補給途絶鎮守府   作:フユガスキ

135 / 254
2章の後半あたりを読んでいると、かなり文章が雑になっていて、書き直したいと思いつつ、書き直せる気力もないため、放置というのが現状。


乙女の夜の話

 空が暗くなり、月が空に輝いている。

 いつもより少し明るい外を眺め、俺は黄昏れていた。

 

「はぁ」

 

 人には性欲と呼ばれる欲求がある。

 食欲、睡眠欲のように満たすことが必要な欲求だ。そして、俺は他の二つを満たしたため、残り一つの欲求が暴れ始めたのだ。

 

 下世話な話だが、最初から共に過ごし、苦楽を共にする。そんな相棒とも呼べるモノは、難なく自慰行為に使用できた。

 だが、どうだ、女子のモノは。自分でヤるにはグロテスクである。おそらく、女子から見た男子のアソコがグロい様に、男子から見ればグロいのだ。

 

 なら、見なければいいじゃないか。そう思う人もいるだろう。しかし、ここには艦娘と妖精がいる。

 後ろに振り向けば壁も隔てずに艦娘が見えるし、青妖精は俺の頭から離れない。

 

『そんなにしたいなら、外ですれば?」

 

「露出狂か」

 

 完全に心を読む青妖精に、溢れんばかりのパゥワーで右ストレートをかましたい衝動に駆られつつ、色々な衝動を抑えて床に寝転ぶ。

 

「固い」

 

 木の床はとても固く、これならば砂浜のほうが寝やすい。とはいえ、もう三日目なので慣れてきた。

 

 それはいいとして、問題なのは白露達だ。

 急に笑ったり、静かになったりしてどうにも寝づらい。女子の会話を聞くのはタブーだと思っているが、この至近距離で会話していて、内容が入ってこないわけがない。

 

「そういえば白露って、提督の前にも提督がいたんでしょ?」

 

「そうだよ。θ中将の艦隊だけど、あまり戦ったことなかったなぁ」

 

「中将ですか。では、戦艦の指揮を執られていたのでしょうか」

 

「あー、いや、よく駆逐艦を秘書艦にしてたし、どうだろ?」

 

「珍しいね。水雷戦隊を中将が使うなんて」

 

 水雷戦隊ってなんだよ。駆逐艦を使っていれば水雷戦隊なのだろうか。

 であれば、βもα中尉も使っていたので、珍しいこともないと思う。

 

「その、θ中将は仲良くしている方は、いらっしゃらなかったのでしょうか」

 

 別にθ中将に会うわけでもあるまいし、それを聞いてどうすると言うんだ。

 

「あー、η少将はよく関わってるけど、仲が悪そうだったよ。ζ大将はもう亡くなっちゃったけど、仲は良さそうだった」

 

「大将? それは凄いねー。どんな人なの?」

 

「何か、武神?とか呼ばれてたよ。深海棲艦と戦った人なんだって」

 

「人間が? どんな人なの、その人。深海棲艦と比肩できるだけで、相当強いでしょ」

 

 凄いな。少なくとも俺は深海棲艦に立ち向かう気にはなれない。

 

 そう思いながら、瞼も重くなってきたので、俺は眠りについたのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。