補給途絶鎮守府   作:フユガスキ

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彼とはお友達

先程の話というのは、日本に帰ることか?それは無しにされたら困る。そもそも第一目標はこの島からの脱出である。

 

この島で生活するのも嫌だし、帰る場所はないが日本には帰りたい。何よりも化け物及び艦娘と一緒にいるのも嫌である。

 

「そうだな、その代わりと言っては何だが、必要なものを用意しよう。まず、歴史系の書物で、優先して駆逐艦白露についてと、提督業関係はできなさそうだから…」

 

勝手に決定して、未来の展望をたてている。身勝手すぎるだろう。

 

「待て待て、俺は帰る気しかないぞ」

 

「残念だが少尉くんに帰ることは許されない。自分の見た目を把握しているだろう?」

 

は?見た目が関係する?…そういえば艦娘って軍事機密だったな。少し引っかかる部分もあるが、よく分からないので無視する。

 

つまりどういうことだ?今までの4日間の我慢はどうなる?わざわざ帰れることを信じて、10日間は待つつもりだったし、そのために化け物ともちゃんと生活をしていた。

 

…落ち着け。熱くなっては駄目だ。思い通りに行くと思うのは自己中だけだ。深呼吸だ。よし、落ち着いてきた。

 

「TSキタコレ!マジぱねぇっすよご主人さまっ!」

 

「漣ちゃん今は司令官さんが話してるから…」

 

「吹雪、あれは無理よ。諦めなさい」

 

「叢雲さん、ただのしかばねのようだごっこをしてるんですから、起きちゃだめです」

 

「それは、楽しいのですか…」

 

α中尉がどこかに飛んでいき、艦娘らが集まる。ギャグ漫画かな?ピンク髪の娘が手をさしだす。どうやら握手を求められているので、握手をする。

 

「ほああぁぁ、こ、これがTS娘の手!漣は今、猛烈に感動しております!」

 

いちいちリアクション面白いな。名前はサザナミでいいのだろうか。漢字はいまいち思いつかない。白露が前に来てサザナミに手を向ける

 

「じゃあ紹介していくよ」

 

「まず、駆逐艦漣、さんずいに連なるで漣って言うんだよ。それで、α中尉の近くにいるのが駆逐艦吹雪、叢雲のお姉ちゃんだよ。その叢雲の近くにいるのが、駆逐艦五月雨、あたしのかわいい妹だよ」

 

「えーと、その姉とか妹とかってのは何だ?もとは船だろ、艦娘になってからそうなったのか?」

 

艦娘にも血縁者とかいるのだろうか。船のイメージと言っている時点でいないとは思うが、謎な感じだ。

 

「船には型ってのがあってね、あたしは白露型の一番艦、五月雨は白露型の六番艦だよ」

 

なるほど、型ってのは似たような形ってことでいいだろう。そうなると、船の出来た順番になるのか。へぇ、面白いな。

 

「それはそうと少尉くん、さっきなんかタメ口だったよね。そうか、もう友達の関係になったのか。ありがたいね」

 

うるせえ。3人目はキャパシティオーバーだ。というか、α中尉の艦娘は総じてよく喋る。何というか、勢いがすごい。

 

とりあえず言えるのはα中尉の友達にはまだなってない!

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