宝石たちの暮らす浜の東側に位置する、虚の岬。
ここにシンシャが寝泊りしている洞穴がある。夜が来るまで、寝ているかジッとしていて、日が沈んでから見回りに出て、日の出よりも前に戻ってくる、というのがシンシャの生活だ。
だがここのところは、シンシャは昼の間も外に出ることが多くなった。
「…………」
崖際に立ち空を見上げていたシンシャが右手を翳すと、周りに漂っていた毒液が集まって一つの大きな輪になる。
銀色の影が風を切って輪を潜り、シンシャの右腕に停まった。
翼と複数対の赤い目を持った、銀色の動物。
フォスフォフィライトの欠片、なりそこないの宝石数種、そしてシンシャの毒液が混ざって生まれた小翼竜である。
「よしよし……偉いぞ」
撫でてやると、小翼竜ことガルーダは喉を鳴らした。
フォスが口にした言葉をそのまま自分の名前と認識したらしく、宝石たちからもそう呼ばれていた。
「やっと毒液に当たらないで飛べるようになったね」
草の上に座りシンシャの目が優しくなるのを眺めていたフォスは、苦笑と共に言った。
どうもガルーダは毒液にぶつかることを『シンシャに撫でてもらえる楽しい遊び』だと思ってしまったようで、飛ぶたびに何度も何度も毒液に突撃した。
その度に拭いていると布がいくらあっても足りないので、矯正することになったのが、叱ってもあまり言う事を聞かない。
そこで、こうして毒液で輪を作ってそれを潜って飛べたら……つまり毒液に当たらずに飛べたら褒める、ということを繰り返し、その癖を矯正したのだった。
さて、なんでこの二人がガルーダの面倒を見ているか、と言えば宝石たちの間でこの小翼竜の処遇について揉めたことがきっかけだった。
金剛先生は皆に
どれだけ大きくなるかも分からないし、得体が知れないので殺処分する、解剖する、という意見まで出た。
もっとも、殺処分について言い出したボルツは、最悪そういうことも視野に入れなくてはならない、という問題提起として言ったのだろうが。
これらに対しフォスが断固として、シンシャがやんわりと拒否し、ならばということで二人が交代で面倒を見ることになったのだった。
フォスはすでに博物誌、見回り予備役という仕事を持っているため、必然的にシンシャが面倒を見ている時間が長くなった。
以外なことに、この奇妙な生き物の世話について頼りになったのがウェントリコススだった。
宝石たちと違い、小さい姿で生まれ徐々に成長するという特性を持つアドミラビリス族の彼女は、フォスたちよりは子供の面倒に慣れていた。
(月にいた頃は、年少の者の面倒をよく見ていたからの……月の甘い水と砂のせいで意識がハッキリとせなんだが、そればかりは憶えておる。……なにせほれ、ここに戦うと食うしか能のない、めっちゃ世話のかかる奴がおったからな)
思念でそう言っていた彼女は、どこか懐かし気だった。
「…………」
シンシャを見ていると、かつてした約束を思い出す。
(夜の見回りより楽しくて、君にしかできない仕事を僕が必ず見つけてみせるから!!)
毒液で周囲を傷つける自分を疎い、月でなら自分を必要としてくれるのではないかと呟いた彼に、フォスは啖呵を切った。
そして今、シンシャは昼間にガルーダの世話をするという仕事を得た。
しかし、果たしてこれはシンシャを夜から連れ出したと考えていいのだろうか。結局自分は状況に流されただけで、彼に面倒ごとを押し付けただけじゃないか、などとらしくもなく悩んでいたフォスだが、ガルーダを撫でている彼を見ていると、これはこれで悪くないと思えた。
「なんだ?」
「いや、別に。ちょっと見惚れてた」
「ばっ……!」
シンシャの毒液が激しく揺れ、それに合わせてガルーダも体を揺らす。フォスフォフィライト、今日も通常運転である。
「仲がよろしいですねー。あー熱い熱い」
「うわあああ!」
そこへヌッとルチルが現れ、シンシャが悲鳴を上げる。ガルーダも威嚇するように翼を広げて見せた。
「おや、私は嫌われているようですね」
「そりゃあ、卵ん時に鎚やらノミやら色々やって? 解剖しようとか言い出した方ですし」
フォスが顔を引きつらせながらツッコミを入れるが、桶を抱えたルチルは何処吹く風でガルーダを見る。
「とりあえず健康そうですね。……食事が我々と同じ光でよかった」
やはり宝石由来の生き物であるガルーダは、体内にインクルージョンがあるらしく光をエネルギー源としていた。
これで肉なり植物なりだと、足りなくなることも有り得た。
「後で健康診断に来てくださいね。あなたたちもですよ」
「学校に連れていって大丈夫なのか?」
「みんな今はフワモコ月人のレプリカに夢中ですから、誰も気にしませんよ」
シンシャの問いに、ルチルは平然と答えた。
折しも宝石たちの間では空前のフワモコブーム……最後の微小破片が見つかりすっかり調子を取り戻したダイヤが自分の意識がない間に皆がフワモコなシロを堪能したことをずるいと言い出し、レッドベリルがシロを模したヌイグルミを作ったら、これが大流行したこともあって、シワクチャで固めな感触、おまけに悪戯好きの、この妙な生き物には余り興味がないようだった。
それはそれで何か気に食わないのか、シンシャの顔がいつも以上に仏頂面になる。
「そりゃあフワモコなのも可愛いですけどね。このガルーダも十分、可愛らしいと思いますよ、ルチルさん」
「私に言われても困るんですけど」
軽い調子だが強く反論するフォスに、ルチルは呆れた様子だ。
シンシャはこれ以上この話題を続けたくなかったのか、話を変える。
「……ダイヤは元気か?」
「ええ、すっかり。ボルツを追い回していましたよ」
「あー、なんか構い倒してたもんね」
あの後、ダイヤは何だかボルツとの間の距離が近くなった、というよりは昔に近くなった。
無口で不器用な弟の世話を焼きたがる彼に、ボルツは今までとは違う意味で苦手意識が出たようだ。不器用なのはお互い様な兄弟である。
「それで、ルチルは何を?」
「緒の浜に」
それだけ言うと、ルチルは二人に背を向けた。緒の浜は西側、この岬とは反対方向なのだが、まさか二人をからかうために立ち寄ったのか……いや、ガルーダのことを心配して様子を見に来てくれたのだろう。多分、きっと、おそらく。
「緒の浜……そうか、パパラチアの部品探しか」
パパラチア。
かつてルチルの相棒だった、桃色がかった橙色の宝石。
イエローダイヤモンドに次ぐ年長者で、強く、賢く、皆から頼りにされていた。
だが彼は身体にいくつも穴が開いている特異体質で、覚醒と長い眠りを繰り返していた。
ルチルがその穴にピッタリ嵌るパーツを作ることで支えていたが徐々に眠っている時間が長くなり、最後に目を覚ましたのはもう百年以上前だ。
「一人で大丈夫なのか?」
「最近は月人も出ないからね……確か、今日で10日か」
シンシャの声に答えた時、アレキの言葉が不意に思い出された。
(今回の月人の狙いは明らか……アンタよ、フォス)
(でも忘れないで。きっとまた、月人はアンタのことを狙ってくる)
そう、月人は必ずやってくる。
その理由は自分が抱えた秘密、クロことゴジラ。
思えば、クロのこと、腕のこと、そしてガルーダのこと。随分と秘密が増えてしまった。
それを明かした時、みんなは受け入れてくれるだろうか……。
「…………」
「おい、フォス」
気が付けば、シンシャが訝し気にこちらを見ていた。肩に乗ったガルーダも真似してこっちに顔を向けている。
「どうしたんだ、難しい顔して。らしくもない」
「いや……そうだな。いざとなったら、ここで三人暮らしもいいかな、って。もちろん、君がよければだけど」
「は……はあああああっ!? お、おま、ばば、馬鹿言って……!!」
シンシャが思い切り後退りし、ガルーダが楽しそうにパタパタと翼を振る。
フォスフォフィライト、やはり平常運転であった。
「……あ! そうだ!」
そんなシンシャに微笑んでいたフォスだが、揺れる赤い髪を見て思い出したことがあった。
* * *
翌日。
医務室の端、そこに置かれた箱の中にパパラチアは身を横たえていた。
橙色がかった桃色の長くボリュームのある髪が、まるで花のように見える。
色鮮やかな蛾のような虫、発光妖精が何匹かとまっていることもその印象を強くしていた。
フォスが冬の間に見つけて緒の浜に埋めていた赤い宝石……なりそこないのルビーをノミで削り、それをくの字に歪んだ円柱状に組み合わせる。
「パパラチアとルビーは同属、これなら起動確率も上がり稼働時間も伸びるはず……」
パパラチアの胸に石を嵌め込みながら、ルチルは呟いた。それは事実確認や考察と言うよりは、そうあって欲しいという祈りのように聞こえた。
回を増すごとに、パパラチアを目覚めさせるパズルは難しくなっているのだ。
「…………」
フォスが固唾を飲んで見守るなか、ルチルが最後の部品を嵌め込む。
すると、ややあってパパラチアの目が、ゆっくりと開いた。発光妖精が、ヒラヒラと飛び立つ。
二人が目を見開くなか、上体を起こしたパパラチアは体を伸ばし欠伸をすると、自分の身体を見下ろして微笑んだ。
「ふあー……おやおや、今回は随分と派手だな」
* * *
「んー! いい季節だ!」
「……うん」
風を受け、体を伸ばすパパラチアの髪が揺れる。
起きた後、彼は自身を無能だと責めるルチルとしばらく話していた。自分の運がないだけだから、気にすることはないと。
フォスにも聞きたいこと、話したいことはあった。だがそれは、ルチルが一番優先されるべきだ。
そう思っていたのだが、そのルチルは連続徹夜が祟って昏倒してしまった。
すると彼を寝台に寝かせたパパラチアが、外を歩こうとフォスを誘って今に至る。
「ちゃんと寝てるか? 先生の言うことは聞いてるのか?」
「……いや、あんまり」
「悪い子だな」
「そうかも」
たわいのない話をしながら、二人は帯剣して草原を歩く。
相談するべきだろうか、でも……と考えていると、パパラチアの方から声をかけてきた。
「何か、悩みでもあるのか?」
「いや……」
「あるなら話してみろ。俺は言いふらしたりしないし、できないから」
ブラックな冗談に、フォスは苦笑してしまった。
いいや、どうせだ。と腹を決める。
「最近、いろいろと秘密が増えて……」
「秘密、か」
「秘密が増えるたびに、このままでいいのかと思うんだ。皆を騙してるみたいで……」
足を止めたパパラチアは担いでいた剣を地面に立てる。
「これは秘密だが……例えば俺はルチルに、俺のパズルを諦めてもらいたいと思っている……楽させてやりたいんだ」
言葉を失うフォスに、パパラチアは苦笑していた。
「でも、もしこの秘密を打ち明けたら、あいつはどう受け取るだろうな?」
もしも、そんなことを言われたら……ルチルはきっと、自分の努力も想いも否定されたと取るだろう。生きる活力を失ってしまうかもしれない。
あるいはもっと酷く、パパラチアを憎むようになってしまうかもしれない。
「清く正しい本当が、辺りを傷つけ、まったく予想外に変貌させるかもしれない……」
「だから嘘吐いてもいいと?」
「そうは言ってないさ。嘘は嘘だからな。だから俺は今、この秘密をお前に話せて少し楽になった」
パパラチアはフォスを見た。
その目に何だか見透かされている気がして、少し落ち着かない。
「秘密を知った上で、付き合ってくれる奴がいるなら、そいつを大事にしろ。そいつには秘密を作らないようにしろ。……ああ、つまり一人で抱え込まずに誰かに相談しろってことさ」
それが意外と難しいんだけどな、とパパラチアは笑う。
「そうそう、もう一つ俺の秘密を教えてやるよ」
「大盤振る舞いだね……」
「実は俺は、眠っている間に何が起こってるかを、ある程度夢に見て知ってる。あの光る蝶……蛾?がな、教えてくれるんだよ」
「へー発光妖精がね。博物誌に追記しとかないと」
「随分と前に夢の中で蛾が言ったんだ。あなたは知っておくべきだって。ルチルが俺のために頑張ってることとか、それから……ゴジラのこととか」
「ッ!?」
さすがに場を和ませるための冗談だろうとフォスは笑っていたが、すぐに目を剝いた。
目覚めてからルチルも自分もゴジラのことを話していない。知っているはずがないのだ。
驚きや恐れが自分の中に湧き上がり、それからすぐに消えていくのをフォスは自覚した。
どうあれ、目の前の相手はパパラチアで……自分はパパラチアを信じているのだ。
「お前のことも夢に見た。……冬は大活躍だったみたいじゃないか。頑張ったな」
「活躍っつったって、みんなに助けてもらっただけだし。それどころか、他のみんなを巻き込むんじゃないかって……」
「それでいいんだ」
え、と見れば、パパラチアは力強く頷いた。
「誰かに力を貸してもらえたのは、きっとお前がその誰かにとって何かを与えたからだ。形のない喜びとか、嬉しさとかな」
「…………」
「……なあ、フォス。俺たち宝石は、本当はこうして群れる必要なんかないんだ」
誰かと子を成せるワケでもない。光さえあれば飢えないから狩りや畑を耕す必要もないし、誰かからそれをもらう必要もない。月人さえいなければ、外敵から身を守る必要すらなかった。
「だからこそ、俺たち宝石を繋ぐのは、目に見えない物だ。仕事や役割は、それを得るための手段に過ぎない」
それはフォスにもよく分かる。
自分は役目がほしかった。仕事を得て、みんなに認めてほしかった。
「でもそんな繋がりは、容易く失われるものでもある。さっきも言ったが、俺たちは本来、他者を必要とせずに生きていけるから、一度繋がりが切れても切り替えて生きていけた……今まではな」
ジッと、パパラチアはフォスを見ていた。
あるいは、同族越しに見えるゴジラをか。
「だけど、ゴジラが現れた以上、みんな大なり小なり自覚しちまった」
「何を?」
「死、ってやつだ。今まで続いてきた日常が不意に途切れる恐怖。そこにいて当たり前だった奴が、ある時急にいなくなる悲しみ……そいつを知識だけでなく感覚として理解したら、後戻りはできない。誰もが繋がりが切れることを恐れ、切れた繋がりを忘れることができなくなる」
それなら、クロが目覚めたのは、良くないことだったのだろうか。少なくとも以前の宝石たちは死に怯えることだけはなかった。
「そいつは湯が冷めて水になるような、上から石を落とせば下に落ちるような、当然のことなんだ。重要なのは、それとどう付き合っていくかってだけだ。立ち向かうか、受け入れるか、あるいは逃げるか」
それは『死』についての見解にも、ゴジラのことを言っているようにも思えた。
「俺としちゃ、そんなに悪いことでもないと思うね」
「死は何もかも台無しにしてしまうが、命を価値あるものにする……」
それはウェントリコススが語った、アドミラビリスの価値観。本来遠かった死を感じ取ったことで、宝石たちも否応なしにそれを実感することになった。
肯定も否定もせず、パパラチアは微笑んでいた。
「いずれにせよ、これから先、世界は変わっていく。その世界では、きっとこれまで以上に繋がりが大切になる」
「繋がり……」
「『あいつを助けたい』『こいつにいなくなってほしくない』そんな思い、あるいは誰かや何かへの怒りや憎しみでさえも……執着と言い換えてもいい。そういったものに行動が伴った時、強い力を持つようになる。その力で助け、助けられの連鎖が、意味を持つようになる」
この時、フォスの脳裏に浮かんだのは、怪獣たちのことだった。
父も母も失って永い時を孤独に過ごし、だからこそフォスを大切にしてくれるクロ。
あるいは、フォスの中にいる微小生物になり果てても憎しみを絶やさないゴジラの同族。
そして、アレキの中にいるクロの兄弟の億年を超える兄弟愛。
彼らの抱く想いは、単なる動物の本能などでは片付けられない、強烈な意思だ。
それは、クロの記憶にあった人間たちも同じだった。
大切な物を守るため、使命のため、復讐のため、彼らは戦った。
もちろん、怒りによって敵を滅ぼし、クロを守って炎に融けた、彼の父……先代のゴジラも。
今は消え果てたとしても、彼らの意思には強い力が宿っていたのだと、フォスは信じた。
その力が巡り巡ってクロとの繋がりという形で自分を助けてくれたのだから。
「だから、お前が助けてもらったなら、それはきっと意味があることなんだ。巻き込むのが嫌、なんて段階はとうに過ぎた」
それは優しさとも厳しさとも取れる言葉だった。
「だからこそ、お前が築いた繋がりを、大切にな」
「うん、もちろん」
クロ、金剛先生、ウェントリコススとアクレアツス、ダイヤ、アレキにボルツ、ルチルやパパラチア、ガルーダ……それにシンシャ。
もちろん、他の宝石たちも。
フォスにとっては、もう切ることはできない大切な『繋がり』だ。
彼らから色々な物をもらったからこそ、自分もそれに応えていきたい。
「頑張れよ。新しい世界は優しいばかりじゃないだろう。思いが裏目に出ることもある。適わないことだってあるし、強すぎる思いは独りよがりになって誰かを傷つけることもある」
そこまで言って、パパラチアは困ったように笑った。
「ま、全部俺の憶測だ。それに、俺はその新しい世界を見ることはできないしな」
「見れるよ。いつか、必ず」
言い切るフォスに、パパラチアの目に驚きが浮かんだ。
「だって繋がりや思いが強い力を持つ世界が来るんでしょ? ルチルの気持ちはさ、とっても強いもん!」
「ははは、そうだな。世界が変わるなら……そうなる、かも……な………」
心から楽しそうに笑いながら、ゆっくりとパパラチアは目をつぶる。
仰向けに倒れるその体をフォスが支えた。
「聞きたいことは聞けましたか?」
風を受けながら、ルチルがやってきた。
起きてみればパパラチアの姿がなかった時、彼はどんな気持ちだったのだろうか?
「いろいろね。悩みを聞いてもらった」
「そうですか。彼らしいですね……」
声は平坦だが、手が僅かに震えていた。
「ルチル、ごめん。せっかくパパラチアが起きたのに、僕ばっかり話して……」
「構いませんよ。……次に起きたら、話せばいいだけです」
隣に屈みこんだルチルは、手袋をはめた手でパパラチアの髪をゆったりと撫でた。
「そう、次です。私は絶対に諦めません」
強い決意を込めて、ルチルは呟いた。
もし本当にパパラチアの言う、思いが強い力を持つ世界が来るなら、ルチルの願いが叶ってほしい。
そうフォスは思うのだった……。
「と、いうわけでフォス。次に生かすために後であなたの体を解剖させてください」
「…………マジで勘弁してください」
俺の中のダイヤさんが『もっとフォスとシンシャをイチャイチャさせろ』と囁くのだ……。
以下キャラ紹介
パパラチア
硬度:九
靭性:準一級
仕事:見回り(現在は実質引退)
眠れる桃色がかった橙色の宝石。
イエローと同じくらいとされる年長者で、皆から頼りにされていたが、生まれつき体に幾つもの穴が開いている(それこそ蓮の根の如く)特異体質であり、そのせいで永い眠りと覚醒を繰り返している。元々はルチルと組んでおり、彼が改造することで支えていた。
強く、物知りでどこか達観したような、不思議な性格。
発光妖精の助力により、自分が眠っている間のことをいくらか把握している。
なおインクルージョンに怪獣由来の何かはまったく含有されておらず、混じりっ気なしの人間由来の宝石である。小美人ポジでもない。