『貴方は悪役令嬢に転生することになりました。』
……えっ?
『貴方は悪役令嬢に転生することになりました。転生特典を一つ選んでください。』
…………いや、えっ? えっ?
『特典はこの三つです。』
【魅了】
【絶倫】
【チェンジ】
……あの、転生って俺、死んだんですか?
『はい。死にました。』
死にましたって……。普通最初に言うでしょ! 貴方は○○によって死にました、とか!! なんでいきなり転生先言われるんですか! そもそも転生するかしないかも聞くもんでしょう!? それに貴方は何ですか、神様ですか!?
『はい、私は女神です。そして貴方は悪役令嬢に転生することになりました。』
もっと言うことあるでしょう!!
はぁ、はぁ……。もう、転生することは良いです。まだ生きていたかったですし。
『それでは特典を選んでください。』
いや、待ってくださいよ! なぜ悪役令嬢なんですか! もっと色々あるでしょう!?
『ありません。悪役令嬢だけです』
そんなっ……!? じゃ、じゃあ悪役で良いんで男にしてくださいよ! それくらいできるでしょう?
『できません。貴方は悪役令嬢に転生することになりました。特典を選んでください』
そんな、そんなぁ……。
『【魅了】にしますか?』
まだやりたいゲームや読みたい漫画が一杯あったのに……。
『【絶倫】にしますか?』
それに、それに、まだ童貞だって卒業してねぇのに……。
『【チェンジ】にしますか?』
ああぁぁ……。
………………え? チェンジ? チェンジできるんですか!? お願いします! チェンジで!! 変えてください!!!
『わかりました。特典は【チェンジ】ですね。では、次はより良い人生を送れますように。』
え、ま、待って! 待ってください! まだチェンジ先聞いてません! ねぇ待って!!チェンジして!
『貴方は悪役令嬢に転生することになりました。』
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とある公爵の屋敷で
「貴方、生まれましたよ。今は寝ていますが元気な女の子です」
「おお! コイツは可愛いなぁ! きっと君ににて美人になること間違いなしだ。」
「ふふ、目元なんか貴方にそっくりですけどね。あら、どうしたの? そんなところに隠れちゃって。貴方たちの初めての妹よ。ほら、可愛いでしょう?」
「う、うん。とっても可愛い!」
「ホントだ、可愛い」
「貴方たちはこの子のお兄ちゃんになるのだからしっかり面倒見てあげてね?」
「「うん!」」
「そういえばこの子の名前考えてくれた?」
「ああ、一応考えはしたが結局君がきめるだろう?」
「ふふ、そうね。でもやっぱり貴方の考えてくれた名前も聞いておきたいもの」
「そ、そうか、なら言うか。この子の名前は______にしようと思うんだ」
「まあ、いい名前じゃないですか。ふふ、この子も少し笑ったような気がします。これからよろしくね、______。」
チェンジで!!!
名前はまだ決めてません。何にしようか……。