補給途絶鎮守府   作:フユガスキ

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4章、本当に短かったですね。5章は物語は落ち着いていると思います。


第五章
姉妹艦を知る


 今、俺はすごく死にたい。

 いや、死にたいわけではないのだ。ただ、恥ずかし過ぎて穴があったら入りたくなっているのだ。

 

 先程までの恥ずかしさとは違うベクトルの恥ずかしさである。そして、気まずい。そこはかとなく、気まずい。

 

 昔からこうなのだ。感情が昂ぶると、完全なる黒歴史を作る。いつもそうだった。

 あーもう、ホント、ハズい。

 

 何とはなしに海を見て白露達の帰還を心待ちにしているが、ジンツウがこちらをチラチラ見ながら距離を取るため落ち着かない。

 というか、ジンツウって何だよ。陣痛か?だけど、発音が違ったような…。どちらかというと神通力の神通と同じだ。

 あと、白露や川内も漢字がわかりづらい。白露はギリギリいけるとして、川内は無理だ。読むとしたらカワウチであるし、書くとしたら仙台だ。軍艦というのは難しい言葉しか使わないのだらうか。

 

 しばらくすると、海の向こう側に黒い点が見える。

 どんどんと近づき俺の視覚でも分かるぐらいに接近すると、どうやら白露と川内だということが分かった。

 そして、見慣れた船も一緒に来ている。

 

 神通はようやく白露達に気づいたのか「ぁ、川内姉さん」と呟いていた。

 

……姉さん?姉さんというのは、俺の知っている姉さんと同じだよな?

 つまり、川内と同じ型の船ということか。確かに衣装も似ているし、分からなくはない。しかし、それにしては随分と雰囲気が違う。夜戦が好きそうな感じがしない。

 

 そして、白露達艦娘と船が砂浜に到着し、ぞろぞろと上陸する。もう一度言おう、白露達艦娘と船である。

 

「白露と神通さんっぽい。よろしくっぽい!」

 

「夕立。その人は白露じゃなくて提督だよ」

 

「ひえぇぇ。蒸し暑いです」

 

「この霧島の分析が間違ってなければ、この方が提督ですね」

 

「はっ、無人島に北上さんと二人っきり…そのためにはコイツラを退かさなければ…」

 

「大井っち、なんか顔怖いよ?」

 

 喋った順に、赤い目をした夕立と呼ばれる艦娘、そして夕立を宥める艦娘、巫女服の改造した物を着ている艦娘、同じ服を着ている自称霧島、北上さんという人と二人になりたそうな大井っちと呼ばれる艦娘、そして大井っちと呼ぶ艦娘。

 他にも青髪をツインテールにしている艦娘や、ダンケダンケ言っている艦娘に、同志同志言っている艦娘もいる。

 

 ちなみに、自称霧島の指し示す方向には白露がいる。よって分析は間違っている。

 

「説明してくれ、白露」

 

「うん、あたしにも分かんない」

 

 若干、背の高くなっている白露を見上げる。何でこいつ背が伸びてんの?

 

「それは、僕から説明しよう」

 

 そう言って、船から出てきたのはα中尉である。そして、後ろからもう一人、黒い軍服を着た女性が出てくる。

 

「少尉でありますな。私は烈風拳の使い手、受けて見るであります」

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