「え、えっと君は?」
『ふっふっふー、ていとくになのるななどない』
可愛くないな。まあ、青妖精に聞けばいいか。
それにしても、凄く微妙に白露のものと違う。白露のものは確か、12cm…いや、17cmだったか?まぁ、それぐらいの、えーと、れ、れい?れん?何だったか。
きっとこれもそれと同じ類なのだろう。
『ふ、ふん。ていとくのためになのるわけじゃないんだからね///』
面倒くさい。さっさと名乗ればいいものを。
『わぁぁ、ていとくがおこったー。12cmたんそーほーでーす』
「たんそーほー」
『たんそーほー』
ふむ、全くわからない。だが、おそらく12cmたんそーほーというものが、この砲の名前なのだろう。だから、12cmたんそー砲ということだ。
そして、この妖精がこう喋ったということは、この妖精は12cmたんそー砲の妖精だということが分かる。艤装とかも艤装を制御する妖精が制御していたので、それに沿えば、この妖精も12cmたんそー砲を制御できるのだろう。
「それで、妖精。そのたんそー砲で何が出来るんだ?」
そう、問題はこれが何に使えるか。やっと開発できたものが使いづらいものでは割に合わない。
だが、バカもハサミも使いよう、という言葉がある。つまり、使いようによっては十分な活躍が出来るというものだ。
だから、一つでも特徴があれば、それを使いやすいように伸ばせられる。特徴がないなら付け加えれば良い。そのため、どちらにせよ情報は重要なのである。
『んー、でいりーしょうかとか、きらづけとかかなー』
……ん?何か全く理解できない単語が出てきたのだが。
なんとなく予想をしていたものは、砲撃が出来るだとか、コレコレよりも強いだとか、そういうものだと思っていた。
それがどうだ。でいりー?しょうか?もうこの時点で分からない。しょうかは消化だとか消火だとかの日本語だとして、でいりーとは何だ。少なくとも日本語ではない。
そして、きらづけ。これは本当に意味がわからない。でいりーしょうか、というものが何かを消すか昇らせるのだと予想出来るが、きらづけに関しては予想できない。
『やーいやーい、ばーかばーか』
何か言われているが、まあ事実なのでいいだろう。放置で問題ない。
『こんなからだにかいはつしといて、ほうちなんて…ひどいです』
「変り身早いな!」
この妖精は、ううむ、中々距離感がわからない。どちらかというと、悩んでいる俺を楽しんでいるような。もしくは、こういうやり取りを楽しんでいるような。
どちらにせよ、構ってほしそうに見えるが、実際のところは良く分からない。
『かまえ』
……ホントにプライバシーって大切だよね。
お笑い番組がベタベタなのでベタベタです。作者がベタなものしか書けない訳じゃナインダカラネ。