日課の感想やここすきの確認をしながらニヤニヤして、少しずつでも更新していけたらなぁと思ってますので、是非応援宜しくお願いします。
「提督、人事課の中井さんから通信が入っています。」
大淀が執務室に入って来てからの第一声がそれだった・・・
「そうか・・・代わろう。」
正直相手をするのが面倒だが、無視も出来ないだろう。
「代わりました。北九州鎮守府の葛原です。」
「人事課の中井だ。貴様は着任早々に揉め事を引き起こしているようだな?」
「はぁ?どの件ですか?」
「とぼけるな!!貴様が長門鎮守府の原田提督と協力しなかったせいで、長門鎮守府が壊滅して街にも大きな被害が出たのだぞ!!」
はぁ・・・言い掛かりに付き合うほど暇ではないのだがなぁ・・・
「私は長門鎮守府の管轄ではありませんが?責任を負うべきは死んだ原田提督とその原田提督を傘下に入れていた鶴野提督でしょう?こちらに話を振られても困ります。」
「しらばっくれても無駄だ!!貴様が虚偽の報告で原田提督を騙して、長門鎮守府の戦力を削った事。長門鎮守府の要請を断って哨戒任務を怠った事。長門鎮守府との通信を遮断して連携に大きな障害があった事。全て証言を得ているのだぞ?」
「虚偽の報告をしたと言うのは嘘の証言です。通信記録を確かめて貰えれば分かりますが、長門鎮守府と情報を共有した際に、大本営と佐世保鎮守府と博多鎮守府にも同じ内容の報告をしております。それで騙されたと騒がれるのは心外です。」
「ふむ、つまり残りの2つに関しては事実であったと言うことだな?」
「ええ、そこに関しては原田提督の判断力の無さが問題点でしょう。」
「つまり自分は悪くないとでも言うつもりか?」
「もちろんです。そもそもなぜ長門鎮守府よりも姫級発見場所から近い我々が、長門鎮守府の為に戦力を割いて哨戒任務をしなければならないのですか?姫級の侵攻があるかも知れない状況でそんな余裕はありません。応援を要請するならば我々とは反対側の益田鎮守府か、日本海側を担当している鶴野提督に要請するべきでしょう。にも関わらず原田提督は私にしつこく罵声を浴びせて執務を妨害しましたので、仕方なく通信を遮断しました。これでも何か問題がありますか?」
「ふん・・・まあ、良い。」
まあ良いだと!?なんだかんだとまだ難癖を付けるつもりだと思っていたがどういう事だ?
「とりあえず言い訳は聞いてやった。だが筋は通して貰おうか?」
なるほど、ここから理不尽な要求をしようと事か・・・
「はぁ・・・一応話だけは聞きましょう。」
「現在この一件で大本営に民間から多くの苦情が届いている。特に貴様は民間からの通信を全て断って、何一つ説明をしていないと聞く。」
「それが何か?まさか民間への対応が姫級の対応よりも優先されるとでも言うのですか?」
そもそも今回連絡してきたのは一人二人の話ではない。多数の人間が通信をしてきているのに、全てを対応する余裕など無い。姫級の対応が終わって安全が確保出来れば、少しずつ対応する事も出来るが・・・
「姫級の討伐は横須賀鎮守府の艦隊の仕事だ。貴様の仕事はさほど忙しく無いはずだ。」
「はぁ・・・本気で言っているのですか?」
「ああ、もちろんだとも。」
こちらを嘲るような雰囲気を感じたので、おそらく本気でそう考えてはいないが、嫌がらせをしても大丈夫なくらいには余裕があると思っているのだろう。本当に面倒な奴だ。
「はぁ・・・それで?私にどうしろと?」
「私も鬼ではない。民間からの通信に全て応えるのは難しかろう。だから貴様には謝罪会見を行って貰おうと思っている。それならば一度で済むだろう?」
「・・・つまり今回の一件で民間からの追及を私に集めてしまおうと言う事ですか?」
「そんな事は言っていない。だが今回の一件は貴様にも非がある事だ。ならば謝罪するのが筋と言うものだろう?」
何が筋と言うものだ!?おそらく原田提督の失態を隠したい鶴野提督が、非難の矛先を自分に向けようと画策したものだろう。そう考えると長門市からの通信が多かったのは、すでに長門市に嘘の情報を流して自分を悪者に仕立て上げられていたのだろう。さて・・・どうしたものか?正直こんな茶番は断ってしまいたいが、それはそれでこのクソ野郎に付け入る隙を与える事になる。だからと言ってこの件を受ければ、今回の一件の責任が自分にあると認めるようなものだ。
「一応言っておくがこれは大本営からの命令だから断る事は出来ん。それと軍事機密に関わる事は一切口外する事を禁止する。」
「軍事機密に関わる事、つまり大本営や鶴野提督の不利になることは黙っていろと?」
「解釈は任せるが破ればもちろん罰が下る。」
ふむ、逃げ道を塞ごうとする鶴野提督らしい狡猾な手だな。おそらく会見の場に来るのは鶴野提督の息がかかった者だけだろう。だからそこで大本営や鶴野提督の不正を訴えようが表沙汰にはならないだろう。であればどうやって上手く鶴野提督の思惑を崩すかだな・・・
「分かりました。ですが姫級の一件が片付くまでは鎮守府を離れる事は出来ません。おそらくは明日には片付くはずなので、会見は明日の夕方にして頂きたい。それと質問に関しては事前に質問文を送って頂き、それに答える形式でやらせて頂きます。それで宜しいですか?」
「・・・ふむ、確かに姫級に関しては万が一があると困るからな・・・まあ、妥当なところか。」
「それと会場に関しては鎮守府をあまり長時間離れたくありませんので、鎮守府付近の建物をこちらで準備させて貰います。」
「・・・それは構わんがある程度の大きさを確保して貰うからな?今日中に建物の手配を終えて、私に確認を取る事が条件だ。」
「分かりました。一応何人くらいの人数が入れば良いですか?」
「少なくとも30人くらいは入れる場所を考えておけ。」
こちらの要求を軽く受け入れてくれたな。ずいぶんと余裕があるようだ。まあ、無理な要求はしていないつもりだがな。
「分かりました。ではまた連絡します。」
「ふん、早めに連絡しろよ?」
「ええ、もちろんです。ああ、別件ですが一つ確認しても良いですか?」
「・・・なんだ?」
「前任者の大森提督が残していった物の処分をいい加減片付けたいと思いまして。営倉にある拷問器具等の艦娘虐待の証拠品を憲兵隊に引き渡す許可と、大森提督の私物を売却して鎮守府の予算に加える許可の件です。どちらもまだ返答を頂いていないのですが?」
「ふむ?その件はとっくに許可書を送ったはずだが届いていないのか?」
また嘲るような雰囲気だ。どうせお前が書類を止めているのではないのか?
「いえ、届いていませんね。」
「では何か手違いがあったのだろう。また送ってやるから好きにすると良い。」
「それはこの場で許可を頂いたと解釈しても宜しいのですか?」
「ああ、構わんよ。」
「分かりました。ではそちらも準備をしておきましょう。ではこれで失礼します。」
「ああ、ちゃんと謝罪の内容を考えておけよ。」
その一言で通話は終了した。さて、非常に面倒な状況になってしまったな・・・とりあえず仕込みをしておかないとだな・・・
最近艦娘ばかりのお話だったので、久し振りに人間の悪意のお話でした。今日も主人公に過労が襲い掛かる!?
もうすぐ一周年と言う事で久しぶりにアンケートをしたいと思います。この作品のキャラでの人気投票的なやつです。是非ご参加下さい。
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主人公葛原提督率いる問題児四天王
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大淀
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長門・陸奥
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第七駆逐隊
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川内・神通
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明石・夕張・間宮・鳳翔
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第六駆逐隊
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北上&大井
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青葉&衣笠
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金剛姉妹
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伊19・伊168
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赤城&加賀
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翔鶴&瑞鶴
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白露型姉妹
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島風&雪風
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天龍&龍田
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龍驤・五十鈴・球磨・摩耶・高雄
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朝潮・木曾・陽炎・不知火
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叢雲ちゃん率いる横須賀艦隊
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俺の嫁が出てねぇぞ!!早よ出せや!!