UAも80万突破して、100万がそろそろ現実的に見えて来ました。これからも気まぐれ投稿ですが失踪しないように頑張りますので、応援宜しくお願い致します。
さて、食堂の方も輸送艦隊の方も特に問題ないようなので、後は食事の準備が整うのを待つだけだろう。先程横須賀所属の秋月姉妹が倒れた件は原因不明だが、叢雲が問題ないから横須賀の艦娘達で対応すると言っていたので、叢雲に任せるべきだろう。なにか必要なものがあれば言ってくるだろう。ならば体調を崩していた霞の様子でも見に行くか?それならば織田も釈放・・・ではなくて声をかけておくか。
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織田に声をかけようと客室へと足を運ぶと、中から大きないびきが聞こえてくる。どうやら織田はこの客室がずいぶんと気に入ったようだな。とりあえず客室の鉄格子を鍵の束で叩いて、大きな音で織田を叩き起こす。
「うぉ!?な、なんだ!?敵襲か!?」
「そろそろ食事の時間だ。さっさと起きろ。」
「なんだ盟友か・・・あまり乱暴な起こし方はしないで欲しいのだが?」
「なら人が近づく気配で起きろ。」
「無茶を言うでないわ!!普通の人間はそんな能力を持っておらぬ!!」
そういうものなのだろうか?織田が油断し過ぎているだけではないのか?少なくとも自分は余程疲れていない限り人の気配で目が覚めるし、士官学校で同室だった小森も同じだ。つまりこれは織田が鈍感なだけだろう。
「そんな呑気な事を言っていたら暗殺者に殺されるぞ?」
「はっはっはっ!!盟友も面白い冗談を言うものだな!!国防の要である提督を暗殺するなど愚の骨頂!!そんな重罪を犯す者が居るわけがなかろう?」
「ん?お前知らないのか?私は3日前に殺されかけたぞ?」
「なんと!?それは本当か!?」
「ああ、前任者の大森提督と平川元市長の汚職の件も合わせて、それなりの騒ぎになったはずなのだが?」
「そ、そうか・・・着任から一週間も経たずに殺されかけるとは・・・いったい何をすればそんなに恨まれるのやら・・・」
どうやらこいつは本当にあの事件の事を知らないようだ。前任者が何者かに殺された曰く付きの鎮守府で、後任の私が暗殺者を差し向けられたのだから、かなり大事件のはずなのだが・・・やはりこいつの情報網は艦娘関連に偏っているようだな。
「まあいい、そろそろ食事の時間だ。」
「ぬぅ?もうそんな時間であるか?今日は我の着任祝いを盛大にしてくれると言う話だったな。やはり主役が居らねば始まらんよな!!」
ふむ、どうやらまだ寝ぼけているようだな。今日は姫級討伐の祝勝会がメインで、織田の着任祝いはそのついでだ。いや?でもこれがこいつの正常な状態だったか?どちらにせよ戯れ言に付き合うのも時間の無駄だな。とりあえず客室の鍵を開けると、織田がノロノロと客室から出て来て大きく伸びをする。
「ぬぅ・・・やはり営倉で寝ると身体が痛くなってしまうな・・・いつも使っておる北条様から賜った柔らかいベッドが恋しいのぅ・・・」
「はぁ・・・とりあえず霞の所に行くぞ。」
「む?そうであるな。食事の前に我が右腕である霞殿と合流するべきであるな。」
「お前の初期艦だろうが?少しは霞の体調を心配してやったらどうなんだ?」
「ふっ、舐めるなよ盟友?あれは我が選んだ初期艦である。我と霞殿との信頼関係があれば、心配など不要である!!」
何故か変なポーズで全く根拠のない事を言い出したぞ?相変わらずわけのわからん自信に溢れていてかなりイラッとする。これでは霞のこれからが思いやられるな・・・
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コンコンコン
「はい、どなたでしょうか?」
「葛原だ。霞の様子を見に来た。」
「はい、少々お待ち下さい。」
鳳翔の部屋の外から声をかけると、中からそっと鳳翔が出て来た。
「鳳翔、霞の容態は?」
「おそらく重度の疲労だと思います。よっぽど飛行機に乗るのが怖くて、ずっと緊張していたのではないですか?軽く入渠を済ませて今は落ち着いて眠っていますので、出来れば起こさないであげたいのですが・・・」
今は眠っているのか。ならばゆっくりと眠らせておくべきだな。それにしてもやはり原因は飛行機に乗った事か・・・
「なるほど。もうすぐ食事の準備が整うが、食べられそうか?食堂に来るのが難しいならなにか食べやすいものをここに運ばせるが?」
「うーん・・・どうでしょう?それは霞ちゃんが起きてから判断した方が良いと思いますが?」
「それもそうか。ならば悪いがもうしばらく霞の看護を頼めるか?本当ならば鳳翔も今回の祝勝会に参加したいとは思うのだが・・・」
「いえいえ、大丈夫ですよ。こんな状態の霞ちゃんを放っておくのは可哀想ですから。看病は私に任せて下さい。」
こちらの目を見て柔らかく微笑む鳳翔の姿を見て、これならば安心して霞を任せられそうだ。霞の看護を頼む者を考えた時に、真っ先に世話焼きな鳳翔の事が思い浮かんだのは間違いではなかったようだな。
「すまんが宜しく頼む。何か必要な物や人手が欲しい時は、大淀に言ってすぐに手配して貰え。」
「ええ、ありがとうございます。」
「ふむ、我からも一つ良いかな?」
今まで隣で黙っていた織田が鳳翔へと話しかける。鳳翔から少し困った雰囲気を感じるが?ああそうか。
「鳳翔、こいつは今度長門鎮守府に着任する織田で、霞を初期艦に選んだ奴だ。」
「うむ、よく聞け!!我こそはゲフッ!!」
いつものように盛大な名乗りをあげようとしたので、とりあえず鳩尾を殴って黙らせる。どうしてこいつは考え無しに行動するのだろうか?
「静かにしろ。霞が寝ている。」
「ゲホッ!!ゴホッ!!す、すまぬ・・・」
鳩尾を抑えながら咳き込む織田を見て鳳翔がおろおろしている。こんな奴が相手でも心配するとは、鳳翔はかなりのお人好しのようだな。
「それで、鳳翔に何を伝えたかったんだ?」
「ぬぅ・・・ごほん。霞殿が目覚められたら我の事は気にせず、今はゆっくりと休んで英気を養って欲しいと伝えてくれるだろうか?」
「は、はい。ちゃんと伝えておきますね。」
そう言って柔らかく微笑む鳳翔に織田が挙動不審な態度をし始める。こいつは重度の艦娘好きだから、鳳翔に見惚れたのだろうか?うちの艦娘に手を出されても困るので、やはり自由に行動させず、営倉に入れておいて良かったな。
「では私はそろそろ行く。後は任せた。」
「はい、お任せ下さい。」
さて、そろそろ食事の準備が整う頃だろう。食堂に向かうとしよう。
今回のアンケート企画での反省点。
投票期間が明確でなく、次話投稿時までという曖昧だった。
駆逐艦の艦種を選ぶ時に神風型が抜けていた。
おっぱい派のアンケートで既に本編に登場している高雄が入っている。
うん、今後は気を付けます・・・