ポケモン学園へようこそ!   作:水無月璃希

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1年生の子達は天使だった。


2話 1年の男子達

saidレッド

 

それはある昼休み。僕が廊下を歩いていると、1年の教室から楽しげな声が聞こえた。それは、弟のファイア、僕とヒビキの後輩、ユウキ、そしてファイアの友達のコウキ。3人は3年の教室にも噂が来るほどの仲良し。よくクリスとコトネが「あの子達は1年の天使だ!!」とか言っているのを思い出す。確かに、ファイアは双子の妹、リーフに似て顔立ちも可愛いし、僕とリーフにはない愛嬌がある。そこが好かれるみたい。あと、ユウキは純情な所が女子から好評価を受けている。コウキはおっとりでよく泣くから母性本能をくすぐるとか。まぁ、僕にはよく分からないけど。

 

「あ、レッド兄ちゃん!」

 

ファイアが教室から手を振ってきた。僕が振り返すと1年の教室がざわつく。まぁ、僕が「最強の不良」だなんて言われているから、弟に手を振るだけでも意外な仕草なんだろうな、とは思った。…僕って、そんなに怖いイメージあるかな?

 

「「レッド先輩、こんにちは」」

 

ユウキとコウキが僕のそばに来て挨拶をしてくれた。僕に見せる笑顔は女顔負けの笑顔。だからといって、僕の女子の友達や後輩の事が可愛くないって言っている訳じゃない。正直に言ってみんな可愛いから。…こんなんだからグリーンに「無自覚の女たらし」って言われるのかな…。

 

「……こんにちは…」

「珍しいですね、レッド先輩が教室から出るなんて」

「よく、バイビー先輩…じゃなくて、グリーン先輩がどこかに行くのは見ますけど…」

 

コウキがこんな事を言うのもかなり珍しい。多分、シゲルが教えたんだろうなぁ…。バイビー先輩か…僕も今度、そう呼んでみようかな。グリーンの反応が面白そう。

 

「………購買に行く…」

「あ、2人とも、あのね、レッド兄ちゃんはいつも、グリーン先輩に購買に行かせてるんだけど、たまたまグリーン先輩が先生に呼ばれちゃったから兄ちゃんが購買に行くんだって!」

 

僕の「購買に行く」って発言だけで内容を細かく、2人に伝えてくれるファイア。さすが、僕の弟。2人も本気でファイアに関心してるみたい。

 

「へー…レッド先輩の言いたい事分かるなんて…ファイアすごいね」

「僕、ただ単に購買に行くって意味だけかと思ってたよ~」

「えへへ…兄ちゃんもリーフも似たような喋り方するからね、いつの間にか伝えたい内容が分かるようになったんだぁ」

 

笑顔が絶えないこの3人は本当に可愛い。クリスとコトネが言うように3人は天使だなぁ。…あ、購買閉まっちゃうから早く行かなきゃ。




本当に後輩達は天使だと思います。
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