東方エボリューション   作:プロトタイプ・ゼロ

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やっと……昨日ようやく退院出来た。超絶嬉しいね!


第四話「とりあえず現状報告」

 

 

アブソリュートビルドが現れてから数日後、ビルドにやられたライダー達は今現在人里にて休息を労わっていた。あの異常のような程の強さにやられたみんなの中には、気に失ったままの人もおり、かなりヤバい状況だった。

 

そしてレミリアは一番近くで現場を見ていたということもあり、先に博麗神社に向かっていた咲夜と合流を果たした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜博麗神社〜〜

 

 

 

 

「それで?そいつ……えっとアブソリュートビルドだったかしら?そいつはそんなに強いの?」

 

 

 

 

腕を組みながら柱に背を預ける霊夢が心底信じられないと言った顔で聞く。霊夢は一度だけ士の旅に同行したことがあるから、おそらく仮面ライダーの強さを知っているのだろう。

 

そうでなければここまで信じられないって言った顔はしない。

 

 

 

 

「あら?私の話が信じられないかしら?」

 

 

 

 

「当たり前よ!何せ士さんは、あの八雲紫を圧倒したのよ?」

 

 

 

 

この意味がわかるでしょ?言葉の中にそんな意味を含んだセリフに、レミリアが顔を顰める。レミリアは見たことがないが、士がまだ世界の破壊者と呼ばれていた時に、一度この幻想郷を破壊しようとしたことがあったらしい。その際に異変解決組に紫も加わったらしいのだが、全滅し最終的に遥か未来の仮面ライダーであるオーマジオウを呼び寄せて倒したらしい。

 

それでいいのか幻想郷って頭を抱えたくなる事ではあるが、紫が異変解決の為だけに外の世界から誰かを連れてくるのは日常茶判事なので特に気にしない。

 

 

 

 

「でも、私があの時見た時はディケイドはいなかったわ」

 

 

 

 

確かにあの場にディケイドはいなかった。では一体どこへ?

 

レミリアの中でそんな疑問が溢れていた。ディケイドである士はとある都合上あまり幻想郷から離れることが出来ない。だからこそ幻想郷の危機に現れない事に疑問が生じた。

 

 

 

 

「でも、良かったではありませんか」

 

 

 

 

「なにがよ?」

 

 

 

 

突然口を開いた咲夜がレミリアを見て微笑む。それに対して頭にハテナを浮かべる霊夢。

 

 

 

 

「ディケイドを除いた九つのライダーが居たということは、お嬢様の最愛のあの方も居たのでしょう?」

 

 

 

 

「そうね。居たわ。人里で彼らを見た時は驚いたけど」

 

 

 

 

咲夜の思いもよらぬ発言に霊夢がびっくり仰天したような顔をしているが、レミリアが平然としているのを見て一度心を落ち着かせる。

 

 

 

 

「人里で?何言ってんの?運ばれたのが人里なんだから当たり前でしょ?」

 

 

 

 

「意味が違うわ霊夢。私が言っているのは昨日あんなことがあったのに、もう人里で出歩けるのを驚いたわ、という意味よ」

 

 

 

 

「……マジで言ってる?」

 

 

 

 

霊夢が驚いてレミリアを見るが、頷くだけで終わる。吸血鬼であるレミリアは基本的嘘はつかない。 悪魔としての機能もあるが、優雅でカリスマのあるお嬢様のレミリアは嘘が好きではない。たまにジョークを言うことはある。

 

そしてどんな時も大抵は無関心で無愛想な霊夢は恋愛沙汰に耐性がなく、ちょっとの事でも興味(最近持ち始めた)が出てくるため、レミリアの『最愛のあの方』という単語に驚いたのだ。

 

 

 

 

「ま、まぁ……みんな無事ならそれでいいか」

 

 

 

 

考える事を放棄してしまった霊夢であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜スキマ〜〜

 

 

 

 

八雲紫の使用するスキマの中で、青年が一人倒れていた。腰には白いバックルが装着されており、そのバックルから彼が仮面ライダーであることがわかる。

 

青年……門矢士は先程までこのスキマ内で紫と戦っていた。だが、戦って数分で倒されてしまった。

 

 

 

「ふふ。この程度なのかしら?ディケイドの力というのは。随分と弱いのね」

 

 

 

 

「……クソ」

 

 

 

 

優雅に浮かぶ紫に対して悔しそうに顔を顰める士。

 

 

 

 

「いくら貴方(ディケイド)この世界の八雲紫()に勝ったことがあるからと言って、別世界の八雲紫()に勝てる道理などないでしょう?それは幾つ物の世界を旅した貴方(ディケイド)ならわかるはずよね?」

 

 

 

 

そう言って微笑む紫は、後ろから近づいてくる戦兎の存在を確認する。

 

 

 

 

「あら、早かったじゃない」

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

話しかけても反応のない戦兎を愛おしそうに見つめたあと、士の方に目を向ける。

 

その後何かを思いついたように戦兎の方に向き直す。

 

 

 

 

「ねぇ、戦兎。このガラクタを地底に捨ててきてくれないかしら?」

 

 

 

 

「…………………………わかった」

 

 

 

 

物凄く間を開いて返事をすると、倒されて動けない士を肩で背負い、スキマから出ていく。

 

 

 

 

「ふふ。とうとうディエンドも動き出したようだし、私もウカウカしていられないわね。早くしないと“龍神の心臓”を盗られてしまうし……ふふ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




東方エボリューション【キャラクターデバイス】


咲「皆様!こんばんは。紅魔館のメイド長を努めさせている十六夜咲夜と申します」
レ「ようこそ。そしてこんばんは。幻想郷のカリスマ溢れる吸血鬼レミリア・スカーレットよよろしく頼むわね?」
咲「今回はお嬢様と共に出られた事がとても嬉しく……いけない鼻血が」
レ「私見て鼻血出してんじゃないわよ変態メイド長。ま、まぁ貴女は一話出てからしばらく出番なかったものね。私は第三章になってようやくよ?」
咲「申し訳ありませんお嬢様。一話から出てしまって一話から」
レ「あ゛ぁ゛?メイド長のくせに私にケンカ売るとはいい度胸じゃないか!?今なら買ってやるぞ?そのケンカ」
咲「御遠慮しておきますね。では今回紹介するキャラクターはこの方です!」
レ「話逸らしやがったよこのメイド!!」







☆フランドール・スカーレット★


紅魔館の主レミリア・スカーレットの妹。通称フラン。どんなものでも「目」というものが存在しており、それを握りつぶすことで破壊することが出来る。純粋ゆえに騙されやすいが、それについては魔理沙に教えて貰ってるらしい。「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を持っている。地底に住む「無意識の妖怪」であるこいしとは親友の仲でよく遊びに行く。レミリアとの仲を取り戻させた零夜には感謝していると同時に恋している。ちなみに振られた。







レ「フラン。立派になったわね……」
咲「妹様は確かに純粋ではありますが、純粋だからこそ誰もが思いつかないようなことを仰ることもありますね」
レ「確かにね。一番謎なのが零夜だけどね」
咲「作者によるといつか零夜の話を作るそうです」
レ「そう。では期待しながら待っていることにしようかしら」
咲「そうですね」
レ「次回のヒントは『亡霊姫』よ。ではまた次回でお会いしましょう?」
咲「読者の皆様がまたお越し頂けることをお待ちしております」

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