ー??sideー
??「はぁ~ どうすれば良いのかしらね」ガシガシ
何気ない朝、唯一の親友との軽口の叩き合い、完璧な従者とのティータイム、最愛の我が妹との戯れ。そんないつも通りな日常の一時だった、
??「人間、よね?見たことない服を着て、既に瀕死。と言うかほぼ死んでるような状態だけど.....」ンー
人間であることに驚きはない、ここに落ちていることにもある程度の予測はつく、どうせ
??「見て見ぬフリもできるのだけど、どうせ覗いてるんでしょ?」チラッ
ふと視線を上げて呟く、返事は返ってこない。まぁ予想通りだ、全く......厄介事は勘弁してほしいのだけれど
??「........それだけの価値はありそうね」パチンッ
指を鳴らす、すると目の前に合った瀕死体は忽然と姿を消した。完璧な従者が居ると言うのは実に楽な事ではある、等と考えていると目の前にその従者が現れる
??「先程の者は如何なさいますか?」
と質問を私に投げ掛ける、普段なら人間なんて食用に解体をお願いするのだけど、今回はどうも事情アリって感じがするわね
??「一先ず治療の方をお願い、
生憎私はそういうの向いてないからね、大人しく従者と親友に任せるのが正解よ。私の指示を聞き、従者は完璧なお辞儀をして姿を消した、何度見ても隙がなく完璧だわ
??「まぁいいわ、ちょうど暇を持て余したところだもの。たまには貴女の気まぐれに乗ってあげようじゃない」フフッ
あぁ、あの人間にどんな運命が待っているのか.......
??「退屈しのぎにはなるかしらね」
さあ、せいぜい楽しませてちょうだいね?
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??「あのねぇレミィ、いくら貴女の頼みでも見ず知らずで訳アリ瀕死の外来人を治療なんて嫌よ、先ずは説明してちょうだい。こいつ、何?」ピッ
床に転がる瀕死の人間を指差し、不機嫌に瀕死体に悪態をつく私の親友。まぁ普通に考えれば誰でもそうなるだろう。趣味の読書に耽っていた至福の時間に突然半死体が現れ、後から来たメイドと親友にいきなりそいつの内臓治療を依頼されるのだ。本来ならば情報渋滞が起きて処理落ちするものだ
??「スキマの気まぐれ、ってところかしらね。あとは運命の導きかしら」
1つ目は事実。外来人が
??「......ハァ、ホントに貴女は面倒事を良く拾うわよね、もはや尊敬すら覚えるわ。それでレミィ?治したその後は?まさかとは思うけど、ここに住まわすつもり?」スッ
そう言いながらも腰を上げて、読んでいた本を置き、魔方陣を展開。なんだかんだ口では言いつつ、引き受けてくれるのは、身内に対する甘さゆえだろうけど
??「そのまさかよ、意識が回復し次第自己紹介を兼ねたお茶会を開くつもりだから。参加してちょうだいね」パチッ
??「ウゲェ、.....執事でもさせるつもり?ここのことなら咲夜で事足りてるのでしょう?何をさせるつもりなの?」ポワァ
問いかけは此方に、でも意識は人間の治療に、相変わらず器用な事をする。それでいてこの精度、やっぱりパチェは天才ね。それはそうとして、質問には答えないとね
??「まず咲夜にここでの仕事を、美鈴に体術、貴女に魔法。あとは私の暇潰し相手と、フランの遊び相手かしらね」クイッ
指折りしながらさせようとしている事を言っていく。....人間って簡単に壊れるみたいだけど大丈夫かしら?ちょっと不安になってきたわね
??「ハァ!?私がこいつに!?イヤよ!知ってるでしょレミィ、私は教え子は取らないって!それも人間の!!素養も有るか分からないやつに!!!普通に考えて無理に決まってるじゃない!!!?」
??「ええ知ってるわよ、だからこそ貴女に頼むの。私が知り得るなかで最も魔法に長けた貴女にね」ニコツ
この地に移り住んでから早数年、幾人もの魔法使いを見てきた。皆何かに長けた素晴らしい使い手で、本気でやりあえばそこそこに苦戦は強いられる者達ばかりだ。それでも、パチェは群を抜いている。この嫌がらせのような頼み事も、信頼した彼女にだからこそ言えるのだ
??「ホントッにずるいわよ、貴女」
??「心の広い親友に感謝ね♪」
脅しでもなく、かといって即答する仲でもない。けど確かなる、私達の信頼の形
??「良いじゃないの、時には不確定な未来に歩いて行くのも楽しいものよ」
さあ、あなたはどんな