疑心暗鬼提督のブラック鎮守府再建   作:ライadgj1248

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  食堂に行くと言うことは、出てくるのはもちろん・・・


134話(食堂で北上さん)

 食堂に着くと奥の厨房で数人の艦娘達が慌ただしく作業している様子が見える。あまり余裕はありそうにないか?

 

「んあ?提督じゃん、どしたの?」

 

 ふと声がした方を見ると、食堂の机でだらけていた北上を見つける。休憩中だろうか?

 

「食堂の様子を見に来たのだが、かなり忙しそうだな。」

 

「そだね~急に大量の食材が入って来て、今日は豪勢なパーティーをするんでしょ?普通に人数分の食事を用意するのとは違うみたいで、間宮さんが大慌てしてたよ。出来ればもう少し早く教えて欲しかったってさぁ~」

 

「すまないな・・・私も北条達が到着するまで一切の情報が無くてな・・・北条に振り回されてしまった・・・」

 

 本当にあのお嬢様は急にどんな事をするか分からないから困ったものだ・・・

 

「ああ・・・提督もお疲れみたいだね~まあ、間宮さんがなんとかするって言って、人手を集めて頑張ってるんだから、提督はど~んと構えていれば良いと思うよ?提督は料理に関しては専門外なんでしょ?今声かけるのは邪魔になるし。」

 

「それもそうだな。間宮に頼るしかないか。そう言えば北上は休憩中か?」

 

「ん?アタシも料理は専門外だから、戦場みたいな厨房には入らないよ?たぶん後で配膳とか手伝うと思うけど?」

 

 そう言って北上はヘラヘラと軽く笑っている。

 

「つまり仕事の待ち時間って事か?」

 

「う~ん?そもそもアタシは呼ばれて無いからどうだろねぇ~」

 

「そうなのか?ならなんで食堂に来たんだ?」

 

「あれだよ、大井っちの付き添い?ほら、大井っちって料理上手いから手伝って欲しいって言われたんだけど、『北上さんと離れたくないから嫌です!!』って駄々こねちゃって・・・だからこうしてアタシが応援して、大井っちには厨房で頑張って貰ってるのさ。」

 

 なんとも微妙な理由だったな・・・確かに大井からは戦闘に行く時は、北上と一緒に出撃させて欲しいとの要望があったが、ここまでべったりだったのか・・・ふと厨房の方を見ると、手際よく作業をしながらこちらを睨んでいる大井と目があった。

 

「なるほどな・・・大井にも困ったものだな。」

 

「まあねぇ~大井っちってそういうめんどくさいとこもあるけど、本当は優しくて良い娘だから理解してあげて欲しいなぁ。暴走しそうになったらアタシが手綱を引いてあげるからさぁ。」

 

「・・・善処しよう。」

 

「ちょ!?提督!?なんで目を反らしながら言うのさ!?」

 

「はぁ・・・私は人を理解するというのが苦手でな・・・その場での喜怒哀楽くらいは読み取れるし、欲や悪意で動く奴は理解出来るが・・・」

 

 そう伝えると北上は微妙そうな表情をする。

 

「あぁ・・・提督も提督でめんどくさい感じなのかぁ・・・でもそういうわりには色々と配慮してくれてない?食事とか布団とかは本来支給されるべきものだったらしいからともかく、甘いものをご褒美として渡すとかって絶対に必要なものではないでしょ?」

 

「それは単純に物で釣ってやる気を出させているだけだろ?流石に貰って嬉しい物を渡せば相手が喜ぶ事くらいは分かる。」

 

「んん~?まあ、艦娘は基本的に甘いもの嫌いな娘は居ないからねぇ。ならあれは?出撃前に声をかけてやる気を出させたり、帰って来たら褒めてくれるのは?」

 

「出撃前に声をかけるのは作戦の目的と行動方針をきちんと伝える為だ。それと帰って来たら褒めると言うが、それはきちんと結果を出しているからだ。お前達の上官として仕事を任せた以上、報告を受けたらその結果に対して評価をして伝えるのは当然ではないのか?」

 

「そんなもんなのかなぁ?少なくとも前の提督はそんな事しなかったと思うよ?あ、なんか長々と演説っぽい事はしてたけど・・・じゃあほらあれだよ!?アタシ達の部屋の備品を発注してくれてるらしいじゃん?机やタンスとかはともかく、一部屋に一つ大きな姿見も買ってくれるんでしょ?それって女の子への配慮ってやつじゃないの?」

 

 どうして北上はここまで必死になって、自分が艦娘達に対して配慮している事にしたがるのだろうか?よくわからん奴だ。

 

「それは長門が作った備品リストにあったものだからだ。それに軍属であれば身だしなみにも気を使うべきだ。服装の乱れは風紀と規律の乱れに繋がる。」

 

「うへぇ~規律とかはアタシはちょっと苦手かなぁ・・・う~ん・・・あとは何かあったような気がするんだけど・・・あ!!あれだよ暁がお風呂の時に自慢してた!!ほら?あの頭洗う時に使うやつ!!」

 

「シャンプーハットか?」

 

「そうそれ!!あれこそ配慮ってやつだと思うんだけど!?普通の人は要らないじゃん!!」

 

「だが子供だと必要な者も居るのだろう?響には暁の分だけで充分だと言われたから、あまり使う者は多くないようだが。」

 

 最初の面談で要求するくらいだ。暁にとっては重要な事だったのだろう。別に高価なものでもないしな。

 

「なんだかなぁ?結構配慮してくれてると思ったけど、なんかよく分かんなくなってきたよ。てかよく考えたらアタシは現状に不満ないし、これ別にアタシが頑張る事じゃない気がしてきた。とりあえず提督がめんどくさい人だってのは分かったよ。」

 

 北上はお手上げのポーズをとりながら、やれやれと首を振る。

 

「まあ、真っ当な人間とは言い難いかもな。軍人としては真っ当でありたいとは思っているが。」

 

「うんうん、それさえブレなきゃ良いでしょ。後は長く一緒にいたらそのうちわかるでしょ。」

 

「そんなものか?」

 

「そんなものだよ。たぶん。」

 

「そうか。」

 

 確かに私がここに着任してまだ一週間経っていないのだ。私の知らない事はまだまだ多いのは当たり前か。

 

「ん?・・・提督、大淀がもうすぐ輸送艦隊が帰って来るって言ってるよ。」

 

「分かった。では成果を確認しに行くか。大淀にそう伝えてくれ。」

 

「ほいほ~い。・・・分かりましただってさ。」

 

「では行ってくる。」

 

 さて、どれほどの戦果があるか楽しみだな。




 アンケートにご協力頂いている皆さん、ありがとうございます。現在秋月型が優勢なようで、それを追うように白露型と陽炎型と航空駆逐艦の二人が接戦を繰り広げているようで、なかなか面白い事になっています。
 それと感想を頂いて気がついたのですが、前回の勝者は駆逐艦でしたが、年下系と年上系と言う観点から見ると、かなり接戦になっている事が判明しました。なので急遽おっぱいを求める熱い声に答えて、独断で選んだ艦娘達によるアンケートを実施します。是非ご参加下さい。

おっぱい派の為の新キャラ総選挙

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