補給途絶鎮守府   作:フユガスキ

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日照りの砂浜

何事もなく朝をむかえ、今日も一日頑張るか、と気合を入れる。タイミングよくお腹がなったので、食事の用意を…出来なかったことを思い出し落ち込む。

 

今日は珍しく快晴。初日と似た感じである。5日目の朝の感想は寝苦しい、これ一択だと思う。

 

さて、5日目にして今後の方針がなくなったわけだが、ここから何を目指せばよいのだろうか。日本に帰ることは絶対の目標にして、達成のためにどうすべきか。

 

「あつすぎて頭が回んないな」

 

昨日の雨で濡れた服も乾いたが、着る気にはなれない。出来ればこのランニングシャツすら脱いでしまいたいが、人が来れることがわかったので少し羞恥心がある。

 

俺よりも早く起きていた白露すらも、半袖であるが暑そうだ。というか、いつもあの服を着ている、それは寝ている時でさえも。

 

「なあ白露、その服寝づらくないのか?」

 

当然の疑問だ。俺の場合はズボンは履いていたが、上着に関しては掛け布団代わりにしていた。一応寝るスペースは仕切られているので、たとえ半裸でも気づきはしない。

 

「いや、提督の前で下着になるのは問題が…」

 

「別に俺はお前に対して性的感情h…」

 

今なにか違和感があった。そういう感情がないのは確かだ。しかし、そういう人間的な何かがかけている気がする。

 

「あっ、排泄してない」

 

そう、ここに来て5日も経っているのに一向に便意、尿意が来ない。異常事態だ。というか艦娘である白露もしたところは見ていない。いや、見れるわけがないが。

 

「艦娘はトイレに行かないよ?体が全部、吸収しちゃうし」

 

何それすごい。つまりは、人間には毒でも艦娘には効かないということか。それは、イメージ云々と関係がありそうだ。

 

「それは体がイメージで作られてるからか?随分と精巧に作られているが」

 

前の戦闘のとき、白露の体には腸があることを確認している。つまり、消化器官の形は人間と大して変わらないということだ。一概には言えないが。

 

「まあ、もとが船だからね。鉄が食中毒にはならないでしょ?たぶんそういうことだよ」

 

「じゃあこの胸は?船には必要ないし、中学生には刺激の強いものだと思うが?」

 

本当にこれは謎である。船なのか少女なのかはっきりしてほしい。味を感じる機能とかも船にはない要素だと思う。

 

「それは、船って女の子だし」

 

いやいや、うんたら丸とか〇〇次郎とか聞いたことある。少なくとも白露の二十四節気の方では、秋の何かだったから女子の名前ではないだろう。大和だって男子っぽい。

 

「日本の船の名前の付け方って諸説あるんだけど、とりあえず私達は女性名詞だよ」

 

う〜ん納得いかない。だが、本人がそう言うのだったらそうなのだろう。…なんか話が脱線したな。えーと、そうそう、学生服っぽい服装で寝る理由か。

 

「とりあえず、次にα中尉が来たら寝やすい服でも持ってきてもらうようにしよう」

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