乗り出して一夏に対して言い始める。一夏もやっと気づくがすでに遅し。周りからクスクスと笑い声が出てしまう。シンも思わず、あいつ大丈夫か、と思い始めてしまう。
「あ、あの、お、大声出しちゃってごめんなさい。お、怒ってる? 怒ってるのならゴメンね、ゴメンね! でも、自己紹介、『あ』から始まって今『お』の織斑君なんです。だからね、その、自己紹介してもらますか? だ、ダメですか?」
「いや、あの、そんなに謝らなくても……ちゃんと自己紹介しますから。とにかく先生落ち着いて下さい」
「ほ、本当? 本当ですか? 本当ですね? や、約束ですよ。絶対ですよ!」
今まで何の反応も示さなかった一夏に対して自分に何か落ち度があったのかと思ったか、真耶がペコペコと頭を下げ始める。その姿に教師らしさはまるで見当たらない。流石に居たたまれなくなったか一夏が止めるが今度はガバッと顔を上げ一夏の手を取り熱心に詰めより出し始める。その姿に以下略。他の生徒よりも前から真耶のことを知ってるシンにしても正直真耶が教師なのかたまに本気で疑問に思ってしまうぐらいである。
そのような何とも間の抜けたやりとりの後、一夏が席を立ち自己紹介を始めようとするが……
(うっ、さっきより視線が……)
シンの自己紹介が落第点だったことと真耶とのやり取りのせいか、先程よりも視線が強く感じてしまう。とにかく何か喋らなければ、と思い自己紹介を始める。
「えと、お、織斑一夏です。宜しくお願いします!」
「……」
沈黙が続く。周りから『他に無いの?』とか『これで終わりなの?』とでも言わんばかりの視線が降り注ぐ。何か喋らなければ、と一夏は考えるが、如何せん周りからの視線がキツく考える余裕も無い。シンと同じ感じで自己紹介すれば良いではないかと思う方もいるだろうが、先程の無限ループでシンの自己紹介を全く聞いていなかった様である。
長い沈黙の後、一夏は息を深く吸い、吐き出す。何か話すのでは、と全員思わず身構えるが……
「以上です!」
名前だけ言って強引に終了させるという荒技に出始めた。何か話すのでは、と思っていた生徒達は面白いぐらいにズルッとこけてしまう。
「あ、あれ? 何かまずかった?」
その様子を見て思わず一夏は口に出すが、誰が見てもその終わらせ方は不味いだろうとしか言いようがない。おそらく一夏を除く全員が思ったことだろう。
そんな一夏の後ろから近づく人影が一つ。
バァァァァァァァン!!!!
「いっ!?」
(今の音ってまさか……)
突如後頭部に襲いかかる衝撃と痛みにうずくまる一夏。そして今教室に鳴り響いた音に聞き覚えのあるシン。一夏の後ろにいる人物に目を向けると……
「全く、まともな自己紹介一つできんのか? お前は」
「げえ!? 関羽!?」
阿修r……一夏の姉にしてこのクラスの担任である織斑千冬がいた。ちなみにどこぞのハム仮面のような変態発言はしないので御安心を。
(何故に関羽?)
再び一夏を除く全員が思った瞬間であった。
バァァァァァァァン!!!!
そして再び鳴り響く炸裂音。今の音を出席簿で出しているのだから恐ろしいものである。近くの女子を見れば『うわぁ……』とでも言いそうな顔をしている。
「誰が三国志の英雄だ、馬鹿者」
「あ、織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」
「ん?ああ、山田先生。すまないな。クラスへの挨拶を押しつけてな」
「い、いえ。副担任ですから。これぐらいは……」
再びうずくまる一夏をよそに話を進める千冬と真耶。そして生徒に向き合うと千冬は話し始める。
「諸君。私がこのクラスの担任を勤めることとなった織斑千冬だ。貴様ら新人を一年で使い物になるIS操縦者にするのが仕事だ。私の言うことはよく聞き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕事は弱冠15歳を16歳までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな?」
これ以上無いほどの暴力発言。アカデミーの教官の台詞まんまだな、とシンは思った。まあ実際教官をやったことがあるわけであるが。
しかしアカデミーの教官と違うがある。生徒から返ってくる反応が反感の台詞ではなく黄色い歓声であった。
「キャーーーーーー!!!! 千冬様!! 本物の千冬様よ!!」
「ずっとファンでした!!」
「私お姉様に憧れてこの学園に来ました!! 北九州から!!」
先程のシンへの質問の時と同様――あるいはそれ以上だろう――生徒の奇声に再び耳を塞ぐシン。ちなみに一夏は未だにうずくまったままだ。どれぐらい強く叩いたのだ?
「……はあ。毎年よくこれだけ馬鹿者が集まるものだ。感心させられる。それとも何か? 私のクラスにだけ馬鹿者を集中させているのか? 迷惑な話だ」
そんなクラスの様子を見て千冬はかなり鬱陶しそうな顔をする。教師が大っぴらにそんな態度でいいのだろうか? と再びシンは思ってしまう。
しかしこのクラスには問題ないようだ。
「キャーーーーーー!!!! お姉様!! もっと叱って!! 罵って!!」
「でも時には優しくして!!」
「そしてつけあがらないように躾をして~!」
いや待て。さっきの質問といいこれといい何なんだよ。
このクラスの今後が本気で心配になってきたシンである。そんなシンをよそに千冬は一夏と目を合わせる。
「で、もう一度言うが、まともな挨拶一つ出来んのか? お前は」
「いや、千冬姉、俺は……」
思わず言い返そうとする一夏だが……
バァァァァァァァン!!!!
「織斑先生と呼べ、馬鹿者」
「……はい、織斑先生」
あっさり黙殺された。これでよく今までPTAとかから訴えられなかったものだとシンは思った。しかしこのやり取りで一夏と千冬の関係が何となく分かったらしく、あちらこちらからささやき声が聞こえてくる。
「え……? じゃあ、織斑君ってあの千冬様の弟……?」
「それじゃあ、世界で二人だけの男でISが使えるってのも……?」
「じゃあアスカ君は? 彼も家族にIS操縦者でも……?」
「でもアスカって名字の有名IS操縦者なんて聞いたこと無いよ?」
段々小声での会話の対象が一夏からシンに関する話になり始める。一夏はともかく異世界から来たシンの周辺を下手に感探られると大分こじれた話になってくる。
MSデスティニーの証拠映像とISデスティニーに使われてる技術系統の違いなどからシン・アスカは異世界人だと国際IS委員会も一応了承しているが、未だそのこと不信感を抱いてる人間も多い。異世界という突拍子の無い話だからしょうがないと言えばしょうがないだろう。そんな弱い立場にいるシンの足場はふとしたこと容易く崩れていくものである。とはいえ、一介の学生が探りを入れてもたかがしれている。それにこのことを知っている国際IS委員会の人間は上層部の何人かとISデスティニー開発チーム(開発という言い方は正しくないが便宜上その名になっている)スタッフぐらいだ。そこまで気にすることはないが、こういう話は早めに切り上げるべきだ。
丁度いいタイミングでチャイムが鳴り、千冬は最後の言葉で締めくくる。
「静かに! さて、SHRは終了だ。諸君らにはこれから半月でISの基礎知識を覚えてもらう。その後実習だが、基本動作は半月で叩き込め。いいか、いいなら返事をしろ。良くなくても返事をしろ。私の言葉には返事をしろ」
大分理不尽極まりない言葉でSHRを締めくくる。世の中には鬼教官という言葉があるが千冬に限って言えばそれは当てはまりそうにない。鬼教官どころか鬼そのものだ。今までの発言からシンはそう思ってしまう。
『はい!!!!』
「うむ、宜しい。それからアスカ」
「はい?」
何事かとシンは目を向けると……
バァァァァァァァン!!!!
「お前はいつまで私に対して失礼なことを考えているつもりだ」
「……すいませんでした。以後気をつけます。」
何故だか知らないが考えが筒抜けのようであった。
今後の生活に不安しか感じないシンであった。
時は変わって今は休み時間。先程一時間目のIS基礎理論授業が終わったばかりだ。しかしながら先程から続く女子からの視線は消える気配が無い。寧ろ休み時間になったことで他のクラスや2年生、3年生が押し掛けてきたことでより強く感じてしまう。何とかこの視線に耐えながら、シンは次の授業の準備にかかる。するとシンの方にもう一人の男子――織斑一夏が近づく。
「よ、よお……大丈夫か?」
「……いや、俺は大丈夫だけどお前の方は大丈夫かよ?」
そういうシンは改めて一夏を見てみると、精神的ダメージ(女子からの視線)と肉体的ダメージ(千冬の出席簿)のせいか全体的にすすけて見える。今にも魂が抜けてしまいそうな感じである。とりあえずいざとなったら鋼の鎧でも用意しようと考えたシンであった。
「ま、まあ、何とか……。とりあえず、同じ男子ってことだし仲良くしようぜ。えっと……」
何とか復活し話をするが、名前を憶えてないらしく口ごもってしまう。それを見たシンは面倒に感じつつも答える。
「……シン・アスカ」
「あ、悪い。俺は織斑一夏。一夏って呼んでくれ。そう言えば年が上だけど……」
「いや、別にタメでいいよ。そういうの関係無い所で生活してたし」
「そうか。じゃ、改めて宜しく。シン」
一夏は元気を取り戻したか先程よりもしっかりしたこえになる。そして右手を出す。握手のつもりだろう。しかしシンはそれが何なのか分からない様である。
「? 握手なんだけど……」
「……ああ、ゴメン。最近そういうのすっかり忘れちまう生活だったから」
そうシンが言い握手を交わす。その瞬間周りから『これって男の青春ってやつ!? それとも……グフフ』『織斑君が攻めでシン君が受けかしら? それとも逆パターン?』『一夏×シン……いいわ! すっごくイイ!』などと何やら怪しげな発言が聞こえたが聞かなかったことにする。
「あ、そうなのか? 大変だな、お前も」
「まあ、な」
そんな一夏に対し気の無い台詞を返すシン。そのまま話が続くかと思ったら、横から別の声が割り込んできた。
「……少しいいか?」
「え? ……箒?」
「知り合いか?」
「ああ。俺の幼なじみ」
目の前の少女――篠ノ之箒はアスカ、とシンに声をかける。
「一夏を借りるがいいか?」
「ああ、いいぞ。あと俺のことはシンで頼む、篠ノ之」
「そうか。なら私のことも箒で頼む。名字の方は……その……あまり好きではないのでな」
「……? 分かった」
名前の話で一瞬奇妙な違和感を感じたが、それがなんなのか上手く言葉に出来ない。そのまますまん、と箒は一言言ってから一夏を連れてどこかに行ってしまった。再び一人になった途端、周囲からの視線が一斉に集中しだす。
(勘弁してくれよホント……)
ルナマリアと付き合っていたので女性に対していくらか耐性があるとはいえ、四方八方を女子に囲まれるなんて一度も経験したことがない。今の状況に内心げんなりしているとまた別の女子から随分のんきな声をかけられた。
「やーやー、アッスーアッスー」
「あ、アッスー?」
妙な呼び方をするその女子を見てみれば、袖から手がでていないダボッとした制服を着ていていかにも『眠いです!』と言わんばかりの表情の女子であった。確か名前は……
「布仏本音だぞー。アッスー」
「ああ、悪い。てかアッスーって何だ?」
「んー?アスカだからアッスーだよー。アースのほうが良かったー?」
「止めろ。俺はゴキジェットじゃないぞ」
ゴキブリ退治に使われてたまるか、と言わんばかりに即座に却下する。
「あははー、ゴメンゴメン。それでアッスー、質問なんだけどさー……」
大して悪びれた様子のない本音がシンに質問しようとするがちょうど始業のチャイムが鳴りだす。
「あー、もう時間だー。それじゃあねー、アッスー」
「あ、ああ」
結局何しに来たんだというような感じで本音との会話は終わった。ちなみに一夏と箒は授業に間に合わず千冬からのありがたい出席簿アタックを貰ったそうな。
「……ということですので、ISの基本的な運用は現時点で国家の認証が必要であり、枠内を逸脱したIS運用をした場合は、刑法によって罰せられ……」
普段はそうは見えなくても、やはりIS学園の教師か、真耶がスラスラとISの授業を進めていく。それに周りが聞き逃さぬ様にし、ノートに写す。それはシンも同じである。コーディネーターがナチュラルより優れているのはより多くの知識を得られる頭脳、より強靭な力を得られる肉体ということであり、そこに努力の二文字がなければコーディネーターもナチュラルと変わらないものである。とは言え、授業でやっていることは基本的に全員ついてきているようである。約1名――織斑一夏はそうではないようだが。先程から何度も教科書をめくってはその度に頭を悩ましているようである。
「織斑君、何か分からないところはありますか?」
運が悪いというか何というか、真耶が一夏にピンポイントで名指ししだした。
「あ、えっと……」
「分からないところがあったら聞いて下さいね。何せ私は先生ですから!」
そう真耶がいいえへんとでも言いそうな表情になる。今まで教師らしくなかったところをここで一気に挽回しがいところだろう。
やがて何か吹っ切れたか、一夏か思い切って質問する。
「先生!」
「はい、織斑君!」
生徒からようやく出てきた質問に張り切って答えようとする真耶。しかし一夏の口から出たのは真耶の予想を遥か彼方をいくものであった。
「ほとんど分かりません!」
一瞬教室凍りついた様な気がした。少なくとも体感温度は数度下がった様に感じたと後にシンは言う。
「え……? ぜ、全部ですか?」
まさか全く分からないとくるとは思わなかったのだろう。先程まで優しい笑顔の真耶の表情が困惑のものとなる。
「え、えっと……織斑君以外で今の段階で分からないっていう人はいますか?」
『……』
真耶が挙手を促すも誰一人手を上げようとしない。シンもすでに予習済みなので特に問題ない。どうやらこの中で全く分からない人間(バカ)は一夏だけのようだ。
(てかあの参考書読んだのか? アイツ……)
入学前に渡され、背後に千冬がいる状態で必死に覚えた参考書をシンは思い出す。千冬もシンと同じことを考えたらしい。一夏に問いかける。
「……織斑、入学前の参考書は読んだのか?」
「えっと……あの分厚い奴ですか?」
「そうだ。必読と書いてあった筈だが?」
しばらく一夏は何かを思い出す様な素振りをした後に答える。
「あー、古い電話帳と間違えて捨てました」
バァァァァァァァン!!!!
やっぱりというかなんというか、例のごとく千冬のありがたい出席簿アタックを頂戴した一夏であった。ちなみに今のやり取りでシンの一夏に対する評価が大分変動した。
「はあ……必読の字が読めんのか、お前は」
「うぅ……す、すいません」
「後で再発行してやるから一週間で覚えろ。いいな」
「いや、一週間であの量は「やれと言っている」……了解しました」
これに関しては自業自得としか言えないだろう。あえなく沈没した一夏をおいて千冬が全員に聞こえる様に言う。
「ISはその機動性、攻撃力、制圧力とこの世界(.....)における過去の兵器を遥かに凌ぐ。そういった『兵器』を深く知らずに扱えば必ず事故が起きる。そうしない為の基礎知識と訓練だ。理解できなくても覚えろ。そして守れ。規則とはそういうものだ」
シンは心の中でその言葉に同意する。ISにしろMSにしろ兵器としての一面を持つ以上それを扱うのにはそういったものは必要だ。千冬は事故と言ったが、そこには確実に『死』も含まれている。この世界に来るまでそれが重要となる世界――戦場を駆けていたシンには余計その言葉に実感を抱く。
――強すぎる力はまた争いを呼ぶ!――
ふとあの女――アスハが言ったことを思い出す。あの時はアスハへの怒りで跳ね除けたその言葉は、幾つも戦場を駆け力の意味を実感した今のシンには理解できる。力は力、使い方を誤れば多くの災いをもたらす。
しかしそれは同時に今のシンを苦しめる元となっている。
もしそうなら俺が今までやってきたことは何だったのだろうか?
それは戦争のない些細な問題こそあれど平和なこの世界に来て、思い始めてきた疑問だ。
「……貴様、『自分は望んでここにいる訳ではない』と思っているな?」
唐突に千冬が一夏に言い放つ。その言葉に一瞬一夏がビクッとする。その反応からしてどうやら図星のようだ。しかしこの人は何故こうも人の考えていることが読めるのだろう。
「甘ったれるな。望む望まざるに関わらず、人は集団の中で生きていかなければならない。それすら放棄するなら、まず人であることを辞めてしまえ」
千冬のいうことは辛辣だが同時に事実でもある。一夏も腹をくくったのか、先程よりも覚悟を決めた様な表情になる。それに満足したか、次に千冬はシンに言った。
「アスカ、同じ男子だ。こいつにISのことを教えてやれ」
「え? 俺ですか?先生が教えた方が「私の判断に文句でもあるのか?」……いえ、ありません」
本当は言いたいことがあるのだが、向こうは聞かないだろうし、返答はどうせ出席簿だ。既に千冬に逆らうのを諦めているシンであった。
「よろしい。では山田先生、授業の続きを」
「は、はい!」
千冬に急かされ真耶は授業を再開する。その後は一夏が相変わらず何も分からない以外は順調に進んでいくのであった。
「しっかし、参考書を電話帳と間違えるか? 普通?」
「う……そうなんだけどさあ……」
二時間目の授業が終わり再び休み時間、シンは教科書と参考書片手に一夏の席に行きとりあえず最低限のことを教えていた。
「でも千冬姉も無茶言うよ。あれ一週間で覚えろって……」
「ずっと前に渡されてるのに捨てちまうお前が悪いんだろ」
「……ごもっともなお言葉で」
あえなく撃沈される一夏。そのままISの基礎的な単語やら用語やらを教えていると、また別の声がシン達に割り込んできた。
「ちょっとよろしくて?」
「へ?」
「ああ?」
突然声をかけられ、一夏は間抜けな声を、シンはなんかチンピラみたいな声を出す。声の主は金髪縦ロールが特徴的なイギリス系の女子だった。
(確かイギリス代表候補生の……セシリア・オルコットだったっけか?)
シンは先程の自己紹介の時の記憶を掘り起こし何とか思い出す。一夏の方はそもそも自分の姉がIS学園(ここ)で働いてたことに驚いてその後の自己紹介を聞いていなかったようだ。
「聞いていますの? お返事は?」
セシリアは再びシン達に対して言う。その声にはいくらか男に対する侮蔑が含まれているように感じられる。
(ああ、またこの手の女か……)
セシリアの態度を見て、シンは内心うんざりする。この世界に来て約1ヶ月、その間に何度か街などに出てその時何度か見かけた男を顎であしらう女性。大部分の女性は男の社会的地位を認めているが、それでもやはりそういう女というのはいたりするものである。大方、このセシリア・オルコットもその典型的なものであろう。
「あ、ああ。聞いてるけど……どういう用件だ?」
一夏はごく普通に返事をするが、セシリアは一夏の返答を聞いて驚きあきれる様な声を出す。
「まあ! なんですの! そのお返事! わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
そのセシリアの発言に段々イラつきを感じ出すシン。ついつい口を出してしまう。
「はん! あんたみたいな高飛車女に話しかけられて光栄だなんて言うなら世も末だね!」
「な、なんですって!?」
「お、おい! 二人とも落ち着けって!」
急に険悪な雰囲気を出し始める二人に一夏は慌てて止めに入る。
「「ふん!」」
「はあ……ってかゴメン、俺、君のこと誰か知らないし」
二人が落ち着いたところで言った一夏の不用意な一言でまたセシリアが噛みつきだす。
「わたくしを知らない? このセシリア・オルコットを? イギリスの代表候補生にして、入試出席のこのわたくしを!?」
よくもまあここまで尊大な言い方ができるものだとシンは思った。今回は口に出していない。とここで一夏がある疑問を口にする。
「なあシン、代表候補生ってなんだ?」
……つくづくこの男、皆の予想もつかないようなことを口にするようである。今の一言で自己紹介の時同様話を聞いていたクラスメイト全員がずっこける。
「あ、あ、あ……」
「『あ』?」
「あなた、本気でおっしゃってますの!?」
「おう、知らん」
「一夏……お前のその頭のネジの抜けっぷりにはホント感心させられるよ……」
「え? いや~そんなこと言われても~……」
『誉めてねえよ!!!!』
場違いな感じで照れ出す一夏に思わず全員からの突っ込みが入る。この男、皆の予想も以下略。セシリアはセシリアで何やらブツブツ言い始めている。
「で、代表候補生って?」
「代表候補生というのは「国家代表IS操縦者、それの候補生ってことだ」わ、わたくしの台詞を!?」
セシリアが説明しようとしたところをシンが割り込む。セシリアがゴチャゴチャ言うが無視する。
「ふーん、要はエリートってことか?」
「そう! エリートなのですわ!」
一夏のエリートという言葉に反応してか今まで出鼻をくじかれてばかりだったセシリアが今度は得意げな顔で答える。
「本来なたわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくすることだけでも奇跡……幸運でしてよ。その現実をもう少し理解していただける?」
「そうか。それはラッキーだ」
「そうだなー、こんな奴と一緒のクラスだなんて俺は幸せ者だなー」
一夏は凄さが理解できたか怪しい口調で答え、シンに限っては投げやり・棒読み口調で返事をする。一夏はともかくシンの方は明らかに馬鹿にしたような口調だ。
「馬鹿にしてますの?」
「さ~な~」
馬鹿にしてるのは間違いないだろう。
「……ふん! まあISのことで分からないことがあれば、泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ。何せわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」
「いや、ISのことはシンに教えて貰うから別にいいよ」
「何ですって「ところで入試ってあれか? IS動かして戦うやつ?」? ええ、そうですわよ」
「それなら俺も倒したぞ、教官?」
「な!?」
一夏の言葉で今度は驚愕の表情になるセシリア。コロコロ表情が変わる奴だ。しかし、一夏が教官を倒したとは……。シンは内心一夏に感心するが、実際は教官が自爆しただけである。そこで驚きで固まっていたセシリアは今度はシンをキッと睨みつける。
「あ、あななたはどうなのですか!?」
「あ? 俺か?」
セシリアに詰め寄られシンは記憶をの糸を探り寄せる。この世界に来てやった山田先生との模擬戦、あれが確か入試も兼ねてるって入学手続きが終わった後に山田先生が言ってたから……
「俺も倒したな」
「あなたも!? わたくしだけと聞きましたが……」
「女子ではってオチじゃないのか?」
その瞬間『ピシッ』という嫌な音と共にセシリアの動きがフリーズする。どうやらこの一夏(バカ)、また余計な地雷をふんだようである。
「つ、つまり、わたくしだけではないと……」
「いや、知らないけど」
そう言った途端一夏に詰め寄るセシリア。鼻息も若干荒くなっており、先程の自信満々な雰囲気などどこかに消えてなくなったかのようだ。
「あなた! あなたも教官を倒したというの!?」
「だからそう言ってんだろ」
「お黙り!! どうなのですか!!」
「えーと、落ち着けよ。な?」
「落ち着け!? これが落ち着いていられ……」
セシリアがさらに追い討ちの言葉をかけようとしたところでいいタイミングで始業のチャイムが鳴る。
「っ! また後で来ますわ! 逃げないことね!」
最後に捨て台詞を吐いてセシリアは自分の席につく。取り残されたシンと一夏はただ呆然とするしかなかった。
「……一体なんだったんだ?」
「さあな……」
とりあえず厄介事が増えたのだけは確かなようだと感じ、シンは思わずため息をつくのであった。
「それではこの時間は実践で使用する各種武装備の特性について説明する」
三時間目の授業、この時間は一、二時間目の授業と違い、千冬が教壇に立っている。余程重要なことらしく、後ろを振り向けば真耶がメモをとる準備をしている。
「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めなければいかんな」
そこでふと思い出した様に千冬が言う。ちなみに例のごとく一夏はよく理解できていない様だ。
「クラス代表者とはそのままの意味だ。対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席…………まあ、早い話がクラス長だ。ちなみにクラス対抗戦は、入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。今の時点では大した差はないが、競争は向上心を生む。一度決まると一年間変更はないからそのつもりで」
クラス代表について千冬がそう説明する。とはいえ、どういっても面倒な仕事に変わりはない。当然手を上げる生徒は誰もいない。自薦を除いてだが。
「はい! 織斑君を推薦します!」
「私もそれが良いと思います!」
「じゃあ私はシン君を推薦します!」
「私もシン君を!」
「お、おい!?」
いきなり自分を推薦されシンは思わず焦る。一方の一夏は自分が推薦されたことにまだ気づいていない相変わらずの一夏だった。
「では候補者は織斑一夏とシン・アスカ…………他にはいないか? 自薦他薦は問わないぞ」
「お、俺!?」
そこでやっと気づいたか、一夏が慌てて立ち上がる。
「織斑。席に着け、邪魔。さて、他にはいないのか? いないのなら織斑かアスカのどちらかになるぞ」
「ちょ、ちょっと待った! 俺はそんなのやらな…………」
「待って下さい! 納得がいきませんわ!」
思わず反論しようとした先にセシリアが割り込んできた。
「このような選出など認められません! 大体、男がクラス代表者だなんていい恥曝しですわ! わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
セシリアの台詞はまだ続く。それはシンと一夏の怒りのボルテージを上げていく。
「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります。わたくしはこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!」
セシリアの罵詈雑言に今度はクラスの日本人生徒がムッとする。自分達の住む日本を馬鹿にされたから当然だろう。そもそもそれなら早く自薦でもすればいい話である。
「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い屈辱で…………」
「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一不味い料理で何年覇者だよ」
「一夏?」
最初に口火を切ったのは意外にも一夏であった。シンも言おうとしたが、一夏に先を越された様だ。
「なっ!? …………あ、あなたねえ、わたくしの祖国を侮辱しますの!?」
「先に侮辱したのはどっちなんだよ!」
一夏の言葉にセシリアは怒りを露わにするが、間をおかずシンが続けて言う。
「大体、そんなに俺たちがクラス代表なのに文句があるんなら、さっさと自薦すりゃ良い話だろ。一々相手に文句言わなきゃ気が済まないのかよ! あんたは!!」
「なんですって!?」
「ふん、こんな性格の悪い女が良く代表候補生になれたもんだな! こんなんじゃイギリスもホントに大したことないようだな!」
次々にくるシンの台詞にセシリアも我慢の限界が来たか、シンにとって言ってはならないことを言ってしまった。
「ふん! そういうあなたこそ、先程と言い今と言い低俗なことしか言えませんのね。
親の顔を見てみたいものですわ!」
…………
コイツハイマ、ナニヲイッタンダ?
オヤノカオヲミテミタイダト?
ナゼソンナコトガイエルンダ?
オレノ……オレノカゾクハ
モウコノヨニイナイトイウノニ……
それが導火線となったのかも知れない。シンは自分の中で薄暗いナニカが暴れ回るのを抑えることができなかった。
「っ! お前いい加減に……」
セシリアの放った一言に一夏も怒りを露わにするが
それはシンの机を叩く音でかき消される。
『……』
そのシンの急な変貌に思わず周りの席の女子たちは声もでない。やがてシンが固く、握った拳を机から離す。見ればそこには拳の形の深さ1cm程の凹みができていた。
「い、いきなり何を「……俺の家族がなんだって?」……え?」
「俺の家族がなんだってんだよ…………。なあ、言って見ろよ。言って見ろよ!」
そう言うシンの顔には壊れたような笑みが浮かび、それが見る者によっては恐怖を感じさせた。
「な、何なのですの「ふざけるな」な?」
「ふざけるな!」
そう叫ぶと同時にシンは一気にセシリアに近づき、首根っこを掴むと一気に持ち上げ、壁に叩きつける。その場にいた全員がシンの思わぬ行動に驚いてしまい、反応が遅れてしまう。
「あ……ぐ……は……!!」
「お、おい!? シン!?」
「あ、アスカ君!?」
息ができない苦しみと首の骨が折れるのでは無いかと言う程の痛みにセシリアは呻き声を上げる。一夏やクラスの生徒、真耶は止めようと声をかけるが、今のシンに全く届いていない。
「お前に! お前に何が分かるんだ!!」
「っ!?」
「親の顔が見てみたいだって!? 俺の! 俺の家族はもう!!!!」
「いい加減にしろ」
しかしシンの言葉は横から現れた千冬によって中断させられる。セシリアにのみ意識を集中していたシンはやっと千冬の存在に気が付くが、その時には既にシンの体は宙を浮き、数秒後には地面に叩きつけられた。
「っ!! ……はあっ! はあっ! はあ……」
シンが離れたことで首の拘束が解かれ、痛む喉元を抑えるセシリア。その顔には恐怖の感情が浮かんでいた。
「全く……学園内で人傷沙汰を起こす気か」
「くっ……何を!?」
バァァァァァァァァン!!!!
「いい加減にしろと言ったはずだぞ。そして敬語が抜けてるぞ」
「……すいませんでした」
二度も叩かれ、シンも幾分か冷静さを取り戻す。セシリアも何とか回復し立ち上がる。その顔にはまだ恐怖の表情が残っているが、それ以上にシンへの怒りの感情が占めていた。
「……さて、では他に候補者はいないな? ならこの三人でクラス代表を決める対抗戦を行う。勝負は一週間後の月曜。放課後、第三アリーナで行う。織斑とアスカ、オルコットはおのおの用意するように」
『はい!』
よろしい、と千冬が授業を再開する前にシンと一夏に宣言する。
「織斑一夏! シン・アスカ! クラス代表の座をかけて決闘ですわ!」
それにシンが思わずぞっとする程凄みのある声で返す。
「いいだろう
血祭りに上げてやる!!!!」
どうも。パクロスです。今自分の流行りのロボットがランスロット・アルビオンなパクロスです。
今回はやっと本編開始な訳ですが......なんか暗いな~と思ったりしますね。まあシンがあの調子じゃね。
とりあえずシンなんですが、第一章は若干気性の荒い状態にしようと思います。戦争に負けて自分の進む道が分からない今、どうしてもイライラしてしまう、そんなシンを書いていきたいと思います。
今回、修正としてセシリアの首根っこ掴むシーンを修正しました。元々は首絞める感じだったんですが、流石にマズイとあちらこちらから指摘を受けたので今回は若干ゆるい感じにしました。まあ、シンの暴走は全体的にもっと引き上げるつもりですけど。
てなわけで今日はここまで。感想ドシドシお願いします。では。