東方エボリューション   作:プロトタイプ・ゼロ

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オリ主以外の初オリキャラだぜ!

話の流れ的には地上で異変が起きる少し前だね!


第四章・幻想郷と龍神
第一話「零夜正体/謎の少女」


 

 

 

 

地底で住むようになってから数日がたった。あのクズ陰陽師からさとりを守ってから、随分とさとりの様子がおかしくなった。

 

俺と顔を合わせる度に真っ赤になったり、話しかけたら驚いて口ごもったり、一体なんだろうか?以前四天王力の鬼勇儀にこのことを話したら、「とうとうあの悟り妖怪姉にも春が来たかぁ」なんて言ってたし、全然意味がわからん。

 

人間と共に生活してきた俺でも分からないことがあるとは……妖怪は恐るべし生き物のようだな。

 

 

 

 

『さてと……今日は何しようかねぇ。正直な所前世みたいなハチャメチャ生活なんてもうコリゴリだし、このまま平和に暮らせたらいいもんだがなァ……』

 

 

 

 

そう呟きながら俺はベッドに横になる。さとりが「エボルトさんは何もしなくていいですよ」なんて言うからすることもねぇし、みんなも徹底して何もやらさてくれねぇし、たまにこいしが無茶振り言うぐらいだな。

 

今更だけどこいしの無茶振りって結構無理があるよな?なんだよ、フライパン六刀流って、どこの人外戦国侍だよ!いくらなんでもフライパン六刀流で料理は出来ねぇわ!

 

こいしの無茶振りに対する愚痴言ってたら眠くなってきた。少し眠るとするか。屋敷では何もしてないのにこいしのおかげで肉体と共に精神までもが疲れてくるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜精神世界〜〜

 

 

 

 

睡眠を取り始めて数秒で目が覚めた。だが、俺の目に映ったのは知ってる天井ではなく赤く染った空と蒼い月だった。

 

ここはどこだろうか?少なくとも俺はこのような世界は知らないし、来たことも無い。だとすると誰かに連れてこられたのか?いや、でも眠ってからまだ数秒しか経ってないし、こんな早業で連れてくるなんて紫ぐらい出来るやつ思いつかねぇ。

 

 

 

 

「やぁ、僕の予想してた通り来たみたいだね」

 

 

 

 

そんなことを考えていたら後ろから声をかけられた。振り返ってみれば俺が今憑依している人間……神崎零夜が立っていた。

 

 

 

 

『お前は……まさか零夜か?』

 

 

 

 

「うん。そうだね。僕は零夜。君が憑依している神崎零夜その人だよ」

 

 

 

 

零夜は見た目通りの年齢ではない。それは俺は零夜の体に憑依してからずっと疑問に思っていることだ。ある程度の記憶は何者かによって封じられているものの、俺が見た記憶の中には初代博麗の巫女がいたり、妖怪の山で鬼達と喧嘩していたりと、年齢と時代が矛盾している存在だ。人間というのは長くても百年ぐらいしか体が持たない。それ以上は生きられずどんな人間も死ぬ。だと言うのに、こいつはもう数千年は生きている。

 

人間と呼ぶには些かおかしすぎる。こいつが俺みたいに人外系の存在ならまだしも、DNAは人間だ。そんな数千年も生きられるとは思えない。

 

 

 

 

『お前は本当に人間か?』

 

 

 

 

「あはは。やっぱり気づくよねーそこに」

 

 

 

 

零夜は心底面白そうに笑う。

 

 

 

 

「まぁ、君の想像通り、僕は人間じゃないよ。DNAは人間だけど、中身はね」

 

 

 

 

『俺と同じように憑依しているのか?』

 

 

 

 

「いいや?違うよ。僕は人間でもあり、妖怪でもあり、神でもあり、そして世界でもある。これはヒント。この世界で過ごすことになった君に対する大ヒントだよ」

 

 

 

 

人間でもあって妖怪でもあって神でもある?しかも世界でもあるって……なにその厨二病みたいな発言は。

 

 

 

 

「まぁ、信じられないと思うし、深く考えなくてもいいよ。それと……一応このボトルを君に渡しておこうかな」

 

 

 

 

そう言って零夜が渡してきたのは三本のボトルだった。一つは五芒星の紋様がある紅白のボトル。もう一つは魔理沙の使う八卦炉のような形がついた黄色のボトル。最後は何も紋様のない白いボトルだった。

 

俺は三本のボトルを見てから零夜を見る。

 

 

 

 

「これは君にあげるよ。紅白と黄色のボトルはベストマッチするから。それと最後のボトルは、君が本当に何かを守りたいって思った時に使えるようになる。その時にエボルドライバーにライダーエボルボトルと共に使うといいよ」

 

 

 

 

『お、おい!』

 

 

 

 

そう言って振り返った零夜は歩き出す。徐々に姿が霧のように消えていく。

 

 

 

 

「僕の代わりに、この幻想郷のことは任せたよ」

 

 

 

 

この言葉を最後に、俺の視界が真っ黒になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜地霊殿〜〜

 

 

 

 

『おい!待て!』

 

 

 

 

あの奇妙な夢から覚めて、叫びながら寝ていた体を起こす。すると、俺は腹になにか重たいのが乗っかっているのに気づく。

 

俺の腹の上にはこいしが乗っており、いきなり起き出した俺を見て驚いていた。

 

 

 

 

「ビックリしたぁ。急に起きないでよ。驚くじゃん」

 

 

 

 

『無茶言うなよ……それで、要件は?』

 

 

 

 

「お姉ちゃんがご飯だって」

 

 

 

 

それだけ言うと俺の前から突然消える。もう慣れてしまったが、こいしの能力である「無意識を操る程度の能力」で俺の認識からこいしが消えたからだろうな。

 

それにしても。

 

 

 

 

『幻想郷そのものが人間として生きていたとはなァ』

 

 

 

 

夢の中で出会った零夜が最後に言ったあのセリフで、俺は零夜の正体に気づいた。恐らく幻想郷の管理者である紫も知らないと思う。

 

俺はいつの間にか手に握られていた白いボトルを見る。

 

 

 

 

『俺が本当に守りたい時に使う……かァ』

 

 

 

 

そう呟いた途端、何故かさとりの顔が浮かんだ。感情というのを知ってから初めての感覚だ。アイツの顔を思い浮かべると、少しだけ胸がズキンとする。

 

意味がわからない。俺は星狩り。消滅者だ。こんな愚たらない感情などいらない。そう思いたいのに出来ない。とても苦して辛い。これはなんなんだ?

 

 

 

 

『考えてもしょうがないよな』

 

 

 

 

思考を放棄した俺は取り敢えず飯を食うことにした。何事も飯を食べなければ始まらないからな。誰でもいいからうまいコーヒー作れるヤツいねぇかな?

 

どうやら俺は死んでもコーヒー作りだけは無理なようだし。よくこれで喫茶店なんか開こうと思ったな前世の俺は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜???〜〜

 

 

 

 

全てが闇に包まれた薄暗い空間の中、一人の少女が豪華な椅子に座って眼を瞑っていた。

 

 

 

 

「自らの力を星狩りに託したか……全てを受け入れる幻想郷もこの異変は看過できないようだな」

 

 

 

 

僅かに目を開いた少女は立ち上がって大きく伸びをする。

 

腰まで伸びたサラサラとした白い髪に、血に染まったような真っ赤な瞳。男のロマンの詰まった大きな二つの山。百五十前後の身長でスラリとした脚。透き通るような白い肌。

 

少女は空間を操り、黒と赤の着物を取り出すと一瞬で着る。そして少し自分の姿を確認すると、満足げに頷く。

 

 

 

 

『うむ。今日も我は可愛い。では行くとするか……幻想郷最強の龍神として』

 

 

 

 

少女は……龍神は先ほどと同じように空間を操ると、紫と似たスキマを作る。そしてその中に消えていった。

 

 

 

 

 

 




東方エボリューション【キャラクターデバイス】



フ「やっほーみんな!幻想郷の可愛いアイドルフランちゃんだよー。よろしくね!」
大「大妖精です。よろしくお願いします!」
フ「いやぁ、なんだか展開が面白くなってきたねー」
大「一応この章から本格的になるそうだよ」
フ「お?それはそれでかなり期待できそうだよねー。萌えてきたー!」
大「フランちゃん、それはFAIRY TAILのだよ」
フ「知ってるよ?でも、作者が一向にタグに付けた作品の技を使わないから」
大「それでもダメだよー」
フ「ホント、使いどころがわかんないなら、最初から入れなければいいのにね!という事で今回紹介するのはこの人だよー」




☆西行寺幽々子★




冥界にある白玉楼の主して幻想郷の管理者である紫の唯一の親友。全てに死を与える妖怪桜西行妖の媒体として体を失い、その後亡霊として冥界の管理者になった。生前の記憶は名前以外存在せず、紫との仲も一から始める。ある日突然見つけた本から、西行妖の下には何かが眠っていると知り、春を集める異変を起こして確認しようとしたが、異変解決しに来た霊夢と魔理沙、そして零夜によって止められる。零夜に対しては恋心を抱いており、いつか結婚するとすると紫の前で宣言している。妖夢の祖父魂魄妖忌の行方を唯一知ってる人物。




フ「前々から思ってたけど、お兄様って結構謎の人物だよねー」
大「まぁ、そうだね。今回の話にもなにか怪しい所はあったけど、少なくとも人間じゃ、ないねあの人」
フ「私は好きだけどな〜お兄様の事。むしろ愛してる」
大「そんな恥ずかしいセリフを堂々と言えるなんて羨ましいなぁ」
フ「大丈夫だよ!っと、もう時間も少ないし、次回のヒントいくよー」
大「次回のヒントは『スキマ』見たいです……って、これそのまんまだね」
フ「だねー。じゃあ、」




フ&大「次回もよろしく!!」

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