疑心暗鬼提督のブラック鎮守府再建   作:ライadgj1248

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 おかしい・・・一周年記念の大淀ifを更新してから筆が進まない・・・まあ、こんな感じで気紛れ更新ですが、今後とも応援して頂けると幸いです。
 皆さんの感想やここすきやお気に入り登録に高評価に励まされながら、今後も執筆活動を頑張っていきたいです。宜しくお願い致します。


132話(北条のお買い物)

 北条に頼んだ仕事が終わったとの連絡があったので、倉庫区画へと来てみたが・・・北条はとても機嫌が良さそうにしている。なかなか良い掘り出し物があったのだろうか?陸奥もわりと機嫌が良さそうなので、思っていたよりも北条に振り回されずに済んだのだろうか?

 

「北条、頼んだ仕事が終わったと聞いたが?」

 

「ええ、この程度は私にかかればすぐに終わってしまいますわ。おーほっほっほっ!!」

 

「そうか、助かった。それで買いたい物は決まったか?」

 

「そうですわね・・・とりあえず全部買い取りますわ!!」

 

「・・・・・・は?」

 

 ぜ、全部だと!?こいつは今回の仕事の意味を理解していないのか!?オークションに出す商品の値段設定だぞ!?商品がなくなったら意味がなくなるだろうが!!

 

「ま、待て。流石に全部はやめろ。」

 

「あら?私が買いたい物は先に買わせて貰えるという約束でしたでしょう?別に買い叩くつもりはありませんわよ?」

 

「それはそうだが・・・明日のオークションに出品する物が無くなるのは困る。」

 

「ふふっ♪冗談ですわよ♪冗談♪流石に全部は買いませんわよ♪おーほっほっほっ!!」

 

「そ、そうか・・・」

 

 愉快そうに高笑いしている北条だが、こいつは冗談みたいな事を平気でやるので、本気か冗談かがわかりにくい・・・高笑いする北条を見ていると無性にイラッとするのだが、一発くらい殴っても許されるだろうか?流石にやらないが・・・

 

「まず絵画や壺なんかの美術品は良いとして、ベッドやタンスなどの家具類は中古品を使いたくありませんもの。」

 

「ん?家具類も売れそうなのか?」

 

「ええ、しっかりとした作りの高級品なので売れると思いますわよ?ああ、もちろんベッドのマットは廃棄処分するべきですけれど。なんだか嫌な臭いも染み付いていますし・・・」

 

「なるほど、では家具類も売る事にしよう。それで話を戻すがどれを買いたいのだ?」

 

「えっと、これとこれと・・・あとは・・・」

 

 北条はそう言っていくつかの商品を指差していく、途中で陸奥が『え?』と怪訝そうな顔をしていたが、何が気になったのだろうか?

 

「最後にこれですわね。」

 

「まあまあの数だな。」

 

「ええ、今選んだ物はいらないですから、残りの美術品を買いたいですわ。もちろん現金一括払いで構いませんわよ?」

 

「・・・・・・は?また冗談か?」

 

「いえ、今度は本気ですわよ?」

 

 しばらく唖然としていたが、北条は首をかしげるばかりだ・・・どうやら本気で言っているらしい。

 

「さて、どうしたものか・・・」

 

「一つ忠告しておきますけれど、オークションの開催は今日決めて明日開催なのでしょう?高額な絵画をいきなり出されても、買う方も困るので適正価格では売れませんわよ?」

 

「まあ、確かにそうかもしれんな・・・」

 

 そんな高額な絵画やらをまとめて買おうとしている奴のセリフではないと思うが・・・そこは懸念していたところではある。

 

「ですから良い商品は私が適正価格で買い取ったほうがかなりお得だと思いますわよ?」

 

「ふむ・・・」

 

 今回オークションを開催する目的で一番重要な事は、鎮守府の運営資金を稼ぐ事だ。次に謝罪会見と同じ場所で行う事によって、何かしらのトラブルを誘発する事。ついでに前任者の汚職に加担して私腹を肥やしていた奴らへの嫌がらせだ。ここで北条が大量の商品を買い取ったとしても、オークションの開催が出来る程度の商品は残る。質の悪い商品ばかりになる件も、今考えている案ならばさほど問題にはならないはずだ。

 

「良いだろう。北条が欲しいと思う物は全て売ろう。」

 

「流石は葛原ですわ!!判断が早くて助かりますわ!!おーほっほっほっ!!では本郷、あとは任せましたわよ?」

 

「はい、お嬢様。お任せ下さい。」

 

 上機嫌に笑う北条は側に控えていた執事の本郷さんに全てを丸投げした。まあ、本人があれこれ指示するよりもベテラン執事の本郷さんに任せたほうが、問題なく仕事が進むだろうから正しい判断ではある。

 

「陸奥、大淀にこの話を伝えてくれ。それとこのまま本郷さんと売却の手続きと、商品の搬出を担当してくれ。手が足りなければ鎮守府で待機している者に手伝わせて構わない。」

 

「分かったわ。なら赤城と加賀にでもお願いしようかしら?」

 

「それは構わないが、姉妹艦の長門は呼ばないのか?」

 

「うーん・・・長門はちょっと不器用なとこがあるから・・・美術品を壊してしまったらと思うとね・・・」

 

「そうなのか?」

 

 長門と言えば軍人っぽい立派な艦娘だと思っていたが、そんな弱点もあったのだな。まあ、そこは他の艦娘がカバーすれば問題無いか。

 

「ええ、長門は艦娘達の頼れるリーダーって感じなんだけど、細かい作業とかは苦手なのよね。書類仕事とかも苦手なのだけど、本人は凄く真面目だからやる気はあるの。だから放っておくと一人で唸りながらずっと苦戦してしまうから、いつも私が手伝ってあげてるの。長門って実は結構見栄っ張りで、他の娘達にはそういう弱い所を見せたがらないから、私以外の誰かに助けを求めるって事をやらないのよ。困ったものね?」

 

 そう言いつつも陸奥の表情は柔らかく、そこまで困っているようには見えない。陸奥も長門から頼られて悪い気はしないようだな。

 

「そういう事なら今後も上手くフォローしてやってくれ。」

 

「ええ、もちろんよ。あ、この話は他の娘達には言わないでね。お姉さんとの秘密よ♪」

 

 陸奥はそう言いながら人差し指を口に当ててウィンクしてきた。なんとなくそんな動作が似合っているような気がするな。

 

「ああ、分かった。ではあとの事は任せた。」

 

「ふふっ、分かったわ。あ、そうだ。せっかくここまで来たのなら、明石達の所に顔を出してあげたらどうかしら?あの娘達は昨日からずっと大忙しだし、ちょっと気にかけてあげたほうが良いと思うわ。」

 

 そう言われれば昨日から出撃が続いて、それなりに損害も大きかったから艤装の整備も大変だっただろう。そこに呉からの資材と北条が持って来た食材の対応まで・・・様子を見ておいたほうが良いかもしれないな・・・

 

「そうだな・・・少し様子を見てこよう。」

 

「ええ、じゃあ大淀には伝えておくから、明石達を宜しくね♪」

 

 陸奥はそう言って微笑むと、本郷さんの所に行って打ち合わせを始める。やはり陸奥は何かと気配りが出来る優秀な艦娘だな。さて、自分は明石達の様子を見に行くとしよう・・・




 一周年記念アンケートの結果、一位は問題児四天王でした。アンケートの形式上誰に票が入ったのか分かりませんでしたが、おそらく主人公ではないかと考えてます。
 そして艦娘では大淀が一位を獲得しました。他の艦娘達が姉妹艦とかでまとめられているなか、見事単独で勝利を勝ち取ったのは、秘書艦として常に側に居たからでしょうか?と言うことで今さらですが大淀ifを書いてますので、まだ読んでいない方は是非読んでみて下さい。
 『俺の嫁が出てねぇぞ!!早よだせや!!』に入れている方も多かったので、新キャラ総選挙をやってみますので、是非ご参加下さい。
 

新キャラ総選挙(前編) 新キャラとして登場して欲しいキャラの艦種は?

  • 駆逐艦
  • 軽巡洋艦
  • 重巡洋艦(航巡含む)
  • 戦艦
  • 軽空母
  • 正規空母(装甲空母含む)
  • 海防艦
  • 潜水艦
  • その他の艦種
  • 艦娘よりもオリキャラ
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