孤独な神は薄荷色の夢を見る   作:投稿参謀

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低硬度から勇気を取ったら、何も無い

「行かせないぞ、フォス……!」

 

 今まさにかつてない危機を迎えている親友を助けるために走り出そうとするフォス。その前に立ちふさがったのは、銀色の壁……毒液を操るシンシャだった。

 

「シンシャ……!」

「シンシャ、やめなさい」

 

 当然の如く、金剛先生がそれを諫めようとする。だが当のフォスが視線で自分にまかせてくれ、と言っていた。

 

「どうして?」

「どうしてだ? さっきの先生の話、聞いてなかったのか? 月人どもが待ち構えてるんだぞ!!」

「それに今回、先生は助けに来ることができない」

 

 シンシャが叫ぶ度に毒液が大きく揺れて、飛沫が散る。

 ダイヤがオズオズと進み出ようとしたが、ボルツがその肩に手を乗せて止めた。

 

「仮に月人を何とかしたとして、そこからどうする気だ? ゴジラと同格の敵の戦いで、お前なんかに何ができる!」

 

 空の彼方が大きく青と紫の二色に輝き、爆発音が響く。

 確かに宝石たちの立ち入れる戦いとは、到底思えない。だがフォスの目に迷いはない。

 

「できることなら、ある。正直、上手くいくかわからないけど……でもここでジッとしているだけだと、確実にクロを失う。なら賭けてみたい」

「……だったらここを出て、それで何を失うか、わかってるのか?」

 

 シンシャの目には毒液が涙のようにたまっていた。

 彼には分かっていた。フォスフォフィライトが宝石として生きていけるか、それともゴジラに成り果てるかの、ここが岐路だと言うことが。

 

「みんなの仲間であることだ。宝石の一員であることだ。……お前はみんなより、クロを……ゴジラを選ぶのか? ゴジラの方が、俺たちより大切なのか!!」

 

 痛ましい声でのその問いに、だがフォスフォフィライトは虚を突かれたような顔して……それから微笑んだ。

 

「違うよシンシャ。選ぶとか、どっちが大切とか、そういう話じゃないんだ」

 

 シンシャの手を握り、語りかける。毒液がその手を穢すが気にしない。

 

「同族だからじゃない。クロは大切な友達で、だから助けたいんだ。今危ないのが宝石の誰かでも、王様たちでも、金剛先生でも……シンシャでも、僕はきっと同じように行くと思う」

 

 その声は、静かだがその場にいる全員の耳に届いた。

 ジェードはグッと唇を噛み、ユークは目を伏せた。アレキとイエローはお互いに目配せすると頷いた。

 それはゴジラだからでも宝石だからでもない。フォスフォフィライトがフォスフォフィライトだから持つ優しさだった。

 生まれ持った脆さ故に承認欲求と不平不満によって曇りそうになりながらも、それでも他の宝石たちやクロによっていつしか磨かれてきた美徳だった。

 

 一瞬、シンシャは途方に暮れそうになった。

 その優しさにこそ、彼もまた救いを感じていた。結果はどうあれ、自分に最初に手を差し伸べたのは、間違いなく目の前の宝石だった。

 

「だから……」

「行くな!!」

 

 だけど、シンシャもここで止まることはできなかった。

 もはや理屈も何もない、身内から絞り出すような叫びだった。そしてそれはフォスの耳に、確かに届いた。

 

「行けば俺はお前を失う! そんなの嫌なんだ……俺は、俺には! お前が、必要だ!!」

 

 一瞬、ダイヤモンドが目を輝かせかけたが、自重したようだ。

 フォスは衝撃を受けたように硬直した。

 誰かに必要とされることは、特別になりたいと願っていたこの宝石にとって何よりも欲していたことのはず。

 

「……ごめん」

 

 それでも。

 それでも()フォスが止まる理由にはならない。

 もはやシンシャは自分が何をしているのかすら理解できず、大声を上げ、相手に向かって毒液を大量に浴びせかけた。

 だがフォスは強化した腕の一部からエネルギーを……ゴジラの熱線と同じ、青く輝くエネルギーを放出して毒液の膜を散らして突破し、そのままシンシャとすれ違った。

 

「な!?」

 

 一跳びで前庭池を飛び越えたフォスは、薄荷色の残光を残し、走っていった。

 それはシンシャがかつてみた夢そのままの光景だった。

 

 違うのは……。

 

「ありがとう……さようなら」

 

 振り返ったフォスの顔は、シンシャの知る、だが何処か大人びた彼の顔のままだということだった。

 それを最後に、フォスは今度こそ振り返ることなく駆けて行った……。

 

「あ、あ……うわ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!」

 

 毒液に塗れたシンシャは、その場に崩れ落ち、大声で泣いた。

 辺り一面を腐らせ毒して、それでも宝石一人止めることができなかった、己の無力が悔しく、そして苦しかった。

 ダイヤやルチルも、かける言葉もなく毒液を超えて彼を助け起こすことはできない……。

 

「シンシャ」

 

 だが、金剛先生だけは己の服が汚れるのも構わずに赤い宝石に近寄り手を差し伸べた。

 シンシャはまなじりに毒液を溜めて、その手を払いのけた。やり場のない怒りが籠った視線が、壊れた機械に向けられる。

 先生の言うことは理解できるが納得はできず、それでも先生を憎むことができない……そんな複雑な感情で一杯だった。

 

 少しの間、全員がその場に立ち尽くしていた。

 だが……。

 

「ふわあああ……なんなの、この騒ぎは?」

 

 欠伸を噛み殺しながら間延びした声が聞こえた。

 それは漆黒の髪を肩まで伸ばした宝石……武器製造担当のオブシディアンだった。

 起きられずにそのままにされていた彼だが、ようやく起きてきたようだ。背負った大きな何かは、徹夜の成果だろうか。

 

「まったくもう、やっとフォスに頼まれてた剣の修繕が終わったのに……うわ、なにこれ!?」

 

 辺り一面毒液塗れの惨状に丸い目をより丸くし、上擦った声を出す。

 

「ち、ちょっとどうしたのさいったい! 誰かシンシャを怒らせたとか?」

「おぶしー……」

 

 さすがに呑気過ぎる態度にジェードが溜息を吐くが、その時彼の後ろにいる影に気が付いた。

 動ける宝石は武器製造担当の彼以外、全員この場にいたはず。ならば、その影は……。

 

「おはようございます。先生」

 

 雪のように銀白に輝く短髪を揺らし、白い服を着たその宝石は、事務的に挨拶をした。ヒールを鳴らして進む姿も凛々しく、他の宝石たちが呆気に取られても、その姿勢は崩れない。

 

「さっそくですが……この状況について、ご説明をお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

  *  *  *

 

 フォスフォフィライトは薄荷色の風のように雪化粧をした草原を走っていた。

 こうしていると、去年の冬を思い出す。あの時も、こうして走っていた。

 

(フォス……フォス、聞こえるか? 返事をせい!)

「王様?」

 

 頭の中に、ウェントリコススの声が聞こえた。

 そう言えば、王子とやらの襲撃以来話していない。最近は彼女から思念波は拒否していたが、精神的な余裕がなくなって、それができなくなったようだ。

 

(やっとつながったか。まーったく)

「ごめん、王様。今は……」

(あーわかっとる、わかっとる。大方、そっちにも月人が接触してきたのじゃろう?)

「そっちにも、ってことは」

(うむ、我らの所にも現れおった。こざかしくも取引を持ち掛けてきおったわ)

 

 ならば、その内容もだいたいは予想が付いた。

 

(今回の件、クロ殿やお前の手助けをするな。せぬならば、月にいる同胞を何人かこちらに返還するとな)

「そっか」

 

 仲間まで返してくれるとは、大盤振る舞いだ。こっちは狩りにこないだけだってのに。

 

(そんなワケでな、フォス……)

「わかってる。王様たちを巻き込んだりしないさ」

 

 仲間の奪還はウェントリコススにとって悲願のはず。

 アクレアツスも言っていた。自分の優先順位はあくまで家族であると。

 ならば薄荷色の宝石よりも、同族を優先するのは道理だった。それを攻める気はしない。

 

(いや待て、うちの馬鹿亭主(アクレアツス)に何か言われたのだろうが……)

「せめて幸運を祈っててよ。今はそれが一番ほしいから。それじゃあ!」

(おい待て、このノビノビ育った系! 話を最後まで……)

 

 アドミラビリスの王からの思念を断ち切り、フォスは駆ける。

 丘の南端、虚の岬から海を見れば、クロたちの戦いの場はまだ水平線の彼方だ。

 幸いにして海は凍り付いている。最悪、海の底を歩いてでも、できるだけクロに近い場所まで行かなくては。

 

「っと、そう簡単にはいかないか」

 

 だが空に黒い染み……黒点が現れた。

 それも一つや二つではない。見えるだけで二十はいる。三器同時襲来どころの話ではない。なるほど、金剛先生の『かつてない規模』という言葉にも頷ける。

 せめて剣があれば、と思うがない物は仕方ない。

 

「つったって僕一人に随分とオーバーな……」

「ほんと。嫌になっちゃう」

 

 不意に後ろから声が聞こえた。

 

「うわあああ!!」

 

 ビックリして振り返れば、白い髪で片目を隠した宝石が大鎌を手にクスクスと笑っていた。

 

「ご、ゴースト!?」

「はーい、フォス。相変わらず、いい反応」

 

 目を白黒させるフォスに、ゴースト・クォーツはいつもの調子でヒラヒラと手を振る。

 いつものように気配を消して、こちらの後をついてきたのか。

 

「ど、どうして!?」

「心配で、ついてきちゃった」

「きちゃったって……ここは危ない、すぐに戻るんだ!」

「生憎と、その時間はないようだぞ」

 

 金色に輝く発光妖精がヒラヒラと集まり、カンゴームのしかめ面になった。

 その言葉の通り、黒点からは月人たちが続々と姿を現すが、いつもの派手な音楽はない。雲に乗った雑の大軍はいきなりこちらに弓矢を向け、戦意は満々と言ったところか。

 

「ああ、くそ! ゴースト、僕の傍を離れないでよ!」

「もちろん」

「まあ、俺たちも向こうに用がある」

 

 ニコニコとするゴーストに対し、カンゴームはしかめ面のまま海の向こうを睨んだ。その左右に金と黒の二色の発光妖精が並ぶ。

 

「もし本当に()()()が来てるなら……そろそろ、挨拶しないとな」

「……?」

 

 首をかしげるフォスだが、もう悩む時間はなかった。月人の放つ無数の矢が降り注いだからだ。

 

「危ない!」

 

 ゴーストの前に進み出たフォスは、腕を強化して矢を防ぐが、なんと鏃が炸裂した。どうやら以前から 

度々使用してきた宝石爆弾を、ついに鏃としたらしい。

 雨霰と降り注ぐ矢が片っ端から爆発する。

 

「なりふり構わずだな、おい!」

 

 偽物とわかっていても宝石が湯水の如く使い捨てられているのは、いい気分はしない。

 ゴーストは大鎌を振るって矢を弾いていたが、それでも爆発となれば確実にダメージを負う。

 

「ああもう! カンゴーム、みんな、お願い!!」

「はいはい、っと!」

 

 カンゴームの姿がいったん散ると、無数の発光妖精が何処からか飛んできた。

 二色の蛾は雑たちの視界を覆い、彼等の狙いを逸らさせる。だが月人は炎を発する棒のような物を振り、発光妖精たちを焼き払っていく。

 

「みんな……!」

「くそ、長くはもたんぞ! 急げ!!」

 

 二重構造の宝石の声を受けたフォスは、全身を岩のような外皮で覆い、凍った海へ飛び出した。それにゴーストも並走し、時折飛んでくる矢を弾いている。

 慣れた調子で氷の上を疾走し、割れ目を飛び越える。

 だが上空の雲から大きな影が飛び降り、目の前に着地した。

 立ち塞がるのは、いつぞや現れた鎧姿に強面の月人だ。だが手に持つのは鉄アレイのような武器ではなく、フォスの二倍はある自身の身の丈と同じほどの大剣だった。大剣には細かい歯が無数にあり、まるでノコギリのような形状だ。

 

「ッ!!」

 

 強面月人の大剣を交差させた両腕で防ぐ。とんでもない重さと力だが、今のフォスを砕くには至らない。

 

「ッ、があああ!!」

 

 しかし、どういう仕掛けなのか歯が凄まじい勢いで刃に沿って滑るように動きだした。けたたましい騒音と共に火花と薄荷色の細かい破片が飛び散る。

 これはフォスたちが知らぬ、チェーンソーという道具と同じ機構だった。

 

(砕くんじゃなくて()()攻撃か!)

 

 宝石は全身に宿るインクルージョンが記憶を保持しており、体が欠けるとその部分のインクルージョンに宿った記憶を失う。今のフォスがその限りかはともかく、厄介な攻撃なのは確かだった。

 

「フォス!」

 

 ゴーストが後ろから斬りつけると、強面は攻撃を中断し飛び退いてこれを躱した。

 

「フォス、大丈夫!?」

「世話の焼ける奴だな、本当に」

「ああ、ありがとう。平気だ」

 

 三寸ほどまで削り斬られた腕に力を込めて、自己再生させる。痛みはあるが、腕が使えなくなるよりましだ。

 その時、大剣を構えた強面月人の傍に、より大きな影が降り立った。

 体毛に覆われた山のような巨体に、ギラギラ光る七つの目。なにより筋骨隆々とした腕が……六本。

 

「シロ……!」

 

 かつてボルツやダイヤと死闘を繰り広げた、獣の姿をした月人が、唸り声を上げていた。

 

「おすわり! ……だめか」

 

 ダメもとで言ってみるが、効果はないようだ。

 上空には雑を満載した雲がこちらを囲むようにざっと二十器。目の前には規格外の強敵月人が二体。

 

「たった三人の宝石に、いよいよ大袈裟が過ぎる」

「それだけ、あなたのことを恐れているってことよ」

「はあ……人気者は辛いね」

「で、どうする?」

 

 聞かれて、フォスは奥歯を噛み締めた。武器なしで何処までやれるか……いや、やるしかない。

 

「とにかく、隙を見て突破するしかない。援護してくれ」

「いい加減な作戦だな。もうちょっとマシな考えはないのか?」

「ない! 色々やってみて分かったけど、そもそも僕は頭脳労働に向いてない!!」

 

 言い切るフォスに、カンゴームの像はヤレヤレと首を振り、ゴーストはクスリと微笑んだ。

 

「……僕にある物と言えば、勇気だけだ。これだけは失わない」

 

 低硬度から勇気を取ったら、何もない。

 そう、前の冬を共に過ごした彼は言っていた。それはフォスの中で、彼の硬度の問題が解決された今も 一つの指標となっていた。

 増してそれが友を助けるために必要なら、なおさら失うワケにはいかない。

 

「だから!」

 

 フォスは駆けだした。

 雑の爆弾矢の雨を突っ切り、迫る六本腕を潜り抜け、大剣を躱し、同じく駆けだしたゴーストの援護を受けながら。

 只管に、未だ遠くで戦う友を助けるためにフォスは高く跳ぶ。

 

 だがその足に、何かが引っかかった。ワイヤー付きのアンカーだ。

 勢いを殺され氷の上に着地する。そしてアンカーが発射された方向を見れば、やはりそこに月人がいた。

 

「お前か……そりゃ、いるよね」

 

 他の月人とは明らかに異なる硬質な鎧に身を包んだ、その月人の顔には右目から顎にかけて傷のようなラインが走っていた。

 何度も戦った、傷ありの月人だ。

 

「……もう声は聞こえないか」

 

 以前と違い、奴の思念はこちらに届いてこない。何か細工をしたのだろうか。

 素早くワイヤーを断ち切ってくれたゴーストだが、酷く怪訝そうに傷ありに視線を向けていた。

 

「いや、そんな……でもこの気配は……」

「ゴースト?」

「おい、ぼやっとするな!!」

 

 カンゴームの声に促されて足に力を入れるが、シロが二人を跳び越えて前に立ち塞がった。

 後ろには強面月人がにんげんの娯楽に登場する殺人鬼よろしくチェーンソーを振りかざし、傷あり月人も飛び道具をこちらにむけている。

 上空の雑たちはこちらを取り囲むように展開し、弓矢を構えている。

 完全に囲まれてしまった。発光妖精も、もうほとんど残っていない。

 

「いよいよここまでか……」

「いいや、まだだ!」

 

 カンゴームの声を否定し、フォスは走ろうとする。かつて彼が教えてくれた、勇気を信じて。

 だがそこで、雑たちは飽和攻撃を浴びせようとして……一番後方にいる器が霧散した。

 

「!?」

 

 これには宝石たちだけでなく、月人たちも驚愕した。

 霧散しゆく雲から何かが飛び降り、慣れた調子で氷の上に降り立った。

 

「まったく、相変わらず無茶をする。勇気と無謀は違うと言ったのは、お前だろうに」

 

 どこか呆れたように、銀白の髪を揺らして彼は言った。

 新調したのだろうノコギリ型の剣を手にした立ち振る舞いも凛として、ヒールは氷の上に彼を固定している。

 その姿を見た時、フォスはまず驚きで目を見開き、次いで喜びで口元を緩めた。

 

「アンターク……!」

「一夏ぶりだな、フォス」

 

 アンタークチサイト。

 普段は液状だが低温下でのみ結晶化する特異体質の宝石。

 皆に代わって冬の仕事を担当し、寒ければ寒いほど強くなる宝石。

 そしてフォスを助け、またフォスと仲間たちに救われた宝石。

 一つ前の冬にフォスと共に過ごし、フォスに指標を与えた彼が、今そこに立ち、僅かに笑みを浮かべていた。

 




さあ反撃の時間だ。
次回はシンシャたち残された宝石たちの描写に尺を裂く予定だけど!


今回のまとめ。

フォス
原作と同様に、自身が正しいと信じた何かのために、金剛先生と別れ、シンシャを振り切り、走り出した。


月人
フォスと、それを助けにくるだろう()()()の宝石に対するために、この規模の布陣。


ゴースト・クォーツ&カンゴーム
フォスの救援1号
色々思惑はあれど、来た。


モスラ&バトラ
そろそろ()()()しないとね。
……フェアリーたちの分もね!


アンタークチサイト
フォスの救援2号。
来るさ、そりゃあ来るさ!!
実はまだちょっと好調には至っていない。


シンシャ
原作と違い声は届いた。しかし止められななかった。ならば……。
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