君、俺と変わってくれない?   作:幻名

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3:ステータス

 

 

 

朝飯はとても美味しかったです。けど出来ることならお米が食べたかったです。

もっと言うなら味噌汁もつけてください。納豆はどっちでもいいです。

 

 

 

 

 

 

 

とまあ別に朝飯はどうでもいいんですよ。食えりゃ何でも。

ということでやって来ましたよー。王都の教会によー。

ステータスを授かりによー! 可愛い可愛い女の子の服でなぁ!!

 

 

キッツイんだよ! 何だよ何でこんな窮屈な服着なきゃいけないんだ!

外行きの服に着替えるとき地味目な服を選ぼうとしたらもっと可愛いのにしなさいと母親が言ってきた。そうして着せ替え人形のように服を着せてきてあれでもないこれでもないと悩んだ結果、貴族のお嬢様が着るようなフリフリの服だった。

一体俺が何をしたと言うのか。

 

だが一つ疑問が浮かんだ。俺が転生させられたのは女であっても“悪役令嬢”の筈だ。と言うことは貴族だろう。ならメイドって居ないのか?大なり小なりあれど貴族は貴族だ。臣下はいる筈だろう。だが家を出るとき見送りは母と兄(仮)だけだった。

うーん?女にはなったけど悪役令嬢にはならなかったんだろうか。まあ男と政略結婚させられそうになったりしないのはありがたい。

 

 

父親は外で待機してるらしく子供たちが一つの部屋に集められた。皆で授かるタイプか。俺は一人少し離れてるけど。いや、避けられてる?

 

 

 

「おい、あれって……」

 

 

「ああ、初めて見たけど多分……」

 

 

 

 

あん?何か見られてるな。

ハッ、まさか俺が男の生まれ変わりだと気づいて笑っているのか……! 何故だ! 何故気づいて!

 

 

 

「まさか君も今日だとはねぇ」

 

 

 

コイツか?この貴族のお坊ちゃんみたいな奴が俺を女装野郎と噂を流した奴か? ぶち殺してやるぅぅう!

 

 

 

 

「あ、すみません。誰ですか?」

 

 

 

 

まあそんな度胸もなければクソみたいな勘違いが有るわけでもない。だけど遠巻きにヒソヒソ話されんのはウザいな。

 

 

 

「ふん、僕を知らないとは。やはり呪われているな」

 

 

 

 

は?俺呪われてんの?女として生まれただけじゃなく呪われてスタートってなんですか?

というか呪われてんのとコイツ知らないの関係ないだろバカか。やっぱりコイツはとりあえずぶち殺しておくか?いや、男の証潰しておくか?

 

 

 

「君の黒髪黒眼は呪いの証らしいけどどうなんだい?ここは教会だ。解いてもらったら?」

 

 

「あ、別にいいです。はい」

 

 

 

ですわ口調?無理に決まってんだろんなもん。そもそもコミュ障だったんだよ。

挨拶や受け答えくらいなら出きるけど自分から話すことなんでできやしねぇ。内心でバカにするのが関の山よ。

それに女だからって女らしい話し方しなくてもええやろ。基本的に丁寧に喋っとけばなんとかなる。

黒髪黒眼が呪いの証?じゃあ呪われてねえよ。

 

 

 

っと、そうこうしてる間に神父みてーなオッサンが来たな。いやホントどうすんだよ。すげーチートとかないかな。

 

 

________

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 

種族 人間 女

 

HP100/100

 

体力 E

 

魔力 E

 

攻撃 E

 

防御 E

 

速さ E

 

魅力 E

 

運 E

 

 

 

スキル 言語理解Lv6

 

 

 

魔法

 

 

 

加護 ***の加護

 

特殊スキル(特典) チェンジLv1

 

_________

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

無いな

あれ、名前も無いな。まあそういうもんか

 

 

 

 

え、オールEて普通か?最弱系主人公来たか?

 

 

 

 

「あー、知っているとは思うが、表示されているステータスは今の君たちに神が与えてくださった能力だ。子供のウチは力があっても制御できないからな。」

 

 

 

 

なんだ普通か。でも魔法の欄空欄だよな。泣きそう。

 

 

 

 

「スキル、魔法の欄にあるものはその者の才能だ。ステータスを授かる前から魔法を使える者もいたと思う。」

 

 

なんだこのオッサンめっちゃ説明してくれるな。

でもてことは俺は魔法使えないんだろ?努力でなんとかなるとかじゃないんだろ?

 

 

「魔法の欄に無いから魔法が使えないわけではない。あくまでも才能が無いだけだ。頑張れば飲み水くらいは出せるようになる。」

 

 

 

やった!じゃねえよ!バカか!てことは才能ある奴なら頑張らなくても飲み水くらい出せて当然ってことだろ!

 

 

 

「スキルはその者を補助する役割がある。剣術ならば剣での攻撃が強くなるようにな。だがこれもあくまでも補助だ。自分の剣の腕が上がるわけではない。逆に無くても鍛練すれば十分戦えるようになる。」

 

 

 

なるほど。なら言語理解って何だよ。なに?解るだけ?話せないの?書けないの?

 

 

 

 

「ふん。いつまで続けるつもりだあのオッサン。君はどんなステータスだった?呪われていたかい?」

 

 

 

なんで絡んでくんだよコイツ。なに?好きなの?俺は嫌いです。

 

 

 

 

「とりあえず、魔法は無かったです。貴方は?」

 

 

 

というか結局コイツは誰なんだよ。名乗れや。

ん?俺が喋った言葉は通じてんな。ホントになんだ?言語理解って。

 

 

 

「僕は土魔法に適正があったようだよ。スキルには斧術だな」

 

 

 

…………

……

 

 

ほーん。だからなんやねん。話続けろや。

お前と話が詰まろうと別にいいけど居心地悪いじゃん?

なんか周りもめっちゃヒソヒソしてんじゃん?

 

 

 

 

「そろそろ話も終わるだろう。せいぜい頑張りたまえ。次に会うとしたら学園か。それじゃあな。」

 

 

 

 

あ、オッサンの話聞いてたのか。何だよちゃんとしてんな。まああれから魔王がどうの勇者がどうの昔話しかしてなかったけど。

 

 

そんなことより、

 

 

チェンジって、何?

 

 

 

 

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