バグのかけらをひたすら集めるクリームランド在住のデバッガー   作:けっぺん

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Uの守護者/世界の裏側で理不尽を叫んだけもの 【本】

 

 二人を通常では入れない禁断の領域に招き入れる。

 私が通ると再び扉は閉じられた。

 こうして客人を招くことは禁止されている訳ではない。

 そういう例は少ないのだが。そもそもこんなところに入ってくるランカーがまずいないのである。

 

「……まさかウラランカーだったとは」

「これでもそれなりにウラには貢献しているからね。まあ戦う力は他の連中に比べたら無いに等しいが」

 

 大半のナビがその力を示したことで順位を貰っている一方で、私はウラの医者(デバッガー)として貰ったランクだ。

 それゆえに、このランキングを知っている者からは、他者と明らかに比較されているのだが――私としては命を狙われなければどうでもいいことだ。

 ちなみに狙われてはいるのでどうでもよくない。

 ウラは護衛無しでは、スクエアくらいしか歩けないくらいには狙われている。

 そりゃあそうだ。ランカーを倒せばそのランクを奪えると思い込んでいる連中ばかりなのだ。地位を求めて一番弱い相手を狙うのは常套手段である。

 ウラの世界で護衛を必要とする最大の理由がこれだ。

 バラッドが何らかの理由で駄目な時はレヴィアが。レヴィアも駄目な時は世話をしている連中を適当に。

 連中は何かを報酬にしてやれば裏切らずに請け負ってくれる。

 何処に敵がいるか分からないウラだからこそ、そうした小規模の信頼が命なのだ。

 絶対に裏切ることはない者でネットワークを築いておくことは万が一があった時に助かる。各国に知り合いを作り、誰に連絡が付かずとも二十四時間体制で信頼できる護衛を用意できる環境、万歳。

 

『さあ、見えてきたぞ』

 

 長い回廊の先に見えてきた階段。

 まるで神殿のような作りの空間で、私たちを待ち受けるように立つナビが一体。

 青い、日本のサムライ風の鎧に身を包む益荒男。

 右手にレヴィアのものより簡素な、目立った装飾のない槍を持ったナビ。

 私たちが近付くと、彼はウラに住まう者には珍しい、純粋な闘志ある眼で私たちを見据え、槍の石突で床を叩き停止を促した。

 

『待たれい! 此より先はウラの王の御座す玉座の間! 神聖なる領域に何を求め訪れたのか!』

 

 声を張り彼は問うてくる。

 相変わらず暑苦しい。それと、毎回聞いてくるの大変じゃないか?

 

『第六位、エール。危急の要件につき、後ろの二人がセレナードとの謁見を求めている』

『――うむ。セレナード殿よりおぬしが来る旨は聞いている。遠路はるばる、よくぞ参った』

 

 そして二言目にはこうなるのがいつものことである。

 しかし、セレナードに伝えているのは私が客を連れていく旨だけ。

 彼が後ろのロックマンとブルースを見る目は、未だに怪訝なものだ。

 

『して、オモテのナビが何用か――とは、セレナード殿が直接訊ねるべき事項だな』

『ああ。話が早くて助かる。外にいる戦闘狂もこうだと良いんだが』

『アレに話が通じぬのは外に棲み着いた頃より知っていたことよ。いまなお卑しくセレナード殿を狙っているとは……セレナード殿が一言命じてくだされば、拙者が片付けてやるものを』

『まあ、なんだ――もうすぐ一万人らしいし、それまでの辛抱だろう』

 

 彼とヤツは、同じシークレットエリアに住まう者ではあるが、互いに嫌い合っている犬猿の仲というものだ。

 彼は暗殺を旨とし、セレナードを狙うヤツを許せず、ヤツはまっすぐな戦いを求める彼を嫌悪する。

 しかし互いに手を出さないのは、ひとえにセレナードの言葉があるからだ。

 そうでなければ、とっくにあの戦闘狂はこのエリアからいなくなっている。

 

「このナビ……まさか、ヤマトマンか?」

 

 その姿を見て覚えがあったのか、僅かな困惑をもって伊集院少年が尋ねる。

 

『ふむ。我が名を知るか。然り。拙者はヤマトマン。電脳世界一の槍使いなり!』

「な、なんか暑苦しいヤツだな……炎山、知っているのか?」

「……かつて科学省のナビ精鋭部隊、その隊長を務めていたナビだ。ある任務を最後に失踪したと聞いたが……」

『かつての不義を認めぬ理由は御座らん。あの日拙者は、生涯仕えるべき真の主を見出した。それゆえに今、我が槍は此処にあり、この世界の第三位の座を守る。それだけよ』

 

 彼――ウラランキング第三位、ヤマトマンはこの制度が生まれ、十位までの全てが埋まるより前にその座に据えられた、古参の部類に入るという。

 私がウラの世界に入り込む前の出来事のため、詳しくは知らないが、ウラに関連した任務でセレナードと出会い、その圧倒的な力に心を打たれたとか。

 以来彼は基本的にこの場にあり、セレナードの側近にして右腕として動いている。

 単純な槍の冴えであればレヴィアを凌ぐ、規格外の領域である第三位を守るに相応しい存在だ。

 

『昔の話だ。拙者の身の上話は良かろう。武を競う暇もない状況なれば。付いてくるが良い』

 

 ヤマトマンは鎧を鳴らしながら、階段を上っていく。

 私もそれに続き、ロックマンとブルースに従うよう促す。

 シークレットエリアの終端。つまりは、ウラインターネットの最果て。

 階段の先――その高みに、玉座の間はある。

 

 広い部屋だ。

 その奥は光のカーテンで閉じられ、向こうに一つの気配がある。

 声が届く程度の場所で立ち止まると、ヤマトマンは片膝をつく。

 王とはいえ別にそういう存在でもないのだが、これは彼の性分だ。

 

『――よく来ましたね、エール・ヴァグリース』

 

 心の内にまで響く、静かな声。

 静寂の庭園で、池に雨粒が一つ落ちるような、草木を風が凪ぐような、落ち着きを齎す声。

 戦禍の中でさえ誰もの耳に等しく届くだろう。本当に一つの存在から発されているのか、毎度不思議に思える慈しみの声色。

 

『こんにちは、セレナード。早速だが、今回私はおまけに過ぎない。用事があるのは後ろの二人だ』

 

 ウラが持つ雰囲気とは正反対のそれに怪訝な表情を浮かべる二人に場所を譲る。

 あのカーテンが隔てている以上、此方に王の気配は伝わらない。

 ゆえに二人は確信出来ていないのだろう。

 あの先にいる、およそ闇の力の頂点にいるとは思えない雰囲気が、ウラの王だとは。

 

『――……お前が、ウラの王、セレナードか?』

 

 僅かな逡巡の後、いつも通りの冷静さを取り戻したブルースが問う。

 

『ええ。ウラインターネットの頂点に立つ者――それを探しているならば、わたしで間違いありません』

 

 時々、理由があってシークレットエリアの外で触れを出す時。

 王は誰もが思う“王らしい”威厳をもって、ウラ中にその言葉を齎す。

 だが、ここでは別だ。

 セレナードは本来の口調で二人を迎えた。ウラの住人のうち、ごく僅かしか知らない、元の性質のままで。

 

『……オフィシャルよりの任務をもってここに来た。ブルースだ』

『ボクはロックマン――禁断のプログラムを貰いに、ここまでやってきた!』

 

 もう一度、セレナードの瞳が此方に向けられた気がした。

 正気で言っているのか、というところだろうか。

 ひとまず頷いてやる。それだけで、向こうに事態は伝わっただろう。

 

『プロトを狙う者がいると』

『ああ――既にテトラコードは四つ奪われている。秒読み段階だ』

『――話は分かりました』

 

 しかし、望んだ返事は、かえってこない。

 それもその筈。私も話でしか聞いていない禁断のプログラムの危険性は、ウラの王が最もよく知っている。

 

『残念ながら、禁断のプログラムが使い物になるとは思えません。あれは選ばれし者にしか扱えない――資格無き者が触れれば、瞬時にその存在は凍結し、二度と動くことはないでしょう』

 

 ――セレナード自身が動く――ということは、今は出来ないか。

 今は大事な時期だ。そうやすやすと、彼のもとを離れられまい。

 危険な物であることは知っていたが、まさかそこまでのものだとは……とするならば。

 

『どちらかが選ばれるほかない、と』

『その自信があるならば、試す無謀は許しましょう』

 

 カーテンの向こうからふわりと飛んできたのは、青い光を放つプログラム。

 一つのナビマークが浮かぶ圧縮プログラムに囲まれた、ウラの秘宝。

 ……凄まじい容量だな。かの怪物を凍結させ得るとなれば、当然か。

 

『それが禁断のプログラムです。ブルース、それにロックマンと言いましたね』

『……』

『これが……』

『触れることで炎が揺らめけば、その者は禁断のプログラムを扱うに相応しい、選ばれし者。そうでない場合、貴方は二度と目覚めることはないでしょう』

 

 選ばれし者……それが何をもって判断されるのかは分からない。

 だが、プログラムを一目見て分かった。

 ――あれは私には使えないな、と。

 

「……ブルース」

『……はっ』

 

 伊集院少年にも、躊躇いがあった。

 だが、ここで立ち止まっていてはどうにもならないと、ブルースに命じようとして――

 

『ムッ!?』

 

 ヤマトマンが立ち上がり、振り返って槍を構えたことで全員が異変を察する。

 ――雄叫びが上がった。

 何かがこの間に近付いている。

 あのセキュリティドアは私たちが通った後に閉まった筈だ。つまりは――

 

『――セレナード』

『招かれざる客人、という訳ではありません。貴女にとっては複雑でしょうが、新たなる同胞です』

 

 ……ああ、なるほど。

 確かに、とっくに後釜は決まっていると思っていた。

 やはりオフィシャルが情報を掴むよりも先に、新たなランカーは確定していたのだ。

 

 長い階段を数歩で駆けあがり、私たちの前に立つ新人。

 ――いや、人型ではなかったか。

 手足の先にある長く鋭い爪。前かがみの体勢。たてがみの如き意匠と、牙を持つ尖った顔。

 猛獣が、そこにいた。

 

「お前は……!」

『ビーストマン!』

 

 面識があったのは光少年たちのようで、その姿に驚愕する。

 対する獣――ビーストマンもまた、ロックマンを見て忌々しそうな唸り声を上げた。

 

『グルル……久しいな、ロックマン。あの日の雪辱を果たしたいところだが、今は後回しだ……禁断のプログラムをいただく!』

『させるか!』

『なっ――』

 

 駆け出したビーストマンに先んじるように――咄嗟にロックマンは禁断のプログラムに手を出した。

 彼には渡すまいと伸ばされた手がプログラムに触れ、瞬間、眩い炎が沸き上がり、ロックマンにインストールされる。

 ほう、と感心するように小さく息を零したのはセレナード。

 そして唐突なインストールに胸を押さえる無防備なロックマンに襲い掛かる爪を、ブルースが受け止めた。

 

『よくやった、ロックマン! 立てるか?』

『うん――ありがとう、ブルース。そいつはWWWのナビだ、絶対にプログラムを渡しちゃいけない!』

『――下がりなさい、二人とも』

 

 二人がかりでビーストマンを相手取ろうとしたロックマンとブルースが、気付けば私の隣に移動していた。

 ビーストマンはその場に立ったまま。

 どうやら、セレナードが三人の間合いを引き離したらしい。

 

『ウラランキング、新たな第十位。ビーストマンですね』

『そうだ! オレの目的はただ一つ! 禁断のプログラムだ!』

 

 WWW――また、コイツらか。苛立ちはあったが、それをぶつけようとは思わない。

 コイツがどれだけ彼のいた席を汚そうと、この場での戦いはご法度だ。

 

『であれば、諦めなさい。たった今、禁断のプログラムはそこにいるロックマンを選びました。なおもわたしの手に残る残滓では、本来の禁断たる機能は発揮できません』

『ならば簡単な話。ヤツの腹を切り裂き、引きずり出すまで』

『なりません。この王の間において、無粋な戦いは許されない。先の一撃は触れを知らぬ者として不問にしますが、次は無いと思いなさい』

『問答無用!』

 

 話を聞かないヤツ……普通の獣型ナビに比べれば幾らか理知的なのかもしれないが、それでも獣は獣か。

 体勢を低くして突っ込んでくる彼を迎撃しようとする二人を、手で制する。

 

『動かなくていい』

 

 そうして、振るわれた爪。

 まともに受ければ並のナビをバラバラに出来るだろうそれは、まず邪魔者を退かそうと私に振るわれる。

 避ける必要はない。受ける覚悟をする必要もない。

 

『ぐぉあ!?』

 

 爪が私に届く寸前、突然の暴風にでも襲われたように腕が引き戻さる。

 元の位置を過ぎてなお勢いは殺されず後方に向けて引っ張られ――肉体の耐久を超えて腕が肩から引き千切られ、彼方へと飛んでいった。

 

『ォ、ぉお……! オレ、の腕が……ッ!』

『因果応報――』

 

 先程まで腕が生えていた肩を押さえて後退るビーストマンに、セレナードは短く呟く。

 先の言葉は警告であり、脅しでも何でもない。

 しかしビーストマンは耳を貸さず、この場で力を示そうとした。

 ここはセレナードの間だ。王が許可を出さない限りこの場で戦うことは出来ない。そもそも、それが通用するようであれば、ヤマトマンが誰より早く対処している。

 ここにいる限りは、全ての存在はセレナードの加護を受け、安全が約束される。

 抵抗の余地などない。ビーストマン自身が理解しているかは知らないが、既に彼はセレナードの掌中にいるのだ。

 

「な、何だ今の……」

「攻撃すれば私たちもああなる。何があっても、ここにいる内は武器を振りかざしてはいけないということだ」

 

 そうしていれば、セレナードは客人としてその者を護る。

 私たちはただ、こうして立っているだけでいい。

 

『何をやっている! それなら王から倒せばいいだろうが!』

『もしかしてキミのオペレーターは底抜けの馬鹿なのか?』

 

 聞こえてくるビーストマンのオペレーターの声に、流石に心配が生まれる。

 今の一回で理解出来なかったのだろうか。あの先にいる者が、勝てる存在ではないということに。

 

『ガルル……む、無理だ! や、ヤツには歯向かっては、ならない!』

 

 こっちのが遥かに利口だな。

 野生の勘といったところか。ただ一撃でその力の差を理解する辺り、頭の巡りは早いのかもしれない。

 そんな風に、どこか冷めた気分で彼の評価を上方修正するが、それで納得するオペレーターではないようだ。

 

『なら、なんだ! ワイリー様には歯向かうっていうのか! そんなことをしたらどうなるかなど――』

『黙れ!』

 

 ――オペレーターの喚きを、ビーストマンは断ち切った。

 PETとの通信を切ったのだ。ネットナビという役割を考えれば、それは反乱であり、許されざること。

 それに、そうやって逃げた“迷いナビ”はオフィシャルと連携すれば簡単に捕捉され、オペレーターの下に返されることが大半だ。

 だが――ウラの世界ではオペレーターとナビの不和は、一度こういう形で起きると解決しにくい。

 ウラに野良ナビが多いのはそのためだ。何せオフィシャルが簡単に入り込めない場所で、ウラに出入りするような者はオフィシャルと顔を突き合わせて依頼出来ない者も多いからだ。

 そうした、ありふれた決裂の中でも随分特殊な部類がここで起きた。

 ――ランカーが、その証であるウラランキングのデータを持った上で、ランカーしか入れない聖域に立て籠もったのだ。

 

『……どうするんだい、キミ』

『知るか! 今死ぬか後でワイリー様に始末されるかの違いだ! それに――』

 

 錯乱というよりは、焦り。

 セレナードを前にした恐怖もあるだろうが――それによって逃れられぬ結末を悟ったかのような。

 

『オレがデリートされれば即座にワイリー様にそれが知られる! そうなってからより、今から逃げた方がヤツも少しはマシなことになるかもしれねえ!』

 

 ――それは、同情からか、それとも自分から任務を放棄したことへの負い目からか。

 ビーストマンはオペレーターを気に掛ける言葉を叫んだ後、脱力してその場にへたり込む。

 声を聞く限り、傲慢で自分勝手に命令するオペレーターかと思っていたが……違う一面があったということだろうか。

 

『ウラランカーとしての証を持つ以上、この場にいる権利は存在します。暫くはここにいると良いでしょう』

『……』

 

 ビーストマンは答えない。しかし――そうするしかないだろう。

 こうなった以上、外に出ればWWWの標的になる身だ。

 しかし生きてさえいれば、連中がいなくなれば自由となり、その時こそコイツはウラランク第十位としてウラを駆け回ることになる。

 それまでは、セレナードも慈悲を示すということらしい。

 

 まあ、そういう結果になったというなら、暫くはその座にいることを認めてやらんでもない。

 オペレーターを思う言葉さえなければ色々と“用意”も検討していたのだが――ひとまずは及第点だ。

 リカバリーチップを使用し、彼に効果を適用させる。

 修復された腕を暫し呆然と見下ろしていたビーストマンは、やがて憤怒の視線を向けてきた。

 

『人型ナビ――貴様の施しなど!』

『施しじゃない。前金だ』

 

 何を勘違いしているのか。私がWWWのナビに施しなど与える訳がないだろうに。

 

『知らないで入ったのか? ウラランク第十位は私の使い走りなんだ。先代を知っているヤツなら全員が肯定する常識だぞ』

『なっ……』

『なに、真の野生を得ても万全以上のメンテなら約束してやれる。私の呼んだ時だけ色々と助けてくれれば、後は自由にウラを跋扈するがいいさ』

 

 ロックマンの唖然とした表情。バイザーの下の複雑そうな目が透けて見えるような態度のブルース。

 そして呆れた様子のヤマトマンとセレナード。

 彼らの前で私は何の躊躇もなく、新たな護衛役を歓迎する。

 

『ようこそビーストマン、ウラランキングへ』

『…………グルル』

 

 ――キミの後任はWWWだとさ。

 

 素っ気ないところだけが欠点で、あとは完璧だったかつての第十位に、声もなく言葉を贈る。

 そんな中でビーストマンは、甚だ不満そうに小さく唸った。




・ヤマトマン
3の隠しシナリオで登場するナビ。
かつて科学省ナビ精鋭部隊の隊長を務めていたが、その立場を捨ててまでセレナードへの忠誠を誓った。
電脳世界一の槍使いを自称し、セレナードの片腕ともされる存在。
セレナードのいるエリアを守っており、射撃攻撃を弾き返しエリアを奪う足軽を突撃させてきたりとユニークな攻撃方法を備え、それまでの敵とは違った対処を求められる。
本作ではウラランキング三位を務める。
ウラのナビの中でも別格とされる三人のうちの一人であり、セレナードの右腕。

・ビーストマン
3で登場するナビ。オペレーターは犬飼猛雄。
シリーズでも異質な獣型ナビながら、ウイルスと油断して近付くナビを奇襲するなど知恵も回る。
原作では序盤、動物園の事件で犯人として登場するほか、終盤でプロトへの切り札となり得る禁断のプログラムを手に入れるため、ウラランキングに潜入。
V3に強化された状態で八位のナビからランクを奪い、Sを目指すロックマンに再び襲い掛かる。
敗北後は任務の失敗を重く見られ、オペレーター共々処分されてしまう。テトラコード奪取は果たしたのに全国のお茶の間に醜態を晒した砂山氏は脱獄まで手助けしてもらったのに。
戦闘では序盤にしては動きが速く自エリア内に積極的に侵入し、トリッキーな攻撃範囲で攻めてくる難敵。
V3が熱斗の家の犬小屋に湧くことはよくネタにされる。
本作では動物園の事件をカットしたのでここで初登場。
十位の交代が発生したことで争奪戦に参加しこの順位を獲得。正当な権利を以て禁断のプログラムを手に入れようとしたが、セレナードとの絶対的な力の差を恐れ、任務を放棄。
実は任務を負った時点で処分の危機感を覚えており、オペレーターとの別離と引き換えに彼が少しでも助かる可能性を示した。
エールは“彼”の後任がしょうもない輩であれば黙認される程度の手段で片付け欠番にするつもりだったが、彼が見せた気概からひとまず新入りとして認めることにした。これがビーストマンの不幸不条理理不尽伝説の始まりとなるかどうかは定かではない。
エールが『ウラランク第十位は私の使い走り』と発言しており、これを肯定する者は多いが、当然ながらそんな決まりごとはない。何故これがウラの暗黙の了解となっているかは言うまでもないだろう。


ウラの王との謁見と禁断のプログラム入手、そして新入り。
ビーストマン、やはりデザイン的に人気みたいですね。私も好きです。勿論出番なしとはなりません。
彼にはバグ医者のためにウラを走り回る役目と彼女の注文をこなす器用さが求められます。頑張ってください。
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