止むを得ない選択であったが、恋人のレイカをこの手で殺したのは確かだ。
レイカ自身はあの晩の事を覚えていないとは言え、申し訳無さで自然と彼女を避けるようになっていた。
GANTZ部屋への転送が始まる。
そして驚愕する。
なんと新規メンバーの最後の一人として、レイカが転送されて来たのである。
GANTZに対して怒るも、あの例の「新しい命をどう使おうと私の勝手」メッセージが表示されるだけだ。
レイカの他にはサラリーマン4人と幼児が1人。
混乱したままのレイカに必ず守ってみせると断言し、大急ぎでスーツを着させる。
戦場は池袋。
転移後にレーダーを見ると囲まれていた。
オニ星人はこちらの場所を掴んでいるようだ。
どういうことだろうか。
今回はレイカがいるので余裕は無い。
幼児のタケシの面倒をレイカに任せ、風とJJにその護衛を頼んで最初から全力でいく。
雑魚のオニ星人たちはこれまでの敵に比べても動きは鈍い。
そしてコアは股間にあるようだ。
吐瀉液にだけ気をつけていれば容易に勝てる。
問題は人がやたら多い池袋のど真ん中でという点だ。
一般人への被害の広がりを最小限に抑えないといけない。
そして途中からGANTZの光学迷彩が強制的に無効になっていた。
自分たちも星人たちも一般人にまる見えの状態での戦闘。
それでもペナルティは発生しないということは、レイカはいったい何の為に一度死なければならなかったのか。
怒りが滾る。
あらかた雑魚を掃除して移動すると、さっき別れたばかりのレイカが稲葉と騎乗位でファックしてるところに出くわした。
絶対にレイカ本人なわけなく、オニ星人の擬態だ。
稲葉がイッた瞬間にそのオニの首をちょん切ってやる。
呆気なく倒せたのは良いのだが、稲葉こいつレイカ狙いだったのね。
寝取られないように気をつけよう。
次いで火炎を扱うオニ星人に苦戦中の坂田と桜井に加勢する。
既にチーマー連中と女子大生はやられて消炭になっていた。
火炎化したオニ星人の核を見切って光線剣で攻撃し、その動きを止める。
後は二人に任せ、その場を離脱する。
その間、レイカたちは岩石タイプのオニ星人に襲われていたらしいが、風とJJがこれを退けてくれていた。
最後は警官たち相手に大暴れしているボスオニ星人である。
途中でホストっぽい男に率いられた、明らかに堅気ではなさそうな連中たちとすれ違う。
鈴木さんが幕張で襲撃して来たのは奴等だと教えてくれる。
今は攻撃してこなそうなので、とりあえずボスオニ星人退治を優先する。
ボスオニ星人は雷光のような速さと雷撃が売りのようである。
地球人類を皆殺しにすると豪語するだけあって流石に手こずる。
ただ東郷の遠距離からの狙撃が良い牽制になった。
共に戦ってくれる北条、貞代、桜井、宮藤、JJたちも頼もしい。
そして一つ技量が抜けている和泉。
いやいやながらも奴と連携して対処する。
ミッションコンプリート。
転送開始。
生き残ったのは自分も含めて、レイカ、北条、貞代、桜丘、東郷、宮藤、JJ、和泉、鈴木、坂田、桜井、風、稲葉、タケシ、パンダの15人+1匹。
新規メンバーのサラリーマン4人は、残念ながら生き残れなかった。
オニ星人2点×20体、幹部オニ星人20点×2体、ボスオニ星人40点×1体撃破。
120点獲得で合計164点。
100点到達の特典は2番のより強い武器を選択し、その場でマントをゲットする。
スーツにセットすると耐久力やステルスモードの機能と効果時間が大幅に強化されるらしい。
レイカを守る為に使わせてもらおう。
他の100点到達メンバーも2番を選ぶ。
ミッションは隠蔽されず、星人たちの矛先はメンバー以外にも向けられている。
記憶を無くして一般人に戻るのも、リスキーな状況であった。